毎度おなじみですが、昨日7月24日付のThe Japan Times紙
第二面に掲載されていたのが、
「'Manga' reading program promotes literacy among Los Angeles teens」
(マンガを読むプログラムが、ロサンゼルスの10代の子供達
のリテラシー能力を向上させる)
という記事でした。
これは、メインの中央図書館と71の分館をもつLos Angeles
Public Library ロサンゼルス市立図書館(公式サイト)による、
マンガを教材とし、11歳から18歳までの子供達のリテラシー
(読み書き)能力の育成を目的とした、「Manga Madness
Summer Reading Club」という夏期プログラムの開始を
伝えるものですね。
6月21日に出されたプレスリリース(Anime News Network
掲載)はこちら。
Mangablogさんが紹介されていた、このプログラムに関わっ
ているロサンゼルス中央図書館のヤングアダルト部門担当
司書Eileen Ybarraさんへのインタビューはこちらです。
Ybarraさんによれば、ヤングアダルト部門で、間違いなく今
最も人気があるのは日本のマンガだそうで、「ドラゴンボー
ルZ」「フルーツバスケット」「フルメタル・パニック」などのタ
イトルが挙げられています。
もちろんこれまでも、全米各地の図書館で、マンガを利用し
たリテラシー向上活動は行われてきたのですが、今回の企
画がそれらと異なるのは、アメリカ最大手のマンガ出版社の
ひとつであるTOKYOPOP(公式サイト)が全面的に協力し、
自社から作品を出版しているプロのマンガ・アーティストさん
を、講師として派遣していることですね。
記事が伝えている、6月15日にロサンゼルス市の中央図書
館で始まったプログラムに招聘されたマンガ家さんは(正確
には「グローバル・マンガ・アーティスト」と呼ばなくてはいけ
ないのかもしれませんが)、写真にも登場している、Amy Kim
Ganterさん(公式サイト)。
TOKYOPOPからは、「Sorcerers & Secretaries」というシ
リーズを発表しています。
子供達の間での、彼女の作品の人気・知名度というとちょっ
とわかりませんが、やはりプロのマンガ・アーティストがわざ
わざ教えてくれるということは、こういうプログラムに参加し
てくる子供達には、とても嬉しいことでしょう。
これは自前の作家を持つTOKYOPOPだからこそ出来る種
類の、コミュニティへの貢献ではありますね。
日本人マンガ家の作品しか出版していない(と思いましたが)、
もうひとつの大手VIZ Mediaだと、同じことをしようと思ったら、
日本から呼んでこないといけませんし。
なんにせよ、この経験から未来のマンガ家を目指す子供
だって生まれてくるかもしれませんし、そういう意味では長
期的な投資でもあるのでしょうね。
マンガ家さんによる、図書館での子供達へのマンガを教え
るワークショップについては、ニューヨークに在住している
日本人マンガ家さんの、ながてゆかさんが、NY市立図書館
でアメリカの子供達に漫画の描き方などを教えた経験を、ご
自身のブログ、
「Manga-ka@NYC」
http://yukanagate.blog22.fc2.com/
で、写真なども含めて色々紹介してくださっていますので、
参考になるかと思います。




