2007年03月04日

ポッドキャストGeek Nightsによる、ニューヨーク・コミコンの評価


2月23日から25日にかけて、アメリカ・ニュー
ヨーク市のJavits Centerで開催された第2回
ニューヨーク・コミコン(公式サイト)は、昨年の
第1回大会での混乱をふまえ、慎重にイベント
設計・運営がなされた結果、成功を収めたと伝
えられています。
昨年の失敗とは、用意した会場のキャパシテ
ィをはるかに超えるチケットを販売してしまった
ために、当日会場内は大混雑を極め、会場入
り出来ないファンも続出した、というものです。
ゲストとして招待されたコミック・アーティストさ
え、自分のサイン会イベントにたどり着けなか
った、なんていう笑えない話も伝えられていま
した。


参考記事
・「ICv2」2月26日記事
「NYCC--They All Got In」
・「アニメ!アニメ!」さん2月28日記事
「NYコミコン参加者4万人超 昨年の倍に」


ご贔屓ポッドキャストGeek Nightsのホストであ
るRymさんとScottさんも金曜日(23日)の会場
に足を運び、そこでの印象を2月28日付け放送
分で語っていましたので、参加者の視点からの
意見を、一部ご紹介してみますね。
ちなみに昨年の第1回大会については、Rymさ
んは直前に体調を崩して参加出来ず、会場にま
でおもむいたのはScottさんだけでした。
Scottさんから教えられたイベントの惨状に対し
て、「病気になってよかった」とRymさんはギャグ
にもしてました(笑)。


short_g.gif


今回、初めてニューヨーク・コミコンに参加して
みたRymさんでしたが、「もう2度とコミック・コ
ンベンションには参加しない」と憤るほど、その
評価は低いものでした。
お二人が語っていた、イベントの問題点を並べ
てみると――。

・二人が購入したのは、金曜日のチケットで、一
般ファンの入場が許される午後4時から午後9時
までのみ有効なもの。それで値段が30ドルという
のは高過ぎる。内容も、2時間もあれば見て終わ
ってしまう程度のもので、二人は7時頃には早々
に帰ってしまった。

・二人は午後2時に会場を一度訪れ、入場登録
を済ましてから、会場近辺には食事が出来る場
所がないため、八番街に戻って食事を済まし、
3時頃会場に戻ってきた。
そうすると、ただ1つしかない入り口には、既に
180人ほどの列が出来ていて、そこに並ぶことに。
結局会場入り出来たのは、予定された午後4時
をずっと過ぎた、午後5時半ごろ。
問題なのは、多くのイベントが(映画「電車男」上
映含む)、一般開場と同時の、午後4時開始に設
定されていたこと。普通のコンベンションだと、入
場の遅れを見越して、開場時刻からは少しずらし
て、イベントを配置するものだが、そういう配慮が
まるでなかった。

・帰り際(午後7時頃)に入場口を見てみると、入
場者のチェックは、もう行われていなかった。
試しにRymさんが、入場登録バッジを全く提示せ
ずに入ってみようとしたが、誰にも咎められなか
った。それで、きちんと入場者数の確認が出来
ているのだろうか。

・アーティスト・アレイは会場も通路も狭過ぎて、
大混雑だった。
普通はゲストで呼ばれるような、多くの有名アー
ティストがアレイにも参加していたのはよかった
けれど、狭さゆえに交流するどころではなかった。

・スタン・リー、スティーブン・キングといった大物
がゲストとして招待されていたが、彼らのイベン
トに参加するには、入場チケットとは別の料金を
さらに徴収される。
普通のアニメコンベンションなら、入場チケット料
だけで、全てのイベントが楽しめるものなのに。

・アニメファン向けのイベントはほとんど用意され
ておらず、Rymさんが見つけたアニメファンはみ
な退屈し、「もう2度と来ない」と語っていた。
また、彼らと交流を楽しむだけのスペースもなか
った。


short_g.gif


という感じになります。
ここできちん言っておかなくてはならないのは、
Scottさんの方はコミック・ファンであるのに対
して、Rymさんはまるでコミックを読まない方だ
ということですね。
なのでそもそも、コミックをメインとしたコミック
・コンベンションで楽しめるパートが見つけられ
ないのは、仕方ないとも思います。
アメリカン・アニメ・アワードなんかも開催されて
いましたから、アニメファンも楽しめるかも、とい
う期待があったのかもしれませんが。
じゃあ、なんでアニメ・アワードはアニメのコンベ
ンションで開催しなかったのか、その方がずっと
盛り上がったのに、という疑問も浮上してくるわ
けですけど……。
混雑についても、会場の規模を倍にしても、入
場者数も同じ倍になったのなら、混雑の割合は
変わらなかったのでは、と思えます。


アクセスも周辺環境も悪過ぎる、Javits Center
という会場への評価も低く、今年12月に同会場
で同じ主催者により予定されている新アニメ・コン
ベンションNew York Anime Festivalについて
も、2人は声をそろえ悲観的でした。
そもニューヨークには、この種のコンベンションに
ふさわしい会場が存在しない、というのですね。
どうなるでしょうか。


short_g.gif


Rymさんが楽しめた少ないもののひとつが、同じ
ニューヨークにあるアニメ販売会社Central Park
Media
のブースだったようです。
会社として、現在どれだけまともに運営されてい
るか定かでない(という)CPMのブースにいたの
はとてもいい人で、Rymさんはほとんどタダ同然
の金額で、「沈黙の艦隊」「グラップラー刃牙」とい
ったアニメDVDをたくさん入手出来たそうです。
さらにそれだけでなく、そのCPMの方は「これも
持っていけ」とばかりに、たくさんのアニメ関連商
品を、頼んでもいないのに(笑)無料で袋に詰め
込んでくれて、その中のひとつが、「M.D.ガイス
ト」のサウンドトラックCDだったとか。
(「M.D.ガイスト」については、これもご贔屓ポッ
ドキャストである、Anime World Order2006
年7月6日付け放送分
でのレビューが最高だっ
たので、ぜひご参照ください)


これを受けて、Rymさんは「史上二番目に最悪な
アニメ」である「M.D.ガイスト」のサウンドトラック
を賞品とした、「史上最悪のアニメ」推薦コンテス
トを告知します。「あなたが一番最悪だと思うアニ
メを教えて欲しい」というものですね。
「いや、そんなの誰も欲しがらないから、コンテス
トなんて成立しないんじゃない?」とScottさんに
ツッコまれてもいましたが(笑)。
まあ、この企画が盛り上がるなら、ニューヨーク・
コミコンにもそれなりの貢献はあったと言えると
いうことにしたいですね。
お二人とも、ご苦労さまでした。


posted by mikikazu at 09:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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