ここ数日は精神的に元気がなくて、Twitterの
方だけで情報更新してました。
ところで先週末2月12〜14日にかけて、スペ
インの首都マドリードでは、アニメ・マンガコンベ
ンションの第2回Japan Weekend Madrid
(公式サイト)が開催され、大いに盛り上がって
いたようです。
・公式ポスター
このイベントには、情報サイトMision Tokyo
(sはひとつ)の方達もブース参加していて、
会場に集まったマンガ・アニメファンを対象に、
意識調査を行ったそうなんですね。
お題はずばり、「スペインで出版されたら買い
たいマンガは?」です。
Mision Tokyo 2010年2月15日付け記事
"Los lectores hablan de lo que quieren"
写真を見る限り、来場者に作品名を書き込
んでいってもらうというスタイルの調査のよう
です。ご苦労様でした。
その結果は、
1.「ソウルイーター」(大久保篤)
2.「黒執事」(枢やな)
3.「LOVELESS」(高河ゆん)
4.「らき☆すた」(美水かがみ)
5.「HUNTER×HUNTER」(冨樫義博)
6.「美少女戦士セーラームーン」(竹内直子)
7.「3×3 EYES」(高田裕三)
8.「BECK」(ハロルド作石)
9.「純情ロマンチカ」(中村春菊)
10.「PandoraHearts」(望月淳)
というものになっていました。
1位の「ソウルイーター」は、既に出版が開始
されている北米やフランスでも売り上げは好調
で、「NARUTO」は無理でも「ONE PIECE」
クラスの人気を世界的に築くのではと目されて
います。
「美少女戦士セーラームーン」などは、かつて
スペインでもGlénat社から出版されていました
が、現在は他の欧米諸国と同様に入手不可能
なので、再出版を望む声が高いということだと
思いますし、既報通りイタリアでの商業展開が
再開されましたから、いずれスペインでも動きは
あるかもですね。
4位に「らき☆すた」が入っているなら、同じ
京都アニメーションがアニメ版を制作した「涼
宮ハルヒ」シリーズは?という話になるかも
ですけど、スペインでは既にIvrea社(公式
サイト)によって2010年1月29日から、まず
ツガノガクさんによる「憂鬱」マンガ版第1巻
が出版されています。
情報サイトRamen Para Dosが提供している、
専門店でのその週(1月25〜31日)のマンガ
売り上げランキングを見てみると、「憂鬱」第
1巻は「Bleach」第34巻に続く初登場第2位
で、スペイン全体ではわかりませんけれど、
少なくとも専門店で購入するようなアニメ・マ
ンガファンの間では、売れ行き好調なのがわ
かります。
Ivreaからのマンガ版は、2月に第2巻、3月
に第3巻と毎月続くんですけれど、さらに3月
には、谷川流さんによる「涼宮ハルヒの憂鬱」
原作小説の出版も予定されていて、Ivrea公
式サイトの「来月の新刊」ページでも、現在告
知されています。
先行して「憂鬱」原作小説が出版されていた
フランスでは、残念ながら売り上げ不調によ
り、2作目「涼宮ハルヒの溜息」以降の出版が
凍結されたそうですが、
ソース・News de la SOS-Dan
2010年2月11日付け記事
"Haruhi disparait aussi chez Hachette"
(「白い空」のかざみあきらさんに教えていた
だきました。ありがとうございます)
スペインではマンガ版の好評と、上手くプロモ
ーションが連携出来るといいですね。
そうなれば、いまだに正規リリースされていな
い、アニメ版の展開にもつながるでしょうし。