「GIRL FRIENDS」は途中で打ち切られることなく、昨年12月に最終巻である第5巻の発売にまでたどり着き、安心していたのですが、その後すぐには、続く百合マンガ翻訳出版のニュースがなく、「まだかまだか」とサイトに日参していたんですね。
そしてついに昨日の、2月10日付けで発表されたのが、森島明子さんの「半熟女子」全二巻の翻訳出版決定のニュースだったんですね。百合マンガの出版が無事続いたということは、「GIRL FRIENDS」を購入してくれた百合マンガ読者層が、フランスにもそれなりにいたんだろうと想像します。作者の森島さんにもTwitterでお祝いのメッセージを贈らせていただいたのですが、「フランスでも百合が浸透しますように…!」とのお言葉もいただけて嬉しかったです。
Taifu Comicsでは、BL作品が大変な人気で、作品もたくさん翻訳出版され続けているようですが、百合も負けずに頑張ってほしいですね。
ご存知のように「半熟女子」は、一迅社の「百合姫コミックス」として単行本発売されているわけですが、「百合姫コミックス」の海外翻訳出版については、例えば北米のSeven Seas社も既に試みています。
ナヲコさんの「voiceful」と東雲水生さんの「初恋姉妹」第1巻が、それぞれ2008年1月に翻訳出版されていますが、全3巻の「初恋姉妹」の第2巻以降が結局発売されなかったことをみると、残念ながら売れ行きは芳しくなかったものと想像します。一迅社作品ではありませんが、百合マンガの傑作である袴田めらさんの「最後の制服」も、全3巻が2巻までで打ち切られています。
このSeven Seasからは、今年10月から、他でもない森永みるくさんの「GIRL FRIENDS」英語版の翻訳出版も予定されていますから、今後こそ上手くいって欲しいですね。