まるでエイプリル・フールみたいですが、とりあえず17日
付でKung Fu Cinemaに記事が掲載され、その後各Ani
meニュース・サイトにも出回っていたのが、香港で実写
版「銀河鉄道999」が製作されるという話ですね。
製作するのは、JCE Entertainmentという会社で、監督
はジェフ・ラウという人。
この人の作品で僕が見たことのあるのは、チョウ・ユン
ファ主演の「フル・ブラッド」(94年)、近作だと脚本を手
がけた「クローサー」(02年)とか?。「機動女戦士ハリ
ケーン・コップ」(88年)なんてのも撮ってますが……。
予定されている出演者は、スティーブン・フォン、ジリア
ン・チェン、シャーリーン・チョイ、クンフー・スターの大御
所連であるリュー・チャーフィー、ユン・ワー、ブルース・
リャン、そして大物中の大物サモハン・キン・ポーです。
撮影は、8月に中国本土で開始される予定で、公開は
来年早くとか。
日本マンガの香港での映画化といえば、今年はコミック
ス最新刊の帯でも告知されていた、「頭文字D」(公式
サイト)があるわけで、香港・中国では今日(!)から公
開される筈です。日本では9月ですか。
でも、「999」というのはあまりに唐突な話だったので、
かなり驚きでした。
確かに、原作者の松本零士さんの人気は国際的なも
ので、「キャプテン・ハーロック」をフランスで実写映画
化する、なんて話も以前にありましたよね。
現在の人気は、テクノ・バンドDaft Punkのプロモーショ
ン・ビデオを手がけたことが、一番影響しているとは思
いますけれど。
でも、記事を読んでみると色々不安も感じます。
まずタイトルは、「Galaxy Express 999」ではなく、「Gala
xy Princess」というもの。
これって、「999」をベースにしていると謳っていますが、
映画化権を正式に取得したものではないような気がし
ますけれど……。
それに、記事での映画の内容の伝え方が、「sci-fi ma
rtial arts movie」というのも、ひじょーに意味不明です。
「sci-fi」はいいとして、「martial arts」(マーシャル・アー
ツ 格闘技)って……。はい――!?
ということはなんですか、鉄郎とハーロックが、マントを
バッバッとひるがえして、999の屋根の上で敵と「ハイ!
ハイ!」とかクンフーで戦ったり、メーテルとエメラルダス
がワイヤーに吊られて、ブンブン飛び回ったりするわけ
ですか。それって既に全然「999」じゃないですけど。
でも、大御所クンフー・スターを揃えたキャストからすると、
あながちその路線も外れじゃないような?
一番はもちろん、サモハン・キンポーですよ。燃えよデブゴ
ンですよ。
「999」という言葉に、一番そぐわないようなこの人が、いっ
たいどの役をやるんでしょうねえ。
体型からいうと、アルカディア号の副長ヤッタラン辺りなん
でしょうが、そんな脇役じゃないでしょうし、まさかハーロッ
クとか……。うむむ。
まあ香港のことですから、映画になったらもう全然原作と
は別物になるとは思いますが、元が独特過ぎる松本零士
世界だけに、その外しっぷりも、おっそろしく壮絶なものに
なることは間違いないでしょう、断言。
ともかく、香港アクション・スターによる、日本マンガ原作映
画の歴史として、
ユン・ピョウin「孔雀王」(88年)
ジャッキー・チェンin「シティーハンター」(93年)
に続くオチが、
サモハン・キンポーin「銀河鉄道999」
というのは意表を突かれ過ぎでした。うわあ。
2005年06月23日
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