2007年03月12日

映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」、見ました。


いつもお世話になっている委員長様から、「劇
場で見てよかったです。TVシリーズのオマケぐ
らいのかる〜い気持ちでみるとよいかもしれま
せん。気が向いたときにでもどうぞ」(引用失礼
します)とのお言葉をいただいたので、劇場公
開時はスルーしていた、映画「ウルトラマンメ
ビウス&ウルトラ兄弟」
公式サイト)を、DVD
で見てみました。
以下、内容ネタバレあります。


short_g.gif


そうですね……。
視聴後にまず思ったのは、「今度はクルーGU
YS主役で、映画をもう一本!」ということだった
り(笑)。
メビウスとGUYSが不可分である、「ウルトラマ
ンメビウス」という作品世界の一部として、この
映画を見てしまった時には、事態解決に全く貢
献しない、ここでのクルーGUYSの扱いは、かな
り不憫だなあと。
これは勿論、そういう見方自体が間違っていて、
タイトルが示すとおりに、「メビウスとウルトラ兄
弟のお話」と受けとめればよいわけです。
それに、ウルトラ兄弟が客演しつつ、メビウスと
GUYSのメンバー達との絆を中心に描く作劇は、
テレビシリーズの方で、現在進行形で進んでい
ますしね。


それと、DVDリリースというタイミングで見てしま
ったことで、オリジナル・キャストによるウルトラ
兄弟の客演に対しても、劇場公開時に見た方と
は、微妙な温度差もあるだろうとは思います。
先にテレビシリーズでの、1人ずつの客演を味
わってしまうと、ほとんど兄弟まとめてしか扱わ
れない、映画での描写は、物足りなさも感じる
のは事実です。まとめて描くからこそ、兄弟それ
ぞれの個性が伝えられる、ということもわかりま
すけど。
他にテレビシリーズで客演を果たしている、レオ
とか80とかは、この時どうしてたのかなーとか、
余計なことも考えてしまいますし(笑)。
本当に、僕にとってこの映画でのウルトラ兄弟
との再会が最初であったなら、どんな感じ方を
していたでしょうか……。


始まってから1時間も過ぎていないのに、早々
に始まってしまうラスト・バトルを延々と描くより
は、Uキラーザウルスを封印してからの20年間
の神戸での生活で、それぞれの兄弟が築いて
きた、新たな地球人達との絆、そしてそれを捨
ててまで、本当に最後になるかもしれない変身
にのぞむ、兄弟達の覚悟のドラマを語ってくれ
た方が、作品としてはずっと深みが出たとは思
います。
ただ、これまでのウルトラ映画もそうであった
ように、対象年齢層を考えれば、そういった部
分を切り捨てて、シンプルな構成にする判断と
いうのも、おそらくは正しかったのだろうと理解
は出来ます。


あとは……、テレビシリーズでいきなりヒロイン
に収まろうとしているジングウジ・アヤさんが、
映画ではどれだけ活躍されていたのだろうと
思っていたら、単なるさらわれ役というポジショ
ンに過ぎなかったのは拍子抜けだったかも。
それでは本命ヒロインのリュウさんに勝てませ
んですよ。


総論としては……、CGバトルの迫力も含めて、
DVDで見てしまった僕には、たぶん正しい評価
は下せないんじゃないかなーという気持ちです。
今さら言っても仕方ないですが……。
テレビシリーズの方は、いよいよ最終三部作の
クライマックス編に突入ということで、色々な意
味での総括を期待しています。

posted by mikikazu at 09:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想-いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
eXTReMe Tracker