2007年06月29日

実写版「エヴァ」を手がける、ADV FilmsプロデューサーMatt Greenfield氏インタビュー


ニュースとしては、少し古いものになってしまい
ますけど。
5月25〜27日にかけて、カナダ・オンタリオ州ト
ロントで開催されたコンベンションAnime North
(公式サイト)の数日後に収録したという、ADV
Films
の親会社A.D.Visionの共同設立者であり
(もう1人は現CEOのJohn Ledford氏)、ADV
Filmsではプロデューサー、ADRディレクターとし
て活躍しているMatt Greenfield氏へのインタビ
ュー動画が、取材したAnime Stationによって、
YouTube上で公開されています。
(via Neon Genesis Evangelion - Live Action
Movie News



5部に分けられたインタビューの総時間は、45
分に及ぶ充実したものですが、僕の環境だと第
2部だけ、始まってすぐに再生不良になって、
内容がほとんど確認出来ません……。
ともあれ、かねてより話題になっている実写版
「新世紀エヴァンゲリオン」についてだけでなく、
92年のADV Films設立からの、アニメ英語吹替
版制作についての様々な話題が楽しめる、貴重
なインタビューだと思います。
会社にもよりますけど、向こうのアニメ販売会社
のトップの人は、よくこういう風にざっくばらんに、
ファンに対して会話をしてくれるのが、とてもあ
りがたいですね。
以下、インタビュー各パートへのYouTubeのリン
クと、内容を箇条書きにしてみます。


short_g.gif

パート1

http://www.youtube.com/watch?v=FompFClU7ww

・英語版の新吹替「超時空要塞マクロス」
・北米でリリースする作品の選び方
・日本側に出資する際のスタンス
・英語版への、日本の権利者からの関与
・翻訳の苦労

パート2

http://www.youtube.com/watch?v=wJKwvD5ZAy0

・「Voltron」について
以下不明

パート3

http://www.youtube.com/watch?v=Ku7IFQL4kws

実写版「エヴァンゲリオン」について
・ガイナックス、ビジュアルデザインを担当する
 WETAとのコンタクトは定期的に続いている
・WETAのプロデューサーである、Richard Taylor
 氏との関係も良好
・監督は数人と交渉中
・プロジェクトを本格的に動かすタイムラインは
 なるようにしかならないが、2年以内を希望

・アニメDVDの特典について
・英語版における内容改変について

パート4

http://www.youtube.com/watch?v=-pwH4h8hlO8

・日本側との関係
・違法ダウンロード・海賊版について、そして
 それを可能にするテクノロジーについて
・ライセンス取得のプロセス
・カナダのテレビ局での可能性
・会社の未来は?
・影響を受けた人物はロジャー・コーマンと
 ピーター・フェルナンデス
・新しい才能について

パート5

http://www.youtube.com/watch?v=tykhKD2RQ4M

・世界各地の人材との合作プロジェクト構想
・ADVで働く声優の数
・声優へのアドバイス
・声優として演じたキャラのお気に入りは、
 「銃夢」のグリュシカ


short_g.gif


という感じです。
実写版「エヴァ」は引き続き、新情報はないです
が、プロジェクトが潰れたわけでもない、という
状況が続いているようですね。
Greenfield氏いわく、「ジェームズ・キャメロンが
手がけている『銃夢』の実写版は、企画開始から
もう9年くらい経過しているし、やっと撮影が始ま
る『マッハGOGOGO』にしても、私が一番最初の
実写版脚本を読んだのは、1984年の頃だった」と
引き合いに出していますので、実写版「エヴァ」に
しても、長い長い目でみるべきなんでしょうね。
一方でとりあえずのタイムラインが「2年以内」と
も言っているのは、これから公開が始まる新作劇
場版四部作の反応による部分もあるからでしょう。


個人的に興味深かったのは、やはり日本側との
やりとりについてでしょうか。
近年多い制作委員会方式により、契約において
はその全ての関係者と契約を結ばねばならなく
なり、非常に手間がかかるようになったとか、
翻訳における日本側のこだわりと、英語表現にお
ける妥当性の狭間での悩みとか……(「エヴァ」
の使徒を、angelと訳して欲しいというガイナック
ス側の要求を理解するのに時間がかかった)。


あと、特に主張していたのが、ADVはまず、自分
達が面白いと思ったアニメを北米でリリースする
ポリシーを守りたい、ということですね。
だから「マクロス」や「聖戦士ダンバイン」「県立地
球防衛軍」のような、他社は手を出さない古い作品
でも、可能な限りリリースしていきたいと。
ちょうど、ポッドキャストGeek Nightの6月27日放
送分で、ホストのリム&スコットさん達が、ADVによ
る「プロジェクトブルー 地球SOS」のライセンス取得
のニュースを伝える際に、「FUNimationやGeneon
といった会社は、まず売れる作品だけを最優先にリ
リースするけど、ADVはそれに加えて、彼ら自身が
すごいと思った作品を時折リリースしてくれるよね」
という風に評価していて、ファンから見ても、ファン
視点に近いアニメ販売会社なのかもしれませんね。


short_g.gif

★「sola」は第6話「イケニエノチ」を見ましたが……。
ネガティブな感情的意見になってしまいそうなので、
ノーコメントにしておきます。お察しの通り、蒼乃お姉
ちゃん絡みなんですが……。すみません。

posted by mikikazu at 09:09 | 「エヴァンゲリオン」情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
eXTReMe Tracker
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。