2006年06月26日

アメリカ市場で日本製美少女アダルトゲームを売る方法


そういう市場が拡大しつつあるのか、成人向けのゲーム・
ビジネスの現状と可能性について、業界関係者が意見を
交わす初めてのイベント、「Sex in Video Games
Conference」
が、6月8日から9日にかけて、カリフォル
ニア州サンフランシスコで開催されていました(公式サイト)。


その初日のパネル、「Selling Adult Games」(アダルトゲ
ームを売る方法)には、日本製の成人向け美少女ゲー
ムを北米市場に流通させている、JAST USA(J-list)の
オーナー、Peter Payne氏も参加していたんですね。
そこでの氏の詳しい発言が、23日になって、ゲーム開発
者向けの業界情報サイト「Gamasutra」の特集ページ
掲載されていました。


ちなみに一枚目の写真でPayne氏が掲げて説明してい
る風のゲームは……、「加奈〜いもうと〜」(発売元・ディ
ーオー公式サイト
)ですよね。
いきなり義妹ものというのも、アダルト業界とはいえ、ア
メリカの人も引いちゃったんじゃないでしょうか(笑)。
隣の人の訝しげな視線が……。


short_g.gif


Payne氏はまず、日本製18禁美少女ゲーム、向こうでいう
Hentaiゲームを、そのタイトル数が50を超えるまで(Yaoi
含む)、いかに認知させてきたかを説明し、その成功が、
アメリカ市場でも、美少女ゲームがカテゴリーとして十分
に確立出来る可能性を示していると語ります。
美少女ゲームの顧客は、それを単なるポルノグラフィーの
一種と見なす者と、アニメという大きなジャンルの一部とし
て見なす者の、二つに分けられ、特に後者は、自分達を、
ポルノグラフィーの消費者としては考えない。
よって、同じ商品を扱うのであっても、双方のグループを
狙った、異なる流通経路を考慮する必要がある――という
のが、Payne氏の説明です。
普段ポルノ・ショップに足を運ばないような人にも、美少
女ゲームの潜在的購買層はあるのだから、そういう人に
も届くような、宣伝なり購買ルートを用意しなくてはいけ
ない、ということですね。


その複数の流通経路の例は、
1. JASTやJ-List、Peach Princessといったサイトや、
  Payne氏の個人的なブログを通じた、インターネット
  経由のオンライン販売
2. Diamond Comicsのような取次を通した、コミック・ショ
  ップでの販売
3. コミックやアニメ・コンベンションでの直接販売
といったものですね。


現実のモデルによるポルノグラフィーを扱ってきた、旧来
のアダルト・ショップについては、「オプションにない」と、
期待を示していません。
この部分については、Wired Newsが13日付で掲載してい
た、同じイベントを紹介する記事「Scoring With XXX Games」
によりますと、「彼ら(アダルト・ショップ)はまったくわかっ
ていない。保守的過ぎるんだ」という風に、現状のアメリカ
のアダルト小売業界が、新しいジャンルとしての美少女ゲ
ームを受け入れようとしない、視野の狭さに不満をとなえて
いる――ということみたいです。


short_g.gif


日本での、美少女ゲームの発展の歴史というと、素人の意
見ですけれど、アニメやマンガといった、全体的な二次元
文化の歴史とも当然重なっているわけで、その経緯が全く
違うアメリカで、美少女ゲームを今認知させようといっても、
なかなかに大変なんだろうとは思います。
ゲームの倫理規定や、ポルノグラフィーに対する社会的認
知自体も、日本とは全然異なるわけですし……。
日本のオタクさんが美少女ゲームを支持しているのと同じ
くらいの割合で(支持しない人もいるでしょう)、アメリカの
OTAKUさんが、美少女ゲームにどんどんと投資してくれ
るかどうかは、さっぱりわかりません。どうなるでしょうか。
posted by mikikazu at 09:39 | Comment(0) | TrackBack(1) | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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