2006年01月16日

「AQUA」第1&2巻、読みました。


アドバイスを受けて「ARIA」の、物語的には直接の
始まりの部分である「AQUA」(全2巻 マッグガーデ
ン刊)の方にも目を通してみました。

天野こずえさん公式サイト「AMANO COMPANY」
http://aria.sunnyday.jp/
マッグガーデン公式サイト
http://www.mag-garden.co.jp/


というか読んでみると、やはり主役はアリア社長にし
か思えない……というくらいのフィーチャーぶりで、
なんとも微笑ましいですよね。
「ARIA」の1〜2巻では説明がなかった、火星猫なる
種族であり、言葉は喋れないけど知能は人間並みと
いう設定もさかのぼって明らかになり、さらに親近感
が増しました。じつは普通に変な猫(?)だと思って
いたんですけれど(笑)。
ヒメ社長との、異種族恋愛大河ドラマの展開はどうな
るかとか、ヒーローとしての活躍はまたあるのかとか、
興味津々です。


ともあれアリシアさんに藍華さん、暁兄さんとのそれ
ぞれの出会いがやっと読めて、「ARIA」が始まるまで
の11ヶ月の時間が埋められ、あらためて灯里さんの
物語と、リアルタイムでこれからきちんと付き合える
気持ちになりました。
ホントはアリスちゃんとも、知らないままで出会いた
かったんですけれど……。
アニメ版は「『ARIA』とシャッフルしてるのかな」という
ことで、時間経過や季節の順列なんかも、同じくシャ
ッフルや省略をされているのだとしたら、ちょっともっ
たいないかもですね。
公式サイトの絵を見ると、灯里さんは最初から片手袋
(シングル)みたいですし……。


short_g.gif


「AQUA」「ARIA」と共通して気づくのは、目線の演出が
重視されている点でしょうか。
見せ場である、見開きや大ゴマで風景の広がる場面で、
灯里さんが主に担当しているのですが、その前後にお
ける彼女の目線の描かれ方が、そういう見せ場に対す
る語り口の流れを上手に導き、読者に感動を与えてい
るいう意味で、彼女は正しい主人公=リーディング・
キャラクターとして機能しています。


漫画でも映画でアニメでもそうですが、現実の人間が
自分の主観以外の視点を得られない以上、第三者視
点から画面を切り取る行為は、なんらかの意味や性格
を備えるものであり、それが映像演出と呼ばれます。
「AQUA」「ARIA」においては、主人公である灯里さんの
主観と心持ちと、作品に対する第三者視点である読者
の視点の交差によって、描かれている世界とキャラク
ター双方への感情移入を繊細かつダイナミックに導い
てくれる感動があるのですね。
そしてそのために、フレームの切り取りサイズが選択
自由の、漫画ならではの手法が、最大限効果的に用い
られていると思います。
目線の重要度に明確に気づいたのは、教えていただ
いて初めて知った(ありがとうございます♪)、カバー
内表紙の四コマ漫画のうち、「AQUA」1巻のそれで、
「何かを見ている」キャラクターの視点が、ギャグの文
脈で指摘されていたからです。この辺は作者さんも意
図的に描いたのでしょうね。


同じことは、キャラクター同士の視線の交わし方にも
言えて、いつも相手の目を優しくまっすぐ見つめてく
れるアリシアさんの、要所で灯里さんを見守ってくれ
る視線があることで、作品全体がとても温かな空気で
満たされ安定していることは、指摘するまでもないで
しょう。
アリシアさんだけでなく、この作品ではそれぞれのキ
ャラクターの関係が、視線の距離や向き合いようなど
で実に細かく描写されていて、上手いです。
灯里さんの「もみあげ」を掴みたがる暁兄さんも、距
離のひとつの表現だと思いますし。
では引き続き、「ARIA」の方に戻りますね。


short_g.gif


ところで、カモミールが近所で見つからなかったので、
ぜひうちまでカモミールミルクティーを入れに来て欲
しいと、奏ちゃんに伝えていただきたいのですが。
学院はほら、男子禁制でしょうし。←だからそんなの
無理ですってば
posted by mikikazu at 10:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミック感想-「ARIA」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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