2005年09月17日

たちばなさんの新作「あやかし忍伝」ファン小説


「HEAVENLY BLUE」のたちばなりょうさんが、いま
ちょうど僕がプレイしているゲーム「あやかし忍伝
くの一番」の新作ファン小説「夕映茜雲」を発表さ
れています。


りょうさんの文章は、感想にしてもファン小説にし
ても、こういうものを書きたいと思わせる、独自の
繊細さと作品世界に対する優しい視点に満ちてい
て、僕は大好きなのですが、今回のファン小説も、
読後の満足感は同様でした。
昨日記した、僕自身のストーリー消化に合わせて
の時期選択ということで(かねてより予定されてい
たのかもしれませんが)、ゲームの中で感じている
現在進行形の楓さんと月葉さんの心持ちを、その
まま重ねて、2人の距離と情景に感情移入出来ま
した。


short_g.gif


あらためて、「あやかし忍伝」の物語設定を考えて
みれば、楓さんと月葉さんの2人には、お話が始ま
る前までに、4年間の、離れ離れになっていた時期
があるのですよね。
そういった長い空白の時間を経て、やっと得られる
ようになった2人だけの日常は、刺客に狙われてい
るという陰の事情もあるにせよ、いずれ思い返せば
宝石のように大切な思い出になると思います。
今は、そんな、いつまでも続くかのように感じてい
た日常が、楓さんと月葉さんそれぞれの、深まりつ
つある感情に合わせて、変化していく時期です。
ゲームを進める上でも、なんていうか、とても手ご
たえを感じる瞬間ですよね。


りょうさんの今回のファン小説は、その手ごたえと
いったものを、楓さんからの視点から繊細に展開さ
せ、丁寧に優しく解説してくれているという意味で、
理想的なファン小説に仕上がっていると思います。
いつものことですけれど、これが嬉しいのです。
それを読み込むことによって、さらに本編の作品
世界・キャラクターの魅力が深まっていくのは、
ファン小説としては理想の機能ですけれど、りょう
さんの場合は、りょうさん自身の作品を愛する視点
をしっかり感じさせつつも、そういった役割もきちん
と果たしている点が、すごいのですよね。


試練を経て、ようやくに月葉さんとの日常に帰還
できた筈の楓さんが、2人の間に、違う「なにか」
が構築されつつあることと、それを生み出してい
る自分の心に戸惑う瞬間を描く筆致は、これから
の、ゲーム本編の結論に向かう僕の側にも、さら
に2人の微笑ましい関係に対する愛着と期待を高
めてくれました。
夕陽を浴びながら仲睦まじく歩く2人の背中を優
しく見つめているりょうさんの視点を、僕も共有出
来たような気がします。
ともあれ物語本編も、つながれた手に込める力の
本当の意味を、2人がしっかりと伝え合い、受け
入れあうようなラストだといいですね。


short_g.gif


実はりょうさんはもう一編、本編ラスト後のお話
も書かれているようなので、それも楽しみにして
おきます♪
最近は、合わせて視聴を進めている「舞-HiME」
感想の方で、内容に合わせてお互いに、ちょっと
シビアな語りが続いてましたから、今回のような
甘い世界の雰囲気は、とてもよいリフレッシュメ
ントになったとも思います。
素敵な作品、どうもありがとうございました♪


ちなみに「どのお姫様が好きですか?」といいます
と……、姫じゃないんですけれど、桜華ちゃんのル
ートはあって欲しかったかなーとは思ってます。
友情エンディングにしかならないかもしれないけど、
楽しくさっぱりお付き合いできそうで。また、それ
が違う何かに発展するのも面白そうだし?


今夜はやっとこお休みなので、ラストまで一気に
進めちゃおうかな? なんだかそれも勿体ないよ
うな気持ちもあるんですが……。
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