以前にも少しお伝えしたように、2月頃に出され
たとされる、キャスト募集告知の中で、主人公の
名前が「Jubei」とされていたことにより、「Ninja
Scroll」というタイトルで海外でも好評を博した
日本アニメ「獣兵衛忍風帖」(93年 監督・川尻
善昭)の実写版リメイクではないかとも想像され
ていた、「Ninja Assassin」(監督・ジェームズ・
マクティーグ)の撮影がドイツ・ベルリンなどで開
始されたことを、映画情報サイトDARK HORIZON
が伝えています。
色々なサイトに同じ内容の記事が掲載されてい
るので、ソースはプレスリリースだと思います。
以前は複数形の「Ninja Assassins」がワーキ
ング・タイトルだったのですが、今は単数形の
「Ninja Assassin」になっています。
DARK HORIZON 5月29日付け記事
"Ninja Assassin" Begins Production
この記事の中では、現代ヨーロッパを舞台にし
たストーリーの詳細と、登場するメイン・キャラク
ターの名前が明らかにされています。
韓国のスター、ピ(RAIN)が演じる主人公の名前
は、ここでは「Jubei」ではなく、「Raizo」(雷蔵?)
になっていますね。
親友を処刑されたことをきっかけに、自分を最強
暗殺者として育てたOzunu Clan(小角一族?)
を脱走したRaizoは、一族に狙われたユーロポー
ル(欧州刑事警察機構)の捜査官Mika Coretti
(ナオミ・ハリス)を救い、彼女と協力して一族への
復讐にのぞむ……というようなストーリーですね。
確かに、時代劇である「獣兵衛忍風帖」とは時代
設定は違いますが、ヒロインをたまたま助けて、
彼女を狙う忍者軍団と戦う、という基本プロットは
同じです。
ただし、主人公の名前が違うことから、「獣兵衛
忍風帖」のリメイクであることや、その影響は公
式に否定する形になっています。
3月14日に伝えられた、プロデューサーである
ジョエル・シルバー氏へのインタビューでも、
「Ninja Assassin」は「獣兵衛忍風帖」のリメ
イクではないのかという質問に対して、氏は明確
に否定し、完全なオリジナル・ストーリーであると
明言しています。
そのコメントの映像は、Collider.comが公開し
てくれていますので、今でも確認可能です。
Collider.com 3月14日付け記事
"Joel Silver Exclusive Video Interview
・ShoWest 2008"
あとは、実際に出来上がった映画を直接確認し
て、どれだけの影響・引用があるのかチェックす
るしかないでしょうね。
製作のウォシャウスキー兄弟は、川尻監督と「獣
兵衛忍風帖」のファンであることは公言していま
すから、何かコメントが聞きたいところですけど。
日本では7月に公開される監督作「スピード・レー
サー」のPRで来日してくれるのなら、その機会は
あるかもしれませんね。
でもこうなると、テレビシリーズ「獣兵衛忍風帖
<龍宝玉篇>」のWOWOW公式サイトでの言葉、
「ついに当作品を原作とした実写化がハリウッドに
おいて決定された」がどうなったのか、わからなくも
なってしまうのですが。
あ、この記事でもうひとつ大きな話題は、Ozunu
Clanの頭領、つまり敵のボスが、 Sho Kosugi
ショー・コスギ氏によって演じられることですね。
特にアメリカでは、今でもNinjaといえばショー・
コスギという認識は強いでしょうから、氏の参加
は大きな保険になったかもしれません。
★お言葉ありがとうございます。気に入ってもらえた
のなら一番嬉しいです。むしろ、そちらの寸劇のおか
げで生まれた雰囲気ですから。
「カタハネ」は、複数主観の語り口に戸惑いが強くて、
正直序盤で躓いてしまっていたのですが、なんとか最
後まで見届けるように努力しますね。それまで「アオイ
シロ」は棚上げということで。
とはいえ今日はやっとお休みなので、これも課題であ
る映画「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険」
を楽しみにしています。それまでちょっと一度、寝させ
てくださいね。どてばたっ。