2005年05月26日

「舞-HiME」第11話

引き続きDVD版を視聴中の「舞-HiME」は、第11話
「光と闇の輪舞」を見てみました。
地上波での本放送終了(2005年3月31日)から2ヶ月
近くが経過しているにもかかわらず、今でもうちのサ
イトを、「舞-HiME SS」や、特に「なつき×静留 SS」
といった検索キーワードで見つけて訪れてくださる方
が、1日に1人はおられるのですけれど、うちにはそう
いうコンテンツは、(まだ?)置いてないんです、すみ
ません。本編視聴自体もまだ前半ですし。


そういった雰囲気の文章をお求めの方には、たちばな
さんのサイト「HEAVENLY BLUE」をお薦めします。
なつきさんと静留さんとの、優しくも切ない心情の触れ
合いが堪能できるファン小説や、寸劇タッチの感想な
どが楽しめる、素敵良質サイト様です。
(こうやってきちんと紹介しておけば、大丈夫ですよね?)


short_g.gif



公式サイトの各話解説では、その存在を完全に無視
されている(笑)晶クンと巧海クンのカップルですが、
前回ラストの締め方に反して、「自分は晶ではなく、
学園を守る秘密の忍者」という晶クンのとっさの嘘に
巧海クンが付き合い続けなかったのは、やはり今回
の吸血鬼事件が、他でもない風華学園の敷地内で
発生している緊急性ゆえ、になるでしょうか。
そういう意味では、巧海クンの朴訥で真面目な性格
が優先された、とも受けとめられますね。
ただでさえもっと重大な秘密が秘められている2人の
関係ですから、メインではなく、あくまでサブ・プロット
でしかないロマンス(……になってほしいけど)である
以上、あまり複雑なものにすべきではないのかもしれ
ません。


本筋に関して言えば、命ちゃんとの楽しいはずのピク
ニックの最中、木陰に入ると同時に陰る舞衣さんの表
情が示すように、本格的にシリアスな語り口に移行し
ていく、ひとつの転換期にあたるエピソードになるでし
ょうか。
いささか唐突ですが、僕個人は性善説も性悪説も支
持していません。人の本性に普遍的性質など存在せ
ず、環境と自己選択によって導かれる個々の行動の
結果が「善」とか「悪」とか判断されるに過ぎない、と
いうスタンスです。
この「舞-HiME」という作品において、「HiME」と呼ばれ
る存在になることを受け入れた女の子達は、オーファ
ンというモンスターと戦うための特別な力を得られる
わけですが、舞衣さんが悩むように、現時点では、そ
の力の行使と理由には、絶対的な普遍が存在してい
ません。
奈緒さんがよい例で、HiMEとしての力を、自分のため
に行使しても、それを咎める権威というものは、機能
していないようですし、また碧さんのような「HiMEは正
義の味方」という主張が、あくまで個人的スタンス以
上のものとしては受けとめられない、語り口のクール
さからも明らかです。


国家間戦争とでもいった、個人の思惑だけではどうに
も出来ない全体状況でもあれば別ですが、「自分の一
番大切なもの」を賭けるという条件でHiMEになってい
る女の子達のドラマには、もっと個人の事情やエゴが
関与していい余地があります。
自分自身の行動の、あくまで主観的な価値付けを、
自分で出来るわけですね。ただし行動の結果は、そ
の思惑通りになるわけではない、という現実の厳しさ
もまた、一方では当然用意されているようですが。
そんなHiME達のエゴと理想のドラマと、「オーファンや
HiMEの力とはなんなのか」という全体状況のドラマが
どんな風に有機的に結合していくのか、楽しみです。
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