2012年01月10日

イギリスのManga Entertainmentで2011年度最も売れたのは「AKIRA」ブルーレイ

アニメ流通企業Manga Entertainmentの、市場シェアトップというイギリスでの公式Twitterアカウントは、かなり率直に自社のアニメDVD/ブルーレイの売上を報告してくれています。昨夜は、2011年度におけるイギリスでのMangaの売上TOP5だけをツイートで紹介したんですが、せっかくなので、Mangaが伝えてくれている売上数字を、UK Anime Networkもまとめてくれていますし、それも引用しつつ、もう少し詳しく紹介してみますね。とりあえず、2011年度の売上TOP7商品は、


1.「AKIRA」(ブルーレイ)
2.「10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜」(DVD)
3.「サマーウォーズ」(DVD&ブルーレイ)
4.「秒速5センチメートル」(DVD)
5.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE」(DVD&ブルーレイ)
6.「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」全話セット(DVD&ブルーレイ)
7.「鋼の錬金術師 Fullmetal Alchemist」第3巻(DVD)


ということになっています。
イギリスでanimeの認知を爆発的に広めたのは「AKIRA」だと、アニメ・マンガ研究家のHelen McCarthyさんがいつも仰ってますけれど(ファンの間では、実は「うろつき童子」の方がもっとインパクトがあったという人もいます)、そういった古くからのファンが多く買ってくれたのでしょうか。
また興味深いのは、7位に「鋼の錬金術師FA」のDVD第3巻がランクインしていることです。イギリスでの「鋼FA」のブルーレイ版のリリースは、売上不調により、第2巻(14〜26話)までで打ち切られたんですが、DVDで購入するファンもそれなりにいたんですね。
つまり、「AKIRA」の方は既にDVDが何度も発売されていますし、ブルーレイの高画質でこそ見たいというコアな古株のファンがこぞって購入し、「鋼FA」の方は、ブルーレイでなくても、もっと安いDVDで構わないという、カジュアルなファンが購入したんだろうと想像します。売る側にしても、購入層の見極めが大事という話ですね。

この発表に対して、イギリスのファンからは様々にリプが寄せられていて、それらに対するManga側による答えから得られた情報を、いくつか並べてみると、

・Mangaでの売れ筋作品は、「鋼の錬金術師FA」「NARUTO」「Bleach」「DEATH NOTE」「エデンの東」「D.Gray-man」「Darker than Black」。
・「NARUTO-疾風伝-」の第5〜7巻は、今年1万6000ユニット以上売れた。
・「Bleach」のシーズン6&7セットは、合わせて8000ユニット以上売れた。
・「エデンの東」は、TV・映画シリーズのDVDとブルーレイを合わせて1万2000ユニット近く売れた。
・数字は具体的に言えないが、「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」は発売からたった6ヵ月で相当に売れた。
・「ヱヴァ:破」の順位が低いのは、イギリス版より(2011年6月)よりもリリースが早かった北米版(2011年3月)を、イギリスのファンは輸入版で購入したから


といったことが語られています。
「ヱヴァ:破」は、アメリカのブルーレイ週間売上ランキングのTOP10に入るくらいヒットしましたが、こういった海外への輸出分は、その数字にどれだけ含まれていたんでしょう。ともあれ、同じ英語圏であっても、こういう風にリリースの時間差があるのは、オーストラリアと並んで、よくイギリスから伝わってくる不満です。


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そうそうイギリスといえば、先日の北米におけるBandai Entertainmentの新作発売・流通からの撤退を受けて、ヨーロッパでBandaiのアニメDVD配給を手がけていたBeez Entertainmentも、新作のリリースから撤退することを、1月5日にTwitterアカウントで匂わせています。それ以前のツイートを読んでも、「とりあえず商品はまだ流通しており、発表することがあればそれは伝える」という、微妙な言い回しにはなっていますね…。



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2011年02月13日

イギリス・ロンドン在住の日本人マンガ家轡田千重 Kutsuwada Chieさんの注目作「Hagakure」「The Story of Lee」

昨年後半から今年にかけて、海外のグラフィックノベル書評界で注目を集めているのが、イギリス・ロンドン在住の日本人アーティスト/マンガ家である、轡田千重 Kutsuwada Chieさん(公式ブログ「Secret Garden」 )がマンガ制作を手がけられた2本の作品、「『葉隠』 Hagakure The Code of the Samurai (The Manga Edition)」(講談社インターナショナル)と、「The Story of Lee」第1巻(NBM Publishing)です。
脚色(「Hagakure」)とストーリー(「The Story of Lee」)は共に、英国出身で現在は日本・熊本在住という、轡田さんとは逆転した立場なのが面白い、Sean Michael Wilson ショーン・マイケル・ウィルソンさん(公式ブログ)が担当されています。
ショーンさんは、日本では青林工藝舎が出版しているマンガ雑誌「アックス(AX)」の英語版(Top Shelf Productions社サイト)の編集者でもありますね。

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日本の埼玉県出身の轡田千重さんは、2003年にロンドン芸術大学内カレッジのセントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを卒業された後、さらに世界最高峰の美術大学院であるロンドン王立芸術学院(Royal College of Art)で学び、2005年の卒業後は、イギリスの現代美術シーンでの活躍を続ける一方、2006年春にはロンドンに拠点を置く日本人マンガ家/アーティスト・グループのUmisen-Yamasen(公式ブログ)での活動も開始されました。
轡田さんのお名前が広くイギリスのマンガシーンで注目されたのは、在英日本大使館が2007年から開催開始したマンガコンテスト「Manga Jiman(漫画自慢)」においてです。その2007年度の第1回大会において、轡田さんは「Moon Light」という作品で6位に入賞します(大使館公式ページの結果発表)。
また同年10月には、Constable & Robinson社(公式サイト)が出版しているマンガ・アンソロジーの「The Mammoth Book of Best New Manga」第2号において、同人誌作品を完結編として描き足した「King of a Miniature Garden」という作品を"Chi-Tan"名義で掲載し、商業デビューを飾ります。
その翌2008年11月には、ウィリアム・シェイクスピアの有名戯曲をマンガ化するシリーズ"Manga Shakespeare"の中の一編、「As You Like It(お気に召すまま)」(出版社 SelfMadeHero公式サイト)を手がけます。轡田さんご自身もお気に入りというこの作品によって、その名前を知った方も日本では多いように思いますね。
そして2010年になり、轡田さんがマンガ制作を担当された作品が、2作相次いで出版されることになりました。

「『葉隠』 Hagakure The Code of the Samurai (The Manga Edition)」
   出版社/講談社インターナショナル−公式サイト


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「Hagakure」は、山本常朝による、武士の心得を説いた江戸時代の著書「葉隠」のマンガ形式によるアダプテーションですね。「武士道」の解説という役割になるでしょうか。
時に凄惨な内容を、時代背景の解説を丁寧にふまえて、ビビッドかつ繊細に描いていると評価がとても高いようです。
出版社は日本の講談社インターナショナルで、現在は英語版のみが出版されているのですが、世界各地のオンラインストアで流通していますね。アメリカのブックフェアの講談社インターナショナルのブースでも、大きくフィーチャーされていました。
ショーンさんのインタビューによると売り上げは好調であり、発売後3ヵ月で増刷が決定したそうです。


「The Story of Lee」第1巻
  出版社/NBM Publishing−公式サイト


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(画像掲載は両作品共に轡田さんのご許可をいただきました)

もう1冊の「The Story of Lee」は、現代の香港に住む中国人女性Leeとイギリス人男性Mattとの出会いと、それによって変化を始めるLeeの家族関係の変化を描くのが、第1巻の主な展開で、物語は舞台を移してさらに続いていくようです。
出版社はアメリカ・ニューヨークに拠点を置くNBM Publishing。公式ホームページ内に、作者お2人の共同ブログも用意されていて、最新情報を直接伝えてくれています。
その2010年12月25日付け記事では、ロンドンで行われた「The Story of Lee」(を含む)の展示会の模様も、写真入りで掲載されていますね。盛況だった模様です。

これら轡田さんの3作品「As You Like It」「Hagakure」「The Story of Lee」第1巻、および「The Mammoth Book of Best New Manga」シリーズは、どれも日本国内でも日本Amazon経由で購入可能になっています。その他紀伊國屋書店など、洋書の扱いがある書店でも、取り寄せが可能な場合があるようですね。

・日本Amazonへのリンク
As You Like it (Manga Shakespeare)
(英文版) 漫画 『葉隠』 - Hagakure: The Code of the Samurai (The Manga Edition)
The Story of Lee 1
The Mammoth Book of Best New Manga Vol.2
The Mammoth Book of Best New Manga Vol.3

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轡田さんの英国での活動で特筆すべきなのは、作品制作だけではなく、多くの一般の方が参加出来る、マンガに関連したワークショップも広く行っていることです。マンガの描き方を子供達に教えたり、マンガを応用した楽しい芸術への関わり方を伝えようとされているんですね。
その中のひとつ、2009年11月14日にロンドンのウィグモアホールで開催された、「若者の日『音楽とマンガ(MUSIC 'N' MANGA)』」については、幸いなことに日本語での記事が紹介されているので、ぜひ目を通してみてください。轡田さんの真摯な活動の一端が理解出来ると思います。

社団法人全日本ピアノ指導者協会サイト内
「ロンドンレポート〜街と人と音楽と」
ウィグモアホールの教育プログラム 第4回 音楽とマンガ

今月もこれから轡田さんは、Umisen-Yamasenのお仲間であるInkoさんとロンドンのクロイドン区の図書館で、19・22・26日の三回、10〜17歳を対象にしたマンガ・ワークショップを開催されるそうです(公式ブログ告知記事)。このワークショップから、新たなイギリス人マンガ家が生まれるかもしれませんね。
また日本語記事では、そのInkoさんへのインタビュー記事もありました。「ロンドン地下鉄の駅を擬人化」という轡田さんとの新しい共同プログラムについても言及があって、とても興味深いですね。

Japan Update Weekly-イギリスに暮らす「マンガ家Inkoさん」

轡田さんは今後もたくさんの作品・活動を予定されているそうで、イギリスの地でのご活躍は、当ブログでもまたレポートしていきたいと思っています。よろしくお願いします!!
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2010年05月09日

BBFC(全英映像等級審査機構)の要請により、イギリス版「コードギアス 反逆のルルーシュR2」第10話から、「性的な」1シーンがカット


イギリスのアニメ・マンガ情報サイトUK
Anime Network
が5月8日付けで伝えて
いたのが、

"Code Geass R2 receives minor BBFC cut
for UK release"

「コードギアスR2が、イギリスでのリリースに
おいて、BBFCによる小さな削除を受ける」

という記事です。
BBFC-British Board of Film Classification
(全英映像等級審査機構 公式サイト)は、
イギリスで流通・販売する劇映画・ビデオ・コ
ンピュータゲームを審査し、ふさわしい年齢ご
とのレイティングを実施する団体で、イギリス
で販売されるアニメ作品も、その対象になる
のだと思います。


「コードギアス 反逆のルルーシュR2」はイギリ
スでは、バンダイグループの、

BEEZ ENTERTAINMENT S.A.S
(公式サイト英語ページ)

からリリースされる予定で、問題とされた第10
話を含むDVDの第1セット(BEEZ公式ブログ)は、
6月28日の発売予定となっています。
ちなみにアメリカ版(公式サイト)のレイティング
は「13歳以上」にされていました。


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BBFCの公式サイトが5月4日付けで公表した
通達がこちら。

"CODE GEASS -
LELOUCH OF THE REBELLION - R2 -
TURN 10 - WHEN SHEN HU WINS GLORY"
Video Feature
Classified 04 May, 2010"


これによると、
「会社(BEEZ ENTERTAINMENT)は、
未成年者の性行為への関心を誘発する恐れ
があるカットを削除しなければならない」
と記されていて、具体的にそのカットは、
「この件では、背景にいる少女が、性的行為
をほのめかしている場面」
とされています。
削除して、「15歳及びそれ以上」のレイティン
グを指定されています。


自分自身は未見の作品なので、どうにも判断
は出来ないのですが、Twitterでこの場面では
ないかと指摘されているのが、このカットです。
どうも、右端にいる胸のない女の子が幼く見え
過ぎるのが、問題視されたのでは、ということ
ですね。BBFCに確認出来たわけではないので、
あくまでファン間での想像ですが。
このカットが本編内そのままのものでなくても、
同じようなカットがある、ということだと思います。


同じ「コードギアスR2」のエピソードでも、第8話
などは、BBFCによって「削除の必要なし」と判
断されていて、こちらは「12歳及びそれ以上」の
レイティングですね。
5月4日付けの通達で、6月28日発売予定の
ディスクの内容修正が間に合うかどうかもわか
りませんが、どうなんでしょう。
とりあえず、1秒程度の、本筋のストーリーと
は大きく関係のないカットではあるそうですけ
ど……。


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2010年02月12日

イギリスで今日から「崖の上のポニョ」公開/ヨーロッパ各国での宮崎駿関連作品集中放送企画


日本では先日テレビ放送されたばかりで、
ヨーロッパで最速だったイタリアからは約1
年遅れの上映になりますが、今日2月12日
からやっとイギリスでも、「Ponyo」こと「崖の
上のポニョ」(2008年 宮崎駿監督)の公開が
始まっています。
英語吹替のその中身は、キャストと含めて
アメリカ公開版と多分同じだと思います。
とはいえ予告編を比較してみると、

・イギリス版予告編




・アメリカ版本予告編




宗介君がポニョを見つける冒頭シーンこそ
同じですが、構成はかなり異なっていますし、
ナレーションも違いますね。
イギリスの配給会社Optimum Releasing
としては、このイギリス版予告編に「アカデミ
ー賞長編アニメ部門ノミネート!」のアオリを
入れたかったところでしょうけど。


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ともあれ、この公開を記念して、イギリス、アイ
ルランド共和国で視聴出来る無料デジタル映
画専門放送局のFilm4(公式サイト)では、
2月11日から16日にかけて、宮崎駿関連作
品を毎日、連続放送中です。

Film4公式サイト内特集ページ
"Studio Ghibli Season"

その放送スケジュールは(全て午前11時から)、

2月11日
「となりのトトロ」
2月12日
「風の谷のナウシカ」
2月13日
「紅の豚」
2月14日
「ルパン3世 カリオストロの城」
2月15日
「耳をすませば」(監督:近藤喜文)
2月16日
「もののけ姫」

というものになっています。
特集のタイトルは"Studio Ghibli Season"
となっていますが、ご存知のようにジブリが設
立されたのは1985年で、会社として制作した
作品は「天空の城ラピュタ」(86年)からになり
ますよね。なのでうちの記事タイトルでは「宮崎
駿関連作品」という風にしました。
「耳をすませば」については宮崎さんは、脚本・
絵コンテ・制作プロデューサーという関わりですね。


なんにせよ、海外の宮崎駿作品企画での放送・
上映では扱われることの少ない、「カリオストロ
の城」もちゃんと放送してくれるのは、「カリ城」
原理主義者の僕としては嬉しいですし、Film4
サイト
での画像のチョイスも、ルパンの背中が渋
くて良いと思います。
Actorとして、山田康雄さんを始めとした日本人
声優さんの名前が並んでいるので、オリジナル
日本語音声・英語字幕版で放送してくれると思
うんですが。


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またイギリスと競うように、4月には他のヨーロ
ッパ諸国を対象にした、宮崎駿監督作品の特集
放送も企画されています。
フランスのアニメ雑誌Animelandの公式サイト
2月10日付け記事、

"Rétrospective Miyazaki sur Arte"

によると、独仏共同出資のテレビ局Arte アルテ
が4月5日から22日にかけて、宮崎駿監督作品
の連続放送企画を予定しています。英語Wikipedia
によると、仏独の他にも、ベルギー、オーストリア、
オランダ、スイス、カナダなどでは、ケーブルTV
経由で視聴出来るようです。
こちらの放送スケジュールは(全て午後8時35分
から)、

4月5日
「千と千尋の神隠し」
4月8日
「となりのトトロ」
4月12日
「ハウルの動く城」
4月15日
「風の谷のナウシカ」
4月19日
「もののけ姫」
4月22日
「天空の城ラピュタ」

という風になっています。
実はドイツ国内だけだと、先月の2010年1月に
SuperRTLという局で、宮崎駿監督作品が3本
放送されたばかりだったします。

ソース・PummelDeX 2009年12月30日付け記事
"Ghibli-Klassiker bei SuperRTL im Januar 2010"

その時は(全て午後8時15分)、

1月9日
「千と千尋の神隠し」
1月16日
「となりのトトロ」
1月23日
「天空の城ラピュタ」

というラインナップでした。
ヨーロッパではそれだけ宮崎駿監督・関連作品
の人気が浸透していて、新作が公開されれば、
また旧作がたくさん放送されるという、良いサイ
クルが出来上がっているようですね。


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2010年02月11日

CD「翼をください」発売に合わせた、ここ数日のベッキー・クルーエルさん海外報道まとめ(ニュース動画あり)


ここ数日、海外メディアにおいて連続して
流されているのに気づいた日本関連記事が、
昨日2月10日に、ユニット「ベッキー・クルー
エル featuring クルーエル・エンジェルス」
としてのデビューCD「翼をください」を日本で
リリースした、Beckii Cruel ベッキー・クル
ーエルさんについての話題ですね。

「ベッキー・クルーエル」公式ブログ

・徳間ジャパンコミュニケーションズ
 「ベッキー・クルーエル」ページ

海外で同時リリースするわけではないので、
日本で、マン島出身の14歳英国人少女が
CDデビューすることに、それだけのニュース
バリューがあると判断されたのだと想像します。


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時系列で紹介していくと、まず一連の記事の
中で最初のものになるのが、イギリスの日曜
紙The Observer2010年2月6日付け記事

"Isle of Man schoolgirl becomes an anime
star in Japan"


になります。
日本のジャーナリストにも取材していたり、
"moe idol""otaku""cosplay"といった
用語の解説があったり、基本的なことをそれ
なりに短くまとめた記事だと思います。
この記事を引用する形で、

8日 Inside Japan(イギリス)
"Isle of Man girl 'becomes Japanese star'"

9日 zimbio(アメリカ)
"Beckii Cruel Pics and Bio"

などが続くのですけど、独自取材として、
ベッキーさん本人もイギリスから中継出演
したのが、アメリカのニュース専門放送局
MSNBCによる報道であり、そのニュース
動画もサイト上で公開されました。

8日 MSNBC(アメリカ)

"U.K.Teen Rebecca Flint a smash hit
in Japan"





他の報道と同様に、質問内容はごく基本的
なことばかりですけれど、同じ英語圏からの
取材ということで、リラックスとしてるというか、
自然体に近いベッキーさんの受け答えになっ
ているのではないかと思います。


さらに動画での報道としては、本国イギリス
の公共放送局BBC(英国放送協会)による
ものが続きます。

10日 BBC(イギリス)
"Beckii Cruel: Isle of Man schoolgirl
is anime star"


お父さんも出演されているこの報道が、一番
硬派かもですね。インターネットの危機に深
く踏み込むことなく、ここまで築けた成功につ
いて語っておられます。
このイギリスからの映像は直接埋め込み出来
ないのですが、BBCブラジルが配信している、
同じニュースのポルトガル語版は出来るので、
置いておきます。

10日 BBC Brasil(ブラジル)

"Adolescente britânica vira celebridade
no Japão"





テレビ報道としては他に、ITVという局からもあ
ったそうですが、こちらの映像はイギリス国外か
らは視聴出来ないようです。
その他の欧州各国記事をまとめて並べると、
とりあえず以下ですが、イギリスから各国へと、
今日も増え続けているようですね。


10日 SKY NEWS(イギリス)
"Manx Teen 'Beckii Cruel' To Top Japan
Pop Chart"


10日 The Daily Mirror(イギリス)
"Beckii Cruel rules: Isle of Wight teenager
Rebecca Flint set to top Japanese charts"


10日 Manx Radio(イギリス・マン島)
"Beckii looks to conquer Japan"

10日 Mail Online(イギリス)
"British schoolgirl set to top Japanese
charts after YouTube J-Pop clips are
watched by millions"


10日 BIGPOND(イギリス)
"14-year-old You Tube sensation"

10日 Express.co,uk(イギリス)
"MEET BECKII CRUEL: BRITISH SCHOOLGIRL
BECOMES JAPANESE POP SUPER-STAR"


10日 Associated Content(アメリカ)
"Beckii Cruel to Hit Number One on
Japanese Album Chart"


10日 laSexta(スペイン)
"De youtube al número uno de ventas"

10日 TECHOLABS(トルコ)
"15 yaşındaki kız YouTube'u altüst etti!"

10日 SLATE.fr(フランス)
"Comment une Anglaise de 14 ans est
devenue star au Japon"


11日 Ticinonline(イタリア)
"Beckii Cruel, stella manga del web
in Giappone"



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アジアでも中国・台湾・韓国などでたくさん
報道されているのですが、やはり面白いの
は中国語による漢字表記で、こちらの記事
などによる、「英国萌妹」という表現がずばり
でわかりやすいと思いました。


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2010年02月10日

イギリスの自主制作アニメ・プロジェクト"MAKENAI"


2月7日付け記事でお伝えしたイギリスのアニ
メコンベンションAmeCon(公式サイト)の広報
担当であるScott Ewartさんとは、その後もメ
ールのやり取りが続いています。
その過程で初めて知ったのが、Scottさんは
以前に紹介したAmeCon2007のオープニング・
アニメーションを制作したアニメーターお2人の
うち1人だということなんですね。

AmeCon 07 Opening Animation




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Scottさんは、Helen Ewartさんという方と
一緒に、the Makenai Teamという自主制
作アニメグループを結成していて、同名の
"MAKENAI"というアニメ及びそのオープニン
グ・アニメーションの制作を進めているんだそう
です。

"MAKENAI"公式サイト
http://www.makenai.co.uk/

Amecon2007のOPアニメも、そういうグルー
プ発の、彼らの作品になるわけです。
Ameconと関わりとは別になっても、作品制作
作業は進めていきたいとのことですが、なかな
か時間が取れないそうですね。けれどいずれは、
プロの仕事として成立させたいとのことです。


"MAKENAI"のストーリーは、Caitlinという孤
児出身の16歳の女の子が主人公で、彼女の家
族からの唯一の形見であり、強大な力を秘めた
ペンダントをめぐって、それを狙う悪の女神
Dimanteと、Caitlinが解き放った人類の守護
神達との戦いを描く、といったもののようです。
いつ作品としての形になるのかわかりませんけ
れど、今はたくさん用意されたキャラクター達
見ているだけでも楽しいですね。


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またお2人は、"Angel League"というマン
ガも制作していて、同人誌の形でイギリスでは
販売しているそうです。

"Angel League"第3巻プレビュー・ページ

そこ経由で、Scottさんのパートナーである
Helen EwartさんのDeviantArtページ
見ていただければ分かるんですが、可愛いと
評判のAmeCon公式ページのマスコットキャラ
なんかも、Helenさんの描いたものなんですね。
ギャラリーにもたくさん可愛いイラストがあります
が、そうですね、個人的にはこのセーラームーン
が、特にキュートだと思います。


ともあれお2人のプロジェクトが、いずれ大きな
形になるといいですね。


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2010年02月07日

イギリスのアニメコンベンションAmeConが、18歳未満入場禁止になった理由


数日前のTwitterにおいて、2010年8月13
〜15日にイギリスのキール大学で開催される
予定のアニメコンベンションAmeCon2010
(公式サイト)が、18歳未満の入場を受け入
れないとする、開催規則の変更を発表したこ
とについて呟きました。
公式サイトでの告知には、「この変更にはい
くつかの理由があり、その中には政府によっ
て定められた法律もある」という一節があった
ので、もし法律が理由なら、18歳未満は入
場禁止という規制は、イギリスで開催される
全てのアニメコンベンションに適用されてしま
うのでは、と想像してしまったのです。


例えば、アメリカのサンフランシスコで開催
されている、やおい/BLジャンルをテーマに
絞ったYaoi-Con(公式サイト)などは、成人
向けの作品・プログラムを含んでしまう性格の
イベントということもあって、やはり18歳未満
は入場不可になっています。
けれど、これまでのAmeConは、ごく一般的な
アニメコンベンションだった筈で、テーマによっ
て年齢制限が課されるとは考えられず、実際
にこれまではありませんでした。


昨年の開催はお休みだったわけですけど、再
開した今年のイベントで、どうしてこういう方針
変更が生じたのか、疑問に思ったら直接訊い
てみるのが早いというわけで、問い合わせのメ
ールを送っておいたんですね。
そうしたら、AmeConの広報担当の方から、丁
寧な説明のお返事をいただきました。


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まず、今年からの、18歳未満入場禁止という方
針変更の理由のひとつには、イギリスにおける、
CRBチェックという問題が関係しているそうです。

CRB-Criminal Records Bureau(犯罪記録局)
http://www.crb.homeoffice.gov.uk/

というのは、イギリス政府内務省による執行機
関で、その名の通り、イギリス国内における
犯罪記録を管理しているところ、だと思います。
医療・福祉・教育といった、イギリスで子供を
相手にする職業やボランティア活動をしよう
とする場合には、過去に犯罪歴はありません
よという、CRBからのお墨付きが必要になるん
ですね。それをCRBチェックというんです。
逆に企業が問い合わせて、求職者に犯罪歴が
ないか、チェックすることも出来ます。


イギリスの法律が、18歳未満の子供が保護者
無しで入場可能な、事前登録制のアニメコンベ
ンションでも、そのCRBチェックの対象になる
というものに変わってしまったそうなんですね。
開催するには、コンベンションのスタッフと入場
者全てに対して、CRBによる、犯罪歴がない
ことを証明するチェックが必要になってしまった。
仕事や、定期的に続けるボランティア活動なら
ともかく、1年に一度しか開催しないアニメコンベ
ンションで、そこまでの手間をスタッフ・入場者
全てに課するのは、実際無理であり、だったら
そのCRBチェックの対象にならない、18歳未満
禁止のイベントにするしかない、という判断が
AmeConの運営者によってくだされた、という
流れのようです。
同じイギリスのアニメコンベンションでも、事前登
録制ではないLondon Expo(公式サイト)の場
合は、こういったチェックの対象にはならない代わ
りに、18歳未満の入場者全てに、保護者の同伴
が義務付けられる、ということになるそうです。


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また、近年問題視されている児童ポルノの問題
も、理由のひとつになるようです。
これは、広報の方の言葉をそのまま引用しますが、


「またイギリスの法律では、どういったものが幼年
者の猥褻なイメージなのかと判断する基準が、と
ても曖昧なのです。ただ幼く見えたり、18歳以上
だと証明出来なかった人が、猥褻な姿で撮影され
ているものなら何でも、児童ポルノとして判断され
かねない。多くのアニメキャラはセーラー服や、学
校の制服を着ていて、問題を引き起こす可能性が
とても高いのです。なので我々は、18歳以上のみ
入場可能という規制をやむなくされてしまったんで
すね」



という説明でした。
海外のアニメコンベンションの模様を伝える一般
メディアはよく、「セクシーコスプレ」みたいな表現
で、露出度の高いコスプレイヤーさんの姿を伝え
たりしますが、そんな写真が18歳未満のコスプレ
イヤーさんのものだったり、「学校の制服を着て
いるから18歳未満だ」と思われてしまった場合は、
児童ポルノとして糾弾される危険性がある、とい
うことですね。
だったら最初から、参加しているのは全て18歳以
上の者だけ、としてしまえば、少なくともそういう批
判からは逃れられる、というわけです。


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僕も今回のような、イギリスからのお話は初耳
だったので、とても驚きでした。
運営上やむをえない判断とはいえ、イギリスでも、
子供のアニメ・マンガファンはたくさんいて、
AmeConを楽しみにしていた子もいたとは思い
ます。ただ、何かが起きてからでは遅いのも確か
ですし、難しいですね。
CRBチェックはともかく、児童ポルノの問題は
世界的なことですし、広がりを続けている世界
のアニメコンベンションで、それぞれどういう判
断がくだされていくのか、注視していたいです。


・2月8日付け追記
9月9〜12日に英・レスターで開催されるアニメ
コンベンションAlcon 2010(公式サイト)も、
法律の改変を理由として、今年から18歳未満
入場禁止になると告知しました。
イギリスのアニメコンベンション開催における、
今後の全体的な傾向になっていきそうです。


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2009年11月22日

「マイマイ新子と千年の魔法」、イギリス・バービカンセンターで11月26日に上映


日本本国でも、つい昨日の11月21日から全国
公開が始まったばかりの、長編アニメ映画「マイ
マイ新子と千年の魔法」(片渕須直監督 公式サ
イト
)ですけど、もう今週の木曜日11月26日に、
イギリスでも「Mai Mai Miracle」という英語題で、
フェスティバル上映されることが決定しています。


上映される場所は、ずっと日本アニメのプログ
ラムを組んでいる、複合文化施設「バービカン
・センター」(公式サイト)。
同施設内映画館で、11月21〜29日にかけて
開催中の、「London Children's Film Festival
2009」というイベントの一環として、英語字幕
版で上映されます。

「London Children's Film Festival 2009」ページ

「マイマイ新子と千年の魔法」ページ

また同フェスティバルでは、宮崎駿監督の「崖の
上のポニョ」も28日に上映されます(公式ページ)。
こちらは英語吹替版のようですね。
イギリスでの公開は、ヨーロッパの中ではかなり
遅くて、来年2010年の2月になってからという
ことですから、待てない人達が押しかけるのか
もしれません。


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もっとも「ポニョ」については、さらに同じイギリス
の映画祭である、今日22日まで開催されてい
た、第23回リーズ国際映画祭(公式サイト)でも、
「サマーウォーズ」(細田守監督)、「天使のたま
ご」(押井守監督)といった作品と合わせて、上映
されていました。

「崖の上のポニョ」ページ
「サマーウォーズ」ページ
「天使のたまご」ページ

この中での注目は、やはり押井守監督の1985
年の旧作である「天使のたまご」ですね。
2009年4月3日付け記事でもお伝えしたことが
あるように、「天使のたまご」は海外では、あまり
きちんとした扱いを受けてきませんでしたから、
こういう国際映画祭での上映が、再注目を集め
るきっかけになってくれればとも思っています。
そもそもがOVA作品ですから、日本でもスクリ
ーン上映された機会がそんなにある作品でも
ないでしょうし。
フォーラムでの反応を見ると、改変版ではなく
オリジナルの形で見られるとは思わなかった、
だからこそぜひ見てみたいという、イギリスの
ファンの声はありました。
実際に見た感想は……、数は数人程度ですけれ
ど、ご想像のとおり複雑みたいで、とりあえず大
絶賛という意見は、まだ見つけられていません。
あまりに変な風に改変されてしまったので、オリ
ジナル版への期待が逆に高まり過ぎた、という
こともあるかもですが。

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2009年10月02日

イギリス・ロンドンのマンガ専門店「Orbital Manga」が閉店に


今日は久々に、イギリスからのお話ですね。
イギリスのアニメ・マンガ情報サイトのOtaku
News
が9月29日付けで小さく伝えていたの
で目に入ったのが、ロンドンにあるマンガ専
門店のOrbital Mangaが閉店する、という
ニュースでした。

"Orbital Manga closes"

どうしてこのお店のことを覚えていたかとい
うと、昨年10月18日にマンガ版「涼宮ハルヒ
の憂鬱」第1巻が発売された時に、英米で同
時にイベントが行われて、アメリカ側のそれ
はニューヨークの紀伊國屋書店が、イギリス
では、ロンドンの、このOrbital Mangaが会
場だったんですね。

参考
当ブログ2008年12月7日付け記事

で、動画などで、お店の中の様子なんかも、
少しは見ていたんです。
そういうイベントの場所として選ばれるくらい
だから、ロンドンのマンガ・アニメファンが集
えるような、それなりに有名で盛況なお店な
のかなって思ってました。
Orbital Mangaは、同じロンドンのコミック
専門店であるOrbital Comicsの、マンガ専
門支店として、2007年の2月に開店したそう
です。


参考
Otaku News 2007年2月20日付け記事
"New manga shop opens in London"


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そういった専門店が閉店するということです
から、イギリス、あるいは少なくともロンドン
市内でのマンガ・アニメ人気が落ちてきて
いるのかも、と想像もしてしまったんですね。
もちろん、想像だけしても仕方ありませんから、
ここは事情に通じている、現地の方に訊くの
が一番だと思い、旧知の、イギリスのアニメ・
マンガ情報サイトUKA-The UK Anime Network
の代表であるRoss Liversidgeさんに、質問
してみたんです。


まず、情報サイトの代表として理解している
限りでも、現在のイギリスでマンガ・アニメの
人気が大きく落ち込み始めた、という雰囲気
はないとのことです。
今回のことは、単純に、利益を上げるための
ビジネス的判断だろうと。


「Orbitalの件については、いくつかの要因が
重なっていると思います。
ロンドンの不動産価格は、今でもとても高い
ですし、経済不況は多くの企業に、経費削減
を余儀なくさせています。
Orbitalのコミック・ショップの西新店は、旧店
よりもずっと広くなりましたから、マンガ専門
店と合併するのは、理にかなっています。
それに2つのお店は、歩いて二分ほどの距
離しか離れていませんし、そういう意味でも、
お店をひとつにまとめた方が合理的なので
しょうね」



ということで、とりあえずは「これでイギリスで
のアニメ・マンガ人気が――」みたいに、大き
な意味で不安がる必要はなさそうです。
時期も短かったので、試しにマンガ専門の支
店を作ってみたら、思いのほかコストが高くつ
いてしまった、みたいなことでしょうか。
ありがとうございます、Rossさん。
今はサイトがハッカーに狙われていて、その防
御に大変とのことですから、なんとか頑張って
ください。



とはいえ、やはりOrbital Mangaに通っていた、
ロンドンのマンガファンの方たちには、とても
ショックだったようで、その声は例えば、イギリ
スのマンガ制作グループSweatdrop Studios
のフォーラム、

"Good bye Orbital Manga shop...?"

などで知ることが出来ます。
ここ数ヶ月、Orbital Mangaでは商品を新規
入荷せず、棚がどんどん空くようになっていた
ので不思議がっていたら、今回の閉店で「そん
な――!?」という流れみたいですね。
元のコミックショップに、またマンガの棚が作
られるにしても、その量は小さくなるかもです
し、何より「マンガファンだけが集うお店」が
無くなってしまうのが、とても寂しいようで、
移転・合併を惜しむ声がたくさん寄せられて
います。
もちろん、ネットのオンラインストアで買うこと
は出来ますけど、どこの本屋・コンビニでも
マンガを置いてある日本ではないロンドンで、
こういう足を運べて、棚いっぱいのマンガに
囲まれることの出来る、現実の場所があると
いうのは、愛好者の方々にとっては、とても
意味が大きかったでしょうね。


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2009年08月10日

イギリスのHMV新作DVDリストに、「美少女戦士セーラームーン」が。


前置きにするには長くなりすぎてしまったので、
こちらも独立した記事にします。
日本では9月からCSのアニメ専門局アニマック
スで、イタリアでも既報どおり有料チャンネル
Hiroで2010年1月からの再放送が決まっている
「美少女戦士セーラームーン」ですが、公式な発
表ではないですけど、イギリスでも動きがあるよ
うです。


Anime UK Newsの8月6日付け記事

"4 new possible UK Anime liceneses
 appearing on HMV?"


では、レコード販売ショップ大手のHMVの近日
発売商品のリストに、
・「名探偵ホームズ Complete Series」
・「ヴァンパイア騎士」
・「AKIRA」(ブルーレイ)
と合わせて、
・「セーラームーン」(DVD)
のタイトルがあったことを伝えています。
HMVの該当ページでは、タイトルと、ディスクの
枚数が1枚であること以外の情報は、なにもわか
りません。


ご存知のように、海外での「セーラームーン」関
連商品の展開(原作コミック、DVD、テレビ放映)
は、諸事情でずっと止まっていたのですが、日本・
イタリアでの再放送決定と合わせて、このイギリ
スでのDVDリリースも、世界的な「セーラームーン」
再展開の一環かも、と想像は出来ます。
コメント欄を読むと、イギリスでは過去に「セーラ
ームーン」のDVDは、MVM Entertainment
(公式サイト)から、英語吹替のみ収録版で発売
されたきりのようですから、今回はオリジナル版
での発売を期待されていますね。
今回の発売がMVMからなのかは、まだ不明です
けど、この週末の7月14〜16日にイギリス・コー
ベントリーのWarwick Arts Centreで開催さ
れるアニメコンベンションAya Revolution 09
(公式サイト)での、MVMのパネルで質問してみる
と言っている人がいるので、事実かどうかは、
そこでわかるかもしれません。続報を待ちましょう。
ディスク数が1枚というのが、テレビシリーズとして
は不自然ですし、あるいは映画版かもという声も
ありますが……。


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ところで、同じ英語圏のアメリカではどうだろう
と思って、アメリカAmazonで"Sailor Moon"を
検索してみたら、当ブログ2007年5月19日付
け記事
で伝えた、「美少女戦士セーラームーン 
セーラースターズ」の海賊版DVDBOXセット
が、
マーケットプレイス扱いとはいえ、まだ置いてあ
るのに驚きました。
というか、"Sailor Moon"で全ストア検索したら、
商品リストのトップに来ます。
マーケットプレイス扱い商品だから、Amazonと
しては例え海賊版でも関係がない、ということな
んでしょうか。


それはともかく、Twitterでお馴染みYuriconの
エリカ・フリードマンさんに質問してみたら、
FUNimationでなにか動きがあるみたいだけど、
北米での確定情報はまだないとのことでした。
僕も最近やっとTwitterを始めたばかりですが、
こういう簡単な連絡・質問には便利ですね。
あと、アニメ感想なんかも、ずっとそっちでやる
ことにしました。このブログの方は、海外情報
オンリーになっていくと思います。


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2009年05月07日

帝国軍ストーム・トルーパー(スター・ウォーズ)の護衛つきで、コスプレしませんか? ―― イギリス・ロンドンMCM Expo 2009


先に同じイギリスの話題ということで、3月20日
付け記事
のフォローです。
4月7〜9日に、イギリス・ロンドンのバービカン
・センターで開催された、GONZO作品の上映イ
ベントの最終日に、タイトルを事前に告知してい
なかったSneak Peakの作品は、実際に行った人
の、Anime UK Newsフォーラムのコメントを信じる
なら、「アフロ サムライ:RESURRECTION」だった
ようですね。
タイトルは不明でも、レイティングは「18+」とされ
ていましたから、普通のテレビシリーズではないだ
ろうと想像していましたけど。
それとは別に、「アフロ サムライ:RESURRECTION」
の正式なプレミア上映も、4月24日にロンドンで
行われたようです。

UK Anime Network 2009年4月20日付け記事
"Afro Samurai: Resurrection UK Premiere
in London"



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では本題。
イギリス・ロンドンで5月23〜24日にかけて開催
される、映画・コミック・ゲームの総合コンベンション
である、London MCM Expo 2009(公式サイト)
が、面白い募集をしています。
Otaku Newsの5月6日付け記事、

"Cosplayers Wanted - Storm Trooper Escort
Provided"


のタイトルそのままなんですが、MCM Expoの主催
者は現在、10人のコスプレイヤーを募集していて、
5月16日にオックスフォード・ストリートで、彼/彼女
達に、イベントの宣伝のための、チラシ配りをお願
いしたいそうなんですね。報酬は、イベントへの無
料入場権になります。
さらなる特典として、その作業中はずっと、帝国軍
ストーム・トルーパー(スター・ウォーズ)の一部隊
による護衛をつけてくれる、とのことなんです。
当然、そういう派手なグループなら注目を集める
のは間違いないでしょうし、自分のコスプレを披露
するのにも、絶好の機会、というわけですね。


あれですね、ストーム・トルーパーの部隊を引き
連れられるのなら、やっぱり1人はダース・ベイ
ダーのコスプレをして、帝国はとても強いな帝国
軍のテーマ(作曲・ジョン・ウィリアムズ/作詞・
岡田斗司夫)をかけながら、ロンドンの街を闊歩
したら、さぞかし気持ちいいでしょうね。
それでするのがチラシ配りというのも、なんだか
微笑ましいですけど(笑)。
みんながみんなベイダーというわけにもいかない
でしょうから、ストーム・トルーパーに囲まれて似
合うコスプレイヤーが、それぞれ選出されると思
います。写真かビデオレポに期待です。


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そうそう、イギリスのコスプレといえば、さらにもう
ひとつ、2008年11月8日付け記事のフォローも。
ゲームキャラによるコスプレイヤーが集まった世界
記録の話なんですが、今回のMCM Expoでも、
録更新へのチャレンジ
がなされるそうなんですね。
現在登録受付中で、記録を更新するにはあと76人
の参加が必要なんだそうです。
今の世界記録が何人なのか、ちょっとわかりません
けれど、新記録樹立の際には、また大きく報告され
るでしょうから、うちでもお伝えしたいと思います。
そろそろゲームキャラじゃなくて、アニメあるいはマ
ンガキャラ縛りでの記録も作って欲しいですけど。


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2009年03月21日

イギリスの情報サイトThe UK Anime Networkのマスコットキャラに名前をつけてあげよう企画


昨日に引き続いて、イギリス発のお話です。
イギリスのアニメ・マンガ情報サイトUKA-The
UK Anime Network
の代表であるRoss
Liversidgeさんとは、先日連絡が取れて、
日本でもUKA発の記事を紹介させてもらってい
ることをお伝え出来ました。
さらに、今後の日英での交流に繋がればと思い
ます。


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そのUKAで現在進行中の、興味深い企画が、
3月17日から始まっている、"Name UKA's Mascot
competition"
だったりします。
これは文字通り、新しく創ったUKAのマスコットキ
ャラにふさわしい名前を考えてあげようと、フォー
ラム
で募集しているんですね。
名前が選ばれた人には、「ツバサ・クロニクル」の
DVDBOXセットがプレゼントされることになってい
ます。
Ross Liversidgeさんから、画像の提供と掲載許
可をいただきましたので、こちらでも紹介させてい
ただきます。ちょっと大きめですけど、この際です
からそのままで。


mascot-moon.jpg

mascot-clear.jpg

mascot-design1.jpg


見ての通り、彼女のデザインは、初音ミクさんの従
妹といった感じですが、そもそもUKAのTOPページ
には、ミクさんのイラストが飾られていて、そのイメー
ジを残して、というデザイン方針だったので、こうなっ
たようです。
デザインが決定するまでの変遷は、こちらのフォーラ
で。
現在までに候補として提出されている名前は――、


・Yuka-chan
・Meikoime
・Minako
・Betty
・Uki Kishi Azumi
・Reginald
・Aoi
・Mizuki(美月)
・Himeko(姫子)
・Airi(愛理?愛莉?)
・Hanako(花子)
・Meia-chan
・Yumi
・Sakura
・Miyako(美夜子)
・Hikaru
・Stiffler
・Lilika
・Rossophia
・Yoshiko
・Yuukei
・Eimi(英美)
・Chiami
・Hinata
・Kissa(フィンランド語で「猫」)


などなどになりますね。たくさんです。
漢字がついているのは、その表記も合わせて考え
られているものですね。
例えばEimi(英美)の漢字の意味は、"British Beauty"
になるから、という発想は、イギリスのサイトとしては
ふさわしいかもですし。


ともあれ、日本語風の名前のみという規定があった
わけではないですが、やはりそういうのが多いみた
いですね。これが例えば、中国映画の情報サイトな
ら、中国風の名前にしたくなったでしょうから。
日本発のポップカルチャーを代表するハロー・キティ
はイギリス・ロンドン出身の筈で、Kittyという名前も
含めて、そういう設定には、西洋への憧れみたいな
ものが含まれていたと思います。
今度は、イギリスのアニメファン達が、マスコットキャ
ラの名前に、自分達の日本への憧憬みたいなものを
重ねているかもしれない、逆の構図が発生している
のが、とても面白いですね。
最終的には候補を四つに絞って、そこから投票で決め
ることになるようです。可愛い名前になりますように。

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2009年03月20日

イギリス・ロンドンのバービカン・センターで、GONZO作品の上映イベント


まず先に、3月6日付け記事のフォローです。
AV Watch3月19日付け記事によると、北米での
ブルーレイ版「AKIRA」の出荷数は2万枚を記録し、
販売予測を5万枚に上方修正したとのことですね。
こちらの想像の倍でした。すみません。
記事では、「入手困難な状況が続き」とありますが、
とりあえずアメリカAmazonには在庫があるようです。


北米で「AKIRA」が映像ソフト化されるのは、これが
3回目になると思います。
最初は、90年に北米で劇場配給した、Streamline
PicturesによるVHSテープ、そして2001年になって
新たに権利を獲得したGeneon USAが、吹替もやり
直したDVD、さらに今回権利が移った、BANDAI
Entertainment
HONNEAMISEレーベルからの、
ブルーレイですね。
今回のブルーレイで収録されている英語吹替は、
Geneon USA版だと思いますが、90年代に「AKIRA」
によって、初めてアニメに目覚めた世代には、
Streamline版の吹替に愛着がある人も多くて、
今回収録されなかったことを残念がる声も目にして
います。


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さて本題です。
昨年9月の、手塚治虫アニメ作品に続いてですが
(2008年7月22日付け記事)、イギリス・ロンドン東
部のバービカン・センター(公式サイト)で、今度は
GONZO作品の集中上映企画が、4月7〜9日に
予定されています。
これはAnimate the World 2009(4月4〜12日)
という企画の一環で、GONZOは日本アニメの代表
として、特集が組まれています。


ソース・Otaku News 2009年3月19日付け記事
"Japanimation: Gonzo Focus at The Barbican:
7-9 April 2009"


Barbican - animate - what's on
"Japanimation: Gonzo events"



キュレイターを務めるのは、バービカンでの日本
アニメ上映企画をずっと手がけている、Helen
McCarthyさんです(新刊の「500 Essential
Anime Movies: The Ultimate Guide」
につ
いても含む、ポッドキャストAnime Todayのインタ
ビュー
)。


上映スケジュールは、

4月7日
午後6時 
OVA「青の6号」第1〜4話
午後9時
テレビシリーズ「SAMURAI 7」第1&2話
「ウィッチブレイド」第1&2話

4月8日
午後6時15分
テレビシリーズ「HELLSING」第1&2話
「岩窟王」第1&2話
午後8時40分
映画「銀色の髪のアギト」

4月9日
午後6時15分
「Gonzo Goes Streaming」
世界向けにネット配信される作品の紹介
「シャングリ・ラ」  
「BLASSREITER」
「鉄のラインバレル」
「ロミオ×ジュリエット」
(記載はありませんが、多分それぞれの第1話)

午後8時30分
「Gonzo: New Horizons - Japanimation Surprise
 Sneak Peak!」
(当日まで不明の、新作の先行上映がある模様)

といったものになっています。
GONZO作品のファンからすると、どうでしょう。
個人的には、テレビ版「HELLSING」を入れちゃう?
みたいな気持ちもありますが(笑)。しかもイギリス本
場での上映ですし。
秘密にされているSneak Peakは、おそらく日本でも
4月から放送開始される「咲 -Saki-」(公式サイト)で
なければ……最近の成功作というと、「ロザリオとバ
ンパイア」か「ストライクウィッチーズ」です?
どちらも劇場の大画面だと、それなりの衝撃がある作
品みたいですが。


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2009年02月03日

イギリスのアニメ販売会社Manga Entertainment UKの、2008年度売れ筋タイトルは


さらに、イギリスのアニメ市場のお話です。
昨日紹介した、MVMのTony Allen氏に引き続いて、
イギリスのアニメ・マンガ情報サイトのUK Anime
Network
が掲載してくれていたのが、Manga
Entertainment UK
のマーケティング・ディレクター
である、Jerome Mazandarani氏へのインタビュー
記事でした。


UK Anime Network 2009年2月2日付け記事
"Manga Entertainment Interview"


同じように、Manga UKの2008年度のイギリス・アニ
メ市場における業績を振り返ってくれているのですけ
れど、発言からセールスの数字的なことを抜き出して
みると、

Optimum Asiaが配給しているスタジオジブリ作品
 を除けば、2008年イギリス市場での売れ筋アニメ・
 フランチャイズは、Manga UKの
 1.「NARUTO」
 2.「Bleach」
 3.「DEATH NOTE」
 になる。

・タイトル別の売れ筋では、細田守版「時をかける少女」
 と、「銀色の髪のアギト」が、発売後8週間で、1万枚
 以上のセールスを記録。
 (アメリカではヒットした) 「ベクシル-2077日本鎖国-」
 や「アップルシード エクスマキナ」を上回った。

・(同じくアメリカでは売れていた)「Voltron」については、
 ちょっと期待に届かず。

・年内に「NARUTO-疾風伝-」をリリースする予定はない。

といったコメントがありますね。
特に注目するのは、細田守版「時をかける少女」(2008
年12月8日発売)の1万枚以上というセールスでしょうか。
本国日本では、発売後2ヶ月で11万枚という記録がある
ようですけど、

参考・アニメ!アニメ! 2007年6月21日付け記事
「『時をかける少女』DVD 発売2ヶ月で累計11万本突破」

その十分の一でも、日英での市場規模の違いや、劇場
公開されていないこと、人気マンガ・テレビアニメをベー
スにしていないことなどを考えると、大健闘なんだろうと
想像します。それは「銀色の髪のアギト」も同じですけど。
アメリカでは、一般のDVDランキングの上位にも入って
いた「エクスマキナ」よりも上というのは、英米の市場の
違い、なんでしょうか。
逆に、アメリカのランキングでは、2008年11月にリリー
スされた「時をかける少女」は、上位でほとんど見かけな
かったと思います。特に、アニメ専門店のランキングに入
っていたのは皆無でした。


個人的には、これを機会に、イギリスでも筒井康隆さん
の原作小説なり、大林宣彦監督の実写版(1983年)なり
をリリースしてくれたら、結構売れるんじゃないかなと思
ったり。
細田版だけしか知らない人は、やっぱり「あの叔母さんて、
どうしてタイムリープのことを知ってるの?」「誰を待ってい
るんだろう?」って、疑問に思うでしょうし、「ああ、真琴達
よりもずっと昔に、こういう物語がかつてあったんだ」と知
ってほしいなあ、とは思います。


・英語吹替版予告編(アメリカ公式サイトより)




short_g.gif


★あ、「Yes!プリキュア5GoGo!」は最終話まで見終わって
いますけれど、りょうさんの方でも終わったら、SSは無理っ
ぽいですが、何かまとめ的なものを書こうとは思っています。

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2009年02月02日

イギリスのアニメ販売会社MVM Filmsの、2008年度売れ筋タイトルは


今日はイギリスのお話ですね。
イギリスのアニメ・マンガ情報サイトのUK Anime
Network
が1月20日付けで、イギリスのアニメ流通
会社であるMVMのオーナー、Tony Allen氏に、昨年
2008年の、イギリスアニメ市場でのMVMの業績を語
ってもらう、といった内容の、ショート・インタビューを
掲載していました。


UK Anime Network 2009年1月20日付け記事
"Talking shop: Tony Allen, MVM"


2008年が、色々な意味で変化の年であったというの
は北米と同じですけれど、その中で、特にイギリスで
売れ筋だった作品としてまず挙げられたのが、「ウィッ
チブレイド」と「Black Lagoon」、そして一番の驚きと
して、「光と水のダフネ」のヒットになるようです。
「結局ファンサービスは売れるんだろうね」というのが、
Allen氏のコメントになります。


その他にまずまずだったのが、「FLCL フリクリ」「灼眼
のシャナ」「スターシップ・オペレーターズ」などで、新作
「REVOLUTION」ではなく、テレビシリーズ1作目にな
るようですが、「スレイヤーズ」第1巻も好調だったそう
です。
アメリカでは2007年からFUNimationによって、シリー
ズごとにまとめてのBOXセット発売が始まっている「スレ
イヤーズ」シリーズですが、イギリスでも、旧作全4シリ
ーズの発売が予定されています。
ただしこちらはBOXセットではなく、最初の3作は、4巻
に分けたバラ売りの、毎月リリースの予定です。
ともあれ双方の売れ行き好調をみるに、いまだに英米で
根強い人気を誇るシリーズなんでしょうね。
まだ海外でのライセンスは発表されていませんが
(北米ではFUNimationが昨年末発表してたそうです。
公式サイト)、新作「REVOLUTION」も売れそうです。
逆にセールスがイマイチだったのが、「グラビテーション」
になるとか。


2009年の展開については、現在少なくとも6作品が、
契約交渉の最終段階で、名前を明らかにしていいもの
として、「無限の住人」「ロミオ×ジュリエット」への期待
が語られています。
特に「ロミオ×ジュリエット」は本場というか、原作者シェ
イクスピアの本国なわけですし、イギリスからの評価は
面白そうです。イギリスで、日本の古典文学を映像化す
るようなものですか。
加えて、実写作品への進出も予定されていて、その第1
作は「キューティーハニー」(2004年 監督・庵野秀明)に
なるとのことですね。


このMVMからのリリースでありがたいのは、たくさんの
宣伝用クリップが、英語吹替版で用意してくれているこ
とですね。制作自体は、アメリカのスタジオだと思いま
すけど。
トレイラーのページでそれぞれチェックしてみてください。

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2008年12月05日

イギリス・BBCによる、ロンドンでのコスプレイベント「Grand International Cosplay Ball」のニュース動画


お伝えしようと思っているうちに開催が終了していた、
イギリス・ロンドンでのコスプレイベント「Grand
International Cosplay Ball」(11月30日 公式サイト)
の模様を、公共放送局BBCのサイトBBC NEWSが、
ニュース動画付きで伝えています(via Otaku News)。
まず最初に30秒ほどのCMが流れて、それからニュー
ス本編になります(1分33秒)。

BBC NEWS 12月4日付け記事
"Warriors and maidens have a ball"

このイベントが、通常のコスプレイベントと異なるのは、
イギリスで初めての、コスプレをメインとした国際的イベ
ントというだけではなく、「ball」という名称が示すように、
舞踏会のスタイルで行われたことですね。
仮面舞踏会ならぬコスプレ舞踏会ということで、日本でも
同種のイベントは開催されていると思います。
あ、ということは、それなりに正式な社交ダンスのマナ
ーも身に付けていないと様にならないわけで、結構人を
選んじゃうかもしれませんね。
ニュース動画で見る限りではいい雰囲気で、最後がキス
・シーンで終わるのが微笑ましいです。


バックでずっと流れている日本語の歌を歌っているのは、
たぶんゲストの、「Japanese electro-pop idol」という
Hiko Suzuki ヒーコ スズキさん(Myspace)。
彼女について詳しくは、J-Pop Worldでのインタビューで。
海外では、それなりに活動されているみたいですが、日
本国内での知名度はどうでしょう。


short_g.gif


イギリス発のニュースでもうひとつあるのが、日刊紙
The Independentが12月4日付けで掲載していた、

"The ascent of manga: Japan's hottest export
goes global"


という記事です。
これは、88年の「AKIRA」の登場以降の、イギリス国内
でのマンガ人気の高まりと、その影響を受けて育ったイ
ギリス人コミック・アーティスト達を紹介するものですね。
Sweatdrop StudiosとそのメンバーEmma Vieceliさん
Sonia Leongさん、Mary Beairdさんといった方々の名
前が出ていますが、こういったアーティストさんの作品が
日本でも出版される機会が来るかどうかは、ceenaさん
の頑張り次第でしょうか(勝手に言っちゃってすみません)。


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2008年11月08日

イギリス・ロンドンでゲームキャラのコスプレイヤー集合数ギネス世界記録が更新されたそうなんですけど……。


北米・フランス・ドイツ・スペイン・イタリアときたら、
やはり次はイギリスの話になるわけです。
一応うちで取上げた、過去のニュースとも繋がって
いますし。


去る3月18日に、イギリスのセントラル・ロンドンで、
「Largest Gathering of Games Characters」
というイベントが行われたことをお伝えしましたよね。

・当ブログ2008年3月21日付け記事
「イギリスで最多コスプレイヤー数のギネス世界記録
に挑戦イベント――その結果は」


これは、「ギネス・ワールド・レコーズ(ギネス世界記録)」
の、ゲーム関連記録版である「Guinness World
Records Gamer's Edition」(公式サイト)の呼びか
けによる、ゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤ
ーが、一度に集まった数の世界記録を樹立しよう、とい
う趣旨のイベントでした。
その時の記録は、告知が直前だったこともあって、わず
か「80人」という結果に終わりました。
終わりましたが、記録されたのが一番最初なので、とに
かくこの「80人」が、世界記録としてギネスによって認
定されたわけです。


その後9月13日になって、ドイツのアニメ・マンガ・ゲ
ームのファンクラブ・コミュニティであるDer Animexx e.V.
が、主催のコンベンションConnichi 2008(公式サイト)
においてこの記録に挑戦し、「337人」という参加者を
集めたそうです。

・Guinness World Records Gamer's Edition
10月21日付けニュース
"Contest for Cosplay Record Heats Up"


このニュースを知って慌てたのが、10月25日にイギリ
ス・ロンドンで開催されるLondon Games Festival
(公式サイト)で、「Largest Gathering of Games
Characters」の記録に挑戦しようと思っていた人達
のようです。
なにしろ世界記録の高さが、考えていた「80人」から、
一気に「337人」に上がってしまったのですから。


ともあれ10月25日当日、ロンドンの会場に集まった
ゲーム・キャラのコスプレイヤーの数は「342人」とい
うことで、わずか5人ですが、世界記録が新たに更新
されました。

・BBC NEWS 10月26日付け記事
"Gamers dress as heroes for record"
(via Otaku News10月28日付け記事)

集まったコスプレイヤーの総数は、それより50人ほど
多かったようですが、その人達はバットマンのような、
ゲームキャラにはカテゴライズされないキャラのコスプ
レをしていたために、カウントからは除外されてしまっ
たようです。
ともあれこの「342人」が、最新のギネス公認世界記
録ということになりますね。


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で、うちのブログをずっと読んでくれている方だと、
「? 例の、アメリカの記録はどうなったの?」と思っ
ていると思います。

・当ブログ2008年6月2日付け記事
「テキサス州ダラスのA-Konで、ゲームキャラのコス
プレイヤー数ギネス世界記録更新(697人)」


今回のロンドンでの「342人」は、ダラスのA-Konが記
録した「697人」の、半分以下の数字ですから、どうなっ
ているの?とは僕も思いました。
これはどうも、Guinness World Records Gamer's
Edition 10月21日付けニュース
内の、「2月に最初の
記録が『80人』に決まった後、いくつかの団体が、この
記録を打ち破る意志を表明していたが、誰も証拠を(ギ
ネス側に)提出する用意が出来ていなかった」という文を
読むと、A-Kon側は、ギネス側が世界記録として承認す
るに足る客観証拠を、ちゃんと用意出来なかったのかも
しれませんね。
あるいは、数字を自分達だけで確認し「世界一になった」
と満足して、そもそも承認を求めていなかったとか。
ともあれ、イギリス・アメリカ・ドイツに続いて、この
「Largest Gathering of Games Characters」への
記録挑戦が、さらに世界的なイベントに広がっていくかど
うか、観察していきます。そろそろ日本側でも、どこかの
コスプレ・グループが動いたりするでしょうか。


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2008年07月25日

イギリスでの「RED GARDEN」「KURAU Phantom Memory」DVDは、BOXセットもキャンセルに


6月22日付け記事で、イギリスではADV Films UK
からリリース中だった、「RED GARDEN」「KURAU
Phantom Memory」DVDの、単巻リリースが打ち
切られるニュースをお伝えしましたよね。
その代わりに、早々にBOXセットが発売される予
定、というのがその時点での情報だったのですが、
どうやらそのBOXセットも、発売がキャンセルされ
たようです。
伝えているのは、Mania.com内のアニメ&マンガ・
コーナー
に吸収される形になった、旧AnimeOnDVD
の運営者Chris Beveridgeさんによる記事です。

Mania.com 7月24日付け記事
"ADV Films UK Nixes Titles"

イギリス国内におけるADV作品の流通を委託され
ているLace Group(Lace Digital Media Sales)
からの発表ということですね。
とりあえずキャンセルされたという作品と、その発
売予定日を並べてみますと、


「パンプキン・シザーズ」第2巻(7月21日)
「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第2巻(7月28日)
「Kurau Phantom Memory Boxset」(7月28日)
「コヨーテ ラグタイムショー Boxset」(7月28日)
「N・H・Kにようこそ!」(イギリスではまだ未発売だっ
 たので、発売前にキャンセルされたということ?)
「RED GARDEN Complete Collection」(8月25日)
「パンプキン・シザーズ」第3巻(9月8日)
「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第3巻(9月22日)


などになるようですね。
キャンセル自体は、ADVとARMコーポレーションの関係
解消に伴うもので驚きではないと述べられていますが、
ということは、「RED GARDEN」や 「Kurau Phantom
Memory」は、単巻リリースだけでなく、BOXセットでの
リリースもキャンセルされてしまったことで、とりあえず
現状としては、物語を最後まで見届ける正規の手段が
なくなってしまった、ということになりますね。
「RED GARDEN」の場合は、アメリカでも単巻リリース
が終了していないのに(最終第6巻は未定状態)、イギ
リスで先にBOXセットを出せるものかな、という話もあ
りましたが……。
アメリカだと、ADVから離れてしまったこれらのタイトル
は、FUNimationから再リリースされるらしいんですけ
ど、イギリスではどうなるんでしょう。
ビジネスのことは別にしても、作品のファンとしては、
打ち切りとかキャンセルとかいう話は寂しいですし、
やっぱり最後まで正規の手段で見られるようにして欲
しいわけです。
どんな評価も、正規の手段で見てもらってこそですし、
その結果として、クリエイターへの正当な報酬の還元
という流れが生まれるわけですから。


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2008年07月22日

イギリス・ロンドンのバービカン・センターで、手塚治虫アニメーション作品のシリーズ上映イベント


イギリスの情報サイトOtaku News7月17日
付け記事
で知りましたが、イギリス・ロンドン東
部のバービカン・センター(公式サイト)で、今年
9月18日から24日にかけて、手塚治虫氏が手
がけた・関わったアニメーション作品の、連続上
映会が行われるそうです。タイトルは"OSAMU
TEZUKA: MOVIES INTO MANGA"。
1928年生まれである手塚氏の、生誕80周年記
念企画ということですね。

Otaku News 7月17日付け記事
"London Barbican Osamu Tezuka Season"

キュレーターを担当するのは、同所でのアニメ上映
イベントをずっと引き受けている、イギリスを代表す
るアニメ評論家といっていい、Helen McCarthy
ヘレン・マッカーシーさんです。マッカーシーさんの
著書は日本の大型書店の洋書コーナーでも、よく
目にしますね。邦訳はまだないようですけど……。
ちょっと前ですが、フロリダ発のポッドキャスト
Anime World Orderによる、マッカーシーさんへの
インタビュー(2007年9月21〜23日開催のAnime
Weekend Atlanta 2007会場で収録)は、こちら
のページ
からどうぞ。


ともあれ記事に掲載されている、バービカン・セン
ターからのプレスリリースを基に、上映スケジュール
・作品をざっと並べてみます。テレビシリーズ作品は、
全て第1話の上映になります。


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9月18日

・「ある街角の物語」(62年)
・「人魚」(64年)
・「しずく」(65年)
・「展覧会の絵」(66年)
・「ジャンピング」(84年)
・「おんぼろフィルム」(85年)
・「プッシュ」(87年)
・「村正」(87年)

9月19日

・「鉄腕アトム」(63年版)
・「鉄腕アトム」(80年版)
・「ジャングル大帝」(65年版)
・「海底超特急マリンエクスプレス」(79年)

9月20日

・「ジャングル大帝」(97年公開の劇場版)
・「鉄腕アトム 宇宙の勇者」(64年公開の劇場映画)
・「オサムとムサシ」(05年 手塚治虫記念館オリジナルビデオ)
・「フィルムは生きている 手塚治虫フィルモグラフィー
  1962-1989」(90年 ドキュメンタリー)
・「森の伝説」(88年)
・「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」(80年)
・「火の鳥」(78年 市川崑監督による実写映画)

9月21日

・「新ジャングル大帝 進めレオ!」(66年)
・「ユニコ」(81年)

ライオンブックス・シリーズ
・「悪右衛門」(93年)
・「安達ヶ原」(91年)
・「緑の猫」(83年)
・「るんは風の中」(85年)
・「雨ふり小僧」(83年)

・「リボンの騎士」(67年)
・「バンパイヤ」(68年)
・「ふしぎなメルモ」(71年)
・「三つ目がとおる」(90年)

・「千夜一夜物語」(69年)

9月22日

・「タイムスリップ10000年プライム・ローズ」(83年)
・「大自然の魔獣 バギ」(84年)

9月23日

・「紙芝居劇場・手塚治虫」(ライブパフォーマンス)

9月24日
・「クレオパトラ」(70年)


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という感じで、テレビシリーズ、劇場作品、実験映画、
ドキュメンタリーと、なかなかにバラエティに富んだ
構成だと思います。あまりにも数が膨大なので、選ん
だマッカーシーさんも大変だったでしょうね。1年間
バービカン・センターを借り切れても、全てを紹介す
るのは無理でしょうし、濃い1週間になるのだろうと
思います。


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2008年06月22日

イギリスでの「RED GARDEN」「KURAU Phantom Memory」DVD単巻リリースが途中でキャンセルに


先にアメリカの方のニュースをひとつ。
9月26〜28日に、ニューヨークで開催される
New York Anime Festival(公式サイト)は、
ニュージャージーでこの週末開催されている
AnimeNEXTの会場で、イラストレーターの天
野喜孝さんが、新たにゲストとして招待される
ことを発表したそうです。

Anime News Network 6月22日付け記事
"New York Anime Fest to Host Designer
Yoshitaka Amano"


このNYAFには、既に「吸血鬼ハンターD」などで
コンビを組んでいる菊地秀行さん、そして翻訳者
のケビン・レーヒさんの参加も決定していますか
ら、アメリカの「D」ファンには、たまらないライン
ナップになりますね。
というか、このお2人が揃うのだから、やっぱり
「D」絡みで、何か大きな発表があったりするん
じゃないかと、根拠もなく期待してしまうのですが。


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さてイギリスの話。
僕が知ったのは、Anime UK News6月21日付
け記事からになるんですけど、ADV Films UK(
式サイト
はもはや痕跡のみです。本家アメリカの方
も機能していません)からリリース中だった、
「RED GARDEN」「KURAU Phantom Memory」
の2作品が、単巻でのリリースを途中でキャン
セルされたそうです(元ソース・AnimeOnDVD
EyeOnAnime)。
「RED GARDEN」の方は、全6巻中3巻まで、
「KURAU Phantom Memory」は、全6巻中4巻
までのリリースで、打ち切られることになります。
オンラインストアでは、まだ商品の掲載を続けて
いるところもあるようですが……。
代わりに、「KURAU Phantom Memory」は7月
28日に、「RED GARDEN」は8月25日に、全話収
録のBOXセットが、急遽発売されることになりました。


それぞれ24話収録のBOXセットの定価は、34.
99ポンド(約7400円)ということで、キャンセルさ
れた「RED GARDEN」第4巻の定価が19.99
ポンド(約4220円)、売価が12.98ポンド(約2740
円)ということを考えると、売価計算でも全巻購入で
約1万6440円になりますから、単巻ベースでは、
確かに安くはなります。
とはいえ、ここまでの3巻を購入し、約8220円を
払ってきた人が、残りの3巻と既に持っている3
巻のために、さらに同じ金額を払わなくてはなら
ないのは、可哀相です。「続きを見たかったら、
BOXセットでまた最初から買え」ということですか
ら。もちろん、中古に売ったりは出来ますけど……。


当然、フォーラムは「もう全巻のリリースが無事
に終わるまで、単巻DVDは買わない」といった感
じの怒りの声であふれているようですね。当然だ
とは思います。
対応策としては、「KURAU Phantom Memory」
は既にリリースが終了し、「RED GARDEN」は最
終第6巻が8月26日に発売予定になっている、ア
メリカ版のR1ディスクを購入するしかないようです
ね。内容に違いはないでしょうし。
日本版R-2ディスクだと、「RED GARDEN」の場
合は6話収録三枚組みで1万8900円・1万2600
円(第4セット)のBOXセットしかないですから、海
外から購入するのは現実的ではないと思います。


今回のリリース変更についての、ADV Films
UKからの公式な説明はまだないようですが、実
際どうなんでしょう。
単巻で売り始めたところ、セールスが芳しくない
のでBOXセットに切り替えたというなら、今後さ
らに単巻リリースに手を出す人は減っていくでし
ょうし……。アメリカのADV本体のゴタゴタが影
響しているのでは、という見方もありますが、よ
くわかりません。
「KURAU」の方は未見なのでコメント出来ませ
んが、「RED GARDEN」の方は好きな作品で、
よく出来ていたとも思うので、こういう混乱は残
念です。
ただ、「アメリカの高校生の生活が違和感なく
描けている」といった高評価の一方で、僕の知
る限りでは、アメリカでのセールスが好調であ
ったとは思えず、調査している各オンラインス
トアのランキングでも、ほとんど姿を見かけたこ
とはありません。
イギリスでのセールスについては情報が見つか
りませんが、とりあえず続編のOVA「デッドガー
ルズ」については(これも面白かったです)、米英
ともにリリースの話はまだ出ていません。


short_g.gif

★今日はお休みだったので、課題であった「カタ
ハネ」
を、一気に過去編(クロハネ編)のラストまで
進めてみました。
よくわかりませんが、そのまま現代編(シロハネ
編)に戻ってしまいましたので、クロハネ編は終わ
ったんだろうと思います、たぶん。ルートについて
は何も調べていないので不明です。
本筋はやっとこれから、という感じなので評価は
正直難しいです。どうしてこういう、現代編→過
去編→現代編という構成にしたかは、最終パート
での語り口次第ですから。
なぜ歴史が書き替えられてしまったのかという、
何者かが仕掛けた壮大なトリックを、歴史学者を
目指すセロ君が、緻密かつ大胆な推理で鮮やか
に解き明かす――という風な展開にはならないで
しょうけど? 「ああ、その手があったんだ!」と
いう驚きがあれば嬉しいです。
現代編のプロットについては、アンジェリナさん
が当初危惧していたように、脚本も完成していな
い劇のキャストを道すがら集めようというワカバ
さんの行動自体が、そもそもリアリティのない話
なので、お芝居の成功云々という部分については、
上手くいっても、ご都合主義の誹りを免れないこ
とがもう明確なので、厳しいですね。
だからこそ、せっかく過去編で、国家的陰謀の話
をやっているのですから、現代編にも、そのスケ
ールを上手くつなげて欲しいところですけど……。


「Yes!プリキュア5 GoGo!」第13話は見ましたが、
とりあえず保留という感じで。
というか、今回のメインだったシロップ君につい
ては、そちらのSSでちゃんとケアしてくれている
ので、もうこちらから口を挟むのも野暮かなって
思います。男性陣が主役でも、いつもの雰囲気に
通じる優しさの文体が、素敵ですね。ココ・ナツと
比較した時の、シロップの少年っぽさが微笑まし
いです。

posted by mikikazu at 09:48 | TrackBack(0) | 海外情報(イギリス) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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