ア5GoGo!」(公式サイト)は、第9話「名探偵こま
ち登場!」を見ました。ミルキィローズに会えるのは
週末のお休みになってから、ですね。すみません。
なんていうか、こういう作画でも、(第一期みたい
に大事なクライマックスでなければ)味がある、と
いう感じで楽しめるようになりましたから、ファン
補正とはありがたいものです。
えっと、毎回続けて百合イチャばかりというのもあ
れなので、今回は本編を受けて本格推理風寸劇
にしておきます。
本来なら探偵役はこまちさんですけど、こちらのメ
ンバーだと、とりあえずの適役はうららさんですね。
のぞみさんとかが、ここまで立て板に水で推理を披
露すると、さすがにリアリティないです――とか言っ
たら怒られそうなので言えませんが。
うらら 「今回の推理劇でいちばん重要なポイントは、
ケーキの箱蓋だけが残されたままだったこと
でしょうか」
のぞみ 「ケーキの箱?」
うらら 「はい。普通、ケーキのようなものを運ぼう、
あるいは盗もうとした時には、箱に入れたま
まの状態で運ぶと思います。 ケーキをむき
出しにしたままでは危ないですし、埃だって
ついちゃうかもしれませんしね」
りん 「確かに」
うらら 「にもかかわらず今回の事件では、ケーキ本
体だけが持ち去られ、箱はそのままテーブル
に残されていた。
この行動には、2つの意図が考えられます。
1つは、ケーキだけを消失させることで、ケ
ーキは持ち去られたのではなく、既に食べら
れてしまったかもしれないと、みなさんに思わ
せ、犯人の候補を内部の者――つまりお互い
を怪しむよう限定させることです。
ケーキを持ち去ったのに、箱をそのままにし
ておくのは不自然という状況判断から、ケー
キがなくなっているのなら、それは既に食べ
られてしまったのだという結論に向かうのは
自然です。劇中でも実際に、『持ち去られた』
から『食べられた』に、想像がすり替えられてい
ます」
りん 「空を飛べるという特殊な技術があるシロッ
プを除けば、各人への疑いは『食べた』ことを
前提にしていたよね。シロップにしても、ケーキ
をむき出しのまま持って空を飛ぶなんてのは、
あまり有り得る行動ではないし」
うらら 「やはり冷静に考えれば、5分間の中の、さら
に各人に許されたわずかな時間の中で、ケー
キを丸ごとホール1つ食べてしまうという仮定に
は、無理があり過ぎます――。
それと、もう1つの意図は、容疑者を可能な限
り増やして、推理を混乱させ、犯人への疑いを
薄めることですね。箱ごとケーキを持ち去ってし
まえば、全員がもう一度3階の部屋に集合する
よりも前に、犯行が発覚してしまう可能性もあ
りました。そうすると、その時点までに犯行を
おこなえるチャンスがあった人だけに、容疑は
絞られてしまいます。
でも、箱を開ける瞬間まで、ケーキが無くなって
いる事実を隠し続けられれば、対象となる容疑
者も増やせる可能性が高まります」
りん 「それも実際目論見どおりというか、私達がお
互い全員を疑うような状況になっちゃったもん
ね。そこまでは、計算通りだったわけだ。
――でも、結局犯人はメルポで、ミルクからの
手紙にクリームがついていて犯行が発覚したの
も、もしケーキが箱ごと盗まれていたなら、手紙
にクリームが触れるわけもなく、起きなかった
ことなんだよね。策士策におぼれるっていう感
じ?」
うらら 「そうですね。でも、ミステリーとしての謎解
きとしてはここまででいいんですけど、まだ物
語としての謎解き、つまりメルポはどうして、
そんなトリックを仕掛けて、私達の推理を混乱
させようとしたのかという、動機の部分につい
ても考えなくてはいけないと思います」
のぞみ 「え? でも言ってたよね、私が8人としか数
えなかったから、寂しかったって」
うらら 「――私が何故、箱がそのままにされていたこ
とを重要視したかというと、その事実には、ケー
キに触れている筈のもう1人の人物についても
絡んでくるからです」
りん 「それはつまり――」
うらら 「はい。あなたです。のぞみさん――」
のぞみ 「えええ!? 確かに、私の分だけ先につまみ食い
しちゃったのはごめんなさいだけど――!」
うらら 「では、ここで起きた事実を整理してみましょう。
メルポはケーキを隠したわけですけれど、それ
は確実に、のぞみさんが自分の分を食べてしま
った後のことですよね?
だとしたら、メルポはケーキを隠そうとした際、
誰かが一部を食べてしまっていることには、絶
対に気づいた筈なんです。何故なら、メルポは
箱からケーキを出してしまっているのだから。
箱に入れたままなら気づかなかったかもしれま
せんが、むき出しにしたケーキの状態は、どうし
ても目に入ったでしょう」
りん 「でもメルポはそんなことは気にしていなかった
というか、問題にしていなかったよ?」
うらら 「はい。だからこそ私は、その時点で、今回の
事件の真の動機が発生したと思うのです」
のぞみ 「真の動機? 寂しいからだけじゃなくて?」
うらら 「それだけだったら、ケーキのみを隠すのには
不自然で、不充分です。要はちょっとだけ騒ぎ
になればいいのですから、劇中で描かれたよう
にプリキュア同士で疑い合う、深刻な事態にま
で発展させるつもりは本来なかったでしょう。
けれどメルポには、そういう状況を招く結果に
なったとしても、箱はそのままにしておいて、
推理を混乱させる必要が生じたのです。
つまりメルポは――、ケーキをつまみ食いした
人をかばいたかったのだと思うんです。
おそらくメルポは、ケーキを隠そうとした時に、
その人がつまみ食いをしてしまう場面を目撃し
てしまった。そのままでは、いずれその人が窮
地に追い込まれてしまう。だったら、証拠となっ
ているケーキそのものを無くしてしまえばいい
――。そう考えたのではないでしょうか」
りん 「うーん……。確かにそう考えれば辻褄は合う
けれど、どうしてメルポがつまみ食いした人、
つまりのぞみをかばわなくちゃいけないわけ?」
うらら 「実は――、メルポは密かにのぞみさんのこと
を、愛してしまっていたんですよー!」
りん&のぞみ「ええ――!!」
うらら 「クス。なんちゃって。別にそんな描写はなか
ったですけれど、実は誰某の息子だったとか、
密かに愛していたとかって、推理もののオチで
解答として、唐突に使われたりするじゃないで
すか。
まあ、本編の結論とは関係なく、『箱がそのまま
置いてある』と『のぞみさんがつまみ食いをした』
という2つの事実から発展可能な、推理実験み
たいなことを、ちょっとやってみたかっただけな
んです。長々と、すみませんでした(ぺこり)」
のぞみ 「なるほどー。全然わからなかったけど、勉強
になったよー」
りん 「こらこらわかってないんなら、勉強にもなって
いないでしょっ。もうまったく。
でもうらら、もし本当に、そんな『のぞみのことを
密かに慕っている』なんてキャラが現れたら?」
うらら 「もちろん、そんな時は世界で誰よりものぞみさ
んを慕っている、一番の『妹』である私が、実力で
物語から排除させていただきます。ふふ♪」
りん 「(う……何気に物騒な発言してるし。これが、
次回から現れる『あの子』への宣戦布告になら
なきゃいいんだけど……)」
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