ガンダム・シリーズの最新作である「機動戦士
ガンダムOO」(公式サイト)についての詳しい
情報が、バンダイによる「ガンダム新商品ライ
ンナップ発表会」で公開されて話題を呼んでい
ますよね(電撃オンライン・ファミ通.com)。
その情報を伝える、ガンダム情報専門ブログ
Gunota Headlinesや、Anime News Net
workの記事は概ね正確なんですけど、それ
以外の場所では、少々混乱・誤記もみられます。
一番間違って伝わっているのは、ガンダムキ
ュリオスのパイロットである「アレルヤ・パプティ
ズム」になると思います。
彼の名前は英語表記すると、
Allelujah Paptism
になるでしょう。少なくともファーストネームは、
そうパネルに記載されています。
「アレルヤ Allelujah」は、ヘブライ語由来の、
神を賛美する声である「ハレルヤ Hallelujah」
と同じ意味ですね。
ラストネームの「パプティズム」は、Anime News
Networkの解説によれば、「明らかにbaptism
(洗礼)のもじり」とされています。
こういった、2つの宗教用語(一方はもじりとして)
を組み合わせて、人名とするセンスのことはさて
おきますが、かなりのサイト・フォーラムでは、「パ
pa」と「バ ba」が混同され、彼の名前が、
Allelujah Baptism
と、ラストネームが、もじりではなく、そのまま「洗
礼」の意味だとして、伝えられてしまっています。
つまり、「主をほめたたえよ・洗礼」という意味合い
の名前だと、英語圏では読めるわけです。
どこが一番最初に間違って伝えたのかはよくわか
りませんが(AnimeOnDVDのフォーラム?)、結果
として、そのネーミングを揶揄する意見が多く見受
けられるんですね。そもそも間違っているわけです
から、全く正当な批判にならないわけですけど。
これは、「baptism」という実際に存在し、意味とし
て通じてしまう単語の方が受け入れやすいこと
(人名としてふさわしいかは別です)、それに日本
のアニメによくある、英語圏から見れば無理からな
ネーミングの典型として、「baptism」を名前として
使う無茶もあるだろう、という認識があるからだと
思います。
後者については、面白がっている雰囲気もありま
し、「キッチ・キッチン(伝説巨神イデオン)」みたい
な名前が受け入れられるのなら、これくらいは……
という意見もありました。

映像だけがCMで公開された時、眼鏡をかけたキ
ャラ、ティエリア・ アーデの性別は?と一部で話題
にもなっていて、今回「類い希なる美貌を持つ少
年」、つまり男性だと明かされたことで、がっかり
している方もいましたよね。
その辺もまだ誤解があり、ティエリア――Tieria
が英語圏では女性名ということもあってか、
animeOnline.com などでは、
「驚き! ついに女性のパイロットが登場。ティ
エリア、ガンダムヴァーチェを操縦」
と、女性として紹介されてしまっています。
ント欄で指摘があったんですが、性別について
はそのままですね。
実は――という展開があるとしたら、声優さんで
わかるんじゃないでしょうか。
刹那・F・セイエイについては、「刹那」の意味がわ
からない人が多いようですし、ロックオン・ストラト
スの場合の、「lockon(目標を捕捉)」という、メカ・
軍事用語の響きは、宗教用語ほど場違いではな
いので、比較すると受け入れられているような?