2007年02月14日

「RED GARDEN」第6〜8話、見ました。


というわけでつい勢いで、「RED GARDEN」
式サイト
)は、第6話「小さな光」第7話「もうひ
とつの、運命」
、そして第8話「行きて愛せ」まで
見てみました。
特に今回言述するのは、第8話についてです。


short_g.gif


ここ最近はアニメ視聴をしていても、色々な事情
で、実は落ち込むことの方が多かったりしたので
すけれど、この「RED GARDEN」については、こ
こまで見てきてよかったいう、ドラマ的到達感み
たいなものを久々に感じることが出来て、とても
嬉しかったというか、安心しました。
前回の感想でこの作品を評した時に、僕は「キャ
ラ同士の距離」というキーワードを用いたわけで
すけれど、そのことが作劇的必然性に沿って描か
れ、クレアのアパートの部屋で、4人の物理的・
精神的距離がついに重なる第8話の瞬間は、ひ
とつのクライマックスと称してもいい、物語として
の高みに達していました。


世界設定における外枠の、「戦う理由は」「敵の
正体は」「自分達が死んだとはどういうこと」と
いった部分の解説はかなり抑え目にして、内枠と
いうべき、4人の少女達の生身視線からのドラマ
構築を優先させてきたこれまでの作劇方針は、
ここにまず到るためだったとすれば、納得は出来
ます。
ここまで見ていて、「どうしてもっと、教育係のル
ーラを問い詰め、無理やりにでも事情の説明を求
めないのか」というような苛立ちを感じたりもしま
したが、むしろそれこそが「頭で見ている」のかな
あ、とも思ったり……。


雰囲気としては「ダーク」や「鬱」……というより
は、正直「辛気臭い」と評した方が正しいような
この作品なんですけれど(笑)、その方向性は間
違っていないし、やっと他の人に薦めてもいい作
品なのだろうと言えます。


short_g.gif


また、その辛気臭い(←くどいかな)世界観の
中で、異彩を放っているのが、毎話というわけ
ではないですけれど挿入される、ミュージカル
・シーンですよね。
これまでは、どちらかといえば唐突で、作り手
も自虐的に、DVDのCMに利用したりしていた
わけですが、この第8話で、「どうして歌でな
くてはならないのか」という理由のひとつも、
説明出来たと思います。
これまでは独唱だったり、4人で歌っても場所
はバラバラだったりしていたと思うのですが、
今回は1つの部屋で、4人が顔を見合わせて
歌いました。
つまり、話す言葉は、それぞれがそれぞれの気
持ちとして、口にするだけで終わるものですけ
れど、歌であれば、4人がそれぞれの気持ちを
重ねようと思えば、歌の言葉としてほんとうに
一緒に重ねることが出来る、というわけですね。
ミュージカルという手法が、その場面で伝えた
いテーマに即している、手法は伝えることのた
めにあることを如実に証明してみせた、素敵な
シーンだったと思います。


こういう温かなエピソードを描いておいて、「4
人で最後の1人になるまで戦って、元の人間に
戻れるのはその1人だけ」みたいな鬱展開にな
ったらイヤですけど(笑)、そこまで安易にはし
ないと思います。というか、して欲しくないです。
次回からはいよいよ外枠の、本筋というべきお
話が始まるようですから、また色々と期待した
いですね。

posted by mikikazu at 12:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想・「RED GARDEN」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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