2005年10月28日

たちばなりょうさんの新作「あやかし忍伝」SS・霞さまルート編


昨日のこちらでの、霞さまルートクリア報告を受け
てだったら嬉しいのですけれど(自意識過剰かもし
れませんが)、御贔屓サイト「HEAVENLY BLUE」
のたちばなりょうさんが、「あやかし忍伝」二次創
作としては第3弾になる、霞さまルートでの場面を
フィーチャーした新作SS「露時雨」を発表されて
います。


僕の昨日の感想は、残念ながら少々辛口になって
しまったわけですが、その不満を解消してくれる、
作品とキャラクターに対する愛情ゆえの温かいフ
ォローといった、いつも通りの、優しい視点の語
り口の作品ですね。
「そうなんだよね」と、作品に対する愛着を抱く者
だからこそ共感可能な何かを感じ取れて、嬉しく
も思いました。


「一番大事な人」をいつのまにかシフトしていた楓
さんの、自分自身に対する心持ちと同様に、彼女
主観のゲーム視点では、出番が徐々に減らされて
いく、本来の「一番大事な人」であった筈の月葉
さんの気持ちもまた、この霞さまルートでは重要
なものであった筈です。
ただしそれを語るには、楓さん以外の、第三者視
点を基本的に用意出来ないシステムの制約が足
枷になってしまいました。月葉さんの側から積極
的に楓さんの視界に踏み込んでいかない限りは、
彼女の、少しずつ自分から遠ざかっていく楓さん
への気持ちもわからない。
けれど、月葉さんの性格を考えれば、それも出来
る行動ではない。


そういうやむを得ないジレンマを、りょうさんが救
ってくれた、と思います。
丹下桜さんの演技もあり、相合傘場面の、月葉さ
んのかぼそい別れの呟きの言葉は、実は一番こ
のルートで印象に残っていたのですが、そんな僕
の側の気がかりを、SSという形で見事に解消し、
また正しく「あやかし忍伝」という物語世界とキャ
ラクターの魅力も伝え直してくれたと思います。


桜華ちゃんなら、そのまま楓さんを追いかけて、
「この裏切り者!」って飛びかかりそうですが(笑)、
霞さまもいる手前、必死に自重したんでしょうね。
雨の冷たさと、月葉さんから楓さんと霞さま、そ
して月葉さんへの深雪さんと桜華ちゃんの気持ち
の温かさが良いコントラストになっていたと思い
ますし、コントラストといえば、月葉さんルートの
その後を描いた、甘い甘い第2弾SS「夕映茜雲」
とはまた違う(この雰囲気も大好きですけど)、
「切なさ」という文脈で、月葉さんの成長が描け
ていたとも感じました。


りょうさんとのお付き合いも6年以上(!)になり
ますが、いまだに日々の更新のごとに、新鮮かつ
嬉しいインプレッションを与えていただけるのは、
本当に人生の宝物だと思っています。
ともあれ、今回も素敵な作品ありがとうございま
したー♪


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実は、僕の1stプレイでは、仰っている「お墓参り
のイベント」も、「修学旅行の夜のイベント」も見た
記憶がないので、そういう意味では、霞さんの
人となりを正当に評価出来るレベルにはまだ至っ
ていないのかもしれません。
それでもエンディングに到達出来てしまう、パラ
メータ数値重視のゲーム・システムの弊害ともい
えますが……。
バッドエンドも考えつつ、余裕が出来ましたら、ま
た挑戦してみたいと思います。

2005年10月27日

「あやかし忍伝」霞さまルートクリアしました


PS1ゲーム「あやかし忍伝 くの一番」は、引き
続き孤高のクール・ビューティ姫様・藤木霞さん
のトゥルーエンドまで見ました。
攻略のコツは掴めましたので、わりにサクサクと
進められましたね。


でも実際サクサク過ぎというか、最初にクリアし
た久野月葉さまルートと重なる部分が多いシナリ
オ内容で、クライマックスを除けばそんなに独自
色もなく、結果霞さんのキャラクターとしての魅
力が掴み切れないまま終わってしまった、という
感はあります。見逃したイベントもあるかもしれ
ませんが……。


そう感じる理由は、やはりプレイヤー視点の主人
公、葉隠楓さんの態度でしょうか。
彼女が姫百合学園に入学したのは、そもそもが月
葉さんのためなのだから、その「一番大事な人」が
霞さんにシフトした説得力を伝える物語があった
かというと、どうでしょうか。
あいあい傘のシーンで、月葉さんは大事な人と口
にさせる一方で、霞さんとの下校を選ぶ問題提起
はさせつつも、それから楓さんがその問題と向き
合い葛藤したかどうかはあんまり……。


そういう意味でラスト・シーン、1人寂しく佇む月
葉さんの、説明されない孤独が切なくはありました。
マルチヒロイン・ゲームに登場する幼馴染キャラ
の避けられない不幸といえばそうなんですが……。


でもまあそう言いつつも、エンディングのモーニ
ング・キッスで「まあいいか」と思ったりもしたん
ですけどね(笑)。
では、いよいよ次は、もれなく深雪さまがついて
くる桜華ちゃんルートですね!(←逆です逆っ)

2005年10月24日

楓&月葉さまらぶらぶエンドやっと見ました


「桜華ちゃんみたいにチャキチャキした性格の子が
お好きなんでしょうか」と言われると……たぶんそ
うですね(笑)。歴史を振り返ってみても、「∀」の
あの子を筆頭に、そういうキャラがお気に入りにな
るケースが多いです。あんまりメインのヒロインに
はなれないので悲しいんですが。
作品の中で距離を置いて見る分には、その元気の
良さは心地良いですし、根にある素直さがすけて
見えると、応援したくもなります。
ちなみにリアルの場合は……ああそういう話はどう
でもいいのでカットですかそうですか。
ともあれ、此花学園のもう1人の「たちばなさん」に
もよろしくです♪


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色々時間を費やしてしまいましたが、ほとんどりょ
うさんのアドバイスのおかげで(多謝)、PS1ゲー
ム「あやかし忍伝 くの一番」の、楓&月葉さま・
らぶらぶハッピーエンドを見ることが出来ました。
時間かかり過ぎです自分。
エンド・テロップ時に、丹下桜さんの「これからずっ
と……」がボーカル入りで流れたので、これで正解
なんですよね?
古いゲーム(97年発売)ですから、もうネタバレしち
ゃってもいいと思いますけれど、このハッピーエン
ドでは、主人公の葉隠楓さんと、ルート・ヒロインの
久野月葉さんという女の子同士での、結婚式シー
ンが見られるのですね。
ストレートにそういう結末に達したことは驚きでは
なくて、これはこれで微笑ましく受け入れられました。


この物語の性格として、女の子同士の恋愛を描く作
品でありつつも、その関係性描写が実に素直という
か、肯定的な微笑ましさに満ちている、ということが
あります。
同性恋愛におけるインモラリティとか背徳とか、「世
界がどうあろうと2人の間の気持ちだけは」という覚
悟みたいなものも存在しない(それがロマンなんでし
ょうけれど)、ある意味健全な幼い恋愛観で、物語を
止めていると思います。
そしてそれは、キャラクターのデザイン・ラインや、
年齢と性格設定を考えれば、正解の選択でしょう。
また「忍という職業が認知されたパラレルワールドの
近未来日本」であれば、ジェンダーに対する考え方
も違うかもしれませんしね。
逆に、今の時代の濃い「百合」的な要素を求める方
には、淡白過ぎるかも。僕みたいな素人(?)なんか
にはちょうど良かったんですけれど。


これで月葉さまルートの友情エンド・恋愛エンドを
見たわけですが、風の噂では、さらに結構悲痛な、
バッド・エンドもあるそうですね……。
幸せ過ぎるらぶらぶエンドを見た後では、無理から
に経験するのも精神的に辛いかもしれないので、次
にお薦めだった霞さまルートを進めましょうか?
攻略のコツはわかったので、今回はもう少しサクサ
ク進められると思います。
でもホントに、隠しシナリオで桜華ちゃんルートな
いんですかーーーーー。

2005年10月21日

「あやかし忍伝」――らぶらぶエンドへの道険し?



桜華 「ほら楓、あんたがぐずぐずしてるから、またお気
    遣いさせてしまってるじゃないの! 優しい方だ
    からとはいえ、ちょっと甘え過ぎじゃない?」

楓  「ご、ごめん……。っていうか、悪いのは正確にいう
    と私じゃなくて、こっちのプレイヤーさんだよ?」

桜華 「それもそうね。まったく、こっちの人はどんくさい
    し頭悪いし不器用だしで、迷惑かけっぱなしよねー。
    そういう意味では、こっちの楓は不運だったのかも」

楓  「こ、これくらいのことで諦めないわ! なんとして
    も、月葉さまとのらぶらぶエンドを見なくちゃ!」

桜華 「ま、あんたに頑張ってもらわないと、こっちも落ち
    着かないしね。深雪姉さまに迷惑かけない範囲で
    頑張りなさいよ」

楓  「ふふ。なんだかんだ言って、応援してくれるんだ、
    桜華ちゃん」

桜華 「だ!誰があんたなんかを!ついでよ、ついで!」

楓  「でも実際、桜華ちゃんに感謝してる面もあるよ。
    こうやって普通に話せるのって、桜華ちゃんくらい
    だし。名前だって、呼び捨てだけどお互い気遣いな
    くて助かるっていうか」

桜華 「……月葉さまだって、ホントはそう思ってるかもよ」

楓  「え?」

桜華 「あんたは鈍感だからぜーんぜん気付いていない
    でしょうけれど、主従関係を意識され過ぎると、月
    葉さま、時々とても悲しい顔をなされている……」

楓  「そ、そんな……。嘘だよ」

桜華 「あたしが嘘言って何の得になるのよ。ね、あんた、
    今回のプレイはどういう方針で進めてるの?」

楓  「え、えっと、前回はパラメータの数字が低かったこ
    とが失敗の理由だと思うので、出来るだけ数字を
    上げて首席を取っちゃおうかな、って。そうしたら解
    説書にも書いてあったように、フリーの忍になって、
    好きな人に自由に仕えられるから、それが永遠のら
    ぶらぶエンドってことじゃないの?」

桜華 「それは、あんたの側の希望でしょ? 月葉さまの
    方はどうなのよ。向こうも、あんたにずっと仕えて
    もらうことを望んでいるの? 今のままのような、
    主従関係が続いていいと思ってるの?」

楓  「そ、そんなの……わからないけど、でも、でも月葉
    さまだって、私がずっとお傍にいられる選択の方が
    嬉しい筈!」

桜華 「筈かどうか、きちんと確かめた方がいいかもよ。月
    葉さまにだけじゃなくて、あんたの本当の心にも。
    いつまでも埋められない距離がある関係なんて、例
    え傍にいられても、ホントはちっとも幸せじゃないか
    もしれない……」

楓  「桜華ちゃん……。それって、……深雪さまのこと?」

桜華 「あたしのことはいいから! これはあんたが主役の
    お話なんだから、あんたが頑張らないと駄目なの!」

楓  「ありがとう。桜華ちゃん。桜華ちゃんは素直に答え
    てくれないかもしれないけど、私は桜華ちゃんのこと、
    大切な友達だと思ってるから、ずっと」

桜華 「楓……。ありがと」

楓  「桜華ちゃんとのエンディングは残念ながら存在しな
    いそうだけど、街に遊びに行ったりは出来るみたい。
    ね、桜華ちゃん、これから2人で出かけない?」

桜華 「あ、あんたがどうしても、って言うなら、付き合って
    あげてもいいかも」

楓  「はいはい。あ、でもその前に」

桜華 「そうね」

楓&桜華「たくさんの細やかで親切なアドバイス、ありが
     とうございました♪ 
     ありがたく参考にさせていただいて、今度こそら
     ぶらぶエンドに到達してみせますね!」

2005年09月18日

一応ラストまで見ましたが……。


「あやかし忍伝」、ようやくに「完」の文字までは
たどりつけましたが……。
エンディングで丹下桜さんの歌が流れないという
ことは、内容的にバッドではないから、いわゆる
友情エンディングということなのかな……。
仰っていた、終盤の怒涛の展開にはビックリでし
たけど、トゥルー・エンディングに行けるつもりだ
ったので、少々戸惑い気味、です。
なにか、見逃してるイベントがあるとか、パラメ
ーターの積み重ねを、根本的に間違っていたの
かもしれませんね?
気力が回復してから、最初からまた考え直しつつ
いずれ再プレイしてみます。その、時間ばかりか
かってる、どんくさい兄様で、ごめん……。

P.S. どうして「エリーゼのために」だったか、あ
らためて理解してもいます。
そのメロディを流しつつ、ファン小説ゆったりと
読み返してます。

2005年09月17日

たちばなさんの新作「あやかし忍伝」ファン小説


「HEAVENLY BLUE」のたちばなりょうさんが、いま
ちょうど僕がプレイしているゲーム「あやかし忍伝
くの一番」の新作ファン小説「夕映茜雲」を発表さ
れています。


りょうさんの文章は、感想にしてもファン小説にし
ても、こういうものを書きたいと思わせる、独自の
繊細さと作品世界に対する優しい視点に満ちてい
て、僕は大好きなのですが、今回のファン小説も、
読後の満足感は同様でした。
昨日記した、僕自身のストーリー消化に合わせて
の時期選択ということで(かねてより予定されてい
たのかもしれませんが)、ゲームの中で感じている
現在進行形の楓さんと月葉さんの心持ちを、その
まま重ねて、2人の距離と情景に感情移入出来ま
した。


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あらためて、「あやかし忍伝」の物語設定を考えて
みれば、楓さんと月葉さんの2人には、お話が始ま
る前までに、4年間の、離れ離れになっていた時期
があるのですよね。
そういった長い空白の時間を経て、やっと得られる
ようになった2人だけの日常は、刺客に狙われてい
るという陰の事情もあるにせよ、いずれ思い返せば
宝石のように大切な思い出になると思います。
今は、そんな、いつまでも続くかのように感じてい
た日常が、楓さんと月葉さんそれぞれの、深まりつ
つある感情に合わせて、変化していく時期です。
ゲームを進める上でも、なんていうか、とても手ご
たえを感じる瞬間ですよね。


りょうさんの今回のファン小説は、その手ごたえと
いったものを、楓さんからの視点から繊細に展開さ
せ、丁寧に優しく解説してくれているという意味で、
理想的なファン小説に仕上がっていると思います。
いつものことですけれど、これが嬉しいのです。
それを読み込むことによって、さらに本編の作品
世界・キャラクターの魅力が深まっていくのは、
ファン小説としては理想の機能ですけれど、りょう
さんの場合は、りょうさん自身の作品を愛する視点
をしっかり感じさせつつも、そういった役割もきちん
と果たしている点が、すごいのですよね。


試練を経て、ようやくに月葉さんとの日常に帰還
できた筈の楓さんが、2人の間に、違う「なにか」
が構築されつつあることと、それを生み出してい
る自分の心に戸惑う瞬間を描く筆致は、これから
の、ゲーム本編の結論に向かう僕の側にも、さら
に2人の微笑ましい関係に対する愛着と期待を高
めてくれました。
夕陽を浴びながら仲睦まじく歩く2人の背中を優
しく見つめているりょうさんの視点を、僕も共有出
来たような気がします。
ともあれ物語本編も、つながれた手に込める力の
本当の意味を、2人がしっかりと伝え合い、受け
入れあうようなラストだといいですね。


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実はりょうさんはもう一編、本編ラスト後のお話
も書かれているようなので、それも楽しみにして
おきます♪
最近は、合わせて視聴を進めている「舞-HiME」
感想の方で、内容に合わせてお互いに、ちょっと
シビアな語りが続いてましたから、今回のような
甘い世界の雰囲気は、とてもよいリフレッシュメ
ントになったとも思います。
素敵な作品、どうもありがとうございました♪


ちなみに「どのお姫様が好きですか?」といいます
と……、姫じゃないんですけれど、桜華ちゃんのル
ートはあって欲しかったかなーとは思ってます。
友情エンディングにしかならないかもしれないけど、
楽しくさっぱりお付き合いできそうで。また、それ
が違う何かに発展するのも面白そうだし?


今夜はやっとこお休みなので、ラストまで一気に
進めちゃおうかな? なんだかそれも勿体ないよ
うな気持ちもあるんですが……。

2005年09月10日

「あやかし忍伝」、楽しんでます。


気分はいつもぐるぐるーっ♪
      ↑それ、違う百合くのいちです
というわけで、PSゲーム「あやかし忍伝 くの一
番」
は順調にプレイ進行中で、今は夏休みが終
わった辺りですね。
アドバイスいただいた、6月初週の忍術実技も無
事に体験して、なんともくすぐったくも微笑ましい、
楓さんと月葉さんのお話が進みつつあるようです。
パラメータの数字とか、これでいいのか、いまひと
つ自信がないですけど。


そういえば、向こう(公式サイト)では、ヒロインの
名前が「楓」さんでしたね……。忍者物によく合う
名前なんでしょうか。
さすがにこっちは見てませんよね?お薦めではあ
りますが、ちょっとギャグでHな作風ですし……。
幸いに(?)アニメイトTVで第1&2話が無料配信中
ですので、元気なオープニングだけでも。ニンニン。


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あ、本筋の話もしなさい、と。
ではえっとですね、ここまでプレイしてきて、一番思
ったことは――、
みなさん風邪引きすぎ(笑)。
忍者なんだからもっと身体鍛えておかないと。


……すみません。真面目に語ります。
ともあれ正直、プレイしてよかった作品だとは思って
いるんです。
というのも、2005年の今の目から見ると、世界観や
キャラクターのシンプルさというか、素朴さが、初心
者には、とってもわかりやすくて入り込みやすい、と
いう感覚があるからです。
この「あやかし忍伝」が製作された97年というと、女
の子同士の恋愛を描いた「百合」物という商業ジャン
ルが、いわゆるオタク文化の中で、そんなに今ほど
確立されていたわけではないと想像します。
まあ、そういう客観的な歴史検証には、あまり自信が
ないのですけど、少なくとも僕個人の視点からの意見
として、今現在、巷に溢れている「百合」物に感じる
敷居の高さみたいなものは、この「あやかし忍伝」か
らは感じないのですね。


その理由のひとつに、今進めている楓さんと月葉さん
のルートにおける2人の関係が、恋と呼ぶには、まだ
あまりに幼いものなので、どこまで本気の、相手を唯
一無二の大事なパートナーとして受け入れる、シリア
スな恋物語のレベルに達するのか、わからないから、
ということはあると思います。微笑ましい擬似恋愛、
みたいな感じが今は強いです。
これが、もっとしっかりとした霞さんとかが相手なら、
また雰囲気も違ってくるでしょうけれど、2005年の今
ある、「百合」物語のテンプレートみたいなものが、
バイアスとして機能していないことが、物語の到達点
にどんな影響を与えるのか、ポジティブに期待したい
と思っています。

2005年09月08日

「あやかし忍伝 くの一番」、はじめました。


何度もお気遣い、ありがとうございますっ♪
というわけで、ご紹介いただいたPSゲーム
「あやかし忍伝 くの一番」
が無事に手元に
届きましたので、さっそくプレイしてみました。


この作品は、忍という職業が認知された世界で、
くのいち養成学校「姫百合学園」に入学した主人
公・葉隠楓さんが、同じく入学した3人の姫「月葉」
「霞」「深雪」を1年間補佐・護衛していき、卒業の
暁にはフリーの忍になって、誰に仕えるか選択
出来るラストを迎えるまでの成長育成物語――
というのは表向きの解説で、実際には女の子同
士の、友情と主従関係を越えた、想いの深まり
を描いていく、淡い恋愛物語的な側面もあるよう
ですね。
発売は1997年で、セガサターン版やWindows95
版もあったそうですから、時代がわかります。
もちろん新品での入手は無理で、中古版での購入
となりました。


さっそくディスクをセットして始まるオープニング・
アニメの雰囲気は、だからそういう時代を反映して
いるのだと思いますが、僕的に90年代は、ほとんど
アニメを(もちろんゲームも!)見ていない時代なの
で、今みたいに変にまったりしていない、キラキラ具
合がそういう意味で新鮮だったりもします。
主人公・楓役の声優である、菊地志穂さんが自ら歌
っておられるオープニング・テーマは、えっと、なん
というか、味のあるというか、個性的な歌われ方を
されていて、耳に残ります。
アレンジ自体はインパクトがあって元気よく、中間部
のギター・リフなんかは格好いいですね。
でも、本編内で、みんながこんな派手な必殺技をバン
バン炸裂させるシーンは、たぶんなさそうかも?


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イントロダクションを経て、始まった姫百合学園での
生活は……2つの点で、不思議な感覚があります。
まったくネガティブな意味ではありませんけど。
放課後、下駄箱の前で姫や同級生に会い、一緒に
下校するかどうか誘ってみる……みたいな選択は、
恋愛シミュレーション・ゲームでは、一般的なイベ
ントじゃないですか。
でもこの作品では、それを女の子主観で、女の子に
対して行うわけで、なんだかくすぐったいというか、
特に相手が攻略対象の「姫」だと、微妙に照れもあ
る、面白い感覚なんです。


同じく女性同士の物語だった名作「アカイイト」
式サイト
)の場合は、経観塚という地での、「主」をめ
ぐる因縁といった大状況があり、その中での偶然と
必然に導かれて、主人公・羽籐桂さんと、それぞれ
のヒロイン達との物語が展開していったわけです。
でも、この「あやかし忍伝」では、ヒロイン達との関係
構築・発展それ自体が、状況の目的なわけですから、
実にストレートな世界視点が貫かれています。
幼馴染みであり、ある意味「心に決めた人」である
月葉さんを除けば、まだまだ恋愛感情的なものは
表出してこないのですが、どこまで深く描くのか、と
ても楽しみですね。


不思議な感覚のもう1つの理由は、声優さんですね。
数年前に僕が恋愛シミュレーション・ゲーム、という
かそれまで興味のなかったゲーム自体を、わざわざ
PS2本体まで購入してプレイするようになったきっか
けは、かの名作シリーズ「トゥルー・ラブストーリー」
なんですが、その1作目「トゥルー・ラブストーリー」と、
リファイン版である「トゥルー・ラブストーリー〜Reme
mber My Heart〜」の声優さんが、この「あやかし忍
伝」とも、結構重なってたりするのですね。
並べてみますと、

・菊地志穂さん
 「葉隠楓(忍伝)」&「桂木綾音(トゥルー)」
・丹下桜さん
 「久野月葉」&「南弥生」
・井上喜久子さん
 「遠野深雪」&「冴子先生」
・池澤春菜さん
 「白瀬桜華」&「天野みどり」

という感じです。
もちろん、キャラクターはかなり違いますし、「トゥル
ー」の方も、96年の作品ということで、当時の人気声
優さんのラインナップはこういう感じなんだとも思い
ますが、「トゥルー」のイメージがいまだ強く残る僕と
しては、まるで、やたら元気な綾音さんが、やっぱり
オドオドしている弥生さんを慕いつつも攻略してる(笑)
みたいな感覚にもなってしまいます。邪ですけど。
 

ディスク2枚で、物語期間は1年間と、なかなかに
ボリュームのある物語になりそうですが、ぼちぼち
楽しんでいきますね。
もしこの作品の詳しい攻略情報をご存知の方がおら
れましたら、「HEAVENLY BLUE」のたちばなりょうさ
んの方にまでご連絡いただけると、僕としても嬉しい
です――というか、きっと助かります(笑)。よろしく
お願いします。
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