まずひとり言私信?
年内に5作目を出すとしたら、告知のタイムリミット
が迫りつつある推理ゲーム「此花」シリーズ(公式
サイト)ですが、まだ語られていない季節である、
「真冬」を舞台にするなら(冬山は推理物の定番で
すよね)、例年よりは、リリースを遅らせたりもす
るのかな、と個人的には楽観的に考えています。
桜田忍さんの参加により、「3」以降は、美亜子さん
と恵クンと主従関係(笑)にも変化が生じていくので、
確かに「2」は、仰るような2人の距離を楽しむには
最適の期間だと思います。
なので、もし「5」があるのなら、美亜子さんルートと
忍さんルートを完全に別ストーリーにして、美亜子さ
んが忍さんに気兼ねなく、恵クンを思う存分オモチャ
扱い出来るようにして欲しいですね。←ひどっ
えっと、それからPS2ゲーム「舞-HiME 運命の系
統樹」(公式サイト)は、美袋命ちゃん、鴇羽舞衣さ
んルートに続いて、玖我なつきさんルートをクリアし
ました。
3人の中では、実はなつきさんのそれが一番主役
らしいお話にされていたとも思いますが、詳しくは
またいずれ。
ネタバレにならないことを少し言うなら、3人のお話
は、彼女達がHiMEであることを条件に成立している
ことを考えると、では明確にHiMEではない、深優・グ
リーアさんのルートは、一体どうやって決着をつける
のだろうかと楽しみにもなってきましたね。
今日の本題です。
テレビアニメ「極上生徒会」(公式サイト)は、引き続
き第21話「晴れの日はいつもレイン」を見ました。
第20話については、諸事情でコメントはありません。
す、すみませんっ。
発売の迫ったゲーム版は、CMも始まりましたね。
「舞-HiME」とは違い、全員がたどり着かねばなら
ない結論があるわけでもなく、純粋にキャラクター
の魅力と日常を楽しめる、恋愛アドベンチャーみた
いですね。
いやいや実はそうみせかけて、全員の重い重い過
去話も(一部は現在形ですね)、ちゃんと通過しなく
ちゃいけないとか?
「先生」から、生徒会メンバーそれぞれの「パートナ
ー」として、しっかりとヒロインの力になっていくよう
な展開なら嬉しいですけれど、さすがに16人分では、
それだけの余裕はないかも。
さて第21話本編について。
批評というよりは、いささか感情論になってしまうか
もしれませんが、捨てられた赤ん坊という存在をめぐ
る今回のプロットは、10代未婚少女だけで構成された
極上生徒会が扱うには、微妙で危う過ぎると思えました。
ますべ委員長様も、ご自身のサイトの掲示板で、『「あ
あ、これ描いてる人は、赤ちゃんの世話をしたことが
ないんだろうなあ」ってのがありありと分かっちゃう』
と述べられていて、もちろん僕も経験があるわけでは
ないのですが、そんな描写が象徴するような無理な背
伸び感が、まずあったと思います。
赤ん坊を見つけた際、聖奈さんの「警察に届けよう」と
いう常識論を、奏会長は拒否します。
「母親が戻ってくるかもしれない」という説明は、もし母
親が現われたら、警察に届けた事を伝えればよいの
ですから、反論になっていません。警察に届けても、別
にすぐ遠くの施設にでも送られて、二度と離れ離れにな
ってしまうわけでもないでしょう。逆に、警察に知らせな
いことで、事情を知る他の人が、赤ん坊の行方を知る
情報源を失わせてしまっています。
悪い言い方をすると、極上生徒会は、その理念を守るた
めには、メンバーに限らない他人のプライバシーに介入
することも全く平気な組織なのですが、その活動結果を
受けとめられる大人ならともかく、どうすることも出来な
い赤ん坊まで、同じ論法で扱ってしまうのに、僕は見てい
てとても不安になりました。
最終出動前に、久遠さんは「それこそが極上流ですわ」と
仰ってましたけれど、何流とか、どんな風に事態に関わ
るかということは、実は生徒会側のポリシーの問題に過
ぎず、赤ん坊自身の、本質的な問題とは、なにも関係が
ないのです。
結果として、極上生徒会という組織のアイデンティティ、
つまり奏会長の理想を守るためのエゴが、赤ん坊自身の
安全や幸福のための、客観的な判断よりも優先されてし
まった、と感じてしまったのですね。
これが理念先行ではなく、高みから溜息をついているだけ
の奏会長が率先して、赤ん坊の世話をするような内容だっ
たら、全然印象は違っていたかもしれませんけど……。
理念=自分と現実=他者の線引きを指摘してくれる、「大
人」の不在が、この作品の危うさの象徴になったエピソー
ドだったと思います。そのことを「おせっかい」と誤魔化
せなくなった時の破綻が、今から怖いです。
理念と現実認知のせめぎあいというのは、物語を前に進
ませるための、とても有効な衝突概念なのですが、この
「極上生徒会」の場合、定番プロットの多用が、そのバラ
ンスを上手く機能させていないと思います。
物語を宮神学園内にとどめて、生徒会だからこそ出来る
活躍・状況対処に限定していたら、もっとタイトで筋の
通った作品になっていたのにと、今回は強く感じさせる
内容でしたね……。
【アニメ感想・2005年度-「極上生徒会」の最新記事】

