2012年04月28日

30日午前6時から、北米の百合振興団体YuriconによるYuriパネルの生配信を行います

ニュージャージー州に拠点を置く、北米の百合振興団体Yuricon(公式サイト)と、その代表であるErica Friedmanさん(個人ブログOkazu)の活躍については、かねてよりお伝えしていますよね。
そのYuriconによる初めての試みとして、現地時間4月29日午後5時(日本時間30日午前6時)から、Livestreamによる"live Online Yuri Panel"が生配信される予定になっています。
これは、アニメコンベンションの百合パネルなどで、エリカさんが招待された時に行う定番の百合についてのQ&Aセッションを、生配信で行ってみる、というものなんですね。エリカさんは既に質問を受け付けていますが、もちろん配信が進む中での、生質問もオーケーです。
質問のある方は、メールアドレス yuricon at gmail dot com (atはマークで) までどうぞ。基本的に英語での受け付けになりますが、エリカさんは日本語を読むのも達者な方なので、日本語でも構わないそうです。
日本での配信時間は早朝になってしまいますけれど、その後も再生視聴は可能だそうですから、それぞれの方の余裕がある時に視聴してみてください。

yuricon on livestream.com. Broadcast Live Free

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2012年04月25日

明日4月26日NHKラジオ国際放送で、アラビア語マンガ「Gold Ring」について17言語で放送

かねてよりサポートしている、アラブ首長国連邦ドバイ在住のQais Sedki カイス・セドキさんが原作を手がけ、日本の漫画家コンビ姫川明さん(公式サイト)が制作を担当した、アラビア語マンガ「Gold Ring」(公式サイト)ですけれど、中東圏向けアラビア語放送に続いて、NHKの国際放送ラジオNHK WORLD RADIO JAPAN(公式サイト)で、日本時間の明日4月26日、"Radio Japan Focus"というプログラム内で"Manga Collaboration between Artists from Japan and the United Arab Emirates"と題した、「Gold Ring」を紹介する10分ほどのコーナーが、17言語で放送されます。ページをスクロールダウンしていただくと、"Next week Programs"のところに、番組紹介が確認出来ると思います。

番組では原作者/出版者のセドキさんはもちろん、日本の姫川明さんへのインタビューも放送される予定になっています。セドキさんの肉声インタビューについては、たくさん動画や音声が公開されていますけれど、姫川さんの声が伝えられるのは、 これが世界初になるのではないでしょうか。また、ドバイ在住の、現地で「Gold Ring」を愛読されているファンの方達へのインタビューも放送されるそうです。

放送終了後1週間は、NHK WORLDのサイト上でお聞きいただけますが、日本国内のラジオ放送であるNHKラジオ第二でも、英語版の内容が、

4月26日(木)14:10〜14:30 「Japan & World Update」内で放送
4月28日(土)14:10〜14:30 「Japan & World Update」再放送

の日程で放送されます。
どんな風に「Gold Ring」が紹介されるのか、楽しみですね!!

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2012年02月15日

アラビア語マンガ「Gold Ring」原作者カイス・セドキ氏の最新インタビュー動画(日本語訳付き)

姫川明さん(公式サイト)がマンガ制作を担当した、UAE(アラブ首長国連邦)発のアラビア語マンガ「Gold Ring」の原作者/出版者であるQais Sedki カイス・セドキさんが、3月1日に紀伊國屋書店ドバイ店で、「1日のイベントでサインした本の数」という、ギネスの世界記録に挑戦するイベントを開催することについては、既にお伝えしてありますよね。
UAEの英語ニュース局のCity 7 TVが、そのニュース番組「7 National News」で2月12日に、このイベントについてのセドキさんへのインタビュー取材を伝えており、YouTubeの公式チャンネルで公開していますので、こちらでも合わせて紹介しておきます。
セドキさんが登場するのは、4分40秒から6分45秒の辺りです。日本語訳も動画の下に記載しておきますが、聞き取りなので大体こんな感じ、くらいでお願いします。





アナウンサー
「受賞暦のあるUAE人作家が、わずか14時間内に1900冊以上の本にサインするという試みに挑戦します。達成すれば、これはギネスブックの認定する世界記録となります。
カイス・セドキ氏は、日本のマンガスタイルのイラスト、古典アラビア語の内容を組み合わせたユニークな著書により、世界的に知られています。彼の最新作である『Gold Ring』の第2巻は、3月1日に発売予定ですが、その出版記念イベントは、普通の本のそれとは、かなり異なります。セドキ氏は、現在の『サインされた本の数』の世界記録である1951冊を破ろうと考えているのです」

セドキ
「私が挑もうとしているのは、『1日にサインした本の数』という世界記録で、確かに大変な作業になるでしょうね。現在の世界記録は1951冊です。だから、City 7の視聴者の方達からも、1951人以上足を運んいただいて、イベントを成功させたいと願っています」

アナウンサー
「2人の子供の父親でもあるセドキ氏は、各種の出版物を用いた、国内外での子供向けアラビア語文学の認知向上を切望しており、そんな彼の献身的な思いは、今回のイベントでサインした本の売上の15%を、UAEに拠点を置く、発展途上国の子供達に良質の初等教育を提供するためのチャリティー団体であるDubai Caresに寄付するという約束にも現れています」

セドキ
「一番難しいのは、記録を達成するその手順ですね。たくさんの人々が協力的ですし、中には成功させるために1人で何冊も買おう、という方もおられます。でもルールで認められているのは、1人につき購入出来るのは1冊までなんです。だからこそ、可能な限り多くの方に知ってもらうことが重要なんですね。1人では来ずに、出来るなら誰か他の人とも一緒に来てください。
それから、本は無料で配られるわけではありません。それぞれ会場で購入していただく必要があります。
もうひとつ重要な点は、サインはずっと続けられなくてはならない、ということです。もし途切れるようなことがあれば…、それで失敗ということになってしまうんです」


「Gold Ring」アラビア語版第2巻

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2012年02月11日

森島明子さんの百合マンガ「半熟女子」が、フランス・Taifu Comicsから翻訳出版決定

フランスのTaifu Comicsは、2011年2月に、森永みるくさん作品「GIRL FRIENDS」第1巻のフランス語翻訳出版と同時に、「Yuri/百合」マンガレーベルを立ち上げました(そのフランス語版第1巻冒頭部の試し読みは、こちらで)。
「GIRL FRIENDS」は途中で打ち切られることなく、昨年12月に最終巻である第5巻の発売にまでたどり着き、安心していたのですが、その後すぐには、続く百合マンガ翻訳出版のニュースがなく、「まだかまだか」とサイトに日参していたんですね。

そしてついに昨日の、2月10日付けで発表されたのが、森島明子さんの「半熟女子」全二巻の翻訳出版決定のニュースだったんですね。百合マンガの出版が無事続いたということは、「GIRL FRIENDS」を購入してくれた百合マンガ読者層が、フランスにもそれなりにいたんだろうと想像します。作者の森島さんにもTwitterでお祝いのメッセージを贈らせていただいたのですが、「フランスでも百合が浸透しますように…!」とのお言葉もいただけて嬉しかったです。
Taifu Comicsでは、BL作品が大変な人気で、作品もたくさん翻訳出版され続けているようですが、百合も負けずに頑張ってほしいですね。

ご存知のように「半熟女子」は、一迅社の「百合姫コミックス」として単行本発売されているわけですが、「百合姫コミックス」の海外翻訳出版については、例えば北米のSeven Seas社も既に試みています。
ナヲコさんの「voiceful」東雲水生さんの「初恋姉妹」第1巻が、それぞれ2008年1月に翻訳出版されていますが、全3巻の「初恋姉妹」の第2巻以降が結局発売されなかったことをみると、残念ながら売れ行きは芳しくなかったものと想像します。一迅社作品ではありませんが、百合マンガの傑作である袴田めらさんの「最後の制服」も、全3巻が2巻までで打ち切られています。
このSeven Seasからは、今年10月から、他でもない森永みるくさんの「GIRL FRIENDS」英語版の翻訳出版も予定されていますから、今後こそ上手くいって欲しいですね。


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2012年01月24日

アラビア語マンガ「Gold Ring」第2巻出版記念イベントは3月1日に変更へ

前回の記事でお伝えした、アラビア語マンガ「Gold Ring」原作者カイス・セドキさんによる、紀伊國屋書店ドバイ店での、第2巻発売記念ギネス世界記録挑戦イベントなんですが、諸事情により、開催日が当初の予定であった1月26日から、3月1日に変更となりました。この発表に合わせて、正式なプレスリリース(英文)も出ましたので、これで確定ということになると思います。きっと今頃セドキさんは、いかに素早く丁寧にサインするかという特訓モードに入っているんじゃないかと(笑)。

正直、一番重要なのは記録達成のスピードよりも、どれだけの方がドバイの紀伊國屋を訪れて、かつ実際に「Gold Ring」を購入してくれるかということだと思いますから、これから1ヵ月の時間をかけて、じっくりプロモートしていく方が得策だと思います。
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2012年01月16日

アラビア語マンガ「Gold Ring」原作者カイス・セドキさんによる、紀伊國屋書店ドバイ店での第2巻発売記念ギネス世界記録挑戦イベント

昨夜ドバイからTwitterで発表ツイートがあり、こちらでもリツイート及び日本語での概略説明ツイートをしたんですけれど、あらためてブログでも記事としてまとめておきますね。
姫川明さん(公式サイト)がマンガ制作を担当したアラビア語オリジナルマンガ作品「Gold Ring」については、かねてより何度も伝えてきていますよね。
2009年に出版された第1巻に続いて、ついにアラビア語版の第2巻と英語版の第1巻が完成し、昨年11月には日本の東京・六本木で、原作者であり出版社Pageflip Publishing(公式サイト)の代表であるQais Sedki カイス・セドキさんと、姫川明さんのお三方を招いてのトークショーも実現しました(当ブログ2011年11月11日付け記事)。

セドキさんのおられるドバイでも、1月26日にドバイ・モールの中にある紀伊國屋書店ドバイ店において、第2巻の出版を記念するイベントが開催されることになりました。紀伊國屋書店ドバイ店さんには、大きなマンガ・コーナーがあるそうで、「Gold Ring」にとっても大きな売り場のひとつになっています。
このイベントで大きくフィーチャーされるのが、セドキさんご本人が、「1日のイベントでサインした本の数」という、ギネスの世界記録に挑戦するイベントなんですね。26日の午前10時から14時間を費やし(つまり27日午前零時まで)、現在の世界記録である1951冊に挑戦するそうです。

1時間ごとに5分の休憩は取るそうですから、サインに費やせる時間は合計770分。単純計算で24秒に1冊以上のペースでサインしないと、記録は上回れません。それも、14時間ずっと絶えることなくサインを求められ続けたら、です。なのでセドキさんもいま現在は、ドバイでの宣伝に奔走されているようですね。Twitterでの反響をチェックする限りでは、イベントについての関心(というか驚き?)は高いようですけれど、なにしろ集めるべき数がたくさんですから、これからの10日間が勝負だと思います。日本からは正直、何も出来る事がないので申し訳ないですけれど…。

この26日のイベントで発売されるのは、記録達成と混乱をさけるために、まずアラビア語版第2巻のみです。英語版第1巻は、翌27日になります。また、イベントにおける収益の一部はチャリティーとして、子供達の教育を支援するための活動に寄付される予定です。寄付先については最終交渉中ということなので、話がまとまればまたご報告します。



「Gold Ring」アラビア語版第2巻表紙
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英語版第1巻表紙
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2012年01月10日

イギリスのManga Entertainmentで2011年度最も売れたのは「AKIRA」ブルーレイ

アニメ流通企業Manga Entertainmentの、市場シェアトップというイギリスでの公式Twitterアカウントは、かなり率直に自社のアニメDVD/ブルーレイの売上を報告してくれています。昨夜は、2011年度におけるイギリスでのMangaの売上TOP5だけをツイートで紹介したんですが、せっかくなので、Mangaが伝えてくれている売上数字を、UK Anime Networkもまとめてくれていますし、それも引用しつつ、もう少し詳しく紹介してみますね。とりあえず、2011年度の売上TOP7商品は、


1.「AKIRA」(ブルーレイ)
2.「10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜」(DVD)
3.「サマーウォーズ」(DVD&ブルーレイ)
4.「秒速5センチメートル」(DVD)
5.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE」(DVD&ブルーレイ)
6.「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」全話セット(DVD&ブルーレイ)
7.「鋼の錬金術師 Fullmetal Alchemist」第3巻(DVD)


ということになっています。
イギリスでanimeの認知を爆発的に広めたのは「AKIRA」だと、アニメ・マンガ研究家のHelen McCarthyさんがいつも仰ってますけれど(ファンの間では、実は「うろつき童子」の方がもっとインパクトがあったという人もいます)、そういった古くからのファンが多く買ってくれたのでしょうか。
また興味深いのは、7位に「鋼の錬金術師FA」のDVD第3巻がランクインしていることです。イギリスでの「鋼FA」のブルーレイ版のリリースは、売上不調により、第2巻(14〜26話)までで打ち切られたんですが、DVDで購入するファンもそれなりにいたんですね。
つまり、「AKIRA」の方は既にDVDが何度も発売されていますし、ブルーレイの高画質でこそ見たいというコアな古株のファンがこぞって購入し、「鋼FA」の方は、ブルーレイでなくても、もっと安いDVDで構わないという、カジュアルなファンが購入したんだろうと想像します。売る側にしても、購入層の見極めが大事という話ですね。

この発表に対して、イギリスのファンからは様々にリプが寄せられていて、それらに対するManga側による答えから得られた情報を、いくつか並べてみると、

・Mangaでの売れ筋作品は、「鋼の錬金術師FA」「NARUTO」「Bleach」「DEATH NOTE」「エデンの東」「D.Gray-man」「Darker than Black」。
・「NARUTO-疾風伝-」の第5〜7巻は、今年1万6000ユニット以上売れた。
・「Bleach」のシーズン6&7セットは、合わせて8000ユニット以上売れた。
・「エデンの東」は、TV・映画シリーズのDVDとブルーレイを合わせて1万2000ユニット近く売れた。
・数字は具体的に言えないが、「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」は発売からたった6ヵ月で相当に売れた。
・「ヱヴァ:破」の順位が低いのは、イギリス版より(2011年6月)よりもリリースが早かった北米版(2011年3月)を、イギリスのファンは輸入版で購入したから


といったことが語られています。
「ヱヴァ:破」は、アメリカのブルーレイ週間売上ランキングのTOP10に入るくらいヒットしましたが、こういった海外への輸出分は、その数字にどれだけ含まれていたんでしょう。ともあれ、同じ英語圏であっても、こういう風にリリースの時間差があるのは、オーストラリアと並んで、よくイギリスから伝わってくる不満です。


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そうそうイギリスといえば、先日の北米におけるBandai Entertainmentの新作発売・流通からの撤退を受けて、ヨーロッパでBandaiのアニメDVD配給を手がけていたBeez Entertainmentも、新作のリリースから撤退することを、1月5日にTwitterアカウントで匂わせています。それ以前のツイートを読んでも、「とりあえず商品はまだ流通しており、発表することがあればそれは伝える」という、微妙な言い回しにはなっていますね…。



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2011年12月26日

調査・アメリカのアニメコンベンション参加者は増えたのか減ったのか?(2011年1月〜11月期)


毎年この時期恒例の調査ですが、今年でとりあえず4年目になりますね。
引き続いてですけれど、アメリカのマンガ・アニメ市場は縮小傾向にあって、今年辺りそろそろ底を打つんじゃないかという話もありますが、とりあえず全体的には復調の兆しが見えないようです。
その一方で個別の作品では、4月に発売された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のブルーレイが全米売上TOP10にランクインしたり(当ブログ4月18日付け記事)、9月から新装出版されている竹内直子さんの「美少女戦士セーラームーン」原作マンガが、グラフィックノベルの売上ランキングを席巻したりという明るいニュース(アニメ!アニメ!ビズ 12月11日付け記事)もありました。

2008年頃から、このブログで掲載しているデータでは、北米のアニメ・マンガ市場が縮小を続けている時期でも、ほとんどのアニメコンベンションで、参加者の数は増え続けていることが示されています。

2009年1月5日付け記事
「2008年、アメリカのアニメ・マンガファンは増えたのか減ったのか?」

2009年8月22日付け記事
「調査・アメリカのアニメコンベンション参加者は増えたのか減ったのか?
 (2009年1〜7月期)」

2010年1月2日付け記事
「調査・アメリカのアニメコンベンション参加者は増えたのか減ったのか?
 (2009年7月〜11月期)」


2010年12月7日付け記事
「調査・アメリカのアニメコンベンション参加者は増えたのか減ったのか?(2010年1月〜11月期)


では、今年2011年の状況はどうなっているでしょうか。
いつものように、2011年1月から11月の間にアメリカで開催されたアニメコンベンションから、参加者数が公表されているイベントのリストをつくってみます。ソースは主に、アニメコンベンション情報専門サイトのAnimeCons.comです。一部はWikipediaデータも参照しました。
わかりやすいように、前年度から参加者数が増加しているものは黒字、減っているものは赤字にしておきますね。

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・Ikkicon
 (テキサス州ダラス 2010年12月31日〜2011年1月2日)
 2009年・4000人 → 2010年・4200人 → 2011年・5971人に増加

・Animé Los Angeles
 (カリフォルニア州ロサンゼルス 1月7〜9日)
 2009年・2851人 → 2010年・3207人 → 2011年・3598人に増加 

・Anime Milwaukee
 (ウィスコンシン州ミルウォーキー 2月17〜19日)
 2009年・約800人 → 2010年・2123人 → 2011年・2500人に増加

・Naka-Kon
 (ミズーリ州カンザスシティ 2月18〜20日)
 2009年・2915人 → 2010年・3862人 → 2011年・4452人に増加(有料参加者数)

・Zenkaikon
 (ペンシルバニア州キングオブプロシア 3月18〜20日)
 2008年・1352人 → 2009年・1988人 → 2011人・3168人に増加

・Tekkoshocon
 (ペンシルバニア州ピッツバーグ 3月31〜4月3日)
 2009年・3239人 → 2010年・3522人 → 2011年・3993人に増加(有料入場者数)

・Anime Boston
 (マサチューセッツ州ボストン 4月22〜24日)
 2009年・15438人 → 2010年・17236人 → 2011年・19136人に増加

・Anime Punch!
 (オハイオ州コロンバス 4月22〜24日)
 2009年・1109人 → 2010年・1206人 → 2011年・1603人に増加(有料入場者数)

・Sakura-Con
 (ワシントン州シアトル 4月22〜24日)
 2009年・16586人 → 2010年・18002人 → 2011年・19040人に増加

・Middle Tennessee Anime Convention
 (テネシー州ナッシュビル 4月22〜24日)
 2009年・約4200人 → 2010年・約4200人 → 2011年・5026人に増加(有料入場者数)

・Kawaii Kon
 (ハワイ州ホノルル 4月29日〜5月1日)
 2009年・4479人 → 2010年・4877人 → 2011年・5203人に増加

・Anime Central
 (イリノイ州ロズモント 5月20〜22日)
 2009年・15463人 → 2010年・19511人 → 2011年・23183人に増加

・FanimeCon
 (カリフォルニア州サンノゼ 5月27〜30日)
 2009年・約15000人 → 2010年・約16000人以上 → 2011年・約17000人に増加

・A-Kon
 (テキサス州ダラス 6月10〜12日)
 2009年・16037人 → 2010年・17596人 → 2011年・18447人に増加 

・Anime Mid-Atlantic
 (バージニア州チェサピーク 6月17〜19日)
 2009年・3516人 → 2010年・2584人(減少) → 2011年・2841人に再び増加 

・Anime Expo
 (カリフォルニア州ロサンゼルス 7月1〜4日)
 2009年・10万9000人 → 2010年・10万5000人(減少) → 2011年・12万8000人に増加
 (4日間での延べ参加者数)

・AnimeIowa
 (アイオワ州コーラルビル 7月29〜31日)
 2009年・2700+人 → 2010年・2800人 → 2011年・2800人で変わらず

・Otakon
 (メリーランド州ボルチモア 7月29〜31日)
 2009年・26350人 → 2010年・29274人 → 2011年・31348人に増加(有料入場者数)

・San Japan
 (テキサス州サンアントニオ 8月5〜7日)
 2009年・4003人 → 2010年・5049人 → 2011年・6891人に増加

・Nan Desu Kan
 (コロラド州デンバー 9月9〜11日)
 2008年・6125人 → 2010年・7200人 → 2011年・10000人に増加

・Senshi-Con
 (アラスカ州アンンカレッジ 9月24〜25日)
 2009年・640人 → 2010年・1000人 → 2011年・1400人に増加

・Anime Weekend Atlanta
 (ジョージア州アトランタ 9月30日〜10月2日)
 2009年・11717人 → 2010年・12718人 → 2011年・12499人に減少


・Tsubasacon
 (ウェストバージニア州ハンティントン 10月7〜9日)
 2009年・約900人 → 2010年・1105人 → 2011年・1023人に減少(有料入場者数)


・Anime Banzai
 (ユタ州ソルトレイクシティ 10月21〜23日)
 2009年・3000人 → 2010年・3200人 → 2011年・3382人に増加

・Oni-Con
 (テキサス州ガルベストン 10月29〜31日)
 2008年・5000人 → 2009年・6000人 → 2011年・7000人に増加

・Youmacon
 (ミシガン州デトロイト 11月3〜6日)
 2009年・6200人 → 2010年・9000+人 → 2011年・10375人に増加

・Nekocon
 (ヴァージニア州ハンプトン 11月4〜6日)
 2009年・3429人 → 2010年・3788人 → 2011年・4487人に増加


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というわけで、Anime Weekend AtlantaとTsubasaconのみで微減が確認出来ますが、発表されている数字を信じるなら、アメリカの全体的な状況としては、やはりアニメコンベンションの参加者は、さらに増え続けていると判断していいと思います。
「アニメコンベンションの参加者=アニメ・マンガファン」と定義していいのなら、アメリカでアニメ・マンガファンの総数は増え続けている、というフレーズを、今年も口にしなくてはならないようです。

正直いうと、アニメやマンガのリリース数も激減し、かつてのように各種売上ランキングを騒がせることもほとんど無くなっている情報にしか触れられない、日本にいる自分としては、この数字の結果は、まったくピンと来ません。
ファンが順調に増え続けているのはよいことですけれど、そこからきちんとマネタイズすることが出来なければ、ボランティアでもない限りは意味が無いですし、そのための努力は、業界の方々が日々真摯に考えて取り組んでおられるでしょうから、出来る限りの応援もしたいです。


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2011年11月11日

「Gold Ring」アラビア語版第2巻&英語版第1巻出版記念トークショーの模様

去る11月3日午後7時から、東京・六本木にあるTSUTAYA TOKYO ROPPONGIで、かねてより応援しているアラビア語マンガ「Gold Ring」(アラビア語公式サイト)の原作者であり、出版社Pageflip Publishingの代表であるQais Sedki カイス・セドキさんと、実際のマンガ制作を担当された日本人マンガ家デュオ姫川明さんお二人(公式サイト)による、ついに完成した「Gold Ring」のアラビア語版第2巻と、主に湾岸協力会議諸国向きに制作された、英語版第1巻の出版を記念したトークイベントが開催されました。セドキさんのお話の日本語通訳は、僭越ながら自分が務めさせていただきました。

セドキさんは、既に海外の多くのイベントで、「Gold Ring」について語っておられますが、他でもない姫川さん達と、その母国である日本で語る機会というのは、これが初めてになります。
会場には印刷が終了したばかりの、「Gold Ring」アラビア語版第2巻と英語版第1巻がディスプレイされ、かねてより「Gold Ring」のことを伝え聞きつつも、直接触れる機会がなかった姫川明さんのファン達も集まっておられたようです。また、たまたま会場に居合わせた方々も、興味深くセドキさんと姫川さんのお話に耳を傾けられていましたね。特に、自分のツイート経由で知って来られた、東京のアラビア語学習指導者の方ともお知り合いになれたのは僥倖でした。

お話の内容は、セドキさんからは、どうしてアラビア語の、そしてこういう内容のマンガを出版しようと思ったのか、その動機とこれまでの経過、中東地域での日本製アニメ・マンガの受容状況、今回のイベントが開催出来た理由などが、姫川さん達からは、ご自身達が仕事を請けた過程の説明、違う文化・生活環境にある世界を、マンガ家としての立場からどう描いていったのか、そのご苦労について語られました。

トークショーの後は、コミックの無料配布と、お三方によるアラビア語版第2巻・英語版第1巻へのサイン会が続けて行われました。セドキさんからは、それぞれの方のお名前をアラビア語で書くというサービスも。

「Gold Ring」のそれぞれの巻については、近日中に日本国内向けの通販も開始する予定ですので、続報をお待ちください。

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2011年11月01日

11月3日TSUTAYA六本木店で、アラビア語マンガ「Gold Ring」原作者カイス・セドキさんのトークショーを日本初開催

かねてより応援している、UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ在住のQais Sedki カイス・セドキさんが原作・出版を手がけ、日本人マンガ家コンビ姫川明さん(公式サイト)がマンガ制作を担当したアラビア語マンガ「Gold Ring」なんですが、第1巻の好評を受けての、アラビア語版第2巻、そして英語版第1巻の発売が迫っています。既に日本国内の会社による、双方の版の印刷は終了しているようですね。

セドキさんは現在日本に滞在していて、ドバイの出版社Brownbook(公式サイト)のプロモーション活動「Dubai Futures」に参加しています。
そのプロモーションの一環として、セドキさんご自身が「Gold Ring」について語るトークイベントが、東京・六本木ヒルズ内のTSUTAYA TOKYO ROPPONGI店で、11月3日午後7時から開催される予定になっています(pdfファイルのスケジュール) 。
イベントでは、Brownbookが日本語出版する「ドバイ・シティガイド」がまず紹介されるのですが、「Gold Ring」についても、それなりの時間を割いてくれる予定になっています。

海外では多くの場所や放送で、講演やトークなどをされていますが、セドキさんが、マンガ制作を担当された姫川明さんのいる、他でもない日本で、「Gold Ring」について語るのはこれが初めての機会になります。アラビア語版第2巻・英語版第1巻の出版を受けて、初めて語られることも多いでしょうし、「Gold Ring」に興味のある方には、絶好の機会だと思います。

また、今回のイベントでの特別企画として、アラビア語版第1・2巻と英語版第1巻を、それぞれ二百冊ずつ、無料配布する予定になっています。日本ではなかなか入手しづらい作品ですし、興味のある方はぜひお越しください。時間と状況が許す範囲で、本へのサイン会も行います。僕自身もイベントには顔を出して、お手伝いなどをするつもりではいます。


カイス・セドキさんが代表を務めるPageflip Publishing公式サイト
http://www.pageflip.ae/

アラビア語版「Gold Ring」第2巻と英語版第1巻の表紙

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