2010年05月08日

アメリカのアニメ英語吹替制作会社Bang Zoom!社長氏の、ファンサブ容認発言


4月28日付け記事のフォローアップになります。
4月25日付けのANIME TVブログにおける
"Anime – R.I.P."声明によって、渦中の人となった、
Bang Zoom! Entertainment(公式サイト)
の社長兼CEOであるEric P. Sherman氏
なんですが、情報サイトAnime News
Network
が毎週配信しているポッドキャスト
番組ANNCastの最新エピソード(5月6日配信)
にゲスト出演されたので、さっそく聞いてみました。


short_g.gif


このポッドキャストでSherman氏が、あらためて
明確にしたのは、先の声明で氏が批判したのは、
あくまで、北米で発売された、正規版DVDの中
身をRipして、ネットに流すような行為であって、
日本で放送・配信された番組に字幕をつけて流
しているファンサブではない、とのことでした(41
分50秒〜)。
ファンサブを積極的に宣伝はしないが、ファン
サブはアニメ業界に貢献してくれているし、ほと
んどの場合respectable(尊敬出来る・立派で
ある)というんですね。
「ファンサブは業界の害なのか? それよりアニ
メの宣伝として役に立っている」という見解です。


ファンサブそのものは、日米を問わず、れっきと
した違法行為です。

参考・アニメ!アニメ!より
「同人・アニメ・萌えを斬る!
 第7回 ファンサブに関するマジメな考察 その1」

「その2」

実際的な取締りの難しさはあるにしても、直接ビ
ジネスに関わっている業界内の、しかもひとつの
会社のトップの地位にある人が、そういった違法
行為を公の場で容認してしまうのは、あまりにも
迂闊というか、耳を疑ってしまいました。
ファンサブ制作者や支持者にとっては、「他でも
ない北米のアニメ業界の人も、自分達の行為を
認めてくれている」と、自己正当化のための格好
の材料になりそうです。
実際、ポッドキャスト配信後の、フォーラムでの
議論を見ても、話題になっているのは、ホストの
2名氏による「ヘタリア」批評と、今年リリースする
「ハルヒ」第二期、「ハルヒ消失」などの作品が上
手くいかなければ、「That's it!」(もう終わり)に
なるという、BANDAI ENTERTAINMENT
トップの方の発言についてで、Sherman氏のフ
ァンサブ容認発言は、それが当然のものである
がのごとく、ほぼスルーされているようです。


番組終盤の質問コーナーでは、Sherman氏は
素直に、議論自体を読むのは嬉しかったものの、
やはりファンからの反発が怖いので、この違法
視聴行為問題については、日米の業界人はあ
まり表立って語るべきではない、とも発言して
います(55分59秒〜)。「寝た子を起こすな」と
表現するのが、最適なスタンスでしょうか。
貢献とか、取締りとか、そういったことは別にし
ても、まず基本的にファンサブは違法なもので
あるという事実をふまえて、それぞれの立場で
発言すべきだと思いました。


posted by mikikazu at 01:00 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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