2010年04月20日

カール・メイセック氏(「Robotech」プロデューサー)死去に対する、北米アニメ/コミック情報サイトからのコメント


昨日から、北米のアニメ関連サイトで大きく
扱われている話題のひとつが、Carl Macek
カール・メイセック氏の死去ですね。
日本語だと、やはりアニメ!アニメ!さんが
記事にしてくれています。

アニメ!アニメ! 2010年4月19日付け記事
「米国版マクロスの『ロボテック』生みの親
 カール・メイセック氏死去」


記事にもあるように、メイセック氏の日本アニ
メに対する大きな功績は、「超時空要塞マクロ
ス」「超時空騎団サザンクロス」「機甲創世記
モスピーダ」の三作品を再編集した「Robotech」
の製作と、Jerry Beck氏と共同設立したStreamline
Picturesによって、「AKIRA」「天空の城ラピュタ」
「妖獣都市」などの日本アニメ映画を、北米で
配給したことになるだろうと思います。

Robotech公式サイト
http://www.robotech.com/

Streamline Pictures
The Internet Movie Datebase

Wikipedia


short_g.gif


今回は、メイセック氏の死去について伝えた、
北米の各アニメ・コミック情報サイトなどから
のコメントを抜き出してみたいと思います。


Cartoon Brew
"Carl Macek (1951-2010)"
(Jerry Beck)

「カールを批判する者達もいた。けれどひとつ
確かなのは ―― 、彼がRobotechで成し遂げた
革新的な仕事や、Streamline Picturesのため
に費やした努力がなかったら、北米におけるアニ
メの人気は、決して今のようなものにはなって
いなかったということだ」


Topless Robot
"Carl Macek, 1951-2010"
(Rob Bricken)

「彼は80年代半ばに『Robotech』を製作し、
アメリカに持ち込んだことで有名であり、悪名
高くもあった。『悪名高い』と評される部分に
ついては憤慨も感じる。というのも、もしアメ
リカでアニメを有名にさせた功績のある人間を
1人選ぶとするなら、それはカール・メイセック
だからだ。『Robotech』は素晴らしいアイデア
だったと思う。『マクロス』や『サザンクロス』
『モスピーダ』が、その1本だけで、アメリカの
テレビで放映される可能性は皆無だったろう」


Comic Book Resources-Robot 6
"American anime pioneer Carl Macek passes away"
(Kevin Melrose)

「後に、メイセックはその製作手法について批
判を浴びることにもなるが、『Robotech』は北
米にアニメを進出させるきっかけとして、否定の
出来ないヒット作品になった」


The Comic Reporter
"Carl Macek, 1951-2010"
(Tom Spurgeon)

「三つの作品をひとつにまとめたやり方や、
狙った視聴者層に合うように、カットや修正を
施すという考えに対してだと思うが(後者の告
発については、メイセック氏は否定している)、
やがてハードコアなファンの間では、議論も起
こるようになっていったけれども、『Robotech』
は、今日のより大きくなったアニメファン層を
開拓するための、重要なステップになったと考
えられている」


Mania.com
"Carl Macek Passes Away"
(Chris Beveridge)

「メイセック氏が80年代に成し遂げた仕事によ
って、私自身も含めて、何千というファン達が、
初めてアニメを知ることにもなっていった。
『Robotech』がなかったら、同じような時にア
ニメを知ることはなかっただろうし、その時抱い
た情熱も生まれることもなかったのは、間違いな
いといえる」


AnimeCons.com
"On the passing of Carl Macek"
(Doug Wilder)

「オリジナルの作品に対する改変行為があって
なお、『Robotech』が日本のアニメーションを
知ることになった作品だと指摘するアニメファン
の数は多い。メカアニメの大ファンの1人と
して言うのだけれど、そのジャンルの代表的な
作品のひとつを、より多くの視聴者に届くように
してくれたメイセック氏の仕事には、それなりの
感謝を感じずにはいられない」


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といった感じで、「Robotech」製作における、
三本の作品をひとつにまとめた作業に対して
起きた批判はそれとして、結果それ以前より
も多くの人に、日本のアニメの魅力を伝えた
功績を評価している声が多いと思います。
また、Robotech公式サイト内の追悼コーナー
にも、関係者がたくさんコメントを寄せていま
すので、目を通してみてください。


晩年のメイセック氏の肉声が聞けるポッドキ
ャスト番組としては、

Anime Today 2007年1月19日エピソード

ANNCast 2010年1月14日エピソード

がありますね。
また、フロリダ発のAnime World Orderが
2006年のOtakonで収録した、声優Christine
Autenさんへのインタビュー
では、ADV Films
でメイセック氏がADRディレクターを担当した、
「聖戦士ダンバイン」における、氏の仕事ぶりな
ども、Autenさんによって語られていますので、
参考になるかとも思います。




posted by mikikazu at 21:14 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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