17日まで、オンラインストアRight Stufが行って
いる今回のセールスは、Manga Entertainment
がリリースしている全DVD・UMD商品が半額に
なる、というものですね。
例えば、定価39.98ドル(約4300円)の「ノエイン
もうひとりの君へ」BOXセットが、19.99ドル(約
2150円)、日本でまだ公開されていない川尻善
昭監督の「Highlander: Search for Vengeance」
が定価19.98ドル(約2140円)から9.99ドル(約
1070円)へ、という感じで。
買いが殺到するのは、やはり「攻殻機動隊」シリ
ーズになりそうですけど。
こういう思い切ったセールが行われている北米ア
ニメ市場も、今年は大きな変革が行われていく可
能性が大きそうです。
DVD情報サイトAnimeOnDVDのフォーラムでは、
そういった今後のビジネスの変化に対するファン
の意識調査がいくつか行われています。
一つ目は、1月21日午後3時から24時間限定で
募集された、
「Which method do you feel best suits
your needs?」
(あなたの必要を満たすのに、一番ふさわしいと
考える方法は?)
というもの。
DVDに限らないアニメの視聴方法において、各人
がベストと思うものを選ぶ、というお題です。
その結果は、
1.「現行DVD購入/レンタルのみ」―― 579(53%)
2.「HDフォーマットでの購入/レンタル」―― 250(23%)
3.「最初の数話をストリーミングでサンプル視聴
してから購入」―― 134(12%)
4.「デジタル配信/ダウンロード購入」――78(7%)
5.「デジタル配信/ストリーミング視聴」―― 20(1%)
5.「それ以外」―― 20(1%)
という感じで、現時点では圧倒的に、物理メディ
アを手にしておきたい人が多いことがわかります。
コアなファンとしては、DVDパッケージだからこそ
可能な、各種の特典も大きな魅力になるでしょう
し。用意する側は大変ですけど。
一方デジタル配信を望む意見としては、リリース
の早さ、つまり日本でのオンエアからの時間差を
埋められることへの期待があるわけですが、これ
は無料のファンサブというカウンターパートがある
限り、ビジネスとして成り立たせるのは、ずっと難
しいかもしれません。
続いては、そのDVDリリースにおけるディスク・
パッケージの問題ですね。
2月7日から意見が求められているスレッドは、
「First Releases - Singles or Boxsets」
というもので、アニメDVDはこれまでの単巻リリ
ースを続けていくべきか、それともアメリカのテ
レビシリーズのように、最初からシーズンごとの
BOXセットでリリースすべきか、という調査に
なります。
投票は17日まで可能なので、まだそんなに数は
ありませんが、現時点での結果は――、
1.「単巻リリースはいらない。予告編やレビュー、
それに合法的に数話がオンライン視聴出来るの
なら、BOXセット丸ごとを買うことになっても大丈
夫」―― 40(22%)
2.「単巻リリースはいらない。アメリカでリリース
される頃には、あるいは全てではなくとも、ほと
んどの内容はファンサブか、RAW(吹替や字幕
がなくても)、日本から輸入したDVDでチェックし
ているだろうから。だから北米版のBOXセットを
買うのに用意は出来ている」―― 37(20%)
3.「単巻リリースはいらない。その作品について
全然知らなくても、予告編やレビューを信頼して
大丈夫だから」―― 22(12%)
4.「単巻リリースはいらない。内容を詳しく知ら
ないままBOXセット丸ごとを買うことになっても
構わない」―― 20(11%)
5.「単巻リリースを続けて欲しい。単巻では買う
けど、BOXセットは買わないから」―― 18(10%)
6.「どうでもいい。手に入るのなら、どちらであろ
うと購入するから」―― 16(9%)
7.「どちらでも、安い方を買う」―― 12 (6%)
8.「単巻リリースを続けて欲しい。発売されたらす
ぐに購入するし、それから後でBOXセットも買う」
―― 6(3%)
9.「単巻リリースを続けて欲しい。発売されたらす
ぐに購入するし、それから後でBOXセットも買う
し、廉価版のthinpackも買うし、再発売されたら
それも買う……」―― 3(1%)
10.「最初の数話だけを単巻リリースして、それから
BOXセット。一度にBOXセットをまとめて購入する
のにはやはり不安がある。だから購入前に、数話
くらいは見ておきたい」―― 2(1%)
11.「1話だけをまず単巻でリリースして、それから
BOXセットで売るのがいい。とりあえず1話くらい
は見てみたいし(かつてADV Filmsがリリースし
ていたAniMiniのような)、それからなら安心して
BOXセットを購入出来る」―― 1(0%)
「単巻リリースを続けて欲しい。単巻でも、BOX
セットであっても買ったりはしないけど、借りたり
レンタルしたりするから」―― 0(%)
「どうでもいい。DVDは買わないけど、ダウンロ
ード購入するから」―― 0(0%)
「どうでもいい。北米版DVDを買ったりはしない
から」―― 0(0%)
ということです。
最初からBOXセットでの発売を望む声が、やは
り多数派になってきているようですが、これだけ
色々な考えが用意出来るというサンプルとして
も役に立つと思います。
確かに、単巻で購入するより価格が安くなる
BOXセットは、購入派の人にはいいかもしれま
せんが、レンタルで済ます、あるいはレンタル
でしかアニメを見られない人にとっては、リリー
スの形式がBOXセットだけになったら困ります
よね。
宅配レンタル最大手のNetflixなんかだと、
「LOST」や「24」が、シーズンごとに6〜7枚組
みのセットでレンタル出来たりするみたいです
から、アニメ作品でもそれが可能ならいいんで
すけど。
もう1つ同スレッド内で行われているのが、
BOXセットの価格設定に対しての意識調査で
ある「Buying Boxsets: Does Price Matter?」
というもので、そちらの結果は、
1.「選べるのなら、単巻よりBOXセットになる
けれど、それは単巻を合計した時より価格が
安くなる場合のみ」―― 115(68%)
2.「選べるのならBOXセット。例え価格が単巻
を合計したのと同じであっても」―― 36(21%)
3.「単巻で買う」―― 11(6%)
4.「わからない」―― 5(2%)
5.「どうでもいい。北米版のアニメDVDは買わない
から」―― 0(0%)
になります。まあ、安い方がいいに決まってい
ますけれど、単巻版にはついていた特典とかが
外されると、また考えるところでしょう。
耳にしたひとつの意見としては、BOXセットは
あくまで低価格で勝負して、逆に単巻リリース
は、「涼宮ハルヒの憂鬱」くらいの豪華な特典
満載の、超コアなファン向けに特化するのはど
うか、というものもありました。
結局は、お金を払うファンが満足するものを提
供しなければならないわけですから、上手い落
としどころが見つかって欲しいものです。

