2005年06月21日

「舞-HiME」第13話

晶  「ああ? なんで今回のレビュー寸劇は、オレ達の
    番なんだ?」

巧海 「向こうのレビューで、まだ扱われていない組み合
    わせだから、らしいよ。本編で、久々に出番があっ
    たから、ということもあるみたいだけど」

晶  「でも、後発のくせにオレ達を先に使っちゃったら、
    向こうで用意していたかもしれないネタとかも、か
    ぶってしまう可能性もあるんじゃないか? まったく
    こっちの運営人は気遣いのないヤツだぜ」

巧海 「人間としてはどうかと思うよね」

晶  「ま、その辺はまた直接叱ってもらうとして、とりあえ
    ず話進めるか」

巧海 「うん。今回の『舞-HiME』は、ちょうど前半終了に
    なる第13話「〜たまゆらの夜〜」。魂響祭りの中
    での交錯する微妙な人間関係描写を経て、これま
    でとは様相の異なる、シアーズの艦隊接近という大
    掛かりな事態の発生、かな」

晶  「ラストの引きはとりあえずさておいて、今回みたいに
    好きだのなんだの、という恋愛要素の展開を見てい
    ると、昨日のレビューで話題にされていた、『HiMEと
    しての力を最大限に発揮するためには、一番大切に
    想う人の命を賭けなくてはいけない』という条件設定
    も、恋愛感情主体で示されていくようだな」

巧海 「少なくとも、主役のお姉ちゃん周辺は、そうなって
    いくのかな……。僕もお姉ちゃんとは、少し距離を置
    いていく描写があったし」

晶  「けどよ。家族関係とかと違って、恋愛は他人とするも
    ので、終わることもあるんだぜ? その、『大切に想う
    人』と別れちゃったりしたら、どうなるんだ」

巧海 「うーん、どうだろう? HiMEとしての力も同時に失わ
    れる……のかな。でも、どの時点で恋愛関係が『終わ
    った』のかと判断するのは難しいし、別れても、当人に
    とっては『大切な人』であり続ける場合もあるよね」

晶  「別れてかなり経つのに、HiMEの元カノが誰かに負け
    て突然消されちゃったりしたら、元カレとしてはいい迷
    惑だよな。それに、HiMEをやってる時に付き合ってた
    のが複数だったら? 別に『大切な人』は1人までと決
    まっているわけでもないし、付き合っている最中は、
    その相手がその時の『一番大切な人』だろう」

巧海 「その場合は……彼氏全員の交際期間の中で担当
    したパーセンテージに基づいて、それぞれの寿命の
    残り時間から差し引いていく、とか?」

晶  「おいおい残り寿命なんてどうやったらわかるんだよ。
    『死神の目』でも誰か持ってんのか?」

巧海 「あ、晶クンも『DEATH NOTE』読んでるんだね」

晶  「ああ、一応な。第二部に入ってからはまったく……と
    か、そういう話はいいんだよ。えっとつまりは、『大切に
    想う人の命』なんて、当人の主観心理に基づく条件付
    けが曖昧過ぎて、困るっていう話だ」

巧海 「10代後半が主体のヒロイン達の年齢を考えれば、
    恋愛心情が大事だっていうのは理解出来るよ。見る
    側からの感情移入という面でも同様に」

晶  「ま、一応わかるけどな。でも、あかねみたいに当人同
    士が明確に想い合っていたのならまだしも、そういった
    主観に基づくべき条件付けが、本人の意思で設定出
    来ない、『大切に想う人』が確認出来ない以上は、一
    方的なエゴの発露、押付けという、人間感情のイヤな
    部分が、より露骨に示されていく可能性もある。
    自分が『大切に想っている』人に、その『想い』がどこ
    まで受け入れられていればいいのかという問題だな。
    とにかく自分が大切に想っていればHiMEでいられる、
    というのなら、エゴむき出しで暴走するHiMEも登場し
    てくるぜ、きっと」

巧海 「それはそうだけど、逆に言えば、甘い恋愛幻想の膜に
    守られない、よりリアルで正直な、キャラクター達の心情
    物語が見られるかもしれないよ。自分は誰を大切に想っ
    ているのか、本当の自分は、どんな人を大切だと想うよ
    うな人間なのかという、苦いかもしれない現実認知は経
    ていくだろうけど」
    
晶  「それが、人間の幸せとやらに繋がるもんかね? 人の
    『本当』なんて、知らない方がいいかもよ」

巧海 「……少なくとも僕は、『本当』の晶クンがどういう人か知
    っているつもりだよ」
    
晶  「!? ……お前、もしかして、それって……」

巧海 「うん。少しずつ気づいた、というべきかもしれないけど。
    でも、僕はそんなことで晶クンに対する考えを変えたり
    はしなかったし、今もしてない。本当の晶クンらしい姿で
    いられる晶クンをやっと知れたのは、僕も嬉しかったん
    だよ」

晶  「そう、……だったのか。確かに、いつまでも隠せるもの
    ではなかったしな……」

巧海 「驚かなかった、と言えば嘘になっちゃうけど。でも、本
    当の晶クンの姿も、僕は……、その、素敵だと思った」

晶  「あ、……ありがとう、巧海。そう言ってもらえると、楽に
    なる。というか、オレも、嬉しい……な」

巧海 「だから、これからも、僕には応援させてほしいんだ。
    ……晶クンの本当の姿――、学園を守る、正義の忍
    者の晶クンを」

晶  「そそそそそそっちかよ!!!!」

巧海 「ど、どうしたの?晶クン。派手にコケたりして。『そっち』
    って?」

晶  「ああもうなんでもない! お前と付き合っていると、疲
    れるぞ、まったく」

巧海 「ご、ごめん」

晶  「まあ、それも嘘ではないし、現時点では他に知る者もい
    ないのは事実だから、本当の一部では、あるけどよ」

巧海 「うんうん。だから、よろしくね」

晶  「勝ち負けで言うと、こりゃあオレの負けだよな……。は
    いはい。よろしくな、巧海」

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