まずは、5月19日付け記事のフォローアップ
になります。
問題になっていた、「美少女戦士セーラーム
ーン セーラースターズ」の海賊版DVD BOX
セットなんですが、昨日くらいになってようや
くに、米アマゾンは商品を取り下げたようです
ね。商品のあった場所に行っても、何も見つ
かりません。
向こうのフォーラムでうちの記事も紹介してい
ただいて、「日本にまで伝わっている」という
感じでお役に立ったのなら幸いですけど。
ただし、この問題が広まったきっかけのひとつ
である、AnimeOnDVDのフォーラムで、「セー
ラースターズ」と合わせて伝えられていた、
STUDIO4℃制作の「マインド・ゲーム」(日本
公式サイト)の海賊版DVDの方は、いまだに
販売が続けられています。
この作品、オーストラリアとニュージーランドで
はMadman Entertainmentがライセンスし
ているらしいですが、北米ではまだの筈です。
それにオーストラリア版だったら、リージョンも
「4」の筈で、「Unknown」ということにはなら
ないですよね?
こちらがほとんど話題にされていないのは、
「セーラームーン」と比べて、認知度の差が大
き過ぎるから、というのもわかりますけど……。
こういう流れで紹介するのもちょっとアレです
けど、その米アマゾンで、「Yaoi」専門コーナー
が最近立ち上げられたようで、各所で話題にな
っています(一番最初らしいソース・801media
Blog5月18日付け記事)。
ずっと昔のサイト時代にも一度紹介した記憶
がありますが、これまでにも米アマゾンでは、
「Manga」内のサブジャンルとして、「Yaoi」とい
うカテゴリーは存在していました。日本アマゾン
における、「コミック・アニメ・BL」内の「ボーイズ
ラブ」という配置に近いでしょうか。
それが今回、完全に「Yaoi」に特化したコーナ
ーとして、ストアが設置されたみたいですね。
「Yaoi」内のさらなるジャンルとして、
「Action」「Boys in School」「Comedy」
「Drama」「Fantasy」「Novels」
「Salarymen」「Sensei & Student」
「Short Stories & Anthologies」
と細かく分類されています。
「Yaoi」は、昨年からずっと、北米のマンガ市
場で急成長中のジャンルですが、アマゾンでも
専門コーナーを設置していいくらい、セールス
が好調なんだと思います。
一応ですが、「Top Sellers in Yaoi」に並んで
いるトップ10の作品を紹介してみると、
1位 「ラブモード」第5巻(志水ゆき)
2位 「眼鏡越しの空は」(天王寺ミオ)
3位 「名も無きの鳥の飛ぶ夜明け」第1巻
(如月弘鷹)
4位 「リトル・バタフライ」第2巻
(高永ひなこ)
5位 「愛とは夜に気付くもの」(よしながふみ)
6位 「リトル・バタフライ」第3巻
(高永ひなこ)
7位 「How To Draw Manga: Drawing Yaoi」
(やおいマンガの描き方本)
8位 「君のつく嘘と本当」第2巻(あじみね朔生)
9位 「誘惑の香り」(杜山まこ)
10位 「JUNK! 」(櫻井しゅしゅしゅ)
という感じです。
僕はやおい作品には全く知識が無いので、ライ
ンナップの傾向とかは語れませんけれど、その辺
どうでしょうか。
この米アマゾンでの専門コーナー設置について
は、各所フォーラムでの意見を読むと、人気が
広がっていくのは嬉しい反面、Yaoiはやっぱり
ある程度アンダーグラウンドの存在であって欲
しい、あまり大っぴらに売られるようになって、
問題が起きてしまうのも困る、というような、
複雑な心境もそれぞれ感じられますね……。