2007年12月26日

アメリカで続く「DEATH NOTE」模倣事件(ヴァージニア州・テネシー州・マサチューセッツ州)


一番最初のヴァージニア州の事件は、Anime
News Networkなどでも大きく報じられましたが、
それ以降もアメリカでは、「DEATH NOTE」に
影響を受けたと思われる事件の報道が続いて
いたようです(Via a geek by any other name)。
ともあれ、順を追って紹介していきますね。


まず最初に報じられたのは、ヴァージニア州リッ
チモンドにあるFranklin Military Academyで、
ある男子生徒(シニアということですから、日本
でいう高校3年生でしょうか)が、「デスノート」と
称するノートへ、彼のクラスメートの名前を書き
込んでいたことを理由に、学校側から停学処分
を受けた、という事件です。

Anime News Network 2007年11月22日
付け記事
「Virginian Teen Suspended over Names
 in 'Death Note'」


今は削除されていますが、報じたNBC系列局
NBC12のページでは、実際のニュース映像も
視聴可能で、デスノートには名前を書かれな
かった、その生徒の友人のコメントなども紹介
されていました。あまり現実的な危険は感じて
いなかったようですけど。
学校側は、在籍生徒の親達に、事情を説明す
る手紙を送ったそうですが、そこで「DEATH
NOTE」を説明するために記載したサイトが、
公式でもなんでもない、訪問者が自由に、死
んで欲しい他人の名前と死に方を書き込める
お遊びサイト(?)だったり、という混乱もあっ
たようです。


続いては、テネシー州レバノン。

WKRN.COM 2007年12月21日付け記事
「Death Note Was Not 'Hit List', School
Officials Say」


Walter J. Baird Middle Schoolの生徒2人
(ミドル・スクールですから、12〜15歳でしょう
か)が、同校生徒39人の名前と死に方、日時を、
「death notebook」に書き込んでいたことを
理由に、やはり停学処分を受けています。
↑のページの「Play video」をクリックすると、
現地で報道されたニュース映像が、現在視聴
可能です。
記事のタイトルに「DEATH NOTE」の文字はあ
りますが、マンガ・アニメ作品についての言及は
全くされていません。
ただし、a geek by any other nameのブログ
主さんによると、「DEATH NOTE」はアメリカン・
イングリッシュとしては不自然で、本来なら
「death list」か「blacklist」を使う筈だから、
取材からか、あるいは作品として、「DEATH
NOTE」を報道側が知っていた可能性はあると示
唆しています。


short_g.gif


上記2つのケースは、停学という学内処分で
収まったようですが、マサチューセッツ州ミル
フォードの事件では、デスノートを書いた少年
と少女が、地元警察によって実際に逮捕される
という事態にまで発展しています。

The Milford Daily News 2007年12月21日
付け記事
「Death threats lead to two arrests」

逮捕されたのは、Stacy Middle Schoolの、
12歳の男子生徒と、13歳の女子生徒の2人。
容疑は、「殺人と学校の破壊の恐れ」ということ
になっています。逮捕と同時に、学校から停学
処分も受けているようです。
男子生徒は23人、女子生徒は10人の名前を、
彼らのデスノートに書き込んでいたことが警察
によって確認されています。
警察に通報したのは、そのノートを見たクラスメ
ートで、警察署長氏は、「為すべきことをしてくれ
た」と感謝の意を示しています。
学校側は、リストに掲載された33人の生徒の保
護者に連絡して事情を説明し、それ以外の家庭
にも手紙を送ったそうです。また、警察から学校
にも、警備のための警官が複数派遣されている
ようですね。


記事を読む限り、逮捕された2人がデスノートを
書く以外のこと、例えば誰かを襲ったり、武器を
用意したりといったことをした様子はなく、単純
にデスノートを書いたことのみを理由として逮捕
されたようですね。
12、13歳という年齢も考えると、かなりの過剰反
応には思えますが、他の事例とも合わせて、それ
だけ現在のアメリカの学校が、セキュリティとい
うものに厳しく気を遣わざるをえない状況を示し
ていると思います。
もちろん、自作のデスノートにどれだけ名前と
死因を書き込もうと、現実の誰かに被害が及ぶ
ことは絶対にありませんが、テネシー州の事件
の記事で、「コロンバインでも、ヴァージニア工
科大学でも、同じように警告のサインはあった」
と、リストに名前を書かれた生徒の父親が発言
していたように、このデスノートが、あるいは次
なる事件への警告・予兆かもしれない、という恐
れが強くあるのだと想像します。
今のところ僕が知る限り、これらの事件を理由
にして、「DEATH NOTE」がアメリカで糾弾され
ている、ということはないようですが……。




posted by mikikazu at 08:03 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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