2007年11月30日

米国でのアニメ映画上映プロジェクト「Anime Bento」は失敗か――Anime World Order調査


今年9月後半に、アメリカの劇場約250館で、アニメ
作品を集中上映するプロジェクト「Anime Bento
Festival」
というものが開催されました。

「Anime Bento Festival」公式ページ

「アニメ!アニメ!」2007年7月29日付け記事
「全米250館で 『カリオスロの城』『ハガレン』『鴉』
を集中上映」


上映された作品は、
「Robotech: The Shadow Chronicles」(9月19日)
「鋼の錬金術師 シャンバラを往く者」(9月20日)
「ルパン3世 カリオストロの城」(9月26日)
「鴉 -KARAS-」(9月27日)
になります。


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フロリダ発の人気アニメ・マンガポッドキャスト
Anime World Order――以下AWO――のメン
バーであるジェラルドさんとクラリッサさんも、名作
を大スクリーンで観られる貴重な機会だと、9月26
日の「カリオストロの城」の上映に足を運んだんです
ね(クラリッサさんは、フロリダ州オーランド在住)。
ところが、劇場に集まっていたのは、わずかに7〜
8人の観客だけで、同行した番組リスナー氏によ
ると、それでも、その前週の「シャンバラを往く者」よ
りは多い、とのことでした。
このガラガラの状況に驚いた2人は、番組を通じて
全米のリスナーに、それぞれの地域での、「Anime
Bento Festival」の状況はどうだったのか、レポー
トして欲しいとお願いしていました。


少々時間が過ぎてしまいましたが、11月28日に配
信開始された最新エピソード第62回内で、その調査
結果が報告されています(26分37秒〜36分04秒)。
端的に言ってしまうと、全米各地から寄せられたメ
ールが伝えている状況は、ジェラルドさんとクラリッ
サさんがフロリダで目にしたのと同様なものばかり
で、あまりの客入りの悪さに、プロジェクトを途中で
キャンセルしてしまった地域もあったようです。
それらの報告を基にジェラルドさんは、この「Anime
Bento Festival」は失敗だった、と判断しました。


番組内では、寄せられたレポートの数や地域の詳
細については語られませんでしたから、データとし
ては明瞭なものではありませんが、AWOは北米
から発信されているアニメ・マンガ系ポッドキャスト
では、飛びぬけたトップの人気を誇っていますから、
それなりの数が寄せられたのだろうと想像します。
このプロジェクトが失敗した(と思われる)理由はい
くつかAWOメンバーによって考えられていて、それ
らを並べてみると――、


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1.作品ラインナップ

上映される作品は、どれも既にDVDが発売され
ているものばかりで、わざわざ料金を払ってあら
ためて観に行こうとは思われなかったのでは?

2.高過ぎる料金設定

10ドルという料金は、6〜8ドルという一般的な
アメリカでの封切り映画料金よりも高い。
ちなみにどの作品のDVDも、小売価格15〜20ド
ル程度で購入出来る。

3.デジタル上映の状況の悪さ

このプロジェクトはフィルム上映ではなく、デジタ
ル・プロジェクター上映されたようだが、別に映像
にうるさいわけでもない自称素人のジェラルドさん
が見てもわかるくらいに、スクリーンに映し出され
る画像が悪かった。ついでに音声も大き過ぎた。

4.英語吹替版での上映

特に、「カリオストロの城」のような旧作を10ドル
も払って観たがるハードコアなファンは、やはりオ
リジナルの、日本語版で観たかったのでは。

5.宣伝の無さ

クラリッサさんも、プロジェクトが上映される劇場で
たまたま別の作品を観ていた時に、告知のCMが
流されなかったら、多分気がつかなかったかもと。



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――というようなことになります。個人的には、
やはりラインナップの悪さかな、とは思います。


そういったこともふまえて、AWOメンバーが懸念
を示していたのが、今回のプロジェクトの失敗は、
「アニメはお金を払って見るものではない」という
認識が既に、北米のアニメファンに根付いてしま
っている証明ではないか、ということでした。
何度も伝えていますが、「アニメの人気は高まり
続けているのに、DVDのセールスは落ちている」
という状況と同根の現象です。
AWOメンバーに言わせれば、現在の北米アニメ
ファンの主流は、YouTube程度の画質で満足して
しまう者ばかりで、そういった層が映画館にまで足
を運んだり、DVDのために、わざわざお金を払った
りは、もはやしないのかも、ということですね。
ジェラルドさんもクラリッサさんも、旧作の「カリオ
ストロの城」はともかく、コンベンションなどでは英
語版声優さん達の人気はもの凄く、コスプレイヤー
の数もとても多い「鋼の錬金術師」は、ひょっとした
ら満員になるかも、と想像していただけに、その「鋼」
でもガラガラの現実に、ショックを受けていました。


AWOメンバー達の議論は、ではアニメと違って、層
が重なるだろうマンガの好調は何故、というものに
移っていきましたが、マンガはやはりPCのスクリー
ンで見るよりも、実際の「本」を手にして、場所や
姿勢にこだわらず、どこでも読めるという習慣が強
いからでは、ということでした。その意見は、僕も
常日頃よく目にします。




posted by mikikazu at 08:22 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

MIT・マサチューセッツ工科大学によるアニメ劇「Madness at Mokuba」


先にフォローアップを少し。
11月25日付け記事で紹介した、イギリスの
Makenai Team(公式サイト・工事中ですが)
制作の「AmeCon 07 Opening Animation」
は、うち経由でそれなりの数の日本の方がご覧
になった様子で、驚いた、グループ代表の1人
であるHelenさんのライブジャーナルで話題に
なっていました。
なので慌ててコメントを送り事情を説明したとこ
ろ、とても喜んでくれていました。
この作品にはどこからも資金提供はなく(つま
り自己資金で制作ということですね)、ボイスワ
ークを含む90%を、メンバー達だけで、余暇の
時間を注ぎ込み、必死に作り上げたとか。
主役のAme-Chanの日本語演技は、Helen
さんご自身が頑張って演じられたそうです。
来年度のAmecon 2008に向けての新作も手
がける予定とのことですから、今後も動向に注
目していきますね。


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さて本題です。
アメリカ・マサチューセッツ州のMIT-マサチュ
ーセッツ工科大学といえば、とにかくとんでも
なく頭のいい人ばかりが通っている大学、とい
うイメージですよね。
フィクション作品の、天才キャラの経歴設定に
利用されることも多く、一番有名なのは、しかも
そこを15歳で卒業した、「Q.E.D. 証明終了」
(加藤元浩)の燈馬想君でしょうか。


そのMITで、現地時間の本日11月29日から、
12月1日まで学内の劇場で上演される、日本ア
ニメにインスパイアされたというお芝居が、「Live
Action Anime 2007: Madness at
Mokuba」
です。
とりあえず、この写真にはインパクトがありました。


「Live Action Anime 2007: Madness at
Mokuba」公式サイト


MIT News11月27日付け記事
「Anime takes the stage」


上演に先がけた木曜日29日の午後4時半からは、
原案を手がけたIan Condry教授による、劇をよ
り良く理解するため、そして教授の現在の研究テー
マであるアニメを解説するための、「Explaining
Anime's Global Power」という講演も行われる
予定です。


「彼らは、『ライブアクション・アニメ』を創造すると
いう不可能に挑む」
と紹介されている、その「Madness at Mokuba」
なんですが、物語は、マサチューセッツではなく
Mokuba Institute of Technologyで開催され
ている巨大ロボット・コンテストの決勝や、学内で
蔓延しつつある「Virtigo」という奇病、学校近辺
で起きている、当局による不法労働者達の強引
な検挙といったエピソードを織り込みつつ、ヒー
ロー達が奇病の謎を解き、労働者達を救い、そし
て愛を見つけ出すまでのお話――だそうです。
登場するのは、巨大ロボット群、日本の女子校生、
恋に悩むオタク、(侍の)浪人、邪悪なメディア王、
復讐に燃える死神などであり、彼らは真実と正義
と、アニメ道(the anime way)のために戦うとか。


わかったようなわからないような解説ですけども、
実際どうなるんでしょうか。見てみないとわかり
ませんよね。
現地ではそろそろ始まりつつあるかと思いますけ
ど、どこかで公認の動画がアップされるようであれ
ば、また紹介してみますね。


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まあ、個人的な意見を言えば、あんまり理屈っぽ
くなってしまうよりは――、

タララ――♪(BGM No.31「闇からの使者」)

ギリンマ「うははは。MITキャンパスは、このギリ
    ンマ様が制圧させてもらった! 貴様達
    MITの学生は、これからはその頭脳を、
    ナイトメアとデスパライア様のために役立
    ててもらうぞ!」

キュアドリーム「そんなことはさせないわ!」

パパパ――♪(BGM No.16「メタモルフォーゼ!」)

ギリンマ「おのれプリキュア! アメリカまで邪魔
    に来るとは、小ざかしいやつらだ!」

キュアドリーム「MITのみんな! 私達プリキュアが
    来たからには、もう大丈夫! ……ほら、
    レモネード、翻訳翻訳」

タッタッタラー♪(BGM No.37「Yes!」)

キュアレモネード「ええ!? だから私のお父さんは
    フランス人です――!」

キュアドリーム「じゃあ、アクア?」

キュアアクア「わ、私は……両親が演奏旅行で海外
    を飛び回っているというだけで、私自身は別
    に……」

キュアドリーム「たくさん読書してるミントは?」

キュアミント「日本語の読書量と、外国語の上達と
    は関係ないと思うけど……」

キュアドリーム「そっか……。これは困ったねー」

キュアルージュ「ちょっと! なんで私には訊かない
    のよー!」

――とか、そんなのでいいんですけど(←そりゃあ
あなたはね)。
それだと、アニメコンベンションのコスプレ大会で
やってるスキットですよね(笑)。


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★あ、「プリキュア5」といえば、来年からの第二
期である「Yes!プリキュア5 GoGo!」が正式に
告知されましたね。
内容はまだまだ不明ですが、変にいじらずに、
現行5人に、ベタですが人間体ミルクをプラス
するくらいでいいんじゃないかと。
5人にしても、まだまだ語り足りていない部分
はたくさんあると思いますし。
posted by mikikazu at 08:09 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月28日

ジェイソン・トンプソンさんによる、北米MANGAエキスパートTOP5


11月18日付け記事のフォローアップになります。
ニューヨーク発のポッドキャストNinja Consultant
は引き続き11月20日付けで、「Manga: The
Complete Guide」の著・編者であるJason
Thompson ジェイソン・トンプソンさんへの独占
インタビューを配信していました。
前回の公開パネルの時とは違い近距離ですか
ら、まだ聞き取りやすくなっていたのは助かりま
した。でも、やっぱり難しかったですけど。


そのインタビューの中での、Ninja Consultant
のErinさんによる質問のひとつが、「カナダを含む
北米人で、マンガのエキスパートと呼べる人のトッ
プ5は? 現在北米在住でなくても構わないです」
というものでした。
悩みながらトンプソンさんがその業績を尊敬出
来る人達だと挙げた5人は――


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Frederik L Schodt フレデリック・L・ショット
 (公式サイト Wikipedia)

特に手塚治虫作品の研究・翻訳で知られる大御
所中の大御所。
83年に刊行された「Manga! Manga!: The World
of Japanese Comics」は、初めて英語で書かれ
たマンガの研究書として有名。
「鉄腕アトム」に関する文章をまとめた最新作
「The Astro Boy Essays: Osamu Tezuka,
Mighty Atom, and the Manga/Anime
Revolution」(2007年)も好評。
声が渋くて、落ち着いた説得力のある雰囲気の
方ですね。


Matt Thorn マット・ソーン
 (公式サイト Wikipedia)

京都精華大学のストーリーマンガ分野の准教授。
トンプソンさんが勤めていたVizの依頼で「11人
いる!」や「BANANA FISH」などの英訳も担当。
特に少女マンガの紹介に貢献。


Carl Gustav Horn カール・グスタフ・ホーン

米コミック出版社Dark Horseのマンガ部門主任
編集者。
多くのコミック編集者が仕事中の服装にこだわら
ない中で、常にスーツ&タイ姿を崩さないお洒落
な方とか。謙虚で親切な物腰に、ファンや出版関
係者からの信望も厚いそう。トンプソンさんも、
「living god」「アメリカのMANGA界のゴルゴ13」
などと呼んでいました(笑)。


Ed Chavez エド・チャベズ

日本マンガ情報ブログ/ポッドキャストMangaCast
の代表者。
僕自身は、まだチャベズさんと直接やりとりする
機会はいただいてませんが、MangaCastのサイト
からは、うちのブログも「英語で!アニメ・マンガ」
さんと並んでリンクしてもらっています。


Casey Brienza  ケーシー・ブリンザ

現在は、北米のアニメ雑誌Anime Insiderに
多く執筆されている方のようですね。
詳しい経歴は、ちょっとすぐにはわかりません
でした。すみません。

ネット上で読めるブリンザさんのAnime Insider記事


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といった方々になるようです。
これ以外にも、VIZ時代の先輩であり、業界のイロ
ハを教えてくれたTrish LedouxさんにToshifumi
Yoshidaさん(ライブジャーナル)、BL作品の紹介で
知られるTina Andersonさん(ブログ)、元スタジオ・
プロテウス代表で、北米でのマンガ出版に尽力した
トーレン・スミスさんなども候補になっていました。
もし来年もAmerican Anime Awardsが開催され
るのなら(なんだか気配なさそうですけど)、こういっ
た分野での功績を称えてくれる賞もあっていいかも
しれませんね。



posted by mikikazu at 09:34 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月27日

北米オンラインストアでの、マンガ売り上げランキング(11月下旬編)


個人的見解ですが、「P2! ―let’s Play Ping
pong!―」のような、良質の作品が物語をまっと
う出来ない今の週刊少年ジャンプ誌は、とても残
念な状況にあるとは思います。
諸事情で買ってはいますが、どんどん目を通す
作品が減っていく一方で、「ベルモンド Le 
VisiteuR」なんかも、三銃士という歴史大河ロ
マンと交差し始めた時点で打ち切りというのが
もったいなかったですね。クロエさんも、好きな
タイプのヒロインさんでした。


愚痴はさておいて、恒例の、北米オンラインス
トアにおけるマンガ作品の売り上げランキング
11月下旬編です。以下、各ストアのトップセラー
・リストになります。


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・アメリカAmazon

1.「Let's Find Pokemon! Special Complete
 Edition: Find Pokemon SP ED」
2.「NARUTO」第25巻
3.「フルーツバスケット」第18巻
4.「NARUTO」第26巻
5.「NARUTO」第27巻
6.「NARUTO」第24巻
7.「NARUTO」第1〜27巻セット
8.「NARUTO」第22巻
9.「The Best of Pokemon Adventures:Yellow:
 Yellow (Best of Pokémon Adventures)」
10.「DARK HUNGER」(Christine Feehan)


・Barnes & Noble

1.「NARUTO」第25巻
2.「NARUTO」第26巻
3.「NARUTO」第27巻
4.「NARUTO」第23巻
5.「NARUTO」第24巻
6.「NARUTO」第22巻
7.「フルーツバスケット」第18巻
8.「DARK HUNGER」(Christine Feehan)
9.「NARUTO」第19巻
10.「Warriors: The Lost Warrior」


・Books-A-Million


1.「NARUTO」第15巻
2.「NARUTO」第18巻
3.「NARUTO」第1巻
4.「NARUTO」第14巻
5.「NARUTO」第13巻
6.「NARUTO」第17巻
7.「ヴァンパイア騎士」第3巻
8.「フルーツバスケット」第17巻
9.「Bleach」第20巻
10.「NARUTO」第16巻


・Chapters Indigo
(カナダ)

1.「遊戯王GX」第1巻
2.「DEATH NOTE」第1巻
3.「DEATH NOTE」第3巻
4.「DEATH NOTE」第2巻
5.「Bleach」第21巻
6.「NARUTO」第22巻
7.「DEATH NOTE」第4巻
8.「NARUTO」第23巻
9.「NARUTO」第24巻
10.「よつばと!」第5巻


・AnimeNation

1.メガミマガジン2007年12月号
2.「攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER」
3.「ベルセルク」第7巻
4.「ベルセルク」第5巻
5.「ベルセルク」第6巻


・Right Stuf

1.「フルーツバスケット」第19巻
2.「フルーツバスケット」第18巻
3.「月姫」第5巻
4.「女子高生」第9巻
5.「NHKにようこそ!」第5巻
6.「女子高生」第1〜6巻セット
7.「かりん」第7巻
8.「NHKにようこそ!」第6巻
9.「藍より青し」第17巻
10.「女子高生」第8巻


・Anime Castle

1.「フルーツバスケット」第18巻
2.ニュータイプUSA 2007年12月号
3.「ラブモード」第7巻
4.「ラブレス」第7巻
5.「ストレイ リトル デビル」第5巻


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という感じです。
「NARUTO」はもちろんですが、「フルーツバス
ケット」も相変わらず強くて、USATODAY掲載
のベストセラーリスト
でも、最新第18巻が、書籍
全体で初登場67位という人気を示しています。
まだまだ先ですが、最終巻なんかは、どこまで
到達するでしょうか。


「フルーツバスケット」といえば、北米版アニメ
での本田透役のLaura Baileyさんと、Colleen
Clinkenbeardさんへのイギリスでの最新インタ
ビューが、Anime UK Newsに11月10日付け
で掲載されていました。
アメリカのFUNimation側からも、アニメ版第二
期の制作について日本側に、かなりの懇願が
あったようなのですが(Lauraさんも第二期に備
えて、マンガで続きを読むのをずっと我慢して
いたそうです)、どうやらその可能性は、もはや
無さそうだという落胆もあらためて語っています。





posted by mikikazu at 09:05 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月26日

インドネシアのマンガ教室


11月22日付け記事が縁というかきっかけで、
インドネシア在住の記事筆者Pea Reaさんとメ
ールで交流が始まっていたりします。ちゃんと連
絡はするものですね。


僕はインドネシアには全く知識がないので、そ
の分偏見や先入観と無縁でいられるとはいえ
ますが、あまりに何にも、というのもあれなので
Peaさんが、日本語で読める、インドネシアの人
々とその生活を知るための良書として薦めてく
れたのが、茶花ぽこさんによるコミックエッセイ
「移住楽園―バグース・パラダイス」です。
Peaさんは、日本語はダメなんだそうですが、
当地でも話題になった本のようですね。


合わせて知りましたが、作者の茶花ぽこさん――
前山まち子さん(高口里純さんのアシスタント出
身だそう
です)は、インドネシアで2002年からマ
ンガ教室を開催されているんですね。

前山まち子さんのホームページ
「Machiko Manga School in Indonesia」
http://www.sabeso.com/manga/index.html

日本語での記事もいくつか見つかりました。

「日本人漫画家プロデュースによるインドネシ
ア初の漫画雑誌『スプラッシュ』創刊!」


「日本人漫画家によるワークショップに200人が
参加」


「ポカポカ地球家族――インドネシアでマンガ
学校を!〜日本マンガが大ブーム〜」



僕が知らなかっただけで、有名な方だと思います。
教室のプロフェッショナル・クラスでは、「日本か
インドネシアでの出版に向けた送付原稿の制作」
まで教えてくれるとのことですが、インドネシアで
は、卒業生によるマンガ雑誌「SPLASH」が刊行さ
れているそうですから、日本でその夢を実現され
た方は、既におられるのでしょうか……。


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Peaさんによる、MangaCastでの連載記事の
次回分では、インドネシアではまだ人気の貸しマ
ンガ屋さんや、書店でのマンガ陳列状況、コンベ
ンションでのコスプレなどの写真も可能なら紹介
してくれるとのことなので、そちらも楽しみです。

Pea Reaさんのブログ
http://readilbert.livejournal.com/

サイト「Manga Indonesia」
http://mimanga.wordpress.com/


posted by mikikazu at 08:35 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月25日

AmeCon 2007オープニングアニメ


この数日は少々鬱期なのか、あるいはただ単に寒
いからか(笑)、あまり頑張れないので、ちょっと古い
ですが動画ネタをひとつだけご紹介ということで。
既に有名だったらごめんなさい。
今年8月10〜12日にイギリスのレスター大学キャン
パス内で開催されたコンベンションAme Con2007
(公式サイト)のために制作されたオープニングアニ
メが、制作グループMakenaiTeamさんによってYou
Tubeでも公開されていました。
とりあえず格好いいですAme-Chan。英語わからな
くても、大体雰囲気は掴めると思います。頑張って
いる日本語台詞もありますし。

「AmeCon 07 Opening Animation」




その上映時の観客の雰囲気を伝えるビデオも。
盛り上がっています。

「AmeCon 07 Opening Animation Live」





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★あ、そういうことでしたら「しおんの王」は、
アニメ版の視聴は遠慮しておいて、原作マンガ
を読む機会を待つことにしますね。
色彩設計については、僕もちょっと気になって
いましたし……。
代わりに、お気に入りのご様子の(?)「Candy☆
Boy」
を見てみましたけど、短いながらもピン
ポイントでツボを明確におさえた作りで、とても
楽しめました。基本的に3人だけのお話に絞った
構成が、ウェブ配信というフォーマットにおいて
正解だとも思いますし。業は別に深くない筈です
けど(笑)、続きも楽しみです。……って、続きあ
るのかなあ。 DVD付きCD買わなくちゃですか?
ともあれ、こういう物語世界もあっていいなあっ
て、久々に思いました。


posted by mikikazu at 09:25 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

インドネシアのMANGA市場における海賊版問題


先にひとつ報告を。
10月31日付け記事で紹介した、英語版「吸血鬼
ハンターD」の翻訳者であるKevin Leahy ケビン
・レーヒさんから、丁寧なお礼のメールをいただ
きました。
ご本人に喜んでいただけたのなら、僕としても嬉
しいというか、伝えた甲斐があったというものです。
あれですね、それこそ「D」がハリウッドで映画化
されたら(話はあるようです)、さらに「D」の英訳本
も売れて、まあ既に日本で稼いでおられる菊地さ
んはともかく(笑)、レーヒさんにも尽力されただけ
の報酬が届けられて欲しいとか、つい夢想してしま
いますね。



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本題です。
Ed Chavezさんによるマンガ情報ブログMangaCast
で注目しているのが、PeaReaさんという方による、
インドネシア共和国での、マンガをめぐる状況を伝
えてくれる連載投稿エッセイです。

What Manga is Like in Indonesia - Part I:History

Part II: Issues around Publishing


Part Iでは、インドネシアにおけるマンガ作品の
大ブレイクとなった、90年の「キャンディ・キャン
ディ」以降の、マンガ出版業界の歴史を解説し、
20日付けで投稿された続くPart IIは、その市場
が直面している問題点を紹介しています。
Part IIIでは、マンガがインドネシア社会に与え
ている文化的影響や市場規模がテーマになるそ
うです。


98年のアジア通貨危機の際には、出版数の減少
と価格の上昇を余儀なくされたようですが、2002
年以降の市場は、好調が続いているとか。
現在でのマンガ単行本の価格は、12000〜15000
ルピア(1.29〜1.61米ドル)くらいで、マンガ雑誌
は20000〜22000ルピア(2.15〜2.35米ドル)。
出版数は毎月10〜30タイトル、多い時は70タイト
ルにも達するそうですね。


市場全体は上向き基調にあるものの、多くの問題
を抱えているのも事実で、ひとつの出版グループ
による印刷・流通ラインの寡占状態のために、中
小出版社作品がなかなか入手しづらい状況(群島
国家という事情もあります)とか、他の国と同じスキ
ャンレーションなどが挙げられていますが、PeaRea
さんが特に行数を割いて語っているのが、海賊版
問題ですね。
インドネシアでは、まだまだ各地域でネット回線は
速度が遅く、利用料も高いので、ネット経由のスキ
ャンレーションよりも、印刷された海賊版マンガの
方が幅を利かせているそうです。


きちんとした手順を踏む正規出版よりも、はるか
に早く出回ってしまう、クリエイターに利益が還元
されない、といった海賊版全般の問題に加えて、
独自の事情として伝えられているのが、正規版な
らある筈の、マンガ作品の選別や検閲・修正がな
いことによる悪影響です。
インドネシアは多民族国家であり、宗教も地域に
よって様々のようですから(多数派はイスラム教)、
現地の出版社も、権利を持つ日本の出版社側と
綿密に話し合いをして、倫理的に出版しても大丈
夫かどうか、作品とその中の描写をチェックし、
必要なら修正を加えた上で、発売します。


けれど、海賊版はそんなことなどお構いなしです
から、日本で発売された作品は修正もせず、どん
どんと印刷して売りさばいてしまう。
特に性的なものが多くなるようですが、日本では
許されても、インドネシアでは物議を醸しかねな
い作品・描写もそのままなわけです。
当然、子供の親やメディアが、「こんな物を売る
なんて」と批判するわけですが、批判しようにも
海賊版業者が丁寧に連絡先を教えてくれるわけ
もないですから、批判の矛先は、MANGA全般の
イメージに向けられてしまうのですね。
違法な海賊版業者のために、合法的なビジネスを
しようとしている正規の出版社・マンガ関係者達が、
汚名をかぶっているのです。
これが、インドネシアでマンガがもうひとつ大きな
成功をおさめられない原因のひとつだと、PeaRea
さんは指摘しています。


これは僕の私見ですが、海賊版を正当化するファン
(←ファンとは呼びたくないですが)の言い分として
も、「正規出版されるマンガは、出版社によって検
閲・修正されてしまっている。作者をリスペクトして
いる真のファンである自分達は、作者が本来意図
していた形のままの、修正のない海賊版で読むの
だ」というものがあるのだろうと想像します。
アメリカで、日本のアニメが酷く改変されて放送され
た時にも、ファンサブ必要論として、同種のことが主
張されていましたし。


残念ながら、海賊版マンガを取り締まるのは困難な
のが現状だということで、世界第4位の人口を誇る
国だけに、進出したい日本側としても、なかなかに
難しい市場になってしまっているだろう――というの
が、PeaReaさんの報告のまとめでした。
次回のレポートも、楽しみにしています。




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★ミルクとこまちさんという、初めての組み合
わせですけど上手くまとまった寸劇感想、楽し
く拝読させていただきました。
こういう風に、色んな組み合わせのやりとりも
想像し楽しめるのが、レギュラーの増えた「プリ
キュア5」という作品の魅力のひとつですよね。
……で、こちらとしてはココ×ナッツになって
しまいそうだったんですが、書いてみるとただ
ココがひたすらにお説教されているだけで、
考えてみれば、人をお説教出来る立場などで
は全くない自分が、キャラの口を借りて喋らせ
るのも傲慢と感じて、ボツにしました。ごめん
なさいです。
あ、仰るようにりんさんとうららちゃんのツー
ショットは、見たかった微笑ましさを満喫出来
ました♪

posted by mikikazu at 08:02 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

カナダ・The Ocean Groupのディレクター&エンジニアさんインタビュー


何度か紹介してきた、英語版「機動戦士ガンダ
ムSEED」シリーズのムウ・ラ・フラガ役で知られ
る、カナダの声優Trevor Devall トレバー・デュ
バルさんによるポッドキャスト「Voiceprint」のゲ
ストは、ずっと声優さんだったんですが、11月15
日に配信開始された第9回では、バンクーバー
の吹替制作会社The Ocean Groupでディレク
ターを務めるKarl Willemsさんと、録音技師の
Mike Iskeさんが招かれていました。
声優さんがディレクターも務める場合は別にし
て、スタジオの裏方というか、アフレコを実際に
録音する専業の方の意見が聞ける機会はあ
まりないですから、貴重だと思います。
そういう意味では同じく貴重だった、「Geneon
Talk Radio」
が復活することも、もはやないで
しょうし……。


番組の内容としては、まず3人がそれぞれ
関わった日本アニメ作品、
「犬夜叉」
「ブレンパワード」
「ロックマン」
「めぞん一刻」
「天空のエスカフローネ」
「ソウルテイカー」
「とっとこハム太郎」
「機動戦士ガンダムSEED」
「灼眼のシャナ」
「DEATH NOTE」
についてコメントしていき、アフレコ中の面白
エピソード、録音サイドから声優に求められる
技術、業界に入りたがっている人へのアドバイ
ス、アニメ英語版吹替を制作していくプロセス
などについて、色々と語られていました。


アニメ作品で困った話というと……。
「ブレンパワード」でエドガーというキャラを
演じることになったトレバーさんなんですが、
スタジオに入るなり、ディレクターのKarlさん
に、「なあ、とりあえず僕に何も聞いてくれる
なよ。僕達も、この作品の中で何が起きてる
のか、さっぱりわからないんだ」と言われてし
まいます。
全体的な物語の流れが、アメリカ側のクライア
ントにも理解不能だというんですね。
それでは困るというので、Karlさんは日本側の
クライアントに、直接連絡をとって質問してみ
ます。「これは一体どういう物語なんです?」と。
そうしたら日本側からも、「我々にもわからない
んだ」と答えられたとか。
その「日本側のクライアント」って誰?という話
ではありますが、その後どうしたかについては
説明がありませんでした。
わからないままとりあえず録音を進める、とい
うこともないと思いますので、さすがにサンラ
イズかバンダイ・アメリカの方にでも聞いてみ
たんだろうとは想像しますけど。


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★とりあえず「呑んだくれていない」ってことに
安心しました。←だから誰もそんなこと言ってな
いですっ
「しおんの王」は関西テレビ放送版を録画はしてあ
るので、「プリキュア5」第39話の感想寸劇と共に、
コメント楽しみにしていますね。
「プリキュア5」については、ネタがかぶったら申し
訳ないですから、視聴はそちらの寸劇が上がるま
で我慢します。
川澄綾子さんは、役によってはまる時とそうでない
時の差が大きいかな、という気はしますね。
「此花」シリーズの橘美亜子さんとか、「To Heart」
の神岸あかりさん、「ニニンがシノブ伝」の不知火
楓さんとかは、大成功の部類ですね。「しおんの王」
はどんな感じになるでしょうか……。



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2007年11月18日

「Manga: The Complete Guide」著者ジェイソン・トンプソンさんについて


これまでにアメリカで英訳出版されたマンガ900
作品以上を、全て紹介してしまおうという大著
「Manga: The Complete Guide」の著・編者
であるJason Thompson ジェイソン・トンプソン
さんが、10月5〜7日にかけてニュージャージー州
セカウサスで開催されたコンベンションANIME
NEXT(公式サイト)に参加した際の、1時間半近く
に及ぶパネルの模様が、ニューヨーク発のポッドキ
ャストNinja Consultantで、13日に公開されて
いました。


(本の内容については、
「でかだんびより:Dekadenbiyori」のNanatuha
さんが、2007年10月10日記事で既にレビューして
くださっていますので、そちらもご参照ください。
あ、出版がキャンセルされたのに掲載されている
「Nymphet/こどものじかん」については、急な話
で、本から外すのが間に合わなかったそうです)


6日土曜日の午後2時半から始まったトンプソンさ
んのパネルは、ご自身の経歴と、「Manga: The
Complete Guide」の出版に至った経緯、収録さ
れた実際の作品レビューの読み上げ、VIZでの編
集者時代の体験などを語る、充実したものでした。
冒頭で、Ninja Consultantのお2人、Erinさんと
Noahさんがエクスキューズを述べるように、録音
状態が良くない部分もあり、正直(僕程度のリスニ
ング能力では)理解が難しい箇所も多かったので
すけど。


トンプソンさんについては、盟友であり、マンガ部
門のレビューを担当している「OTAKU USA」編集
長のパトリック・マシアスさんが、ご自身のブログ
「An Eternal Thought in the Mind of Godzilla」
で語った、

「Jason Thompson Crowned Winner of the
Manga Wars!」(2007年10月9日付け記事)


そしてトンプソンさんの経歴だけでなく、アメリカに
おける日本マンガ出版の歴史も大きくまとめてみせ
た、The Comics Journal掲載のロング・インタ
ビュー、

「Jason Thompson」(2007年9月30日記事)


トンプソンさんご自身のMySpace
(マンガで出来たアパートに住んでいる男、だ
そうです)

などが、特に参考になると思います。
以下、上記資料を基に、トンプソンさんが
「Manga: The Complete Guide」を出版する
までの経緯を、簡単にまとめてみます。


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サンフランシスコ出身で今年33歳のジェイソン・
トンプソンさん(Jason B. Thompson)は、相当
に学業優秀な子供時代を過ごし、飛び級制度によ
って16歳で高校を、20歳でカリフォルニア大学サ
ンディエゴ校を卒業(95年)します。大学では英語
専攻だったそうですね。
そんなトンプソンさんがアニメ・マンガに出逢って
しまった(笑)のが、大学時代のこと。
そこで初めて読んだ日本マンガは「銃夢」か「ここ
はグリーンウッド」で、大学のアニメクラブに入り
浸るようになったトンプソンさんは、素敵なオタク・
キャンパスライフを送ります。


卒業が近づき、そろそろ就職のことを考えないと
――という時期になった時、アニメファンの友人
宅を訪れたトンプソンさんは、その友人から、VIZ
が発行していたアニメ雑誌Animericaに掲載され
ている、セーラームーンのイラストを使った求人広
告を教えられます。
その求人は、VIZが発行を予定していたゲーム
雑誌「Game On! USA」の編集者を求めるもの
で、トンプソンさんはその時代のゲームについて、
特に詳しいわけではなかったのですが、とにかく
やってみようということで面接を受け、2回に渡る
面接を突破し、見事にVIZへ入社します。


残念ながら、「Game On! USA」は日本側の事
情もあってすぐに休刊してしまうのですが、トンプ
ソンさんはそのまま、「PULP」や「Animerica」
といった雑誌に関わりつつ、日本マンガの編集
にも携わっていくことになります。
「サイレントメビウス」「天地無用!」、そして
「ドラゴンボール」に続き、2002年に刊行開始
されたアメリカ版「SHONEN JUMP」にも参加し、
編集者として日本側のマンガ家さん達とも連絡
を取ったり、日本を訪れた際には、直接対面す
る機会もあったようですね。鳥山明さんともお
会い出来たそうです。


(大ファンであるという「シャーマンキング」に関
しては、日本語の響きのミステリアスさを残すた
めに、あえて「巫力」を「Furyoku」として、その
まま変に訳さず使ったりとか、逆に、黒人のステ
レオタイプ・キャラ過ぎるチョコラブは、その名前
を「Joco」に変えたり、厚過ぎる唇を描き変えな
くてはならず、武井宏之さんとも、描写修正につ
いて、メールで説明・議論したそうです、三和土
さん。蓮のお尻とかもありましたよね)


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その少し前の2000年頃、トンプソンさんは
「Manga: The Complete Guide」の原型と
なる企画をVIZに提出するのですが、マンガに
集中したいVIZ側としては、そういう種類の本を
出版する考えはないと却下されてしまいます。


ところがその後、2005年暮れ頃になって、かつ
てVIZで共に働き、その後Del Reyに移ってマン
ガ部門のディレクターを務めているDallas
Middaughさんから、連絡が届きます。
Middaughさんは、トンプソンさんの企画を覚え
ていて、その本をDel Reyから出してみないか、
という話を持ちかけてきたのですね。
実際には、Del Reyは別人による同種の本の出
版を進めていたところ、その人が企画をまとめら
れなかったので、トンプソンさんの所にお鉢が回
ってきた、という事情のようです。


コミック・アーティスト(オンラインで公開されてい
る作品「The Stiff」)としても活動しているトンプ
ソンさんは、自由に活動出来ない社員という立
場に息苦しさも感じつつあった時でもあり、この
オファーを受け入れ、2006年に入ると、自著に
集中するために、10年間勤めてきたVIZを退社
してしまいます(フリーランサーとしての契約は続
いているそうです)。
まあ、ライバル会社から出版される本を書きなが
ら、社員は続けられませんし、時間的な問題が
一番大きかったのだろうと思います。


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VIZを辞めたトンプソンさんが何を始めたかと
いうと――、もちろん、「Manga: The Complete
Guide」のために、マンガを読むことです。
締め切りであった11月までの9ヵ月間、トンプソ
ンさんは自宅にこもり、毎日毎日毎日毎日ひた
すらにマンガを読み続け、そのレビューを綴り
続けました。
900以上というのはあくまでタイトル数で、それ
ぞれの巻数をそれに掛け算するわけですから、
とんでもない冊数になりますよね。
最初は、1日3作品というノルマだったそうです
が(9ヵ月で900作品だと、平均でそのペースで
すよね)、後半に入ると締め切りに間に合わせる
ために、1日5作品にペースアップしなくてはなら
なかったそうです。
1日休んでしまうと、次の日は10作品、という風
にどんどんと溜まっていくわけですから、どんな
マンガ好きでも、なかなかに辛い状況だったと
思います。
マシアスさんは「ジェイソン・トンプソン(33歳)は、
マンガが健康にとって害であるだろうという、生
きた見本だ」とクールに愛を込めて語っています
けど(笑)。


さすがに神経がどうかなりそうな時期もあったよ
うですが、「Manga: The Complete Guide」は
今年10月、無事に出版へとこぎつけ、各所で絶賛
されています。
何年後になるのかわかりませんが、増補版につい
ても、既に契約を交わしているということです。
でも、今のアメリカでのマンガ出版ペースをみると、
次はホントに命がけの仕事になってしまいそうで
すね。ともあれ頑張ってください。


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最後に、マシアスさんのところで紹介されてい
た、トンプソンさん選出による、英訳されている
日本マンガのベスト10とワースト5も、掲載して
おきます。


ベスト10

1.「DEATH NOTE」
2.「ぼくの地球を守って」
3.「西洋骨董洋菓子店」
4.「火の鳥」
4.「魁!!クロマティ高校」
5.「Dr.スランプ」
6.「シュガシュガルーン」
7.「ジョジョの奇妙な冒険」
8.「めぞん一刻」
9.「子連れ狼」
10.「ベルサイユのばら」


ワースト5

1.「エイケン」
2.「聖獣伝承ダークエンジェル」
3.「トリコロ」
4.「ボンバーガール」
5.「姫様忍法著天下・無双」


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2007年11月17日

フランスでの日本マンガ売り上げランキング(2007年10〜11月期)


またですが、先に小ネタを。
北米のマンガ出版社Del ReyがそのMySpaceで、
新刊「Aventura」(翠川しん 11月27日発売)と「四
季使い」(作:是空とおる/画:たかなぎ優名 発売
中)の予告編を公開しています(Via theOtaku.com)。
マンガで予告編というのも面白いですけど、どんな
感じでしょうか。ハリウッド風のナレーションがいい
雰囲気ですが、音楽はどこからのものかな?
以下、YouTubeへのリンクです。

「Aventura」

http://www.youtube.com/watch?v=4nbAVeGw3O0

「四季使い」

http://www.youtube.com/watch?v=fchew3oUOv4



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月一でレポートしていきたいですけれど、先月に引
き続きBdZoomが、フランスでの日本マンガ売り上
げランキング10〜11月分
を発表しています(Google
翻訳
 Via Journalista)。
取り急ぎランキングを並べてみると、


1.「NARUTO」第32巻
2.「DEATH NOTE」第6巻
3.「Samurai deeper Kyo」第36巻
4.「NARUTO」第31巻
5.「NANA」第17巻
6.「666〜サタン〜」第13巻
7.「鋼の錬金術師」第14巻
8.「NARUTO」第1巻
9.「XXX Holic」第10巻
10.「エア・ギア」第6巻
11.「NARUTO」第2巻
12.「DEATH NOTE」第5巻
13.「NARUTO」第30巻
14.「シュガシュガルーン」第5巻
  (仏題は「Chocola et Vanilla」)
15.「NARUTO」第3巻


という感じです。
NARUTO NATION進行中のアメリカもそうなんで
すが、新刊が出るたびに、それまでの巻、特に初
期の巻もまた猛烈に再び売れ始める「NARUTO」
は、それだけ新規読者が生まれている数もスゴイ、
ということですね。
記事中で触れられている、刷り出し部数の詳細に
ついては、

「NANA」……4万5千部
「xxxHolic」……3万部
「エア・ギア」……3万部
「シュガシュガルーン」……1万5千部

という数字が今回は読めます。


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では、フランスの書籍市場全体の中での位置は
というと、例によってEdiStatによる11月5〜11日
付け週間ランキング
から抜き出してみると、


15位「NARUTO」第32巻
22位「鋼の錬金術師」第15巻
44位「魔法先生ネギま!」第11巻
72位「D.gray-man」第7巻
92位「NARUTO」第31巻
120位「聖闘士聖矢」第11巻
128位「DEATH NOTE」第6巻
168位「GetBackers-奪還屋-」第24巻
178位「RAVE」第29巻
197位「NANA」第17巻



といった作品が見つかります。
ちなみに第1位は、仏訳が10月26日に出た
シリーズ最終作「Harry Potter and the
Deathly Hallows」ですね。
フランスでの「NARUTO」の売り上げ部数は、
「ハリー・ポッター」シリーズの半分に届く、
という話もありました(「アニメ!アニメ!」
さん2007年3月25日付け記事
)。


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★……よくわかりませんが、この1週間は桂さん
と同じくずっとほろ酔い気分だったということで
しょうか。←こら――っ!
じ、冗談はさておき、久々に3人の会話を楽しめて
とても嬉しかったです。いつでも「アカイイト」Ver.
りょうさんの世界を書き映せるのがすごいなって。
特に、ストレートで微笑ましい烏月さんの台詞に
ごちそうさまでした♪

posted by mikikazu at 11:36 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

北米オンラインストアでの、アニメDVD売り上げ・予約ランキング(11月上旬編)


先に小ネタです。
開催日が迫りつつある、New York Anime Festival
(公式サイト)ですが、YouTubeで公式のプロモーシ
ョン・クリップが複数公開されていました(via Anime
-Source.Com
)。

http://www.youtube.com/watch?v=m0NlTE2n0Jk

↑一番最初のクリップは、ごくごくスタンダードな
スタイルのCMで、地元のテレビ局でも流している
んじゃないかとも思いますが、続いての3本は、
「Where's the Anime in NYC?」と題した、
一応続き物のお話っぽくなっています。

PART 1 「ブロンクス動物園編」
http://www.youtube.com/watch?v=jIvN9PWEzyQ

PART 2 「タイムズ・スクエア編」
http://www.youtube.com/watch?v=7-IvEWIIERo

PART 3 「ニューヨーク市地下鉄編」
http://www.youtube.com/watch?v=gibCQDYIVLQ

内容は、コスプレ姿の女の子クリスティーナさん
が、「ANIME」を求めて、ニューヨーク市内をあち
こち探し回るものです。
台詞の音声は無く、全て無声映画のスタイルの
字幕で表示されるので、聞き取りに自信がない
方でも大丈夫だと思います。
PART3でのオチは予想通りと思いますが、とり
あえずニューヨーク市内の観光案内にはなる、
でしょうか?
あ、でも音楽については、ちゃんと権利者名を
表記すべきだと思います。


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さて本題。
二週間に一度の企画ですが、北米の各オンライ
ンストアでの、アニメDVD売り上げ・予約ランキ
ング11月上旬分です。


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アニメ専門ストア

AnimeNation
(11月5〜11日)

予約含む総合ランキング
1.「Air」第3巻
2.「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第4巻
3.「ウィッチブレイド」第2巻
4.劇場版「Air」
5.「Air」第4巻


Right Stuf International
先週のTOP10ランキング(予約含む)

1.「スレイヤーズ NEXT Uncut BOX SET」
2.「スレイヤーズ TRY Uncut BOX SET」
3.「ツバサクロニクル」第6巻
4.劇場版「ツバサクロニクル」&「xxxHolic」セット
5.「ツバサクロニクル」第5巻
6.「BECK」第6巻
7.「蟲師」第5巻
8.「涼風」第6巻
9.「蟲師」第6巻
10.「蟲師」第4巻


The Anime Corner Store
(予約含む)

1.「Bleach」第7巻
2.「Ergo Proxy」第1〜6巻セット
3.「舞-乙HiME」第3巻
4.「天上天下 Complete Collection」
5.「DEATH NOTE」第1巻限定版
6.「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第4巻


Anime Castle
(予約含む)

1.「DEATH NOTE」第1巻通常版
2.「舞-乙HiME」第3巻
3.「爆裂天使 -天使再臨-」
4.「涼宮ハルヒの憂鬱」第4巻限定版
5.「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第4巻


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一般DVDストアのANIMEコーナー

DVD Empire

売り上げランキング
1.「鴉 -KARAS- The Revelation」
2.「Bleach DVD Box Set 1」
3.「となりのトトロ」
4.「ウィッチブレイド」第1巻
5.「バジリスク 甲賀忍法帖 Box Set」
6.「鴉 -KARAS- The Prophecy」
7.「千と千尋の神隠し」
8.「舞-乙HiME」第3巻
9.「スレイヤーズ The Complete First Season」
10.「009-1」第1巻


予約ランキング
1.「パプリカ」
2.「Air」第4巻
3.「ウィッチブレイド」第3巻
4.「攻殻機動隊SAC 2nd GIG- Complete Collection」
5.「ノエイン もうひとりの君へ The Complete Series」
6.「無敵看板娘」第2巻
7.「ギャラクシーエンジェルAA」第4巻
8.「DEAH NOTE」第2巻
9.「ヒカルの碁」第11巻
10.「火の鳥 Eternal Recurrance(6〜10話)」


VIDEO Universe

1.「Bleach DVD Box Set 1」
2.「強殖装甲ガイバー」第7巻
3.「ウィッチブレイド」第2巻
4.「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第11巻
5.「ドラゴンボールZ Uncut DVD Set Season 3」
6.「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第4巻
7.「舞-乙HiME」第3巻
8.「ドラゴンボールZ Uncut DVD Set Season 1」
9.「鴉 -KARAS- The Revelation」
10.「バジリスク 甲賀忍法帖 Box Set」


DVD Pacific

先週の週間チャートで「涼宮ハルヒの憂鬱」第4
巻限定版が3位、「ああっ女神さまっ それぞれ
の翼」第4巻が8位、「舞-乙HiME」第3巻が10位。



<参考データ>
AnimeOnDVDフォーラムでのアンケート
「11月6日発売作品で購入するのは?」

1.「涼宮ハルヒの憂鬱」第4巻限定版
2.「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第4巻
3.「BECK」第4巻
4.「涼宮ハルヒの憂鬱」第4巻通常版
5.「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」第11巻


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という感じです。
今期新作で元気がいいのは、

「ああっ女神さまっ それぞれの翼」第4巻
「舞-乙HiME」第3巻
「涼宮ハルヒの憂鬱」第4巻

になるんでしょうね。
勢いでいうと、「ああっ女神さまっ それぞれの
翼」第4巻がトップに見えます。「舞-乙HiME」
第3巻も引き続き順調なようです。
「涼宮ハルヒの憂鬱」第4巻は第1巻の時の
ような、各ストアでトップを総なめ、という勢い
はありませんけど、それでもそれなりに売れて
いるんだろうとは思います。


次期は、また別の大物中の大物である、「DEATH
NOTE」第1巻(11月20日 アメリカ公式サイト)の
登場ですが、先行ダウンロード販売、ケーブル局
Adult Swimでの放送を経て、どれだけDVDセー
ルスに影響が出ているでしょうか。
5月に開始した「DEATH NOTE」のダウンロード販
売の結果については、具体的な数字は言えないが、
字幕版だからそんなには……という予想からする
と、喜ばしいものだった、とViz MediaのDan
Marks氏はコメントしていました(ICv2・2007年
10月3日付け記事
)。


第1〜4話を収録したDVD第1巻は、3バージョン
発売予定で、

・スタンダード版……24.98ドル
・コミック第1巻付き版……29.98ドル
・リュークのフィギュア付きデラックス版
 ……39.98ドル

ということになっています。


posted by mikikazu at 08:20 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月15日

ANIMEをどこのお店で買っていますか


先に小ネタを。
雑誌「OTAKU USA」(公式サイト)の編集長である
パトリック・マシアスさん(ご本人ブログ)は、日本で
発行されている英字日刊紙「The Japan Times」
にも、「Otakool」と題してオタクネタをわりと頻繁
に寄稿してくれているのですが、今日(15日)付け
の紙面にも、

「Remix this:anime gets hijacked」

という記事が掲載されていました(P19。Web版に
もアップされたらリンクします。――追記・されまし
た。YouTubeに投稿されたAMVにまでリンク張っ
てるのは大丈夫かな、と思いますけど……)。
記事のお題は、AMV――アニメ・ミュージック・ビデ
オです。当ブログ2006年12月18日付け記事でも
少しお伝えしたことがありますけど。
マシアスさんの記事は、有名AMV制作者達から
のコメントを紹介しつつ、その歴史と問題点、将来
への展望を簡潔にまとめてくれていました。
歴史上初めてのAMVのひとつは、1982年に当時
21歳だったJim Kaposztas氏が制作した、「Star
Blazers(宇宙戦艦ヤマト)」の戦闘シーンに、ビー
トルズの「All You Need Is Love」を重ねたもの
だったとか。


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さて本題。
うちでは隔週で、北米のオンラインストアにおけ
るアニメDVD・マンガの、各店での売り上げラン
キングを調査しているわけですが、実際のところ、
各店での売り上げ枚数やシェアの実態がわから
ないと、市場全体での売り上げ傾向や人気も正
確には掴めない、というジレンマがありますよね。


その一助になるかもしれないウェブ調査が、
AnimeOnDVDのフォーラム「Region 1 (North
America) DVD News & Views」
内で行われて
います。
お題はずばりの、

「Where Do you buy anime?」
(どこでアニメ買ってる?)

というもので、北米のアニメファンがDVDを購入
する時に、どこのお店を主に利用しているのかを
投票形式で答えてもらったものです。
開始日(11月10日)から5日経過した現時点での
結果を、各ストアのANIMEコーナーへのリンクと
共に紹介してみますね。
違う言い方をすると、北米でアニメDVDが買える
お店リストにもなっていると思います。


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1.Right Stuf ……107 (56 %)

2.Best Buy ……19 (10 %)

3.Amazon ……15 (7. %)

4.Ebay ……2 (1. %)

4.FYE ……2 (1. %)

6.The Anime Corner Store ……1 (0. %)


DVD Empire ……0 (0 %)
AAA Anime …… 0 (0 %)
(↑ここは卸業者なので、普通の小売販売はして
いません)
Walmart ……0 (0 %)
YesAsia ……0 (0 %)
PlayAsia ……0 (0 %)

Other ……42 (22 %)
上記以外にコメントで紹介されていたストア

Deep Discount DVD

DVD Pacific

Borders

DVD Planet(Anime One Stop)

MovieStop(GameStop)

Axel Music

AnimeNation

.Anime

Suncoast

Family Video

・お店ではなく、コンベンションのディーラーズ・
 ルーム

・自分のお店(コミックショップで働いていて、
ANIMEコーナーを任されているから)


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という感じです。
比較にならないくらい、Right Stufが圧倒的
ですし、コメントでもお気に入りにしている人
が多いです。
割引率だけでいうと、4割以上引いてくれる
DVD Pacificなどの方がお得なのですが、全
体的なサービスや、定期的な会社ごとのセー
ルスなどで信頼を得ているようですね。
DVD Pacificも、コメントで多くの方が利用
しているとは発言されていたので、選択肢に
あれば、上位に入ったとも思います。


Right Stufの売り上げランキングが、オン
タイムでの人気指標になればいいんですけど、
ご存知のようにここのランキングは、セール
対象の会社の作品で埋め尽くされてしまいま
すから、そういう意味で活用出来ないのがち
ょっと残念です。
あ、この調査はあくまで北米在住者が対象なの
で、例えば日本など海外から注文する場合は、
また違う評価になるんでしょうね。
某ショップで頼むと、何故かわざわざ世界一
周旅行を経由してから、ようやくに日本に届
いた、みたいな話もよく耳にするところですし。
そういうのは、ショップさんの責任ではないか
もしれませんが……。



posted by mikikazu at 08:27 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

世界各地でのANIME会社事情


世界のテレビビジネス情報を伝える専門誌World
Screenの公式サイトの特集ページで伝えられてい
た、「Japan Toons Up」という記事では、北米
地域に限らない、世界の各地で活動している日本
アニメの流通・販売・放送業者からの声を、まとめ
て紹介してくれていました。

World Screen:「Japan Toons Up」

今回は、伝えられていたコメントから、海外でのア
ニメビジネス状況がわかるもの、個人的に気になっ
た発言などを、各社の代表ごとに分けて、いくつか
抜き出して紹介してみますね。


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the Pokémon Company(公式サイト)

・ヨーロッパ、中東、アフリカ地域ではポケモン人気
が復調に向かいつつある。


Viz Media(公式サイト)

・2001〜2002年頃が、日本アニメ獲得バブルの絶
頂期だった。しかし、ポケモン程の人気に達する作
品は現れず、ヨーロッパでは日本アニメの放送から
撤退してしまった局もある。
・男の子向け/女の子向けと区別しない作品を求
める全体的な市場傾向の中で、日本アニメは苦戦
している。
・ただし、全体的な日本アニメ不振の中でも、Viz
Mediaの「NARUTO」「MÄR」、「きらりん☆レボリ
ューション」といった作品は、ヨーロッパのテレビ
放送で成功を収めている。
・Viz Mediaのヨーロッパにおける重要市場国は、
フランス、スペイン、イタリア。
・中東や東欧からの人気も高まりつつあるが、イ
ギリスとスカンジナビア諸国は厳しい状況。
・北米アニメDVD市場での成長と、シェア拡大は
順調。
・アメリカとフランスが、アジア以外で最も大きな
マンガ市場。


4Kids Entertainment(公式サイト)

・ポケモン後に人気を得た「遊戯王」「遊戯王GX」
と同様の成功を期待しているのが、「恐竜キング」。
・子供達は、その作品がどこで製作されたものな
のかなどは気にしない。テレビ番組の中の、エンタ
ーテインメント的部分にしか価値を感じないものだ
し、それを生み出すのは優れたストーリー・テリング
である。
・テレビ放送がないと、海外で日本作品のマーチャ
ンダイジング展開を行うのは難しい。


東映アニメーション(英語公式サイト)

・香港に拠点を置いたアジア地域での成功をふま
え、ロスとパリに、国際展開用のオフィスを設立。
・Vizと同様に、ヨーロッパにおける重要市場国は、
フランス、スペイン、イタリア。
・南米地域における、Televisa、TV Azteca、TV
Globoといった放送局との関係も良好。
・アメリカでも放送が続いてる「デジモン」と並ぶ
東映の主要作品は、「Yes!プリキュア5」と「ゲゲゲ
の鬼太郎」。


テレビ朝日公式サイト

・「クレヨンしんちゃん」がヨーロッパ、特にスペイン
において成功をおさめる。
・しかしながら、日本や複数のヨーロッパ諸国とは
異なり、「しんちゃん」は大人向け過ぎると判断さ
れたアメリカでは、Vizの「犬夜叉」と同様に、深夜
枠(Adult Swim)での放送になってしまっている。


アニマックス(国際公式サイト)
――ヨーロッパではドイツ、イタリア、スペイン、
フランス、ポーランド、ドイツ、ハンガリー、ルーマ
ニア、チェコ、スロヴァキアで放送。今月からはア
フリカでも。

・日本でのアニマックスの放送は、4歳以上からの
幅広い年齢層を対象にしているが、ヨーロッパでは、
15〜29歳層という絞った対象になっている。
・ソーシャル・ネットワークを通じて、アニマックスの
事を知る人が多い。


BANDAI VISUAL USA(公式サイト)

・北米向けの、通販サイト「.ANIME」の英語版は、
収益という面では、今のところ上手くいっていない。


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というのが大きなところでしょうか。
あらためてですが、世界は広いというか、色んな
国と地域があると思いますし、その中でアニメと
いう商品がどんな風に流通し、受けとめられてい
くのかを知るのは面白いことです。
一方で、作品としてはどう感じられているのだろ
うとも思いますし、また色々調べていきたいです。


ファンとしては、東映アニメーションについての
文章で「プリキュア5」が紹介されていたことが
ちょっと気になりますけど、どうなるでしょう。
初代「ふたりはプリキュア」は、それなりに海外
展開を果たした筈ですし(北米だけは、4Kidsに
よるライセンス取得以降は音沙汰無し)、多くの
人に見てもらえるのなら、それはそれで嬉しい
ことです。


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2007年11月12日

日本マンガ・アニメの海外「百合」ファンフィクション小説投稿数ランキング


昨日の調査は、全体というか一般対象の、海外の
ファンによる、日本マンガ・アニメをベースにしたフ
ァンフィクション小説の人気傾向を調べたわけです
が、今日はもう少し絞って、日本で「百合」と呼ばれ
るジャンルでの人気調査をしてみたいと思います。
数字の参考としたのは、ガールズ・ラブ専門のコミ
ュニティサイト「Shoujo-Ai Archive」のフォーラム
「Fanfiction」カテゴリーにおける投稿作品です。
作品本編の傾向とは関係なく、Yuri的であると判
断されて書かれたカップリングを主役とする、二次
創作小説のことですね。


2002年2月に始まる、全ての投稿作品数を調べる
のは無理なので、まず最新のここ1年間、2006年
11月から2007年11月までの投稿数ランキングを
調べてみます。


1.「舞-HiME」(85)
2.「美少女戦士セーラームーン」(47)
3.「魔法少女リリカルなのは」(22)
4.「ストロベリー・パニック」(15)
5.「舞-乙HiME」(12)
6.「新世紀エヴァンゲリオン」(9)
6.「少女革命ウテナ」(9)
8.「らんま1/2」(7)
8.「バブルガムクライシス」(7)
8.「NOIR」(7)
8.「Fate/stay night」(7)



という辺りがTOP10ですね。ある程度納得出来る
傾向では、と思えます。
日本で人気の「ふたりはプリキュア」シリーズ(5)、
「マリア様がみてる」(4)などは、正規版商品の流通
が(特に北米では)まだ行われていない影響が大き
いのか、そんなに作品が見つかりません。知ってい
る人は知っていると思いますが。
「なのは」もそうなんですけれど、実は1人で頑張っ
て何作も「なのは×フェイト」を書いておられる方が
いるみたいで。


比較のために、4年前(2003年1月〜12月)のランキ
ングも掲載してみると、


1.「美少女戦士セーラームーン」(77)
2.「らんま1/2」(24)
3.「カードキャプターさくら」(19)
4.「NOIR」(16)
5.「新世紀エヴァンゲリオン」(14)
6.「少女革命ウテナ」(11)
7.「ラブひな」(9)
7.「天地無用!」(9)
9.「犬夜叉」(6)
9.「スレイヤーズ」(6)



という感じで、かつての「セーラームーン」の地位
を、少なくとも百合ファンフィク小説の世界におい
ては、現在「舞-HiME」が奪い取っている変化が
わかります。
カップリングということでいうと圧倒的に強いのは、
「ShizNat」と称される、静留×なつきさんになるよ
うですね。
(あ、余談ですが、たちばなりょうさんの「NOIR」
ファン小説「A Peaceful Day」が、ご本人も知ら
ぬ間に英語に翻訳され、このフォーラムで公開さ
れていたのは、この年の5月頃です。さらにその
ファン小説を原作とした春風ソヨグさんの同人コ
ミックがイギリスのeBay経由で紹介され話題に
なったのも、その少し前です)


short_g.gif


「舞-HiME」百合ファンフィク小説で僕個人のお薦
めはというと、静留さんには申し訳ないのですけれ
ど、ジャンルとしては「舞衣×なつき」になってしま
う、初めての2人だけのバレンタイン・デー(投稿日
も!)を描いた、Kieliさんによる「Love Shines」と
いう作品になるでしょうか。

http://www.shoujoai.com/forum/topic_show.pl?tid=38781

なんていうか、「おでこコッツン」の微笑ましさは
万国共通なんだなあ、という感慨があります(笑)。
ラストの花火をバックにした情景も、素敵です。



posted by mikikazu at 13:41 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月11日

日本マンガ・アニメの海外ファンフィクション投稿数ランキング


fanfiction――ファンフィクションは、いわゆる二
次創作のことで、すでに日本語にもなっています
よね。
有名だと思いますが、FanFiction.Netは、最大
手のファンフィクション小説データベースサイトで、
各国語による、日本のマンガ・アニメをベースとし
たファンフィクション小説も、世界各地から多数投
稿されています。
使用されている言語は、一番人気の「NARUTO」
を例に取ると、英語・スペイン語・フランス語・
ポルトガル語・ドイツ語・ロシア語・オランダ語・
イタリア語・スイス語・ポーランド語・フィリピン語・
ハンガリー語・インドネシア語・フィンランド語・
中国語・チェコ語・ノルウェー語・デンマーク語・
アラビア語・トルコ語・スカンジナビア語・ギリシャ
語などに及ぶようです。
海外の方が、一生懸命に日本語で綴った作品も
あるようですね。


Wikipediaによると、FanFiction.Netの開設は
1998年10月15日のことで、それ以降もの凄い
勢いで作品が投稿され続けていますが、11月11
日午前時点でのマンガ・アニメ部門への投稿数は、
全体で80万8577作品に達し、原作とするマンガ
・アニメのタイトル数も、496作品に渡っています。
全部読む前に、普通の人の一生が終わってしま
うかもしれません(笑)。


古い作品ほど有利にはなりますが、この9年間
に投稿されたファンフィクションにおける人気ラ
ンキング上位を調べてみると――、


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1.「NARUTO」(107011)
2.「犬夜叉」(75750)
3.「遊戯王」(42918)
4.「新機動戦記ガンダムW」(38566)
5.「デジモン」(29280)

6.「ドラゴンボールZ」(28557)
7.「美少女戦士セーラームーン」(25344)
8.「カードキャプターさくら」(20609)
9.「幽★遊★白書」(20495)
10.「鋼の錬金術師」(20417)

11.「爆転シュート ベイブレード」(16892)
12.「るろうに剣心」(14895)
13.「フルーツバスケット」(13038)
14.「Bleach」(10042)
15.「テニスの王子様」(9230)

16.「らんま1/2」(8799)
17.「シャーマンキング」(8098)
18.「Weiß Kreuz」 (6763)
19.「グラビテーション」(6186)
20.「最遊記」(5822)

21.「聖闘士聖矢」(5758)
22.「機動戦士ガンダムSEED」(5250)
23.「新世紀エヴァンゲリオン」(5182)
24.「ふしぎ遊戯」(4700)
25.「スレイヤーズ」(4385)

26.「ONE PIECE」(4362)
27.「天空のエスカフローネ」(4094)
28.「桜蘭高校ホスト部」(3736)
29.「DNエンジェル」(3676)
30.「スラムダンク」(3351)

31.「トライガン」(3341)
32.「Hellsing」(3329)
33.「カウボーイビバップ」(3263)
34.「闇の末裔」(3182)
35.「天地無用!」(2938)

36.「東京ミュウミュウ」(2655)
37.「鎧伝サムライトルーパー」(2526)
38.「名探偵コナン」(2483)
39.「ツバサクロニクル」(2345)
40.「遊戯王GX」(2333)

41.「学園アリス」(2288)
42.「X/1999」(2219)
43.「ゾイド」(2009)
44.「ラブひな」(1745)
45.「ゲットバッカーズ -奪還屋-」(1620)

46.「魔法騎士レイアース」(1529)
47.「今日からマ王!」(1473)
48.「.hack//SIGN」(1470)
49.「ウルフズレイン」(1455)
50.「千と千尋の神隠し」(1419)

51.「少女革命ウテナ」(1268)
52.「ハンター×ハンター」(1245)
53.「ラブレス」(1138)
54.「ヒカルの碁」(1089)
55.「とっとこハム太郎」(1063)

56.「Witch Hunter Robin」(989)
57.「D.Gray-man」(934)
58.「星方武侠アウトロースター」(884)
59.「xxxHolic」(867)
60.「天使禁猟区」(865)

61.「舞-HiME」(791)
62.「機動武闘伝Gガンダム」(773)
63.「サムライチャンプルー」(730)
64.「Samurai Deeper Kyo」(714)
65.「FAKE」(701)

66.「あずまんが大王」(604)
67.「金色のガッシュベル!」(596)
68.「魔法先生ネギま!」(561)
69.「ペットショップ オブ ホラーズ」 (545)
70.「サイボーグ009」 (522)

71.「女神候補生」(496)
72.「ああっ女神さまっ」(468)
73.「魔探偵ロキRAGNAROK」(460)
74.「ちょびっツ」(454)
74.「スパイラル〜推理の絆」(454)

76.「キャプテン翼」(452)
77.「アイシールド21」(419)
78.「妖しのセレス」(390)
79.「宇宙世紀ガンダム」(383)
80.「ピースメーカー鐵」(378)

81.「吸血鬼ハンターD」(365)
82.「NOIR」(355)
83.「爆れつハンター」(350)
84.「Roboteck/マクロス」(348)
85.「ヴァンパイア騎士」(335)

86.「ハウルの動く城」(322)
87.「花ざかりの君たちへ」(313)
87.「メダロット」(313)
89.「BLACK CAT」(312)
90.「スクライド」(311)

91.「もののけ姫」(308)
92.「バブルガムクライシス」(302)
93.「THEビッグオー」(300)
94.「Blood+」(299)
95.「プリンセスチュチュ」(297)

96.「ヴァンドレッド」(284)
97.「モンスターファーム」(282)
98.「神風怪盗ジャンヌ」(279)
99.「カレイドスター」(278)
100.「伯爵カインシリーズ」(275)

101.「頭文字D」(267)
102.「機動天使エンジェリックレイヤー」(259)
103.「ルパン3世」(258)
104.「サムライ7」(254)
105.「ゴーストハント」(250)

106.「吸血姫美夕」(242)
107.「エルフェンリート」(240)
108.「未完の月」(226)
109.「キャンディ・キャンディ」(220)
110.「Serial Experiments Lain」(215)

111.「マーマレード・ボーイ」(213)
112.「MÄR」(207)
113.「魔術士オーフェン」(203)
114.「R.O.D.」(201)
115.「好きなものは好きだからしょうがない!!」(197)

116.「攻殻機動隊」(195)
117.「マリア様がみてる」(191)
118.「彼氏彼女の事情」(185)
119.「超GALS! 寿蘭」(177)
120.「真夜中の探偵 -NightWalker-」(175)

121.「涼宮ハルヒの憂鬱」(172)
121.「レイブマスター」(172)
123.「ピーチガール」(167)
124.「サクラ大戦」(165)
125.「tactics」(164)
125.「ガンスリンガーガール」(164)

127.「怪盗セイント・テール」(160)
128.「キン肉マン」(159)
129.「ウルトラマニアック」(155)
130.「ラストエグザイル」(154)

131.「ヤマトナデシコ七変化」(146)
132.「Blue Seed」(143)
133.「パラダイス・キス」(142)
134.「魔法少女リリカルなのは」(141)
135.「吸血遊戯」(138)

136.「NANA」(135)
137.「Final Fantasy: Unlimited」(134)
138.「ボボボーポ・ボーボボ」(133)
139.「探偵学園Q」(132)
140.「エア・ギア」(131)
140.「Fate/stay night」(131)

142.「ドラゴンボール」(129)
143.「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ」(128)
144.「だぁ!だぁ!だぁ!」(126)
145.「セイバーマリオネットJ」(124)

146.「ぴたテン」(120)
146.「十二国記」(120)
148.「ワイルドアダプター」(116)
149.「ベルセルク」(114)
150.「メトロポリス」(113)


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という感じになります。日本国内での二次創作
人気と比較してどうでしょうか。
傾向としては、テレビ放送された作品の人気が
圧倒的ですね。されなかった作品で最高位は
「フルーツバスケット」(第13位)ですが、原作は
ベストセラーですし。
トップの「NARUTO」は、1作で海外ファンフィ
クション小説の約13%を占めていることになり
ます。それにしても、比較するとここでも「ONE
PIECE」との差が目立ちます。
また4位の「ガンダムW」は、アメリカ進出当時
の、美少年キャラアニメという新しい概念が与え
たインパクトの証拠なんだろうと思います。
あ、「デジモン」はあるのに?と不思議に思った
「ポケモン」はゲーム部門への配置となっていて、
17479作品が投稿されています。



意外だったのが、日本ではメガヒット作で、二次
創作界でも大人気だった筈の「涼宮ハルヒの憂
鬱」が、第121位(172作品)という、ずっと下位
だったことでしょうか。
コンベンションなどでは、コスプレも人気だったよ
うですけど、二次創作への意欲というのは、あま
り刺激しなかったのかもしれません。このサイト
への投稿者と、ファン層が重ならないという可能
性も大きいですけど。
DVDや原作小説のさらなる世界的な流通、なに
よりテレビ放送が実現すれば、また状況は違っ
てくるかもですね。



posted by mikikazu at 05:27 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月10日

高嶋リカさんが自作マンガ「リカってかんじ?!」のスペイン語スキャンレーションに許可を与える


過去にも何度か紹介したことのある、エリカ・
フリードマンさんのブログOkazuの11月7日付
け記事内
で伝えられて、各所で話題になって
いるのが、日本のマンガ家(イラストや舞台美
術なども手がけられているそうです)高嶋リカ
さんが、自身の作品「リカってかんじ?!」につい
て、スペイン語のスキャンレーション・グループ
に、翻訳の許可を与えた、という話です。
scanlation――スキャンレーションというのは、
マンガ作品にファンが独自で各国語の翻訳を
つけ、ネットで公開しているものですね。
アニメにおけるファンサブと同じく、当然無許可
で行っているので、著作権の侵害であり、違法
行為になります。


JournalistaのDirk Deppeyさんは、このニュ
ースを伝える11月9日付け記事内で、「こんな
ことが起きるなんて、今まで聞いたことがない。
実際に作者に許可を求めたりする行為もだけど」
という感じで驚きを示していましたが、僕自身も
知っている範囲では、マンガの作者さんが、スキ
ャンレーション・グループに直接の許可を与えた
ケースというのは思い出せませんし、グループか
ら作者ないし出版社の側に許可を申請したことが
表ざたになったことも、ないと思います。
だからこれまでのスキャンレーションは、結果と
しての、黙認の状態にあったわけです。


この情報を伝えたエリカ・フリードマンさんは、
自身の出版社ALC Publishingから、「リカって
かんじ?!」の英訳本を出版している立場ですが、
無料で公開されてしまう、このスペイン語版ス
キャンレーションについては、「スペイン語圏で
も、Yuri作品を読みたがっている人がたくさん
いるのは知っているので、彼らにとってはクー
ルなことです」と、肯定的な態度を示しています。


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↑上記のニュースとは直接関係ないのですけど。
この「リカってかんじ?!」という作品は、「英語で!
アニメ・マンガ」さん2006年2月17日付け記事

(ceenaさんお元気ですか)、アメリカの大学で授
業課題として選ばれたことが伝えられていました。
その記事内で作品を「百合マンガ」と称したこと
に対して、女性の同性愛者であるみやきちさんが、
ご自身の日記「みやきち日記」の、同年2月17日
付け記事
で、「つまりこれは『レズビアンマンガ』で
あって断じて『百合マンガ』ではない」という指摘を
掲載されていました。
実は僕自身も、この方のサイトは、「あやかし忍
伝 くの一番」や「アカイイト」といったゲームを高く
評価してくれていたので、以前から存じ上げては
いたのです。
さらにそれらの経緯を受けての会話が、All About
内の同性愛コーナー
で交わされています。
僕自身は未読の作品なので、そういったカテゴラ
イズについての意見はないのですけど。



posted by mikikazu at 09:24 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

メモ2つ。


メモ的なことを2つだけです。


日本でも、著書「現代日本のアニメ――『AKIRA』
から『千と千尋の神隠し』まで」の邦訳が出版さ
れている、タフツ大学教授スーザン・J・ネイピア
さんの新刊である、「From Impressionism to
Anime: Japan as Fantasy and Fan Cult in
the Mind of the West 」
の発売通知が届き
ました。日本に入ってくるのは、年末頃みたい
ですけど。内容を理解出来るかどうかは別にし
て(笑)、とりあえず楽しみです。


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11月4日付け記事で取り上げた、北米での「ブ
ラックジャック」再出版のニュースについて、
予想通りに、フロリダ発のポッドキャストAnime
World Order
のメンバー・クラリッサさんが、7日
に更新された最新エピソード第61回内において、
「Happy happy news!」といった感じで嬉しそう
に伝えていました。
ただ、Verticalからの出版スタイルだと、今では
珍しいページ反転にされてしまうので、現在のア
メリカで手塚マンガは、どういった層を狙うべき
か、という議論にもなっていました。


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★お給料が出ましたので、自分へのご褒美と
して、公式サイトでも全く宣伝されていませんが
(ええー)、本日発売の「Yes!プリキュア5 Vocal
アルバム2〜VOCAL EXPLOSION!〜」が届いた
のであります。
先日キッズステーションで放送された「アニぱら
音楽館」での「プリキュア5」特集も楽しい内容で
したし(サンクルミエール学園の制服は、リアル
でもキュートだと思います)、しっかり聞き込んで
いきたいですっ。
歌詞という点では、もろ告白(!?)な雰囲気の、
1枚目のりんさんによる「リバーシブル」なんて
大好きだったんですけど。
あ、かれんさんの「Heavenly Blue」も、ストリン
グスのアレンジが、タイトル通りの爽やかで大人
っぽい雰囲気を素敵に伝えていて、テーマソング
にふさわしいと思ったのです。
ココ&ナッツのミニアルバムも、これから2枚も
予定されているようですが、そっちはさすがに、
という感じです。のぞみ&りん、のぞみ&うらら
みたいな路線なら、喜んで買わせていただきま
すけど。売れ筋のニーズは、やっぱりそちらに
なるんでしょうか。
posted by mikikazu at 08:54 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月08日

北米オンラインストアでの、マンガ売り上げランキング(11月上旬編)


ニュースサイトActive Anime内で、Del Reyに
よるブログ
の公開が始まり、初回の11月7日分
には、Del Reyのマンガ部門ディレクターである
Dallas Middaugh氏が、当ブログ11月4日付
け記事
でも触れた、紀伊国屋書店ニューヨーク支
店でのイベントについて、少し触れてくれていま
した。
また、Viz Media内でもブログが先月10日から
始まっています。
アメリカでマンガ出版を手がけている編集者さん
達からの、生の声が読める場所として、どちらも
充実していって欲しいですね。


というわけで上記の出版社からの作品も当然含
んでいる、恒例の、北米オンラインストアにおけ
るマンガ作品の売り上げランキング11月上旬編
です。
以下、各ストアのトップセラー・リストになります。


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・アメリカAmazon

1.「DARK HUNGER」(Christine Feehan)
2.「NARUTO」第24巻
3.「NARUTO」第1〜27巻セット
4.「NARUTO」第22巻
5.「NARUTO」第23巻
6.「The Best of Pokemon Adventures:Yellow:
 Yellow (Best of Pokémon Adventures)」
7.「フルーツバスケット」第18巻
8.「ヴァンパイア騎士」第3巻
9.「NARUTO」第19巻
10.「Warriors: The Lost Warrior」
 (Erin Hunter&Dan Jolley・ストーリー
 /James Barry・絵)


・Barnes & Noble

1.「NARUTO」第23巻
2.「NARUTO」第24巻
3.「NARUTO」第22巻
4.「NARUTO」第1巻
5.「NARUTO」第21巻
6.「DARK HUNGER」
7.「遊戯王GX」第1巻
8.「Warriors: The Lost Warrior」
9.「フルーツバスケット」第17巻
10.「ヴァンパイア騎士」第3巻


・Books-A-Million


1.「NARUTO」第18巻
2.「NARUTO」第15巻
3.「NARUTO」第14巻
4.「NARUTO」第1巻
5.「NARUTO」第17巻
6.「NARUTO」第13巻
7.「NARUTO」第16巻
8.「フルーツバスケット」第17巻
9.「Bleach」第20巻
10.「フルーツバスケット」第16巻


・Chapters Indigo
(カナダ)

1.「ヴァンパイア騎士」第3巻
2.「Bleach」第21巻
3.「よつばと!」第5巻
4.「DEATH NOTE」第1巻
5.「NARUTO」第19巻
6.「ツバサ」第15巻
7.「NARUTO」第22巻
8.「NARUTO」第23巻
9.「DEATH NOTE」第3巻
10.「NARUTO」第20巻


・AnimeNation

1.メガミマガジン2007年11月号
2..「ピアノコレクションズ ファイナルファン
 タジーX ピアノソロ (楽譜) 」
3.「萌え萌え女神辞典」
4.「萌え萌え悪魔辞典 SIDE黒」
5.日本版ニュータイプ2007年11月号


・Right Stuf

1.「フルーツバスケット」第18巻
2.「よつばと!」第5巻
3.「ラブレス」第7巻
4.「かりん」第6巻
5.「ベルセルク」第19巻
6.「Samurai Deeper Kyo」第25巻
7.「ベルセルク」第20巻
8.「エイケン」第8巻
9.「NARUTO」第1〜27巻セット
10.「ふしぎ遊戯 玄武開伝」第6巻


・Anime Castle

1.ニュータイプUSA 2007年11月号
2.「NARUTO」第22巻
3.「NARUTO」第23巻
4.「NARUTO」第24巻
5.「スキップ・ビート!」第9巻


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という感じです。
「よつばと!」は、ADV MANGAという、おそらく
とても営業力の弱いところからの出版なのに、
それなりに売れている様子なのはよかったです。
個人的に期待していた、TOKYOPOPからの
「AQUA」第1巻は、どこにも姿を見つけること
は出来ませんが……。
アニメ版が先に展開していたら、また反応も違っ
ていたでしょうか。


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★一昨日は、更新が全く不可能になるという、
突然のサーバー不調で困りました。
そんな時に限って、「プリキュア5」寸劇内の、
とんでもないミスに、アップして1日過ぎてか
ら気づいたりして、一秒でも早く直したいのに
どうにもならないという、うわーな心境でした。

「プリキュア5」といえば、そろそろ第二期、
あるいは新シリーズの情報も出てきているよ
うですが……。
第二期なら、新キャラ追加か、一部交代という
ことになるでしょうけど、交代の場合は、やっぱ
り高等部に進む先輩コンビが対象になるのか
なと。こまちさんについては、ナッツとの関係
の処理にもよりますね……。
一度レギュラーから外れて、ドリーム達が大ピ
ンチの時にだけ現れるというのも、美味しそう
な役どころにはなりそうです。



posted by mikikazu at 09:31 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

アニメ目を実写写真化した?現代アート作品


僕は全く疎い世界ですけど、アニメ・マンガの
スタイルから引用、あるいはインスパイアされ
た現代アート作品については、時々話題にな
りますよね。以前にうちでも紹介しましたし(2006
年9月6日付け記事
)。
アメリカ・テネシー州発のニュース・サイト
Tennessean.com の11月4日付け記事でも、
同じく日本のアニメに影響を受けたという現代ア
ート作家さんが紹介されていました。

「Animé inspires artist's altered photos」
(アニメがアーティストの加工写真をインスパ
イア)

記事で紹介されているのは、テネシー州ナッシ
ュビルのアーティストChris Scarboroughさん。
イラストと、CG加工した写真という2つの技法で
作品をそれぞれ制作しているそうです。
10代の頃に出会った「AKIRA」が最初のアニメ
だったというScarboroughさんの作品は、彼の
公式サイト


http://www.scarboy.net/

で見ることが出来ます。
左上メニューから、「photography」を選択すると、
いわゆるアニメ目を実写化したような作品をたく
さん見つけられます。
モデルを撮影した写真の、目の部分をCGで加工
したものだと思いますが……。人によっては、や
やグロテスクに感じるかもしれませんね。
どう感じるかは人それぞれですし、作者さんの意
図はまったく別にして、僕がまず思ったのは……、
「瞳が乾きそうだなー」ということ? 芸術もなに
もあったものではない感想ですが(笑)。
モデルがアニメキャラのメイン年齢層の、もっと
幼い少年少女だったらどうだろう、とも思いまし
たけど。


「見慣れたものに、新たな文脈が与えられた時に、
見る側がどんな反応を示すのかが、自分にとって
はとても興味深い問題だ。キュートだったものが
グロテスクになったり、あるいはその逆もある」
という言葉が、写真を加工する作業の意図のひと
つとして述べられていますが、どうでしょうか。


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「アニメ目――anime eyes」ということで思い出し
たのが、そのものずばり「Anime Eyes」という曲を
歌っているアメリカ・ニューヨークのバンドさんです。
バンドの名前はBlip Blip Bleepで、まだインディー
ではあるんですが、ニューヨークのブルックリン出
身のSean Hanさんと、Brett Thompsonさんの2人
がメイン・メンバーです。
「Anime Eyes」の曲自体は、バンドのMySpace、あ
るいは公式サイトで試聴出来ます。MySpaceだと、
最後まで聞けますね。
歌詞の内容は、アニメキャラみたいに可愛い瞳を
していた、Hanさんの元ガールフレンドとの、ニュ
ーヨークでの日々を回想したもの、だそうです。
「I love the twilight in your anime eyes」
というサビも印象的な、良い出来のポップ・ソング
だと思います。



posted by mikikazu at 08:52 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月04日

Verticalから手塚治虫「ブラックジャック」 が再出版


手塚治虫氏の名作マンガ「ブラックジャック」は、
北米では2001年に、Viz Mediaから2冊だけ
出版されたことがあるのですが、権利関係でな
にか問題があった日本側の手塚プロダクション
からの要求により、それだけで打ち切られた、
とのことです。
もちろん、「ブラックジャック」が手塚氏の名作中
の名作だということを知っている北米のファンは
多いので、再出版が熱望されていたのですが、
今回、手塚治虫氏の他作品「ブッダ」「きりひと讃
歌」「アポロの歌」などで実績のあるVERTICAL
からの出版(2008年秋より)が決定したことは
吉報でしょう。


中でも喜んでいると思うのが、フロリダ発のポッ
ドキャストAnime World Orderのメンバーの
1人、クラリッサさんかもです。以前から、「お願
いだから続き出してください、VIZ!」って訴えて
いましたし。
ちょうど現在配信中の第60回は手塚治虫特集で、
3部に分けられた中の、クラリッサさん担当の第
3部では、OVA版「ブラックジャック」(出崎統監督)
について熱く語ってくれているので、必聴なのです。

ソース・Publishers Weekly10月29日付け記事
「Tezuka’s Black Jack Returns」

posted by mikikazu at 09:11 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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