2008年05月10日

英語版アニメ「クレヨンしんちゃん」視聴出来ます。


ありがたいことに、いつも日本からも視聴出来る
ことでお馴染みですが、IGN.comが5月8日付
けで、アメリカではケーブル局Adult Swim
(Cartoon Networkの深夜枠。同一チャンネル
だが別ネットワーク扱い)で、土曜日深夜1時半に
放送している、「Shin Chan」こと英語版「クレヨン
しんちゃん」のエピソードを無料配信してくれてい
ます。
ちなみにAdult Swimの現在の、土曜深夜の日
本アニメラインナップは、

11:00 「犬夜叉」
11:30 「犬夜叉」
00:00 「Bleach」
00:30 「DEATH NOTE」
01:00 「コードギアス 反逆のルルーシュ」
01:30 「クレヨンしんちゃん」

という感じになっています。
この英語版「しんちゃん」の台詞・ストーリーに
は、後述するようにかなりの改変が加えられて
いるそうなのですが、残念ながら僕自身は、
オリジナルの日本語版「しんちゃん」を視聴した
ことがないので、その違いは指摘出来ません。
舞台は日本の春日部市のままなのに、台詞で
言われる通貨がドルなのは、確かになんだか
不思議ではありますけど。
オリジナルを知っている人から見てどうでしょうか。





short_g.gif


ちょうどなんですけど、この英語版「クレヨン
しんちゃん」の台本を担当したお三方、Jared
Hedges氏、Joel Bergen氏、Alex Muniz氏
へのインタビューが、オンラインストアRight
Stuf
が配信しているポッドキャストAnime
Todayの第65回(4月25日)で放送されてい
ます。


これまでアニメ版「クレヨンしんちゃん」は、
過去に二回、Vitello Productions(1994年)と
Phuuz Entertainment(2003年)という会社に
よって、それぞれ英語吹替版が制作されている
のですが、オリジナルの内容に忠実、あるいは
忠実にしようと努めたことによって、成功を収め
るには至りませんでした。
2006年になって、FUNimationが英語吹替の
権利を取得した際には、それらの失敗をふまえ
て、台詞やストーリーには、オリジナルから離れ
た、大きな改変が許されるようになった、という
経緯が説明されています。


そもそもの日本語版「しんちゃん」には、翻訳の
しようのない日本語での洒落や、そのまま翻訳
しても海外の視聴者には理解出来ない、日本の
ポップカルチャー(アイドル歌手や他のテレビ作
品)からの引用が多く含まれ、翻訳者を悩ませて
いました。
今回のFUNimation版では、それらへのこだわ
りを切り捨て、アメリカ視聴者向けのギャグや引
用を多く用いた、ストーリーもオリジナルから逸
脱していい台本作りが行われた、ということです。
また今回は、Adult Swimでの放送が早期に
決定していたので、その放送局の雰囲気に合わ
せるという目的での改変、つまり、より大人向け
のギャグ、ギャグのテンポや数の増加、なども施
されたようですね。
とりあえず、昨年の試験的な放送を終え、先月
からは第二シーズンの放送が始まっているとい
うことで、それなりに好評かも、と想像します。
ただしそういうアプローチなら、あくまで英語版
「しんちゃん」への評価以上のものではありませ
んけれど……。難しいですが。


short_g.gif

★吉屋信子さんの「花物語」(大正5〜13年)は
読了しました。
時に深く時に一瞬の、それぞれのお話における、
女の子同士の関係性、心の交流の物語のバリエー
ションを堪能出来たといえます。
うちはともかく(笑)、りょうさんのところの寸劇やSS
がお好きな方なら、楽しめるし読むべき作品集だ
というのは確かに間違いないですね。というか、そ
ういう嗜好の方なら、とっくに読んでいる筈のバイ
ブル的な書なんだろうとは思いますけど。
(SS二編も、本編の余韻の中で読ませていただきま
したが、雰囲気をモダンに受け継いだ、共に良作だ
と思います。読めて嬉しかったです。今書かれたら
どんな風になるでしょうか……)


悲劇的な結末のお話がほとんどで、茶化した言い方
を許してもらえるなら、やたら人が死ぬなあとは思っ
たり(笑)。病気になったらまず助かりませんし。
まあ、明治・大正時代、90〜100年前の日本なん
ですから、今ならどうということもない病気で亡くな
ってしまう人が多かったのも事実ではあるのでしょう。
あと、時代的に女学生の方々が、ほとんどみんな袴
姿なのが、なんだか絵的には微笑ましく想像してい
ました。


とはいえ、さすがにハッピーエンドのお話も読みた
い気分になってしまったので、次に読み進むのは、
既に届いている、「乙女はお姉さまに恋してる 
櫻の園のエトワール」
(嵩夜あや、ファミ通文庫)
になるのです。頑張ります。
それを終わったくらいに、PS2ゲーム「アオイシロ」
届いてくれるとベストなんですけど。

posted by mikikazu at 12:55 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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