2005年08月05日

「フルーツバスケット」米チャートで10週連続1位


毎週恒例の、Book Standard News掲載(Nielsen Book
Scan
調べ)、アメリカ市場でのグラフィック・ノベル売上
げチャート情報です。
7月第5週(31日締め)の週間チャートでは、さらにさら
にさらに引き続き、「フルーツバスケット」シリーズ(TOK
YOPOP
)の最新刊である第11巻が、初登場の前週に
続いて、またも第1位の座を獲得しています!
5月29日〜6月26日(第9巻)、7月3日〜7月17日(第
10巻)、7月24日〜31日(第11巻)と、これでついに10
週連続のトップ独占記録です。「ルビーの指輪」もビッ
クリです。←古いですね。
USA TODAY掲載の、書籍全体のベストセラー・リストで
も、先週からさらに売上げを伸ばし、第143位から第82
位にまでジャンプアップしていますね。
ちなみに、シリーズの最上位記録は、第10巻の69位で
すが(8巻は71位、9巻は74位)、この第11巻も、どこま
でセールスを伸ばせるか期待です。


2位は、ベストセラーの常連で、先週の7位から猛追して
きたCLAMPさんの「TSUBASA」(Del Rey)の第6巻です
が、「フルーツバスケット」の勢いには届きませんでした。
ただしこの作品、今後はアニメ版の展開如何では、アメ
リカでもっとブレイクする可能性も秘めているでしょうね。
現時点ではまだ、アニメ版のライセンス取得はどこの会
社からも発表されていないようですけど……。
続く3位は、先週と変わらず「鋼の錬金術師」(VIZMedia
の第2巻でした。4週連続1位を獲得した第1巻ほどの勢
いは、少なくともチャート成績では得られませんでした。
Adult Swimにおけるテレビアニメの新作エピソードの放
送が、5月7日放送の第26話以来お休み中だったりする
ので(再開は9月17日から)、逆にコミック版にみんな熱
中したり……とかはないんでしょうか。そのタイミングを
見越しての出版だったと思いますし。


short_g.gif


その「フルーツバスケット」日本版コミック(高屋奈月 白泉
社)は、やっとこ第10巻を読了しました。
ペースがとんでもなく遅いのは、ちゃんと精神的に余裕が
ある状態で接さないと、もったいなさ過ぎる作品だから……
というエクスキューズは通るかな?


ともあれこの巻では、別荘組から一時語り口が離れてどう
なることかと思った、繭さんとはとりさん、それに陰の功労
者(フィクサーと言った方が近いかも)である紫呉さんのお
話が、短いながらも爽やかにまとまっていて、読後感良好
でした。あ、本田さんと杞紗さんの「きゅう(はあと)」も、も
ちろん♪


僕はいわゆる、ただ感情力が貧困なだけの、「泣けない人
間」なので、こんな風に泣く行為によって得られる物語の
カタルシスは、とても羨ましいです。
一方で、優しさだけではない、複雑で悲しくて切な過ぎる、
自分と他者への視線が入り組んだ、この作品世界を見て
いると、あるいは他人から距離を置いた方が、もっと簡単
に生きられるのではとも思ってしまうのですが、それこそ
が逃避なんでしょうね。
だからこそ、傷つくことから逃げない勇気がいつまで続くの
かと、特に本田さんを中心に、不安にもなります。


posted by mikikazu at 09:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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