2007年06月18日

ANIME・MANGAの次は、日本の実写映画――VIZ Picturesの挑戦


北米のコミック・アニメ・ゲームの業界情報サイト
であるICv2の6月13日付け記事、

「Interview With Viz Media's Seiji Horibuchi」

には、日本のマンガを北米で出版しているVIZ
Media
の共同会長であり、2005年に日本の実
写映画専門の配給会社VIZ Picturesを設立した、
堀淵清治社長(兼CEO)が登場し、2007年度の
北米映画市場における、VIZ Picturesの挑戦に
ついて語ってくれていました。


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堀淵社長によれば、本年度VIZ Picturesが北米
で配給した、そして配給予定の日本映画は7本
で、そのラインナップは、

「Train Man: Densha Otoko」
(「電車男」――村上正典監督 公式サイト

「Linda Linda Linda」
(「リンダ リンダ リンダ」――山下敦弘監督)

「The Taste of Tea」
(「茶の味」――石井克人監督  公式サイト

「Ping Pong」
(「ピンポン」――曽利文彦監督)

「Hula Girls」
(「フラガール」――李相日監督 公式サイト

「Gackt: The Greatest Filmography 1999-
 2006 Red/Blue」
(ミュージャンGacktのミュージック・クリップ集)

「Honey and Clover」
(「ハチミツとクローバー」――高田雅博監督)

になっています。
堀淵社長の言葉を借りれば、「日本のkawaii
(キュート)でクールなポップカルチャーに焦点
を合わせた」作品群とのことです。
公開規模は、ニューヨーク、シカゴ、シアトル、
VIZの地元サンフランシスコ、ポートランド、
アトランタなどの地域のアートハウス中心で、
全米で7〜15館くらいになるそうです。


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北米のアニメ販売会社であるFUNimationも、
映画配給部門であるFUNimation Filmsを保
有し、実写映画だと、昨年「SHINOBI」(公式
サイト
)を配給していました。今年に入ってか
らは、あまり動きがないみたいですけど。
あと、北米で「千年女優」や「イノセンス」を
配給した、ドリームワークス傘下のGo Fish
Pictures
が、「CASSHERN」の配給権を獲得
し、サイトで「Coming Soon To Theaters
(近日劇場公開)」状態で紹介してから、2年く
らい経つんですけど、そちらはどうなったんで
しょうか。ドリームワークスがパラマウントに買
収されてから、ほぼ放置状態ということみたい
ですね。


ともあれ、北米で高まる日本のポップカルチャ
ー人気の波に乗って、VIZ Picturesの配給す
る実写作品も成功するかどうか興味深いです。
親会社のVIZ Mediaがマンガとアニメの権利を
保有している、日本でも大ヒットした「NANA」
や「DEATH NOTE」の実写映画を配給出来る
か、という質問もありましたが、実写映画はまた
別に権利が違ってややこしいので、欲しいけれ
ども、とりあえず「交渉中」というのが、堀淵社
長のお答えでした。
小規模であっても劇場公開することで、DVDの
宣伝にはなるでしょうし、かなり影響力がある
北米の映画批評メディアに対しても、現代の日
本映画の存在をアピールする役に立つとは思い
ます。頑張ってください。





posted by mikikazu at 08:57 | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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