2005年10月08日

アメリカ版「DEATH NOTE」刊行開始


まずは、ちょっとサボってましたけど、Book Standard
News
に掲載(NielsenBookscan調べ)されている、アメ
リカでの一般書店売りグラフィックノベル・チャートの、
ここ最近分を少し掲載しておきますね。


・9月4日締め週
1位 「NARUTO」第7巻
2位 「るろうに剣心」第18巻
3位 「フルーツバスケット」第11巻

・9月11日締め週
1位 「るろうに剣心」第18巻
2位 「NARUTO」第7巻
3位 「フルーツバスケット」第11巻

・9月18日締め週
1位 「DNエンジェル」第9巻
2位 「NARUTO」第1巻
3位 「るろうに剣心」第18巻 

・9月25日締め週
1位 「DNエンジェル」第9巻
2位 「鋼の錬金術師」第3巻(初)
3位 「NARUTO」第1巻


やはり目立つのは、Cartoon Networkでのアニメ版
放送開始に合わせての、「NARUTO」の好調ぶりで
すね。最新刊を抜いて、第1巻が再びチャートインし
てきたのは、ミックスメディア展開が機能している
好例なんだろうと思います。
この「NARUTO」については、お馴染み「英語で!
アニメ・マンガ」さんが9月26日付けの記事で、
ICv2からの情報を詳しく紹介してくださっているの
で、ぜひ御参考ください。


あと個人的には、結局5月22日締め週から、9月11
日締め週までの、連続16週間(!)に渡って、「フル
ーツバスケット」シリーズ(第9〜11巻)が、TOP3に
居座り続けたというのも、快挙だと思います。
おかげでかなりの作品が、この時期上位進出を阻
まれたりもしたようですが、確かにこの夏は、「フル
ーツバスケット」がアメリカのマンガ市場を席捲し
たといってよいのでしょうね。


short_g.gif


次回のチャートに結果が反映されそうなのが、今週
発売になった、ビッグ・タイトル中のビッグ・タイトル
である、「DEATH NOTE」VIZMedia)の第1巻にな
るでしょう。
通例に無く早い翻訳出版ということで、アメリカの
ファンも喜んでいると思います。
出まわっている各所のレビューも、当然ですが絶賛
の嵐、と称していいでしょう。

Anime News Network
Story : A
Art : A
「倫理についての興味深い問いかけをたくさん備えた、
驚くほど魅力的で独創的なサスペンス物語」

IGN
評価「MUST HAVE(絶対に買うべきだ・最上評価)」
「『DEATH NOTE』は、読者にらくで楽しいだけの読感
以上のものを与えてくれる、稀な作品だ。本を閉じて置
いた後も、ずっと考えさせる何かを――」

SequentialTart
9点(10点評価中)
「読者はこの作品がどれだけすごいか理解するだけで
精一杯になるかもしれない」

AnimeonDVD
Content: A
Art: A
「私は特に、他のメディアでの心理スリラー作品の
ファンというわけではなかったのだが、『DEATH NO
TE』には一発で引きこまれてしまった」


short_g.gif


週刊少年ジャンプ誌での連載をリアルタイム購読
している僕としては、アメリカでの刊行は、マンガ
が可能な、物語表現の多様性をさらに広く知らしめ
るには最上の作品だと評価が楽しみな反面、主人
公が大量殺人犯のティーン・エイジャーという、どう
転んでも議論を呼びそうな内容に対する反応が不
安だったりもして、難しいところです。
売れては欲しいけれど、売れればそれだけ注目も
浴びてしまうわけですし……。
商品のレイティングは「T+ for OLDER TEENS」とい
うことで、16歳・高校生以上が対象という感じみた
いですね。日本だと、もちろん小学生でも読めるわ
けですが、それはお国柄の違いということです。
逆にいうと、小学生でもそういう作品を読んでいい
日本社会に対する解説も必要になってきますよね。


この作品が発売される「SHONEN JUMP ADVANC
ED」レーベルは、これまでの「SHONENJUMP」作品
よりさらに年長の読者が対象とはいえ、先日も桂
正和さんの「I"s」のヌード描写が修正されて、物議
をかもしたりもしました。
「DEATH NOTE」は、描写自体がそれほど問題にさ
れることはないでしょうけれど、物語自体に対する
判断が、そういった社会倫理的な面からどうなされる
か、興味深いところです。


posted by mikikazu at 11:22 | Comment(0) | TrackBack(1) | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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アメリカ版「DEATH NOTE」刊行開始/アメリカの「萌え単」?萌えキャラのついた漢字勉強本「Kanji de Manga」/他
Excerpt: ■アメリカ版「DEATH NOTE」刊行開始(Ultimo Spalpeen)個人的にもすごく好きな作品だし、海外でも特に高い年齢層にアピールできる作品だと思います。「日本の漫画にはこんな作品もある」..
Weblog: 日本視覚文化研究会
Tracked: 2005-10-08 22:19
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