2005年10月07日

アメリカの学校図書館から盗まれる日本マンガ


たまたまですけど、アメリカの図書館と、日本マンガ
に関わる話題を続けますね。
6日付けで、ジョージア州ヘンリー郡の地方紙The Daily
Heraldの電子版henryherald.comに、
「School library receives security system」
という記事が掲載されていました。

これは、アメリカの大化学企業である3Mと、米国学
校図書館員協会(American Association of School
Librarians: AASL)が協力して行っている、「Salute
to Schools」(学校に敬意を)というプログラムについ
て伝えるものですね。
プログラムの内容は、アメリカ国内から選んだ、100
の中高校に、1万5千ドル相当の、図書館からの書籍
盗難を防ぐためのセキュリティ・システムを提供する、
というものだそうです。
ジョージア州からは11校、その中のヘンリー郡から
は、記事で紹介されている、Luella Middle Schoolだけ
が選ばれたとのこと。


short_g.gif


プログラムとかシステムについてはともかく、アメリカ
の中高校の図書館からの書籍の盗難も、やはり問題
になってはいるようですね。
で、Luella Middle Schoolのメディア・スペシャリストで
あるAnne Hendricks-Browningさんによると、最も多く
紛失が判明する本のジャンルは、グラフィック・ノベル、
美術書、そして日本のマンガ、なんだそうです。
それだけアメリカの子供達の間で、マンガが人気のあ
ることの証明だとは思うのですが、あんまり素直にも
喜べませんよね。
生徒数1800人以上のLuella Middle Schoolでは、昨年
1年間で、図書室含むメディア・センター全体から紛失
した本は約100冊になるとか。借りたまま返さない子供
がその大部分だとも言われていますが。


日本のマンガは高いし、学校の中の図書館だとあん
まり罪悪感もおぼえないのかもしれませんけど、や
っぱりルールは守って楽しんでもらいたいものです。
というか、逆に1万5千ドルもの予算があったら、
本が何冊購入出来るだろう、という話ですよね。
先日伝えた、トーランス市全体のマンガ・アニメ購
入予算が1万ドルだったんですが、1校だけで、そ
の1.5倍の金額のセキュリティ・システムが必要な
アメリカの公立学校って、一体どうなってるんだろ
うと思ってしまいます。
まあ、企業との繋がりでアレやコレ、みたいな事情
もあるかもしれませんが。


ともあれアメリカの子供達には、まず「ココロ図書館」
でも見てもらって、図書館と、司書さんの仕事の大変さ、
大切さを学んでもらう、というのはどうでしょうか。


posted by mikikazu at 09:51 | Comment(0) | TrackBack(1) | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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アメリカの学校図書館から盗まれる日本マンガ/ANIMEの名物声優さんといえば
Excerpt: ■アメリカの学校図書館から盗まれる日本マンガ(Ultimo Spalpeen)全然関係ないですけど、アメリカにもBook offが進出したそうですね。 ■北米版SchoolRumble/ブラジルから..
Weblog: 日本視覚文化研究会
Tracked: 2005-10-08 03:25
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