2006年01月08日

HBK&エディ・ゲレロ自伝読了


先日から読み進めていた、アメリカのプロレス団体
WWE(World Wrestling Entertainment)の人気選手で
ある、HBK(ハート・ブレイク・キッド)ことショーン・マイ
ケルズと、昨年11月13日に急逝されたエディ・ゲレロ
選手の自伝を、それぞれ読了しました。

ショーン・マイケルズ自伝
「Heartbreak & Triumph: The Shawn Michaels Story」
エディ・ゲレロ自伝
「Cheating Death, Stealing Life: The Eddie Guerrero Story」


short_g.gif


以前にも述べてきたショーンの自伝の方は、97年に
カナダ・モントリオールで開催された「サバイバー・
シリーズ」における、当時の王者ブレット・ハートか
らタイトルを奪った事件についての詳細が、戦った
相手であるショーン自身の口から詳細に語られてい
て、やはり興味深かったのです。
ブレットが移籍を決めていたライバル団体WCWと
のビジネス的抗争だけでなく、ショーンとブレットの
個人的確執(もちろんショーンに言わせれば、ブレッ
トの人格的欠陥が原因なのだそうですが)も多く伏
線となっていて、なんともドロドロでした。


その後、背中の負傷で長期欠場を余儀なくされたシ
ョーンは、ドラッグ中毒となり、人生を棒に振りかけ
るのですが、夫人のレベッカさんの支えもあり、新た
に信仰に目覚めたボーン・アゲイン・クリスチャン
(ちゃんとした訳語あると思います)として立ち直り、
WWEに復帰する、という経緯が語られていきます。
正直、無宗教で無神論者の僕なんかが、宗教を利
用したショーンのそういう精神的復活が、アメリカ社
会の中でどう捉えられるべきなのかというのを、理
解するのは難しいです。復帰する際にも、「クリス
チャンとしての信条に反するパフォーマンスは出来
ない」と条件を出し、会長のビンス・マクマホン氏も
それを了承しています。
本人とその家族が幸せならばそれでいいし、なによ
りファンとしては、今でもショーンの素晴らしい試合
をリアルタイムで見られるのですら、結果としてそれ
はそれでよしなのでしょう。
今でも、一番色気のあるWWEレスラーの1人といえ
ば、ショーン・マイケルズだと僕は思います。あと、ス
ピーチが一番格好いいのも彼ですね。


short_g.gif


エディの自伝の方は、ドラッグ・アルコール中毒から
立ち直って、やっと真っ当な人生を歩み始めた……と
いう内容だけに、亡くなった今読むと、色々胸に痛か
ったですね……。
二代目ブラック・タイガーあるいは本人として来日回
数も多いだけに、日本についても思い出がたくさん語
られています。
主戦場だった新日本プロレスのマットで戦った日本人
レスラーの中でも、特にライバルだった金本浩二選手
(三代目タイガーマスク)については、「the great Koji
Kanemoto」(P75)、「the amazing Koji Kanemoto」
(P92)と敬称をつけて、高く評価していました。
もっとも、参戦したトーナメント「トップ・オブ・スーパ
・ジュニア」について、「もちろん真剣勝負というわ
けではなく、ブッカーが最終的な勝者を決める」と正
直に書いちゃってますので、翻訳版での扱いが微妙
になるかもしれませんが。                          


あと、アル中で生活が荒れていくエディを、他のレス
ラー達がどんどんと見放していく中、ずっと変わらず
そばにいて、移動中の車の運転、酔っ払ったエディの
介抱、朝部屋まで起こしにくるなど、面倒を1人で見
続けた親友が、クリス・ベノワさんだという記述には
胸が熱くなりましたし、エディが亡くなった時のベノ
ワさんの涙を思い返してしまいました。


また、日本、ECW、WCW、そしてWWEで行動を共に
してきたもう1人の親友ディーン・マレンコが、エディの
乱行にお手上げになり、自分に知らせず会社側に相
談したことについて怒った時に、ディーンはこう答えて
いました(P232)。
「もしお前が、ホテルの部屋で死んでいるのを見つけ
たりでもしたら、俺はきっと耐えられないだろう。俺
には、お前がそういう道を進んでるようにしか思えな
いんだ」
あまりに暗示的でした……。


レスラーとしての宿命、家族への愛情、自分との戦い
など、エディの短い人生の色々なことが詰まった本な
ので、機会があれば読んでいただきたいです。
Viva la Raza!


short_g.gif


引き続き届く予定のWWE本は、

トリプルHの
「Triple H: Making the Game」
ケインの
「Journey Into Darkness: The Unauthorized History Of Kane 」
エッジの
「Adam Copeland On Edge」
リタの
「Lita: A Less Traveled R.O.A.D.--The Reality of Amy Dumas」
ということになっています。
惜しむらくはエッジとリタの本が、マット・ハーディー
との問題以前に書かれたものであることですか。
ともあれ、こちらもそれぞれ楽しみにしてます。
posted by mikikazu at 11:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

HBK対ヒットマンはノー・フェイク


偶然なんですけれど、今週のWWE「RAW」で解説の
ジェリー・“ザ・キング”・ローラーが、ショーン・マイ
ケルズの自伝を紹介する際に、24日付けの記事で
僕が引用したのと全く同じ箇所を読み上げていまし
たね。やっぱり誰が読んでもインパクトのある言葉
なんでしょう。

ショーン・マイケルズの自伝
「Heartbreak & Triumph: The Shawn Michaels Story」


引き続いて読んでいる内容は、ショーンのWWFチャン
プ時代のお話になってきたんですが、誰もが夢見る
王座につきながらも順風満帆とは全くいかず、苦悩
の日々が綴られていきます。
というのも、ショーンがチャンピオンだった時代は、
ちょうどライバル会社のWCWが、日本にまで波及し
たNWOブームでWWEを視聴率・観客動員で圧倒して
いた頃で、団体の顔であるチャンピオン、ショーンは
人気低迷への責任感とプレッシャーで悩みます。
ブレット・“ヒットマン”・ハートとの確執も、団体のビジ
ネスが順調であれば、あるいはもう少しなんとかなっ
たのかもしれません。


short_g.gif


ともあれ同書はこの辺から、ブレット・ハートに対す
る厳しい批判と怨嗟の言葉がこれでもかと続くように
なっていきます。いわく、

・「あんなゲイみたいなヤツを育てたのはどんな親な
んだ」と、新聞コラムで自分の両親を侮辱された。(P241)

・すぐに謝るのだけれど、舌の根も乾かぬうちにさら
にひどいことを言いふらし、また謝り、またさらに…
…というのがブレットのやり口だ。(P241)

・ショーンが膝のリハビリのために休んだのは、自分
にレッスルマニア大会で負けるのを嫌がったための
嘘だという噂を流された。(P243)

・「フェアにやろう」と和解した直後のプロモで、交互に
喋る筈が、ブレットが1人でずっと喋り続けて、ショー
ンが語る時間を全て奪った。(P244)

・「何が問題なんだ」という問いに「お前だ」と答えると、
ブレットが殴りかかってきた。(P245)


などなど、激しい攻撃が続き、「ヤツは鈍感で、自己
中心的で、人間的にも腐った、他人の苦しみを喜ぶ
ような男だ」(P245)とまで言い切ります。さすがにこ
こまではテレビで言えないでしょう。
また、重鎮のアンダーテイカーを除けば、自分が団
体内でトップのギャラをもらえる選手であり続けると
いう約束があったのに、ビンス・マクマホンがブレット
に自分の倍のギャラの契約をしたと知った時、「ヤツ
は俺より二倍の価値があるというのか!」と怒ってビ
ンスに詰め寄るシーンなどはもうドロドロですね。
ブレットの視点から、モントリオール事件に至る過程
を追ったドキュメンタリー映画「レスリング・ウィズ・
シャドウズ」では、WWE側に対してブレットが全くの
被害者として描かれていましたが、やはり現実は色
々な意見があるものです。どちらが正しいかというこ
とではなく……。
この本に対する、ブレット側からの反論がさらにあっ
たら、また泥仕合になるだけのような気もしますね。
posted by mikikazu at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月24日

やっちゃったケイン&HBK自伝その2


WWEファンの間で話題になっていたので、うちでも
紹介しておきますね。

http://wmsvod.wwe.com/raw/200511/r112805seg9unl300.wmv

ちゃんと再生出来るといいんですけど。
これは、WWE公式サイトで紹介されていた、CMの間
の映像を伝える「WWE UNLIMITED」のコーナーから
のものですね。
今週の「RAW」で行われた、ビッグショー&ケイン対
ジーン・スニツキー&タイソン・トムコーのWWEタッグ
王座戦の入場シーンなので、既に番組を見ておられ
る方にはネタバレの心配もないです。
何がどうなのかは、実際に見ていただけばわかるん
ですが、ケインの「やっちゃった」気まずさが、なんと
も心温まるといいますか(笑)。
これを公式サイトでわざわざ公開するWWEも、お茶目
というか容赦ないですよね。ケイン本人はホントに
「やめてーッ!」って気持ちでしょうし(笑)。


short_g.gif


先日届いていたショーン・マイケルズの自伝、
「Heartbreak & Triumph: The Shawn Michaels Story」
は、343ページ中の224ページ、96年3月に開催さ
れた「レッスルマニア12」で、ついにショーンが
ブレット・ハートを破り、WWF(当時)の王座を獲
得する辺りまで、です。
印象としては他のレスラーの自伝と同じく、下積み
時代の苦労話の方が面白い、という感じはありま
すね。僕は知らなかったんですが、今のショーンの
WWEとの契約は二度目で、最初の契約の時は、
たった一試合だけでクビになったりと、色々と紆余
曲折があったようですし。
また、噂話に対して無視を決め込み、問題がある
人間に対しては面と向かって批判するという性格
のためか敵は多く友人は少なく、WWEで成功の階
段を駆け上っていく一方で、団体内の陰鬱な政治
闘争の話も多くなっていきます。
最初の結婚も不幸な破局に終わったショーンにと
っては、ボスのビンス・マクマホンが常に自分の
理解者であり続けてくれたことが救いだったよう
に読めますね。


特に対立が激しかったのが、ライバルであるブレ
ット・ハートで、
「I know this is going to sound offensive coming
from me,but Bret was not a great wrestler.He
was good―very,very good―but not great」(P221)
(俺が言うと侮辱的に聞こえるだろうとはわかって
いるが、ブレットは決して偉大なレスラーというわ
けじゃなかった。確かに良い――すごくすごく良い
レスラーではあったが、偉大とは呼べない)
という評価を始め、色々と厳しい発言が続いており、
例のモントリオール事件に向けて布石が打たれてい
るといいますか……。


そうそう、プロレスを知っている方ならすぐわかる
と思いますが、相手の手首ないし上腕を掴んで捻り
上げ、それをまた返す、試合の序盤ならよく見かけ
る一連のムーブがありますよね。
デビューしたばかりのショーンは、技を返すことも
知りません。ジェイク・「ザ・スネーク」・ロバーツと
の初めての試合で、その技をただ受けるがままに
なってしまいます(P66)。
試合後、ショーンはロバーツに言われます。
「俺がofficeを仕掛けたら、お前はそれを返さなく
ちゃダメだ」
「何だって?」
「officeが何か知らないのか?」
「知ってるさ。ビル(プロモーター)がいる所だろ?
ビジネスを管理する場所さ」
「違う違う。お前の腕を捻り上げただろ? あれが
officeだ。そしたらそれを返せってことだよ」
「ああ、それは知らなかったよ。誰も教えてくれな
かったから」
「誰も?」
「そうさ」
「だったら自分から訊けばいい。訊くことを恐れる
必要はないんだぜ」
というやりとりがあって、ジェイクいい人だ、とい
う感じですよね。


普通の英語だと、日本語にもなっていますが「office」
はオフィス、事務室のことですよね。ここでは試合
中に使う「合図」とかそういう意味合いが近いのかな?
ともあれ皆さんもアメリカに行った時に、プロレスの
リングで試合をしなくちゃいけなくなる、というような
機会は普通にあると思いますけど、そんな時に「こう
いうofficeでいくからな」なんて対戦相手に言われて
も、これで戸惑う必要はないですよね。勉強になります。
posted by mikikazu at 12:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

すみません舞衣さん&HBK自伝


えっと、作品を知っている方はすぐに気がついたでしょ
うけれど、昨日の記事で、「舞-HiME」の主人公である鴇
羽舞衣さんのファースト・ネームを、ずっと誤記し続け
ていたことを、仕事中に思い出して、今日は帰ってきて
直すまで、あわわな状態でした。
主人公の名前を間属えるとは、さすがにボケがひど過ぎ
ますよね自分。ごめんなさい、舞衣さん。


★ところで、そういうことなら第26話は、ディレクター
ズ・カット版の方で見てみますね。
映画のディレクターズ・カットだと、編集が大幅に変更
されたり、大きい時はラストまで違うじゃないですか。
そんなのかと思ってましたけれど、編集前の余分な素材
がないアニメだと、それは難しいですよね。直せるのは
せいぜい音響面くらいになるでしょうし。


舞衣さんが楯クンを選んだ理由が、「こんなにも相手に
尽くしている自分」という幻想を長らえさせるため、と
いう解釈は納得出来るもののひとつです。
相手からのフィードバックを必要としない、つまり舞衣
さんの側の幻想だけで成立してしまうHiMEシステムもま
た、そんな選択を肯定してくれますし。
逆にいえば常に誰かを守るために、HiMEの力を受け入
れてきた舞衣さんの気持ちを、HiMEシステムは、ただ
負けた時に、相手の命が失われる冷酷なルールを実
行するのみで、相手との関係を認めてくれるわけでも
サポートしてくれるわけでもないという、強烈な皮肉を
感じます。
普通の作品だと、2人の気持ちが通じたり合わさったり
した時に、強大な力を得たりするのがお約束なわけで
すが(いわゆる、愛は世界を救う)、「舞-HiME」におい
ては、力のためにそんな承認を求められない代わりに、
戦いそれ自体からは、なんの報酬も得ることは出来ず、
結果それぞれの閉じたエゴだけが衝突するという作劇
が繰り返されています。
鬱々とした自滅のドラマを描くためには有効な設定だ
とは思いますが、そうやって、それぞれが得るものも
なくHiME達を減らしていった終着点がどんなものにな
るか、今の僕にはあまり想像出来ません。


そういう意味では、舞衣さんにとっては甘えられる
対象になるかもしれない(?)、ずっと年長のゲーム
版の主人公との関係構築が、どんなものになるのか
が興味深いとはいえそうです。


short_g.gif


注文していた最新のWWE本の一冊、HBK(ハート・ブレ
イク・キッド)ことショーン・マイケルズの自伝、
「Heartbreak & Triumph: The Shawn Michaels Story」
(Aaron Feigenbaum共著)が届きました。
先週の「RAW」でもちょっと宣伝してましたね。
ペーパーバック版は当然まだ出ていないので、今回
はちょっと奮発してハードカバー版です。
裏表紙の、十字架のペンダントを胸に祈りを捧げる
HBKのポートレートが、敬虔なカソリック信者の彼ら
しいですね。
最初の数章に目を通して見ましたが、やはり子供の
頃のお話が延々語られています。生まれつき両利き
なので、右と左を理解するのに特訓が必要だったと
かそんな話が色々。
プロレスに初めて出会ったのは、12〜13歳の頃、テレ
ビで放送していたSWCW(Southwest Championship
Wrestling)の試合を見た時だそうですが、その頃既
にスーパースターだったリック・フレアーが、いまだ
にショーンと同じ番組やPPVで元気に活躍しているの
は、やはりとんでもなくスゴイですね。
ブレット・ハートを「はめた」という、97年のモントリオ
ール事件についても、当事者の1人であるショーン
側からの見解がたっぷり語られるそうなので、その
部分も楽しみです。
年末頃には、故エディ・ゲレロさんの自伝、
「Cheating Death, Stealing Life: The Eddie Guerrero Story」
も届く予定です……。


WWEといえば、先日自主退団し日本に帰国したTAJIRI
さんのラスト・マッチも、WWE公式サイトのHEAT枠で
見てしまいました。日本でも、数週間後には放送さ
れる筈です。
解説の2人、ECW時代からの戦友であるトミー・ドリ
ーマーは当然ながら温かい友情のこもった言葉を語り
ますが、色々確執があった筈のコーチも、今日だけは
いつものイヤミも封印し、気持ちよくTAJIRIさんを送
り出してくれたのがとてもよかったです。
帰国後の就職先は未定みたいですが、新日本だけは
やめておいた方が……。

http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2005/12/19/05.html
posted by mikikazu at 09:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月15日

Good bye,Latino Heat


現地時間の13日、アメリカ・ミネアポリスで急逝された、
WWEのトップ選手である、エディ・ゲレロさんの冥福を
心からお祈り申し上げます。
あまりに、あまりに突然で、「エディが永遠にいないW
WE」というものが、全然想像出来ません。
3週ディレイで放送されている日本のWWE番組放送
では、あともう少しだけ、エディの活躍を目にすること
が出来るわけですが、そのカウントダウンをしながら、
少しずつ現実を受け入れていくしかないのでしょうね。


当日の午後行われた、WWE会長ビンス・マクマホン氏と、
エディの死を発見した甥のチャボ・ゲレロ選手による、
沈痛な記者会見の映像が、こちらで視聴出来ます↓。
「Click here」をクリックしてください。

http://www.wwe.com/inside/news/guerreroconf

I miss you,Eddie.
posted by mikikazu at 09:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

WWE本を2冊読了しました。



The server of my provider had been down for hours
last night.I don't know how long it took.
There might be a possibility that I couldn't receive
some of the emails you sent me for that period.
If you think your email is the one,please send it
to me again.Thanks.

http://support.gmo.jp/announce/trouble/members.php?4189

プロバイダーのサーバー障害なんて、それこそ1年に
数度くらいだと思うのに、大切な方がメールを送って
下さったまさにその時のタイミングと重なってしまう
のは、やはり日頃の悪行の報いでしょうか。むむ。
ともあれお母様には、あらためて御自愛くださいます
ようお伝えください。
「一緒に写ってください」は、たぶんどれでも通じるん
じゃないでしょうか? でも案外僕も、「ぴくちゃー・
とぅぎゃざー・ぷりーず」くらいしか実際には言えな
いかも(笑)。


short_g.gif


先日原書で購入していたWWE関連書籍を、2冊続け
て読了しました。
WWE(World Wrestling Entertainment)は、アメリカ
最大かつ唯一のメジャー・プロレス団体で、読んだ
1冊は、そのWWEで活躍するレスラー達の、過酷な
ロード生活を楽しく語った「Are We There Yet?:
Tales from the Never-Ending Travels of WWE
Superstars」
です。


Amazonのレビューでも評されていましたが、週刊プロ
レス誌でTAJIRIさんが執筆されているような、面白い
レスラー達の小ネタ集といった感じで、肩が凝らずに
すらすらと読み進められます。
笑える話から泣ける話や切ない話など色々ですが、
では、えっとひとつだけ、Trish Stratus/トリッシュ・
ストラタスのエピソードを紹介しますね(P118〜119)。


移動中のとある空港で、ファンからのサイン攻めに
あっていた彼女を、空港の係員と警備員が連れ出
してくれます。
案内されたのは、豪華なラウンジ。出発の時間まで、
飲み物は出してくれるはスナックも用意してくれる
はで、至れり尽せりのもてなしを受けます。しかも、
座席までファースト・クラスに変更してくれるという
厚遇ぶり。
私って、じつはこんなに人気があったのね、とトリッ
シュは喜びます。
出発の際も、一般客に気付かれないように、警備
員にガードされて、特別のルートから搭乗機に向か
う念のいれよう。
そして乗り込む前に、あらためてトリッシュが係員
達と握手して礼を言うと、
「どういたしまして。礼にはおよびませんよ。我々
も、あなたの大ファンですから、スピアーズさん」


ブリトニー・スピアーズとトリッシュって、似てます
かーーーー!?
ちなみにトリッシュは、こんな方↓
http://www.wwefanclub.ne.jp/superstars/detail.php?id=47


と、まあこんな感じでWWEファンの方にはお薦めで
すので、邦訳が出たらぜひどうぞ。
そんなに英語は難しくなくて、番組内のスキットや
スピーチの英語くらいならわかるという方なら、原
書でもたぶん大丈夫ですよ。


もう1冊は、元オリンピック金メダリスト、カート・アン
グルの自伝、「It's True! It's True」でした。
前半は、96年のアトランタ五輪で金メダルを獲得す
るまでの、アマチュア・レスリング時代、後半はWWE
に参加してから、メイン・イベンターになるまでのサ
クセス・ストーリーですね。
比較してはいけないかもしれませけれど、やはり真
剣勝負で、一度負けたらそれで終わりのアマレス時
代のお話の方が面白かったり。金メダルを取るには
ここまでやらなくてはいけないという過酷なトレーニ
ング描写がスゴいです。
もちろんWWE時代のお話も面白いですが、それは
むしろエンターテインメント・ビジネスとしての、プ
ロレスを演じる魅力を強調して語っているように思
います。


ストーン・コールドやリック・フレアー、そしてこの
カート・アングルの自伝を、続けて読んできて思っ
たのは、やはりプロレスはあくまでストーリーのあ
るエンターテインメントだということをきちんと説
明してなお、それぞれの生涯は面白く興味のあ
るものとして読める、ということですね。
カミングアウトしていない日本のプロレスラーの本
は、自伝にしろルポにしろ、その辺は常にぼかし
て書かなくてはいけないので、どうにも、もどかし
さを強く感じてしまいます。
そろそろどうでしょうか、とも思いますけれど、実
際には色々と難しいのかな?


ともあれ引き続いて、ザ・ロックの自伝「The Rock
Says: The Most Electrifying Man in Sports-
Entertainment」
に進みます。
posted by mikikazu at 10:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月19日

WWE本と「あやかし忍伝」と「BLOOD+」と。


注文していた、WWE関連の洋書が3冊まとめて
届きました。
WWE(World Wrestling Entertainment)は、アメリカ
最大かつ唯一のメジャー・プロレス団体です。
ストーリーが語られるメインの番組「RAW」と「Sma
ckdown!」は、日本ではCSあるいはCATVで視聴
可能な、スポーツ専門局の、J SPORTSで放送さ
れています。


届いた本の1冊は、そんなWWEで活躍するスーパ
ースターズ達(男性レスラーのことをそう呼びます。
女性レスラーは「Diva」)が、全米のみならず世界
を駆け巡るロード生活で起きた様々な出来事を語っ
てくれる「Are We There Yet?: Tales from the
Never-Ending Travels of WWE Superstars」
です。


英文がわりに易しいので、一気に半分くらい読み進
められましたが、現地集合は全て自己責任(海外は
さすがに飛行機・ホテルをWWE側が用意してくれます)
というアメリカのプロレスラーの生活の大変さと、
アメリカの国土のとんでもない広さがよくわかります。
アメリカが車社会だという理由も理解出来ますね。僕
なんかじゃ絶対無理です。


そんな中でも、元警官のリコが、プロレスラーだか
らとフライトアテンダントさんに頼まれて、酔って
(あるいはドラッグで)暴れている乗客を取り押さ
えて感謝されたり、マット・ハーディーが当時の恋
人であったリタの復帰戦を見届けるために、体調
不良にもかかわらず、無理に無理を重ねてハイウ
ェイを爆走したりとか、様々なエピソードが散りば
められていて面白いです。
まあ、マットの頑張りは今読むとちょっと切ない
し、今年出版の本とはいえ、大量解雇前だったの
で、今はもういないレスラーの話が多いのも、悲
しいといえばそうなんですが……。
ともあれ後半も楽しみます♪


あとの2冊は共に自伝で、ザ・ロックの「The Rock
Says: The Most Electrifying Man in Sports-
Entertainment」
と、カート・アングルの「It's True!
It's True」
です。
それぞれ、じっくりと読み進めるつもりです。


short_g.gif


ようやくにプレイ再開出来た、PS1ゲーム「あやか
し忍伝 くの一番」
は、年明けくらいからやり直
してみましたけど、やっぱりパラメータの数字に
不備があるようで、トゥルーエンドにはたどり着
けませんでした。むむー。
なので、もう少しきちんと考えつつ、最初からプ
レイし直してみますね。
おまけのコーナーで、久野月葉役の丹下桜さんが
仰っていた、「謎のラブラブハッピーエンディング」
を目にしないと、年が越せないって感じですし(笑)。


それから秋新番の「BLOOD+」も、ようやくに第1
話を見ました。
テレビアニメという舞台に合わせて健闘している
作品だとは思いますが(残酷描写はちょっとキツ
イですけど)、映画版と違い、明確にジュブナイル
の作風のようなので、あんまり僕がコメント出来
ることはなさそうです。それで正解の戦略なんで
しょうけれど……、
「クラスターエッジ」と合わせて第2話をいずれ見
てから、視聴継続を判断しますね。
両方とも駄目なら、今期は視聴作品無しというこ
とになります。
posted by mikikazu at 09:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

リック・フレアー自伝「To Be The Man」読了


というわけで、かねてより読み進めていたアメリカの
ベテラン・プロレスラーである、「ネイチャー・ボーイ」
ことリック・フレアー氏の自伝、「To Be The Man」
Amazon)を読了しました。
スカパーのPPVで、氏のドキュメンタリー「リック・フレ
アー アルティメット・コレクション」
を放送している間
に読み終えたかったのですが、ちょっと間に合いま
せんでしたね。


short_g.gif


もちろん僕は、フレアー氏のレスラーとしての黄金
時代をリアルタイムで体験している世代ではありま
せんので(プロレスをちゃんと見るようになったのは、
90年代に入ってからです)、70年代から活躍し続け
ているフレアー氏の歴史を知ることによって、同時
にアメリカのプロレスの歴史も学べる、よい機会と
なりました。


例えば、1979年の初代「ネイチャー・ボーイ」バディ・
ロジャーズとの抗争劇の中で、ロジャーズがフレアー
氏に発したこんな台詞があります(P115)。

“Kid,there's only one diamond in this
business,and you're looking at him.”

(若僧、この業界にはダイアモンドはたったひとつ
しかない。それは、お前の目の前にいる、この俺様だ)

すぐに思い出した方も多いでしょうけれど、この台
詞って、今年に入ってからのWWE「RAW」のHHHと
バティスタの争いの中で、HHHが全く同じものを口
にしていたんですよね。
台詞自体には、さらに何らかのオリジンがあるの
かもしれませんが、ともあれそういったことからも、
プロレス・ストーリーの中での歴史を、色々な角度
から感じられました。


short_g.gif


各時代に触れる中で共通しているのは、フレアー
氏の、トップ・レスラーとしての強烈な自負であり、
エゴであると思います。
それゆえに、プロとして足りないものがあると感じ
た他のレスラーに対する評は辛辣極まりないです。
氏の哲学は、見せかけの筋肉だけではなく、相手
を光らせるイン・リングのファイトがこなせて、かつ
お客を満足させてこそのプロ、というものですね。
また、自分のスター性を守るためには他人を利用
することを全く厭わないハルク・ホーガン、WCW時
代に自分を冷遇し、家族まで破滅させると脅迫して
きたエリック・ビショフに対しては、「決して許すこと
のない人間」と公言することもはばかりません。
いま同じ会社で働いている人間を、堂々と批判する
ことが出来るのが、フレアー氏のステイタスを示し
ているとも思います。


NWA〜WCW時代初期において、一世を風靡したス
ーパースターの座を確立するも、アメリカのプロレ
ス・ビジネスの変革の中で不遇と自信喪失の時を余
儀なくされたフレアー氏が、もう一度、自分が「ネイ
チャー・ボーイ」であることを証明するために、WWE
の「RAW」大会で、HHHの持つ世界タイトルに挑む場
面をクライマックスにした、感動的な構成でした。
もちろん自伝ですから、フレアー氏の主観を通して
いるわけで(ステロイド使用の告白もあります)、
他のレスラー、識者からは異論もあるかもしれませ
んが、読み応えという面では、鮮烈でした。


ひとつだけ残念なのは、NWA時代に、ザ・グレート・
ムタの名前でライバルとしてフレアー氏と戦いを
繰り広げていたという、武藤敬司選手について、ま
ったく触れられていないことですね。
試合の出場選手として、数度名前は記されています
が、パーソナルなエピソードや付き合いについては、
何も語られていません。
日本のプロレス・マスコミ報道だと、フレアー氏、
スティング、レックス・ルーガー、そしてグレート・
ムタが、NWA四天王として戦いを繰り広げた、とい
うのが当時のアメリカ・プロレスの歴史解説だと
思うのですが、当のフレアー氏にとっては、それほ
どの思い出にはなっていないようです。スティング
やルーガーについては、ちゃんと好意的なコメント
があるのですが……。
posted by mikikazu at 11:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月01日

ゲーム版「舞-HiME」のあの台詞&リック・フレアー自伝


PS2ゲーム「舞-HiME 運命の系統樹」公式サイト
は、引き続いて天河朔夜さんルートをクリアしました。
ストーリー感想については、やはり先送りするのです
けど、それよりなにより、あのシーンを見たりょうさ
んがどんな反応をするだろうかと、今はそれがすっご
くとっても気になってたりします(笑)。
詳述はしませんが、予知能力ってホントにあるのかも、
みたいな。本筋で先にやられたら困るというか、松来
未祐さんの声でその台詞はリーサル・ウェポンという
か……いえそのあのっ。
ともかくも、7月15日辺りをお楽しみに?


short_g.gif


最近ぼちぼちと読み進めているのが、先日書店の洋
書コーナーで目に入った、アメリカのベテラン・プロレ
スラーである、「ネイチャー・ボーイ」ことリック・フレア
ー氏の自伝、「To Be The Man」Amazon)です。
ペーパーバックなら、訳書の半額以下ですし。
プロレスラーの自伝を原書で読むのは、“ストーン・
コールド”スティーブ・オースティンの「The Stone Cold
Truth」、ジェシー・ベンチェラの「I Ain't Got Time to
Bleed」に続いて3冊目です。プロレスラーの自伝だか
らずっと口語体で、英語が楽、というのはあります(笑)。


1949年2月生まれで、1972年12月にプロレス・デビュー
した、現在55歳のフレアー氏は今でも元気にWWEのリン
グで活躍されていますが(最近はHHHと共に、ちょっと
お休み中?)、そのキャリアの長さゆえに、語れること
は実にたくさんあるようです。
まだ最初の100ページくらいで、70年代の半ば、フレア
ー氏は若手売出し中、の時代なんですが、登場してくる
レスラー達も、ダスティ・ローデス、ディック・マードック、
ハーリー・レイス、ラリー・ヘニング(“ミスター・パーフェ
クト”カート・ヘニングのお父さん)、エド・マクダニエル、
ジョニー・バレンタイン、リッキー・スチームボートなどな
ど、もちろん僕なんかでは名前しか知らないような、ア
メプロ・ヒストリーのビッグ・ネームばかりで、勉強して
る気分ですね。
1973年6月の、日本で行ったラッシャー・木村選手との
初のケージ・マッチでは、派手に見せようと、同行して
いたローデスとマードックがレフェリーに剃刀を渡し、
試合中密かにフレアー氏の額を切らせたなんて正直
に書いてたりもします。
ちなみにその種の、故意に流血させる行為を、隠語で
「Get Juice」というそうです。


文章的には、他のプロレスラーに対する意見が辛辣な
のと(まだ登場していませんが、「レスラーではなくスタ
ントマン」呼ばわりされたミック・フォーリーが怒ってま
したよね)、破天荒というのとは違う、「下品」な行為に
関する記述が多いのが、僕的には少々興醒めでしょうか。
それでも、今に続くアメリカのプロレス歴史の証言として
も面白いので、楽しみに読み進めたいです。


short_g.gif


そうそう、フレアー氏といえば、海外でも評価の高い有
名同人作家の春風ソヨグさん(公式サイト「GUSTnavi」
が、2004年9月29日付けの日記で、「普通レスラーって、
ショルダースルーされると背中から落ちて受身を取るじ
ゃないですか。しかしリック・フレアーはいつも腕から落
下するんですよね」という疑問を述べられていました。


どうやらこの自伝によると、それはどうも、1975年10月
4日の、フレアー氏が九死に一生を得た飛行機墜落事
故での後遺症によるもの、らしいですね。
背中の三ヶ所を骨折し、幸いに手術を要するほどでは
なかったものの、それ以降、背中からフラットに受け身
を取ることが出来なくなった、という記述が84ページに
ありました。
古い話なのでお忘れかもしれませんが、ともあれお役
に立てれば幸いです。←なんの
posted by mikikazu at 09:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | WWE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
eXTReMe Tracker
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。