2007年08月27日

紺野キタさんのコミック「ひみつの階段」第1&2巻、読みました。


いつものようにお薦めをいただいた、紺野キタ
さん(ご本人公式サイト)のコミック「ひみつの
階段」
(ポプラ社)第1&2巻を読了しました。
納得して読み終えるのに、結局4日ぐらいはか
かってしまいましたね。
やりとりの流れの結果ということが多いのです
が(この作品の場合は、「Yes!プリキュア5」の
かれんさん×こまちさんというファン小説感想
経由)、りょうさんから直接お薦めいただく作品
は、アニメにしてもコミックにしても、外れがほと
んどありません。
その中でも、この「ひみつの階段」は、大当た
りに入る作品だと思います。
こちらで勝手に試してしまう作品については、
評価が微妙になる場合もままあるので、きちん
とこちらの嗜好や、作品のクオリティというもの
を吟味した上で、毎回お薦め作品を丁寧に選ん
でくれているのだろうと勝手に想像しています。
ともあれ、いつもですけどありがとうでした。
以下、内容ネタバレあります。この作品の場合、
特にお気をつけください。


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紺野キタさんの作品としては、これもお薦めい
ただいた、姉妹もの?「Cotton」(ポプラ社)に
続くコミックになります。そちらも良作でした。
この「ひみつの階段」は、祥華女学院という女
子校と、その寄宿舎を舞台にした、女の子達
の生活ドラマですね。
作品構造として注目すべき点は、舞台装置に
おけるファンタジー要素が、とても効果的に用
いられていることになると思います。
主筋である、女の子達それぞれのドラマを、こ
の作品独自の視点で語っていく道具として、フ
ァンタジー的ギミックが、素晴らしいレベルで機
能しているのです。
毎回起きる不思議な出来事が、生身の女の子
達(そうじゃない女の子?もいますけど)のドラ
マに対して必然性があるというか、「ああ、こう
いう気持ちにたどり着くために、この不思議が
起きたんだな」と、ほぼ毎回納得させられる語
り口の手腕が見事です。
ファンタジーの、理屈にとらわれない自由さを
最大限に生かし、けれど描写は可能な限りつ
つましく繊細だという作品世界は、独特でとて
も魅力的です。


場所はずっと同じ寄宿舎であっても、エピソー
ドによっては異なる主役・時代を描き、とても
練られた多層構造を用いて語られているのも、
作品としての面白さですね。
例えばある作品の後日談が、別の時代のエピ
ソードの中に現れたり、同じキャラが、違う時
代での違う立場で活躍していたり、またはそ
の逆で、ある同じイベントが起きている時の、
異なるキャラ達それぞれのドラマが描かれたり
と、様々な角度からのキャラ達の人生が表現さ
れていて、とんでもない深みがあります。
そういう手法ゆえ、そのエピソードがどういう
キャラのいつ頃の、という設定を上手く把握し
ていないと混乱するかもしれませんが(え?僕
だけですか?)、一度コツを掴んでしまうと、
「あのアイテムがここでこう繋がるのか」「あの
時のキャラの関係が、こうなっていくのか」と
いうそれぞれの発見が、とても楽しくなってい
きます。
ただ、発見した時の驚きを大事にして欲しいの
で、可能なら、出来るだけネタバレなく物語に
触れて欲しいとは思います。
僕も、ファンタジー要素があるということは全然
知らずに読み始めたので、それぞれの「仕掛け」
に気づいていく過程は、とても新鮮で楽しかった
ですから。ひょっとしたら、まだ気づいていない
ものもあるかも(笑)。


なのでこの感想でも、出来るだけネタバレ的な
ことは書かずにおきました。
ひとつだけ言うなら、お気に入りキャラは、最強
キャラらしい烏丸弓子さんかも、ですけど(笑)。
気の強さと日本人形ヘア、そして唇の紅さがい
いですよね。
彼女が登場する、そもそものお薦めであったお
話「Diary〜ダイアリー」も、実は……以降の展
開が仰るように切なくも温かく、素敵な作品だっ
たと思います。読めてよかったです。
僕は残念ながら女子校に通った経験はないの
で、ノスタルジーという部分での感慨は述べられ
ないのですが、限られているけど、それからの
人生にも確かに続いている時期の、色々な女の
子達のドラマを語るアプローチとして、極めて優
れた手法を堪能させていただきました。
女子学園ものではありますが、いわゆる直接的
な「百合」要素はほぼ皆無ですし(あってはダメ
ということでは、無論ないです)、ひとつの青春
物語として、とても素直に読めました。


で、読み終えた今日になって知ったんですが、
タイトルが違うので気づきませんでしたけれど、
「ひみつのドミトリー 乙女は祈る」というコミッ
クが、このシリーズの3巻目にあたるんですね。
近日中に、こちらも読んでみたいと思います。


posted by mikikazu at 08:38 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月07日

「やえかのカルテ」全3巻、読みました。


というわけで、これもお薦めいただいてた、
コミック「やえかのカルテ」全3巻(武田日向 
角川書店ドラゴンコミックス)を、やっと読了
しました。時間がかかってすみませんっ。
期待されているような意見ではないと明確に
思いますが、とりあえず、読み終えて思った
ことを少しだけ述べておきますね。


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動物の心を感じ取れる特殊能力を持った、堤
偲さんというキャラが登場した時に、必然的に
考えてしまったのが、「ではこの世界の食習慣
における、肉食の扱いはどうなっているんだろ
う?」ということでした。
偲さん以外に、同じような能力を持った人間が
いるかどうかは明言されていませんが、彼女自
身が隔離・研究の対象になるほど、特別扱いさ
れるわけでもなく、周囲に受け入れられている
状況を見ると、「動物の心を感じ取れる能力」は、
ある程度一般認知されているものとして考えて
いいでしょう。
それは逆に言うと、動物の側にも、人間側が文
脈を理解出来る情動、心の動きがあると認めら
れているということですから、そんな認知が存
在している社会で、肉食産業なんて成立するだ
ろうか、と思ってしまったのです。


この世界にも、肉食は(おそらく現実社会と同レ
ベルで)存在すると、はっきり描写されたのが、
第3巻後半で描かれる最終章になります。
この一連のお話の中で、主人公の1人如月芹
奈さんは、研修として畜産研究所を訪れ、そこ
で食肉生産のために殺される動物の実態を知
って、大きなショックを受けます。
そこからの回復が、メインのストーリーになり、
作品全体としてのまとめに繋がっていくわけで
すが、先に堤偲さんというキャラを知っていると、
あくまで普通の人間である如月芹奈さんでは、そ
の物語を牽引するのに役者不足だと思えました。
つまり、肉食産業の事実に触れた時のショックを
考えるなら、動物の心を感じ取れる偲さんの方が、
はるかに大きいのは間違いないからです。
それぞれの場面で、動物の心がわかる彼女が、
正気でいられるとは、とても思えません。


ここで、食肉行為についての是非を考えるつもり
は全くありませんが、言いたいのは、あくまで語
り口の構造として、サブキャラの方が深く、本質的
に立ち向かえるドラマを主人公キャラが解決して
も、物語を俯瞰した時の結末としては、「落ちない」
ということです。偲さんの側の問題が放置されて
しまっているとも思わせてしまうでしょう。
だから批評としては、間違えた結末のドラマを用
意してしまったと考えます。この結末にしたいの
なら、そも偲さんのようなキャラを登場させてはい
けなかった。


ただし個人的には、堤偲さんが、設定だけでなく
その造形も含めて、一番のお気に入りのキャラで
もあったのです。
彼女は生まれ持った自分の能力からは逃げられ
ないのですから(薄れつつあるという言葉もあり
ますが)、向き合わなくてはいけないドラマの性
質が、比較すると、自由がありやり直しもきく職
業選択というものでしかない他のキャラとは、全
然異なります。いっそのこと、彼女が主役だった
方が、より面白いものになったのではないかと
思ったくらいです。
本草やえかちゃんをメインとした作品世界では、
結局扱いの難しいキャラになってしまったことも
確かで、後半はほとんど登場させてもらえませ
んでしたね。「狐とアトリ」収録の番外編でも出
番無しでしたし。
そういう、キャラ設定と世界観の齟齬という意味
で、「難しい」作品だと思いました。


posted by mikikazu at 08:56 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月03日

障害報告

えっと、昨日のお昼からまたぞろプロバイダー
の不調が続いていて、ネットへの接続が不安定
になっているようです。
今日の夕方にチェックに来るということですが、
それで改善されればと願っています。
posted by mikikazu at 11:15 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

武田日向さん短編集「狐とアトリ」、読みました。


というわけで、お薦めいただいた、武田日向さ
んの短編集「狐とアトリ」(角川コミックス)をさっ
そく読んでみました。
ところでこの単行本、今年6月9日に発売され
たばかりの最新刊なのに、もう出版社サイト
と在庫無しというのは、すごく売れたのか、そも
そもの初版部数がすごく少なかったのか、どち
らなんでしょう。まだ購入出来るとこは他にある
みたいなので、お求めの方は急いだ方がいい
のかも? 


それと、届くのに1ヵ月はかかるだろうと言って
いた、同じ作者さんのシリーズ「やえかのカル
テ」第1〜3巻なんですが、昨日速攻で届いて
ました。
「通常3〜5週間以内に発送します」とのことだっ
たんですけど、僕が最後の在庫1冊を買ってしま
ってからそう変わったのかな? ユーズドですか
ら、状態はそれなりですけれど、贅沢を言ってる
場合ではありません。
ともあれ、こちらもいずれじっくりまったり読ませ
ていただきます。
「狐とアトリ」収録作品には、この「やえかのカル
テ」の番外編も収録されているんですけど、やは
りキャラを知らないままで読んでもわからないと
思うので、本編を読了した後のお楽しみというこ
とにしておきますね。


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以下本論。
「狐とアトリ」に収録された2本の短編「狐とアト
リ」「ドールズ・ガール」に共通しているのは、
1人対1人という、ミニマムな人間関係だけを
軸にして、物語が描かれている点ですよね。
その人は、自分にとってどういう存在であるか、
自分は、その人にとってどういう存在なのかとい
う問いかけが、主題として提示されています。
そういった、メインの登場人物が2人だけしかい
ない作品世界に、閉塞を感じさせない方法のひと
つは、一方的な思い入れだけで人間関係は成立
しないという真理に従い、量あるいは質において、
語り口の配分を2人のキャラで平等にしていくこ
とだと思います。あえて比較すると、その点では
「狐とアトリ」の方が成功しているでしょうか。



また、2人だけの物語というミニマムさに、不自
然でない設定的お膳立てを与え、よりキャラクタ
ーの心情伝達の純度を高めるために、舞台の限
定という操作が両作品には施されています。
「狐とアトリ」では幻術というファンタジー要素、
「ドールズ・ガール」では、入院という設定になり
ますね。キャラの行動範囲と視点が狭められてい
ることに、必然性が用意されているわけです。
同じくお薦めいただいた、「貧乏姉妹物語」(か
ずといずみ 小学館)も、基本的には同じように
ミニマムな、姉と妹2人だけの物語が中心にあり、
姉妹で二人暮しという設定が、他の人物が入り込
めない、舞台の限定を生んでいました。
「貧乏姉妹物語」の場合、姉妹という、ある程度
社会的認知があり、本人達が肯定的に受け入れ
ている、与えられた関係があるからこそ、作品世
界が安定していたと思います。山田きょう・あす姉
妹の絆は、絶対に崩れることがないという大前提
があるわけです。


一方、「狐とアトリ」「ドールズ・ガール」では、姉
妹でもなんでもない、全くの他者との関係を築い
ていく過程とその結果を描いていったわけですが、
ゼロから始めるだけに、そしてまた血縁のような
約束性もないだけに、より深いドラマがそれぞれ
語られたと思います。「貧乏姉妹物語」のライトさ
も、作品のカラーとして正解だったろうとはもちろ
ん思いますけど。
そう考えると、姉妹を演じることを越えて、本当の
お互いへの感情を受け入れていく「狐とアトリ」は、
人間関係の「かたち」を一度乗り越えて真実に到
達するという、テーマに対しての力強い解答を示
していると感じますし、「ドールズ・ガール」もまた、
関係性の受け入れが人を成長させてくれるという、
とても前向きなメッセージを伝えてくれているとも
読めて、それぞれ良作に仕上がっていると思いま
す。触れられて良かった作品世界ですね。
いつもですけれど、素敵な作品のご紹介、とっても
ありがとうございました。



……って、綺麗にまとめた後で余韻をぶち壊す
わけですけれど、「ドールズ・ガール」P94〜95
の見開きは一瞬、「えええ飛び降り自殺!? なん
て展開ですかそれは!?」と、思いっきり驚いてしま
ったのは秘密です(笑)。いやその、だって、そー
ゆー風に見えません? 見えないですね、すみ
ませんごめんなさいっ。


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★ 夏バテお疲れさまです。っていう言い方も
おかしいですが(笑)。無理にはし過ぎずにゆ
ったりまったりお過ごしくださいますよう。あ、
久々に「ARIA」のみんなに会えて嬉しかったです。
こちらの「Yes!プリキュア5」は、1話からあらた
めて追いかけることになりますから、本放送に
追いつくにはちょっと時間がかかるかも。
微笑ましそうな第21話の寸劇感想も、それから
のお楽しみにしておきますね。そんなのばっか
りでごめんなさいですけれど(汗)。


posted by mikikazu at 08:54 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月12日

私信ひとつ。

★お薦めいただいた、武田日向さんの御本
なんですが、最新刊の「狐とアトリ」は見つか
ったものの、「やえかのカルテ」については、
第1〜2巻がどうしても見当たりませんでした。
調べてもらったら、出版社在庫にもないとのこ
とで、取り寄せも無理とか。オンラインも軒並み
ダメでした。
新品の場合、どこかに残っているかもしれな
い店頭在庫を探すしかないようです。だから
読むまでにはすこし時間がかかってしまうか
も……。すみませんごめんなさい。

あ、「魔法先生ネギま!」(第一期)は、実は
内容よりも、先日主題歌の「ハッピー☆マテリ
アル」という曲を耳にして、結構気に入ってし
まったのが理由かも。「乙女はお姉さまに恋し
てる」のOPもそうでしたが、ヒロインズが順番
に歌っていって、サビは一緒に、というパター
ンに弱いのかもしれません(笑)。アニメソング
では稀ですが、ノスタルジックな涙腺を刺激す
るタイプの曲調・歌詞といいますか……。
どういうOPの絵かは気になるので、余裕が出
来たら、いずれ最初の方くらいはチェックして
みるかもです。
posted by mikikazu at 12:15 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

ひとこと。

★こちらでも「RED GARDEN」は、ラスト・エピソード
である第22話「光」まで見てみました……。
同じく、いい意味での放心状態という感じなので、
感想についてはまたあらためて。
そちらの感想も楽しみにしていますね。
えっと、第21話でのケイトのポーラさんへの台詞は、
僕の方では「私、ポーラさんにはいつもお世話になっ
てて……、あ、なりっ放しで」という風に聞き取りまし
たけど、どうでしょうか? 
ともあれ、この次に一緒に見ていくのが「Yes!プリ
キュア5」になるとするなら、それはそれで雰囲気が
真逆でいいかも、とか思ってたり(笑)。
それから「ペルソナ3 フェス」は……、数日費やし
ても、まだ引き続き、力の路カイーナ14階バトル
が突破出来ないていたらくなのであります。レベル
は45まで上げてみましたが、ハレムダンサーの毒
系の攻撃でいつもあっという間に……。もう少し努力
してみますね。
(午後の追記。あ、やっとこ、そこはクリア出来まし
た〜。先は長そうです。次のルートでは話題?の、
美鶴先輩の私服夏冬が見られるそうなので頑張ら
なくちゃ、ですけど)
posted by mikikazu at 10:43 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

....

今日は、もうずっとCNN観てます……。
更新は無理そうですね、すみません。
posted by mikikazu at 10:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月01日

そういうつもりはなかったのに、またぞろちょっと
風邪をぶり返してます。今の体温は38.4度ですか。
鼻とかひどいので、「花粉症かなー」とか思ってた
んですが、そのうち身体重くて骨の節々が痛くなっ
てきて、「今年の花粉症は全身にくるのかー」とか
思ってたんですが、念のため熱はかったら、びっく
りという感じで。
なんですか、年をとるごとに、抵抗力とか回復力と
かが如実に低下していくことがわかって、面白いで
すよね。くすくす。
ネタはあるんですけど、今日のところは養生します。
きゅう。←君が言っても可愛くないから、それ
posted by mikikazu at 12:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

★★

お気遣いすみません。そちらも無理はなさらないように。
こじらせたら面倒なのですよ〜。
別に臥せっているというわけでもなくて、37度半ばの熱が
ずっと続いているだけで、なんとか仕事にも行けてます。
帰ってきたらバタンキューですが。
この週末になんとか回復したいですね。どてばたっ。
posted by mikikazu at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

えと、ちょい風邪気味みたいなので、更新はもう
少しお休みしますね。
posted by mikikazu at 21:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月31日

今年もお世話になりました&来年もよろしくです


やっと視聴出来ましたが、12月26日に後楽園ホール
で開催された「ハッスル・ハウス クリスマススペシャル
PART2」(スポナビ記事)は、最後のポーズのシーンで、
これまで決して笑ったことがないニューリン様の照れ笑
い、という貴重なものが拝めたことだけで、PPV購入代
には十分見合うものだったと思います。
写真だとこんな感じですが、中継では正面からのロング
と、番組終了時にもう一度アップでリピートしてくれて、
その照れた仕草が、ものすごくものすごく可愛かったの
であります。
ニューリン様を知らない人には、それよりもまず、「もの
すごい格好」だと思われてしまいそうですけど(笑)。
卵から生まれた時から(卵生なのです)、ああいう種類の
格好だったので仕方ありません。
普段は、いつも「つまんねーな」とふてくされた感じのニュ
ーリン様なんですが、クリスマス・スペシャルということも
あってか、珍しくも笑みをこぼされたのは、なんというか
微笑ましいですよね。ツンデレというのとは少し違うかも
しれませんけれど、「もうっ、しょうがないわね♪」という感
じで、眼福でした。
他の試合も充実してましたし、PPVのリピートはもう少し
続くと思いますから、未見の方にはすっごくお薦めなの
です。


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もとい、えっと今日の本題。
これで、うちも今年最後の更新ということになります。
今年は……そうですね、マイブームだった海外のANI
MEポッドキャスト探索を通じて、色々と海外の方と交流
を深められたのが、一番の業績だったでしょうか。
立ち上げたばかりのポッドキャストをサポート出来たり、
向こうの番組やブログで紹介してもらったりで、なかな
かに面白い体験でした。
僕ごとき素人が、海外の方とそんな交流をしていいのか
という疑問はいつもありますけれど、わずかでもお役に
立てたのなら、嬉しいなあと思います。
それを受けて、うちのブログを読んでくださっている方に
も、情報のフィードバックが出来るのなら、理想的な交
流ですしね。
また別に、向こうのアニメクラブさんと進めている企画も
あったりしますので、ぼちぼちと頑張っていきたいとは
思います。


海外のアニメ・マンガについての、真面目な情報紹介・
分析は、いつもお世話になっている「英語で!アニメ・マ
ンガ」
さんや「アニメ!アニメ!」さん、「白い空」さん達が
ちゃんとなさってくださっていますので、うちは引き続き、
これまでのように隙間の泡沫ネタを拾っていく、箸が転ん
でもおかしいお笑いブログという感じで続くのであります。


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アニメ作品視聴については、ほとんどメインストリーム
の流れとも関わることなく、マイペースどころか、どこ
にペースがあったんだという、例年にも増して怒られそ
うないい加減さを露呈してましたね。
リアルタイムで毎週視聴していたのは、結局「ゼーガペ
イン」一本だけですか? それも、こちらの方にはほとん
ど感想なんて書けませんでした。
まあ、アニメ視聴のペースや作品選びには、僕の側に
あんまり選択権はなかったりしますし(笑)、もちろんそ
れでいいと思ってますけども。
それでも突発的に、「大運動会バトルアスリーテス」みた
いに、どどっと一気に見てしまったりもしますので、どう
転ぶのかわからなくてスリリングです。←そんな、ひと事
みたいにっ


とりあえず直近の課題は、こちらも残すところ2話の
「ARIA The NATURAL」と、向こうのペース次第ですが
「舞-乙HiME Zwei」と「貧乏姉妹物語」、録画は続けて
いる「乙女はお姉さまに恋してる」の続きと「RED GARD
EN」ということになりますか? 
1月新番については何も調べていませんが、「これは見
ます」あるいは「これは見ておくべき」というのがありまし
たら、他の方からでも、今のうちにお願いします。


ゲームに関しては、もともとそんなに本数をこなす方で
はありませんが、現在プレイ中の「ペルソナ3」が、結局
一番印象に残った作品といっていいのかな? 評価につ
いては、終わってみないと難しいですが。
ちなみに現時点で物語は1月18日、レベルは64で、タル
タロス探索は244階の番人シャドウを倒し、残るは1体と
いう辺りですね。プレイ時間も、結局100時間を越えてし
まっているような。
残り時間がわずかなので、今は一日一日が惜しい気持ち
ですね。今一番感情移入してしまいそうなキャラは、やっ
ぱりアイギスさんになってしまいそうですけれど。
ともあれ終わってからの、りょうさんの「ペルソナ3」SS、そ
して新作の「美鶴先輩とゆかりッチの寸劇――お風呂話」
を一番の楽しみにしてるのもホントだったりしますので、
よろしくなのです♪


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というわけで今年2006年は、これまでにも増して、多く
の方の助けやお力に救われた年でもありました。
今後もまたお世話になるとは思いますが、どうかよろし
くお付き合いのほどを、なのです。
ではでは、良いお年を。


I once was lost,but I'm now found.
Was blind but now....now I see...
           (Shawn Michaels)
posted by mikikazu at 11:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月15日

ひとこと。

ネタはあるんですけど、HPが低下してるみたいなの
で、少しだけ。
やり直し中の「ペルソナ3」は、ついに8月の夏祭りイ
ベントにまでたどり着きましたが、美鶴先輩にはあっ
さりと無視されてしまいましたのであります。1人で寂
しく帰ったのであります。
結局フラグ立てというか、コミュ構築に失敗したという
ことなんでしょうけれど。
レベル上げの方は、タルタロスにまめに通って、他のメ
ンバーも疲労困憊するまでこき使って(←ひどっ)、出来
るだけ上げてはいます。ボス戦も、今のところは楽な感
じです。でも、黄昏の羽根はもう残り6枚だけ……。

「ARIA The NATURAL」の第20・21話は、ファンタジー
系のお話のようですので、僕はコメントを遠慮した方がい
いと判断します。自分の野暮に労力を割くのも、それこそ
無駄と思いますし。ごめんなさいです。
なのでこちらは気にせず、どんどんと視聴を進めていっ
ていただけると幸いです。
甘くて、アツアツな藍華さんとアル君の会話、堪能させ
ていただきました♪
posted by mikikazu at 09:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

「ゼーガペイン」フラッシュムービー「ありのままで entangle」


えっと、今日はちゃんとした記事を更新する余裕がない
のですが、ひとつだけ。
旧サイト時代よりお世話になっているMelogさんが、20日
付けのエントリーで取り上げておられたので知った、「ゼ
ーガペイン」のキャラクターで作られた「ゾイド ジェネシス」
のED「ありのままでlovin'U」のフラッシュムービー「ありの
ままで entangle」
が、とんでもなく良い出来です。

「てすとjun ゼーガペインフラッシュ置き場」
http://www.geocities.jp/ssvsos/zega/zegaflash.html

僕はネタ元のEDを事前に見たことはなかったのですが、
「ゼーガ」用に作られたと言ってもいいくらいハマってい
ます可愛いです。全員の踊りがそれぞれ違うので、何度
でも楽しめますね。「ゼーガ」のファンは、ぜひエンタング
ルしてみてください!

P.S.
「ペルソナ3」はやっと発送通知が届きました。ネリリ星人
にでも妨害されていたに違いありません(笑)。
posted by mikikazu at 08:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

「フルーツバスケット」第21巻、読みました。


「フルーツバスケット」(高屋奈月 白泉社公式サイト)とい
えば――。
何度か話題にさせてもらっているリアル知人の娘さん(つい
に中学2年生)なんですが、好んで読むマンガは「鋼の錬金
術師」とか「D.Gray-man」とか「BLEACH」とかの、バトル系
作品ばかりで、自分がお年頃の時に読んでいた、少女マンガ
を全然読んでくれない、とお母さんが嘆いていたんですね。
なので、僕の手持ちの少女マンガではイチオシ最上級の作
品である、「フルーツバスケット」のコミックス第1&2巻を提
供して、これを試してみては?と薦めておいたんです。
そうしたら娘さん、コミックスを受け取り、表紙を一瞥して、
ただ一言、
「絵が嫌い」
と突っ返してきたそうです。
あ、本田さんが「がーん!!!」とショックを受けてる(笑)。
内容も確認してもらえなかったのは残念ですが、こういうこ
とにはタイミングもあるので、いつかこの名作と触れる機会
も訪れてほしいものです。
まあ、そのお嬢さんに、毎週読んだ後の週刊少年ジャンプ
をあげている僕にも責任の一端はあるかも(笑)。


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さて本題。
というわけでこちらでも覚悟を決めて、その「フルーツバス
ケット」の最新刊である、第21巻を読んでみました。
そうですね、読んで一番すぐ思ったのは、頭を怪我した本田
さんがそのまま記憶喪失になったりする、お決まりのパター
ンじゃなくてよかったということ?(笑) そして、イケメンオレ
ンジ君の愛の力で記憶を取り戻すとか。


えっと真面目に言うなら、そういった定番というか、類型的
な作劇パターンが入り込めないくらい、物語世界自体が、
独自の命を得ている、ということですよね。だからこそ読者
としても向き合うのに、それなりの覚悟が要ります。
正面より、キャラクター達の物語を描いているからこそ、先
が読めないスリリングさと、通過する葛藤と混乱、到達する
感動に力があるわけです。
無粋ですが、あえてこの作品のテーマのひとつを言葉にす
るなら、「誰も自分の人生からは逃れられない。そして、ずっ
と自分一人きりだけの人生もまた、存在しない」という感じに
なるでしょうか。
前者を通低させた語り口の中、後者をポジティブあるいはネ
ガティブに捉える作劇構成が繰り返されてきたと思います。
設定こそ、草摩家の動物憑きの呪いというファンタジックな
ものが導入されていますが、それはあくまでテーマのための
ツールに過ぎず、基本はそれぞれ個の人間の問題であると
いうストーリーには、普遍としての訴求力があります。


現在アメリカでも、「フルーツバスケット」はベストセラーに
なっていることが度々話題にされますが、市場におけるshoujo
mangaというカテゴライズ云々ではなく、物語自体にそうい
う普遍性があるからだ、という見解だけで僕は十分です。
批評家さんだともっとちゃんとした分析が必要でしょうけれど、
僕はまあ、素人なので(笑)。
結局のところ「自分と誰か」について問いかける、多様なパ
ターンが用意された物語には、直接・間接問わずに、どこの
国の人でも共感し、入り込める可能性が備わっているのでは
ないでしょうか。


「私とお友達になってほしいです」
という言葉と気持ちのシンプルさは、仰るようにシンプルだ
からこそ、「それだけでいいんだ」という力強さと安心さみ
たいなものを伝えてくれる、長い物語がたどりついた、ひと
つのクライマックスであったとも思います。
慊人さんとの決着をどうつけるかという点が、この作品の作
劇における、最大の課題のひとつであったわけですが、見
事にクリア出来ましたね。
その代償として傷ついてしまった本田さんと、夾君との間の
時間の空白がどういう結末を導くのか、来年まで待つのは
長いですけど、楽しみにしていますね。
さすがにクライマックスが近くなってコミカルな場面も減っ
てきましたが、ありささんの「槍持ってこい!!」と花島さんの
「物的証拠が残るわ…」のコンビネーションは最高でした♪


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いつも紹介ありがとうです。
「切れ味鋭い」かどうかはわかりませんが(もう少し上手い
文章を書きたいとはいつも思います)、それでも「とても嬉
しい」と思ってくれたなら、僕としても、それより嬉しいことは
ありません。
「舞-乙HiME」のDVD最終話特典にエルスちゃんまで登場
するのは、舞台でいうカーテンコールと考えればいいのか
もしれませんけれど、「舞-HiME」の時の過剰なファンサー
ビスと同じく、個人的には興醒めかも。
アリカちゃんが風華学園にも在籍していることで、「舞-乙
HiME」は、「舞-HiME」世界の劇中劇、それこそ学園祭用の
お芝居とか映画だったり、みたいなオチになるんじゃないか
という不安も実はずっとありました(笑)。
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2006年10月03日

「桜蘭高校ホスト部」、読みました。


えっと、ごめんなさい、なのです。
複数の方から「原作よりも先にアニメを」とのアドバイス
をいただいてたのですが、リアルの事情もあって、「桜蘭
高校ホスト部」
出版社公式サイト)は、原作コミックの、
第1〜3巻をまず読むことになりました。すみません。


この作品の主人公である藤岡ハルヒさんが女の子だと
知ったのは、実はかなり最近のことです。
アニメ化とその出来が話題になってましたし、タイトルだ
けはなんとなく知っていたんですが、「ホスト部」なんだし、
当然主役は男の子だろうと思ってました。
そしておそらくは、いわゆるBL・ボーイズラブのジャンル
に属するんだろうなーとか勝手に想像してました(笑)。
まあ、コミックス第1巻の表紙だけとか見たら、そう勘違い
してもおかしくない……ということで。


その藤岡ハルヒのキャラクターが、「大体どうでもよくな
いですか? 男とか女とか外見とか」(第1巻P16)「性別
にも外見にも興味ありません」(同P70)という性格設定
なのは、確かに読み解きを面白くしています。
この作品が掲載されている白泉社のLaLa誌が現在どん
な雰囲気か僕は知りませんので、媒体という枠からの位
置づけの、正確なお話は出来ませんが、結果として彼女
の主観から、恋愛視点に限らない、他者との親密なコミッ
トメント、あるいはその欲望が排除されている点はユニー
クだと思います。
端的に言ってしまうと、自分が思っている「自分」と、他人
が見ている「自分」は違うという認識を受け入れない――、
というかそんな認識自体に関心がないことで、それをふま
えないと発生しない他者との関係性が、現状は薄いまま
物語が進んでいっているということですね。


ハルヒ自身は、自分の肉体性が女であることなどどうでも
いいわけですが、周囲の人間は、ホストを演じている男性
か、そのことによって正体を隠している女性のどちらかに
彼女を枠付けしている人が多数派です。「女性」だったから
彼女を好きになり、「女性」を自覚してもらおうと報われぬ
努力を繰り返す須王環氏なんかは、その典型ですね。
「その人を男か女に規定する」という作業は、現実的には、
ある意味必然ですけれど、マンガというフィクションの中で
は、いい意味でのご都合主義によって回避が可能になって
います。
僕は、ハルヒが「男装の女性」と聞いた時に、「ではその正
体をバレないようにするお話が主体なのだろう」とも想像し
たんですが、実際には、ハルヒは無頓着で、ホスト勤めの
理由となっている借金についても、「そしたら別の借金返
済法を考えますよ」(第2巻P23)と言うくらい、主人公にも
関わらず、状況に執着がありません。


ハルヒにとって彼女の自認性がどうあるべきかという答え
が、物語の中でどれだけの重要度を示すかは不明ですが
(彼女の自覚を含む恋愛要素の扱い次第ですね)、ひとつ
の影響として、彼女と他者の相互関係性に踏み込むドラマ
が描けない、ということはあると思います。
例えば、第3巻までに、ハルヒの桜蘭学院での親しい友人
なるキャラは登場していません。奨学特待生という特殊な
身分がその理由にはなるのですが、友人との人間関係の
中で、「自分はこういう人間だ」と認識する、そして読者に伝
える機会も与えられていないのですね。
全ては、彼女にとってどうでもいい、男性あるいは女性と
いう枠付けで見られる、ホスト部関連の舞台だけでお話が
進むことは、彼女の不幸ではありますが、逆に言うと関心
がないからこそプレーンな状態から始められる、彼女自身
の物語の可能性がある、ということです。


作品が、他者には「天然」に見える性格により、彼女を不
可侵のスペシャルな立場にとどめ続けるわけではないこ
とは、第2巻収録に収録された常陸院兄弟のケンカ話で、
ハルヒが見事に騙され敗北を喫することからも明白です。
だからホスト部員――あるいは他の人でも構わないので
すが――という他者との関わりの中で、彼女がこれまで
の自分にとって都合のよかった自分とは違う、そして他人
にとって都合のよい自分(環やヅカ部の言う「乙女」「女の
子」)でもない、新しい自分を見つけ出していくような物語に
なっていくのが理想でしょうか。
そのことと、桜蘭学院に入った理由である「かなえたい夢」
が重なってくれるのなら、素敵な展開なのですけれど……。
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2006年10月02日

「アカイイト」ドラマCD「京洛降魔」、聞きました。


引き続きドラマCD学習編として(笑)、和風伝奇アドベンチ
ャーゲーム「アカイイト」公式サイト)のドラマCDである、
「京洛降魔」を聞かせていただきました。
「アカイイト」は、過去からの様々な因縁深い土地・経観塚
を舞台に、父親の遺産である実家を訪れた少女羽藤桂を
主人公にして、人間や人間外の存在との交流と戦いを描く、
傑作ゲーム物語です。
現在では、2100円の廉価版でも発売されていますし、公式
ページからは体験版もダウンロード出来ますので、興味の
ある方にはぜひお薦めです。
あ、主人公は女の子で、各ルートにおけるお相手のキャラ
も、全員女性ではあるのですが、いわゆる様式的な語り口
の狭さはないので、プレイヤーの性別に関係なく楽しめる
と思います。


short_g.gif


このドラマCD「京洛降魔」は、夏を舞台にしたゲーム本編の
物語終了後から少し過ぎた、秋の季節を描くものですね。
お話的には、柚明さんエンドを基本にしつつも、キャラ全員
を出演させるために、少々いじってはあるようです。
なにはともあれ久々に、みんなの元気な声が聞けたのは嬉
しかったです。作品内時間はあまり経過していないので、
そんなに変わっちゃおかしいわけですし。いえいえ陽子さん
は前にも増して無駄にハイパーに元気だ、とか言ってません
よ、危ない危ないっ。←「なにが、だーッ!」(by 陽子さん)
唯一烏月さんだけは、演技を渋過ぎに変えちゃったようにも
聞こえましたが、今回はほぼ全編鬼切り役モードだけで、和
める場面がほとんどありませんでしたから(陽子さん達に挨
拶する時くらい?)、仕方ないかも。
あとまあ、柚明さんルート後ということもあってか、仰るように
お姉ちゃん馬鹿っぷりが全開なのも微笑ましかったです。
それはもう、日頃どれだけ甘々な生活を送っているか想像出
来そうで(笑)。


でも、出番的に一番美味しかったのは、やっぱりノゾミちゃん
ですよね。
相変わらずクールに憎まれ口を叩きつつも、大切な桂さんを
守るためにバッタバッタと敵をなぎ倒し、唯一その血を味わう
機会も得て、さらに加えて桂さんの見事な物真似さえ披露し
てくれる大活躍ぶりを堪能させていただきました。これを聞く
だけでも、価値があるくらいスペシャルですっ。
ゲーム本編にあった、色々な意味での「妖しさ」を伝えてくれ
ていたということでも、ノゾミちゃんの存在は際立っていたと
思います。立場的に、今はもう完全に人間外である、という
理由もあるでしょうけれど……。
「いい子ね。あなたが血をくれるなら、私があなたを守ってあ
げるわ」が、僕的な、このドラマCDでのベスト台詞です。ある
意味告白というか、エンゲージの台詞ですよね!?
「ああっ。やっぱりダメだわ」のちょっとわざとらしい演技は、
相手が桂さんじゃなければ騙せなかったとは思いますけど(笑)。
ともかくも、サクヤさんと並んで桂さんを「桂」と呼び捨て出
来る、でも桂さんを大事で大切でたまらないノゾミちゃんの
「ふんっ」「ほんと馬鹿」は国宝級のキュートさじゃないかと
↑キリがなくなってきたのでこの辺で止めときます。


陽子さん達日常組と、烏月さん達非日常組を共演させようと
試みたシナリオは、正直あんまり成功しているとは言えない
のですが(誘拐する相手の顔も、持ち物の名前もチェックし
ないプロの誘拐グループとかはダメでしょう)、クライマック
スがずいぶんと駆け足になってしまったように、カットされて
しまった部分も加えられたら、また印象は違ったのかもしれ
ませんね。
そういう意味も含めて、唯一の不満は尺の短さで、贅沢を言
うつもりはありませんが理想を述べるなら、 烏月・葛・サクヤ・
ノゾミ・柚明・陽子の各キャラのエンド後を描く物語をそれぞれ
CDフル80分の一枚ずつ用意してもらって、全員が共演するス
ペシャル編のボーナスCDもさらに一枚、そしてショート・エピ
ソードか、名場面集を収録したアニメ版のDVDを一枚つける、
くらいなら、まあ満足ですね。←それ、既に贅沢過ぎですっ


ゲーム本編がトータルで30時間越えですから、1時間少々の
ドラマCDが短く感じるのは当然なのですけども、基本的には
ファン感謝サービス的な商品なのですし、これで我慢しなく
ちゃいけませんよね。でも、日常を舞台にした第二弾も聞き
たかったところではあります。
というわけで今回も、楽しい作品ありがとうございました♪
posted by mikikazu at 09:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

よいしょっと。

えっと、出来るかどうかわかりませんが(すっごく自信
ないです)、「ARIA」絡みでアレコレ模索中だったりし
ます。模索してるだけですが。まあ、三ヶ月ぶりの続き
なんて、期待している人はいないわけですけども、どう
なるでしょうね。
風邪のお見舞いに間に合いそうにない、という点はす
っごく申し訳ないです。どうかご養生ください。
そうですねマシロちゃんは、ガルデローベでアリカ以外
の子とも接触・交流があれば、もう少し早く視野が開けた
かもしれませんよね。立場上、無理な設定なのはわか
るんですけど……。


そういえば秋新番は、現状何も見る予定はありません。
「天保異聞 妖奇士」は、では三和土さんの評価によりま
すけど、第1話はチェックしてみますね? なのかな?
同枠の「BLOOD+」は第1話を見て、「これを一年間付き合
うのは無理……」という感じで降りちゃいましたが。
これの後が「ガンダムSEED3」なんですか? 「鋼の錬金
術師2」かもしれませんけど……。
既放送作でいえば、春風ソヨグ先生(あ、先生って言っちゃ
いけないんだった。すみません、春風先生)お薦めの「桜蘭
高校ホスト部」もどうしようかなって感じです。
個人的には、やっぱり原作を先にチェックしたい気もあるん
ですが、どうなんでしょう……。
ちなみにこの作品の主人公さんが「藤岡ハルヒ」さんという
方で、何も知らない僕はしばらくの間、「涼宮ハルヒの憂鬱」
の「涼宮ハルヒ」さんと混同していたというのは秘密です。
よくありますよね? ないですかそうですか。


同じ「花とゆめ」コミックということで、最近チラチラと読み始
めているのが、日高万里さんの「V・B・ローズ」だったり。
とりあえず第一巻は、お姉ちゃん大好きっ子の主人公城井
あげはちゃんが、突然決まったその姉の結婚に素直になれ
なくて……みたいなお話になってます。「お姉ちゃん」フリー
クには直球かも?
出来はまあ、プロの仕事としてアベレージなんですが、「フ
ルーツバスケット」みたいな毒や闇は皆無という意味で、
安心して読める作品ではあります。
その「フルーツバスケット」も最新第21巻を購入済ですが、
覚悟を決めないとなかなか読み進めない作品で(笑)。
あと2巻で完結が決定したそうですから、大事に読んでい
きたいですね。これ完結したら、アメリカ版を発行している
TOKYOPOPは大変そうですけど。



ええっとまあそんな感じです。
海外情報は、諸事情で今後扱いが減るんですけども(なくな
っても仕方ないかも)、ぼちぼちやっていきたいです。はい。
posted by mikikazu at 13:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

ありがとうございます。


9日付の記事で勝手に名前をださせていただいた
(すみません)、サンディエゴ在住の「S.D.O.L (San
Diego Otaku Life)」
さんが、同日付のエントリーで、
こちらの質問にとても丁寧に答えてくださっています。
どうもありがとうございました♪
やはりなるほど、という感じで、まさにそういう事を実
際に体験された方に教えて欲しかったのですね。
僕自身が双方に赴く機会は永遠にないでしょうから、
とってもためになります。
今後も、レポートや情報楽しみにしていますね!


short_g.gif


それともう一つ、6日付の記事に関して、コメント欄
にも書き込んでくださっている、Nanatuhaさんのサイ
「でかだんびより」が、7日付のエントリーで、アー
トに詳しい視点から独自のフォローアップをしてくだ
さっていますので、こちらもご参照ください。
こちらもありがとうございました!


short_g.gif


で、今日の僕はといえば、某様のスペイン土産のワ
インをいただきつつ、佳境のF1イタリアGP決勝レー
スをチェック、なのであります。
語る機会は全然ありませんでしたが、今年のF1も色
々なことがありましたね……。ともあれ良いレースを
期待しまして。
posted by mikikazu at 11:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

ますべ委員長様の「How to Build Devices」


本日は宣伝のお手伝いなのであります。
以前にもご紹介した、いつもお世話になっている、
サイト「青をこころに、1、2と数えよ」(警告・TOP
ページの画像に、成人向けの内容のものが現れる
可能性があります。お気をつけください)の、かの
「メイド服着てたら委員会」――略称「メ着委」の委
員長であらせられる、ますべさんが、コミックマーケ
ット70
で発表した御本である、「How to Build
Devices」
(B5版オフセット36ページ 1000円)の通
販を開始されているそうです。
今回僕も実物を拝読する機会をいただけたので、
あらためて詳しく述べておきますね。

hyosi23.jpeg

「How to Build Devices」表紙
・画像をクリックすると大きいサイズが表示されます。


short_g.gif


この御本のメインの内容は、「メ着委」委員長としてだ
けでなく、3DCG使いとして名を馳せる(もちろん、普
通のキャラ・イラストもキュートにこなされます。「いえ
むしろそっちの方が」とのこと)ますべさんが、テレビ
アニメ「魔法少女リリカルなのは」シリーズ(公式サイ
)に登場したデバイスの、3DCGによるイラストの描き
方を解説されたものですね。
ただし、これを読めばゼロからでもすぐに3DCGが描け
るというものではなく、既にある程度知識がある方が、
「なのは」のデバイスを描く際にぶつかるだろう、形状
の解釈などの各ポイントに対するアドバイス集、といっ
た感じです。
「デバイスを描こうとするみなさんが、同じようなところ
でひっかかったときに、本稿が何かのヒントにでもなれ
ば幸いです」(P16)というのが、ますべさんからのお言
葉になります。
実際の本文内容については、一部ページのサンプルを
用意していただきましたので、そちらをご参照ください。

「How to Build Devices」本文サンプル
http://www8.big.or.jp/~masube/circle/cg/hbd.pdf
(pdfファイル)


short_g.gif


本書の肝(と言ってしまって失礼に聞こえないとよい
のですけれど)は、冒頭部12ページに渡って、その3D
CGテクニックを活用した、華麗な「なのは」CGイラスト
の数々を堪能出来ることですね。論理だけでなく、実
践の人、というわけです。
柔らか味と精練さを備えたキャライラストと、ソリッド
な3DCGのマッチングも素晴らしく、ますべさんなりの
「なのは」世界は、まさに眼福の一言でしょう。
僕がほとんど同人誌を読まない人間だということもあ
るかもしれませんが、印刷物としての綺麗さ、見開き
構図だからこその迫力なども、素敵だと思います。
これについてはぜひ、お手にとってお確かめください。
通販の注文は、こちらのページからどうぞ。


ますべさんの御本というと、恋愛シミュレーションゲ
ームの名作「トゥルーラブストーリー」シリーズの二次
創作集である、一連の「青葉台高校日誌」シリーズ
も良作なので、そちらもすっごくお薦めなのですが、
全四部のうち第1巻と第3巻は、残念ながら既に好
評完売のご様子ですね。
残りの巻も在庫僅少なので、興味のあるお方は、お
早めに、なのです。



short_g.gif

りょうさんの「ARIA」SS新作については、明日必ず。
posted by mikikazu at 09:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

enough is never enough

デラウェア州のアニメクラブDASさん用の、英文「ゲド戦記」
レビューをやっとこ今日仕上げて、念入りにチェックしてか
ら送った筈なのに、向こうのライブジャーナルにアップされ
てから、ミススペルに気づいたり……。うががっ。か、格好
悪いです、はい。
posted by mikikazu at 14:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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