ー♪」というのが流行らないかなー、と思っているわけ
なんですけど。「らじゃ」でもいいです。
あ、「らじゃ」って言っても、ラジャ・ライオンとはなんの
関係ありません念のため。
ええとなんの話かというと、「極上生徒会」第8話「さ
らば!極上生徒会」です、もちろん。
出だしはどうなることかと思っていたこの作品ですが、
最近は各キャラの個性も上手にまわり始めて、良作
の予感も大きいのが嬉しいです。
ともかくも、クライマックスの、極上生徒会のメンバー達
が、りのさんを励ますために心尽くしのパーティーを用
意していた場面で感動するのが、心ある人としての本
道だろうとは思いますので、ちょっと考えてみます。
この場面を感動的だと素直に感じるには、奏会長がり
のさんに言った、「そんなりのを、みんな慕っているわ」
という言葉を、額面通りに受け入れる必要があります。
ここで引っかかるのが、その場にいない和泉香さんの
存在ですね。
表面上はりのさんのことを嫌いつつも、一方では奏会
長にパーティの提案をする彼女の複雑な心理において
重要なのは、新参メンバーのりのさんをお気に入りとし
て特別に贔屓する奏会長の態度にジェラシーを示すの
が、極上生徒会の中で彼女ただ1人だということです。
「生徒会」を名乗りつつも、ここ最近は学園自治より、
生徒会内部の問題を解決するエピソードが続いてい
ることからもわかるように、極上生徒会の本質的な存
在意義は、奏会長の理想である組織自体の安定と、
会長の心の平安です。
ゆえに、メンバー達が奏会長を大切に思っている心情
はみな等しいと思うのですが、そういう彼女達が、りの
さんの存在に、表面上は嫉妬を示さず、統一された達
観の域に達している、一連の描写がありました。
その達観を成立させるための条件は、
1.「りのさんを気に入ってそばに置いている奏会長の
気持ちは尊重すべき」
2.「とりあえず、りのさんは愛すべき子である」
の2つになりますよね。
個人の内面心情はどうであれ、極上生徒会という組織
のバランスを維持するためにも、この2つが統一見解と
考えていいでしょう。とはいえ、第6話で示されたように、
プッチャンの暴言までは許容出来なかったりもしたわけ
ですが(笑)。
今回の実質主役である和泉香さんの場合は、これまで
自分自身の中にあるジェラシーを、↑第1条件ゆえの義
務感が抑えつけてきたわけです。
そこまで自分を敬ってくれる香さんに対して、りのさんに
対するほどの気遣いを示してくれない奏会長の心情に
ついては、読み取るのが難しいですけれど、まず奏会
長のために存在する極上生徒会においては、ハーレム・
アニメの主人公のように、平等な愛情の分配まで強要
すべきではない、傍からどう見えようと、奏会長には好
きにしていて欲しいという暗黙の了解が、メンバー間で
徹底されているのでしょうね。
その根底にあるのは、もちろん奏会長への絶対的な信
頼と愛情であるわけで、結果として極上生徒会に籍を
置いている個々のメンバーの事情については、今後ま
た少しずつ描かれていくのだろうと思います。
だから今回は、極上生徒会という組織=小世界を成立
させている不文律を、香さんという個人の、奏会長に対
する、そしてりのさんに対する、生身の感情を通過させ
た上で上手に解説してみせたエピソードに仕上がって
いると評せます。
このための役回りとして、香さんは最適でした。
前回の感想でも述べたように、この作品の大テーマで
ある、「極上生徒会とはなんのための組織であるか」と
いう目的に向けてさらに1歩進んだという意味でも、成
功していると思いますね。
ただ、気持ちという部分でやっぱり一番強く思うのは、
「奏会長さん、りのさんばっかりじゃなくて、たまには香
さんにも優しくしてあげてください」ということになってし
まうのですが(笑)。
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