2007年10月03日

「Yes!プリキュア5」第32話、見ました。


うらら 「かれんさんとこまちさんは向こうに専属
    とのことなので、残った私達3人は、こちら
    でレビューをしてみたいと思います」

りん  「ま、邪魔しちゃ悪いしね」

のぞみ 「そーう? 私はみんな一緒でも楽しくて
    いいけど」

りん  「そろそろのぞみも、『空気を読む』ってこ
    と覚えた方がいいと思うよ?」

のぞみ 「空気? そんなの見えないのにどうやっ
    て?」

りん  「……。はい、うらら。進行をよろしく」

のぞみ 「あー、なんかまたアホの子を見るような
    目をしたっ。りんちゃんひどい――!」

うらら 「ま、まあまあ落ち着いて、のぞみさん。
    とりあえず話を進めますね。『Yes!プリキュ
    ア5』(公式サイト)は今回、第32話『りんち
    ゃんのハッピーウェディング』です。
    りんさんが、こまちさんのお姉さん、まどか
    さんのお友達である未来さんの結婚式の
    ために、ティアラの製作を頑張るという、
    素敵なお話でしたね。皆さんの、夢の結
    婚式のイメージも楽しめましたし」

のぞみ 「でも私的に一番ショックだったのは、ウ
    ェディング・ケーキは全部食べられるわけ
    じゃないって知っちゃったこと! それじゃ
    あなんのための結婚式かわからないよー」

りん  「っていうか、あんたはケーキのために結
    婚するわけ!? ……のぞみって、『君のため
    に全部食べられるウェディング・ケーキを用
    意したんだよ』ってプロポーズされたら、あっ
    さり『あなたにけってーい!』とかオーケー
    しそうで怖いよ」

のぞみ 「むむむ……。確かにそれは断りづらいプ
    ロポーズかも。1人で全部食べていいんだよ
    ね?」

りん  「はいそこ! 本気で悩まないっ!」

うらら 「(えと、のぞみさんにはウェディング・ケー
    キ作戦が有効と――。メモメモ)」

のぞみ 「ん? なに書いてるの? うらら」

うらら 「え!? こ、これは秘密の、のぞみさん攻
    略手帳――うわわなんでもありませんっ!
    は、話を戻しますね。その、今回主役のり
    んさんとしてはいかがでしたか?」

りん  「うん、お話自体にはもちろん満足してる
    よ。誰かの幸せのために、それも結婚式な
    んて大事なイベントのために役立てるのは、
    とっても嬉しいし。
    ――でも、私の主役話って、プリキュア5の
    メンバーの中でも、そっち系の話が多いじゃ
    ない? 
    第17話『純情乙女の恋物語』
    第27話『りんちゃんイケメン幽霊とデート!?』
    第32話『りんちゃんのハッピーウェディング』
    って、サブタイトルだけ並べてみると、なん
    だか色々ありそうだけど、その実なんにもな
    いのよねえ。報われていないなあって」

うらら 「そうですね、作品の性格と構造を考えれば、
    のぞみさんをメインとした、いわゆる本筋並
    に意義を備えたプロットを、プリキュア5人全
    員に振り分けていくというのは難しいかもし
    れませんよね。
    私達が軽んじられているというわけではない
    ですけど、今後クライマックスに向かって、
    のぞみさん1人に焦点を絞っていくという方
    針は理解出来るものです。次回のこまちさん
    とナッツさんのお話がどうなるかは、まだわ
    かりませんけれど。それにこれが旧来の2人
    体制だと、また違ったアプローチの可能性も
    あったでしょうね。プリキュアが5人いるが故
    の世界観の広がりを、アドバンテージと考え
    るかその逆かは、作品を最後まで見届けて
    みないと評価しづらいです。初代「プリキュ
    ア」のように、シリーズが2年目に続く可能性
    だってあるわけですし。それだけのポテンシ
    ャルは秘めているキャラクターと世界観だと
    思いますよ? 全ては、マーチャンダイジン
    グ展開の成否如何ではありますけど。
    ともあれ、番組の語り口自体のキャパシティ、
    そして本来はとても幼い筈の、メインの視聴
    者年齢層のキャパシティを合わせて考えると、
    現行の方針は妥当じゃないかと――。
    あれ? どうしたんですかお2人とも。目を丸
    くして口をぽかんと開けちゃって。
    あ! 私ひとりで勝手に喋っちゃいましたね。
    本当にごめんなさい!」

のぞみ 「あ、謝らないで、うらら。言ってることは
    全然わからなかったけど、色々考えているん
    だなーって。やっぱりうららはすごいね」

りん  「うん。私も驚いた」

うらら 「そんな、すごくなんてないですけど……。
    私、女優を目指していますから、映画理論
    とビジネスの基礎くらいは、ちゃんと勉強し
    ておかなくちゃって、本とか、色々読むよう
    にはしてるんです。頭でっかちなだけになっ
    ても困りますけど」

のぞみ 「それだけ、うららが本気で打ち込んでい
    るってことだよね。偉いよ、うらら」

うらら 「ありがとうございます! のぞみさんに褒
    めてもらえるのが一番嬉しいです。では、そ
    の――、ご褒美に、頭撫でてくれますか?」

のぞみ 「うん、いいよ! ほらこっち来て。撫で撫
    で♪」

うらら 「えへへへ。幸せです――」

りん  「――で、私はどの辺でツッコんだらいいの?
    まったくあんたらって、じゃれあってる子猫の
    姉妹みたいなんだから」

のぞみ 「りんちゃんも撫でてあげようか?」

りん  「私はそんな子供じゃないし。――子供だか
    ら出来ることが、羨ましい時もあるけどね」

のぞみ 「え? なに? よく聞こえなかったよ、りん
    ちゃん」

りん  「いいのいいの。私は物分りのいい、お・さ・
    な・な・じ・みだから。――ふう」

うらら 「えっと、ではとりあえずのまとめとして、
    今回も微笑ましく楽しいお話でした、という
    ことでいいでしょうか。
    コワイナーにされてしまったとはいえ、私達、
    縁起物のウェディング・ケーキを、これでも
    かと蹴ったり殴ったりしちゃいましたけど」

りん  「えっとそれはまあ、ひとつの厄落としとい
    うことで――」

のぞみ 「けってーい♪」



posted by mikikazu at 09:25 | アニメ感想・「Yes!プリキュア5」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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