2006年10月09日

「処女はお姉さまに恋してる」ドラマCD「晩夏の秋桜 初秋の茉莉花」、聞きました。

ががーんっ!
今期の期待作「RED GARDEN」公式サイト)が、昨日
深夜から関西地方(神戸サンテレビ)でも放送開始された
んですが、初回からいきなし野球中継延長による放送時間
変更で、録画失敗してましたっ。しおしおのぱあなのです。
最近は夕方やCSの作品ばかり見てたので、ナイター中継
のことなんて、完全に失念してましたね。すみません。
とりあえず来月から、AT-Xでも放送されるみたいなので、
それまでの我慢かな……。ともあれこっちのことは気にせ
ずに、視聴を進めてくださいね。


short_g.gif


さて気を取り直して今日の本題。
引き続きドラマCDのお薦め作である、「処女はお姉さまに
恋してる」ドラマCD「晩夏の秋桜 初秋の茉莉花」
を聞い
てみました。
タイトルはこう書いて、「処女」(おとめ)は「お姉さま」(ボク)
に恋してる、と読み、だから通称が「おとボク」になります。
このタイトルの原作ゲームは、成人向けPCゲームだったの
ですけれど、僕がプレイしたのは、PS2で全年齢向けに改変
され、タイトルも「乙女はお姉さまに恋してる」となった(PS2版
公式サイト)、いわゆるコンシューマー版ですね。
このPS2版のタイトルを用いてはいますが、キャストが総入れ
替えで、かなり違う雰囲気になるだろうアニメ版(公式サイト
も、先週から放送が始まっています。
こちら関西での放送は今晩ですね。今日は野球中継無い筈
です(笑)。


このドラマCDはタイトルが示すように、PC版のキャラクター
・ドラマであり、一部キャストや設定名称が違っています。
僕が馴染んでいるPS2版では「聖央女学院」だった学園の名
前もここでは「恵泉女学院」であり、最初は何のことを言って
いるのか、ちょっと考えてしまいました。キャストで違う人が確
認出来るのは……圭さんだけかな?


ともあれそういう小さい違いはあるものの、基本的にはPS2
版と同じ世界の雰囲気を楽しめる作品です。
先日の「アカイイト『京洛降魔』」ドラマCDと同じく、作品内の
季節が秋なのは、今僕が聞いている、リアルの季節とのマッ
チングを考慮したお気遣いなのだろうと、勝手に都合よく解
釈します(笑)。
ただし、「アカイイト」の方が、本編終了後の、ヒロイン・ルー
トの確定された世界を語っていたのに対して、こちらはまだ
ヒロインが選ばれていない、ある意味各ヒロイン達にとって
平等な時期であることで、平和なのどかさみたいなものも強
く感じました。
本編キャラではない物語上の主役、ドラマCD版オリジナル・
キャラの、まりやの後輩であり、「秋桜(コスモス)の君」の
通り名をもつ陸上部員、桜井夏央さんをサポートしてあげる
だけの余裕と優しさを堪能出来たのですね。
これが年明けの、みんな色々悩んで大変な時期だと、そんな
余裕はなかったでしょうし。
そういう時期選択もあって、キャラクターみんなに期待される
ことをそれぞれ披露出来た、理想的番外編ですね。
あ、期待されていたのが「最終兵器瑞穂さんチャイナ発動」だ
った瑞穂さんは、少々気の毒だったかもしれませんけど(笑)。
和解前ですから、貴子さんとまりやさんの口喧嘩もまだガチン
コ・モードで、今聞くと結構怖かったですし、あと、明らかに状
況を楽しんで見ている紫苑さんの小悪魔ぶりも素敵でした(笑)。


本筋の、夏央さんのまりやさんへの秘めた想いについての物
語は、この作品らしい切なさと爽やかさのミックスによって、後
味良くまとめられていたと思います。
絵がないだけに、細かな息遣いとかが、伝えられない想いの
痛みや深さを、よりリアルに伝えていましたね。聞き慣れたピ
アノの調べが流れると、こちらの心情も自動的に切なさモード
に入っていく、ということもあります。
ちなみに最後の、まりやさんから夏央さんへのあれは、僕はオ
デコ派ですね。その方が絵になるってだけですけど(笑)。


というわけで今回も、素敵な作品ありがとうございました♪
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