たまたまですけど、アメリカの図書館と、日本マンガ
に関わる話題を続けますね。
6日付けで、ジョージア州ヘンリー郡の地方紙The Daily
Heraldの電子版henryherald.comに、
「School library receives security system」
という記事が掲載されていました。
これは、アメリカの大化学企業である3Mと、米国学
校図書館員協会(American Association of School
Librarians: AASL)が協力して行っている、「Salute
to Schools」(学校に敬意を)というプログラムについ
て伝えるものですね。
プログラムの内容は、アメリカ国内から選んだ、100
の中高校に、1万5千ドル相当の、図書館からの書籍
盗難を防ぐためのセキュリティ・システムを提供する、
というものだそうです。
ジョージア州からは11校、その中のヘンリー郡から
は、記事で紹介されている、Luella Middle Schoolだけ
が選ばれたとのこと。
プログラムとかシステムについてはともかく、アメリカ
の中高校の図書館からの書籍の盗難も、やはり問題
になってはいるようですね。
で、Luella Middle Schoolのメディア・スペシャリストで
あるAnne Hendricks-Browningさんによると、最も多く
紛失が判明する本のジャンルは、グラフィック・ノベル、
美術書、そして日本のマンガ、なんだそうです。
それだけアメリカの子供達の間で、マンガが人気のあ
ることの証明だとは思うのですが、あんまり素直にも
喜べませんよね。
生徒数1800人以上のLuella Middle Schoolでは、昨年
1年間で、図書室含むメディア・センター全体から紛失
した本は約100冊になるとか。借りたまま返さない子供
がその大部分だとも言われていますが。
日本のマンガは高いし、学校の中の図書館だとあん
まり罪悪感もおぼえないのかもしれませんけど、や
っぱりルールは守って楽しんでもらいたいものです。
というか、逆に1万5千ドルもの予算があったら、
本が何冊購入出来るだろう、という話ですよね。
先日伝えた、トーランス市全体のマンガ・アニメ購
入予算が1万ドルだったんですが、1校だけで、そ
の1.5倍の金額のセキュリティ・システムが必要な
アメリカの公立学校って、一体どうなってるんだろ
うと思ってしまいます。
まあ、企業との繋がりでアレやコレ、みたいな事情
もあるかもしれませんが。
ともあれアメリカの子供達には、まず「ココロ図書館」
でも見てもらって、図書館と、司書さんの仕事の大変さ、
大切さを学んでもらう、というのはどうでしょうか。

