2007年05月17日

「OTAKU USA」編集長パトリック・マシアスさんインタビュー


15日付けの記事でも少し触れた、新雑誌「OTA
KU USA」の編集長パトリック・マシアスさん(
式ブログ
)がゲスト出演している、オンラインスト
Right Stuf提供のポッドキャストAnime Today
第40回
を聞いてみました。
二部に分かれた(前半17分21秒〜28分01秒 
後半37分14秒〜53分05秒)、30分近い長さの
インタビューのメインのお題は、もちろん「OTA
KU USA」についてだったんですが、それ以外
にも順番に、

・アニメとの関わり
・日本での生活
・ファンの立場から、プロのライターになった経緯
・日本とアメリカのファンダムの違い
・アメリカのファン間での、「otaku」という言葉の
 受け入れ方
・日本のファンは、アメリカでのアニメ・マンガの
 ブーム、「otaku」と自称するアメリカ人の増加に
 ついてどう思っているか
・マシアスさんの最新著書「Japanese Schoolgirl
Inferno: Tokyo Teen Fashion Subculture
Handbook 」
について
・誰もが見るべきクラシック・アニメ作品は?
・アメリカのアニメ・ファンダムの未来は?

などなど、色々な話題について語られていて、
とても興味深かったのです。
それらを全て紹介するのは無理なので、今回
は「OTAKU USA」についてのコメントだけを、
いくつか引用してみますね。もちろん聞き取
りなので、完全に正確そのままの翻訳ではな
く、大意くらいに受け取っていただけると助か
ります。
あ、一つだけですけど、「誰もが見るべきクラ
シック・アニメ作品」については、重厚で先の
読めないドラマ展開を評価した、「機動戦士Z
ガンダム」をぜひ、ということでした。


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Q.「『OTAKU USA』の出版に関わるようになった
 きっかけは?」

マシアス
「ある出版社が、日本のポップカルチャーについ
て何か企画しているらしいという話を小耳に挟ん
だので、僕から連絡をとってみたんだ。そして僕
のこれまでのキャリアをざっと説明したら、喜んで
編集長の座に迎えてくれたよ。
『OTAKU USA』という名前を考えたのも僕。その
時に他の候補というのはなかったかな。
こういう雑誌に関われるのは、すごいチャンスだ
よね。それは出版社にとっても同じで、僕達は
コンビを組むことになったわけさ。ちょうどゴジラ
とジェットジャガーのタッグみたいにね!
これからどうなっていくか、ホントに楽しみなと
ころなんだ。創刊号の印刷は明日にも始まる筈。
とっても興奮しているし……、とっても疲れても
いるよ(笑)」


Q.「読者は、『OTAKU USA』の内容にどんなこと
 を期待出来る?」

マシアス
「大抵の人は、アニメこそが日本のポップカルチ
ャーの代表だと思っているかもしれないけど、本
当に中心にあるのは、マンガの方だというのが
僕の見方なんだ。売り上げにしても、文化的影
響力にしてもね。
今はアメリカだって、どこの本屋に行っても、子供
達が床に座り込み、読めるだけのマンガを読み尽
くそうとしているだろう? まるで中毒といっても
いいくらいの現象さ。それこそフラフープくらいの。
だから『OTAKU USA』は、よりマンガの方に重点
を置いた内容になっている。
他にも日本のポップカルチャーについてはたくさ
んのことを扱っていて、例えば、静岡のバンダイ・
ホビーセンターへの『潜入』企画とかね。そこは
ガンプラ――ガンダムのプラモデル・キットを製造
してるとこなんだけど。
それに綺麗な絵とか写真だけじゃなくて、文章レ
ビューについても、可能な限りベストの人材を
集めるよう努力してみた。それぞれのジャンルで
高い評価を受けている人ばかり。
マンガ部門の担当はJason Thompson(公式サ
イト
)。トイ部門はMark Nagata (公式サイト)。
そしてほとんどのアニメ・レビューは、ポッドキャス
Anime World Orderの人達に手がけてもらった。
雑誌全体の対象としては、もちろんアニメや日本
のポップカルチャーに既に興味があるんだろうけ
れど、もう少し深く踏み込みたい、と思っている
ような人向けになっている」


Q.「今の若いファンは、作品の背景や歴史につ
いての知識がない、というような批判も年長のフ
ァンからよく耳にするのですが、『OTAKU USA』
はそういう意味での、勉強として役立とうという
ような意義も備えている?」

マシアス
「何年か前というのなら、そうだったかもしれな
いけれど、僕の見る限り、今の若いファン達も、
自分でものすごく勉強するようになっていると思
うよ。インターネットのおかげで、どんな情報で
も瞬時に手に入れられるようになったし。もちろ
ん、役に立つものも立たないものもごちゃ混ぜだ
けど。
『OTAKU USA』は基本的に日本文化の学習のた
め、というよりは――、どんなレベルであろうと関
わってもらえた読者達に、まず楽しんでもらうのが
目的なんだ。
ただ僕は、このとっても奇妙で面白い日本のポッ
プカルチャーの魅力を、みんなと分かち合いたい
んだよね。
これまでもずっと、アメリカの一般生活とはほと
んど何の関係もない、日本のポップカルチャーの
ことを知ろうと努力してきた人はたくさんいるし、
誰であろうと、僕はそういう人達を尊敬している。
だからそんな人達と、『OTAKU USA』を通じて楽
しみたいんだ。勉強なんて、つまんない学校ので、
もう十分だしね!」


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ほんの一部ですけど、こんな感じです。
あ、「ゴジラとジェットジャガーのタッグ」という
のは、昭和ゴジラシリーズの後期作品である
「ゴジラ対メガロ」(1973年 福田純監督)で、
メガロとガイガンの悪者怪獣タッグに対抗して、
ゴジラと、元は人間大だったのに、正義の心で
巨大化したスーパーロボット、ジェットジャガー
がタッグを組んだことに由来しています。
「対メガロ」だけじゃなく、後期昭和ゴジラ作品
は、結構アメリカでカルト的な人気があったり
するんですが、そんな例を急に出されて、今の
若いアニメファンの人達がわかったでしょうか(笑)。


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★「ペルソナ3 フェス」はやっと第二の扉を
突破、レベルは34くらいです。まだまだ頑張
らなきゃってとこですね。
posted by mikikazu at 08:50 | Comment(0) | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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