2006年も、アメリカではたくさんの日本マンガが出
版されていくようですが、その一方で、out of print
――絶版扱いとなり、入手が難しくなっていく作品
も当然あります。
北米市場における最大手の日本マンガ出版社であ
るTOKYOPOPが、小売店向けに、今年1月2日付け
で絶版となった作品のタイトルを発表しています。
TOKYOPOP - NEWS - Out Of Print
http://www.tokyopop.com/oop/
僕はまずtheOtaku.comで14日付けの記事を目にし
ていたのですが、その後Anime News Netwrokでも
17日付けで報じられましたね。
返本の期限は、7月3日までということですから、
在庫がある場合は、それまでにかなりのディスカウ
ント・セールを行うと思います。
以下、同リストで併載されている、昨年5月2日付け
で絶版になったものも含めて、主な日本マンガの絶
版タイトルを並べてみますね。
「CLAMP学園探偵団」
「白姫抄」
「不思議の国の美幸ちゃん」
「20面相におねがい!!」
「すき。だからすき」
「カードキャプターさくら(左開きバージョン)」
「CLOVER」
「学園特警デュカリオン」
「魔法騎士レイアース(左開き)」
(以上全てCLAMP)
「サイボーグ009」(石ノ森章太郎)
「新機動戦記ガンダムW」(ときた洸一)
「こどものおもちゃ」(小花 美穂)
「マーマレード・ボーイ」(吉住渉)
「STONe」(ヒロモト森一)
「Wild☆act」(高田りえ)
「BABY BIRTH」(富田祐弘&美樹本晴彦)
「ブレンパワード」(杉崎ゆきる)
「BRIGADOONまりんとメラン」(渡瀬のぞみ)
「コレクターユイ」(岡本慶子)
「天使のキス」(芦原紀名子)
「ゲートキーパーズ」(後藤 圭二)
「ハーレムビート」(西山優里子)
「地雷震」(高橋ツトム)
「格闘小娘JULINE」(垣野内成美)
「ミラクル・ガールズ」(秋元奈美)
「寄生獣」(岩明均)
「ピーチガール(左開き)」(上田美和)
「セイバーマリオネットJ」(あかほりさとる&琴義弓介)
「美少女戦士セーラームーン」シリーズ(竹内直子)
「怪盗セイント・テール」(立川恵)
「スカルマン」(島本和彦)
「爆れつハンター」(あかほりさとる&臣下れい)
だいたいこんな感じになります。韓国産マンガやシネ・マ
ンガの類はスキップしました。
まず驚くのが、CLAMP作品のまとめて絶版でしょうか。
「ちょびっツ」はベストセラーになりましたし、Del Reyから
出している最新作「ツバサ」も、売り上げチャートの常連
ですから、CLAMPさんの人気が落ちたということではな
いと思います。
旧作が多いことで、単に契約で定められていた翻訳出
版権の保有期間がexpire、終了したのかな、とも想像し
ますが、これらの作品は、あらためて契約を更新する
ほどのセールスではなかったとか?
それと、「マーマレード・ボーイ」や「美少女戦士セーラー
ムーン」「新機動戦記ガンダムW」など、90年代後半に、
アメリカでの日本マンガ・アニメの人気を築く礎となった
作品もカタログ落ちしているのは、とても寂しいですね。
「セーラームーン」なんてクラシック中のクラシックです
し、またいつか新作も必ず作られるでしょうから、出版
権を保有し続ければ、とも思いますけれど。
この辺は、日本側と直接の繋がりを持つ子会社的出
版社と、そうでない出版社の駆け引きなどもあって、色
々と難しそうです。
合点がいかない絶版タイトルは、「寄生獣」と「サイボー
グ009」、それに「こどものおもちゃ」ですね。
「寄生獣」と「009」は、ハリウッドで映画化の話がありまし
たし(「009」はまだ怪しいですけれど、「寄生獣」はニュー
ライン製作、清水崇監督で動いているはずです)、「こども
のおもちゃ」にしてもアニメ版が、FUNimationによって昨年
からやっとリリースが始まったばかりです(公式サイト)。
そういう意味では売り時が続くと思うし、興味をもったアメ
リカ人読者さんにしても、原作が絶版では困ると思うので
すが……。いずれ公開が本決まりになれば、新装出版す
るのかもしれませんけれど。
ともあれ、好きな作品の英語版コミックも集めておられる
方は、急いだ方がいいと思いますです。

