2007年10月21日

2007年度版・米国図書館協会による10代向け推薦グラフィックノベルに、日本マンガ8作が追加ノミネート


ALA-American Library Association(米国図
書館協会)の青少年部門――Young Adult
Library Services Association
(ヤングアダル
ト図書館サービス協会)による、本年度の、
アメリカのティーンにふさわしいグラフィック
ノベルのリストについての続報です(Precocious
Curmudgeon
経由)。


5月12日付け記事の時点では、まだ6作品
だった、日本マンガ(日本人作家さんによる、
日本で出版されているマンガ作品と定義し
ます)ですが、秋になって、さらに8作品が
ノミネートに追加されていました。
フィクション部門に、9月4日付けで追加され
ていた日本マンガと、それ以前のノミネート
作品リストを掲載しておきます。


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・新規ノミネート

「CANON」第1巻
(潮見知佳 DC Comics / CMX)
「いばらの王」第1巻
(岩原祐二 TOKYOPOP)
「TRAIN+TRAIN」第1〜2巻
(ストーリー・倉田英之/画・たくま朋正 Go! Comi)
「怪物王女」第1巻
(光永康則 Del Rey)
「ラブ★コン」第1巻
(中原アヤ VIZ Media)
「トランスルーセント 彼女は半透明」第1巻
(岡本一広 Dark Horse Comics)
「蟲師」第1巻
(漆原友紀 Del Rey)
「月とサンダル」
(よしながふみ Digital Manga Publishing)

・続刊が追加

「放課後保健室」第4巻
(水城せとな Go Comi!)
「エマ」第3〜4巻
(森薫 DC Comics / CMX)


・以前からのノミネート

「ヴァンパイア騎士」第1巻
(樋野まつり Viz Media)
「夢幻スパイラル」第1巻
(草凪みずほ TOKYOPOP)
「放課後保健室」第1〜3巻
(水城せとな Go Comi!)
「エマ」第1〜2巻
(森薫 DC Comics / CMX)
「西の善き魔女」第1巻
(桃川春日子 荻原規子 TOKYOPOP)
「結界師」
(田辺イエロウ Viz Media)


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ということで、グラフィックノベル・フィクション
部門のノミネート55作品のうち、日本マンガ
がこれで14作品になります。
全作品を読んだことがあるわけではないので、
内容的にバランスが取れているか、といった
判断は出来ませんが、出版社的にはそれなり
に気をつかった割り振りがされているような気
もします。やおい・百合系作品は、ティーン向け
リストなので当然入りません。
昨年は、トップ10に日本マンガからは「DEATH
NOTE」が選出されたわけですけど、今年有力
そうな候補はどの作品になるでしょう。
セールスということでいえば、一番売れていそ
うなのは、「ヴァンパイア騎士」のようですけど。


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そうそう、百合作品での、この種の賞ノミネート
でいうと、エリカ・フリードマンさんの百合作品
専門出版社ALC Publishingからの百合作品
アンソロジー「Yuri Monogatari 3(百合物語3)」
が、LGBT文学作品を支援するLambda Literary
Foundation
による、第19回Lambda Literary
Awardsのアンソロジー部門にノミネートされて
いた、という話もありました(フリードマンさんの
ブログOkazuの9月14日付け記事より)。
百合作品は、やおい作品と比較すると、まだま
だ北米での市場が小さいわけですが、拡大の
可能性は別にしても、こういった賞でのノミネー
トが、単なるポルノグラフィーではないとする、
物語作品としての認知向上に貢献してくれるで
しょうか。


posted by mikikazu at 10:39 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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