2006年03月01日

AP通信の等身大フィギュア記事



日本・横浜。
マサは、彼のアパートのカウチに座っている「このは」の
肩に、愛しそうに手をまわす。そして、彼女の輝く青い瞳
の上の髪に、優しくブラシをかけていく。フリルのついた
ドレスで着飾られた「アイリス」が、彼らの後ろに立って
いる――。

マサは、このはとアイリスに愛情をこめて話しかけ、毎朝
出かける時と、仕事から帰宅した時には、明るく挨拶を
する。けれど、彼女達が答えてくれることは決してない。
彼の2人の同居人は、等身大の人形なのだ。

「彼女は、話さなくたっていいんです。だって、僕は人形
である彼女を楽しんでるんですから。生身の人間の代用
品なんかじゃないんですよ」
ファースト・ネームの一部だけで伝えられることを要望
した、32歳のコンピューター・エンジニアであるマサは、
彼のお気に入りである、このはについてそう語る。


(AP通信・Mari Yamaguchi氏の記事
「Japan's 'Nerd Culture' inches toward mainstream」
冒頭部)

short_g.gif


結構時間が経っているので、どこかで紹介・翻訳されて
いるかもしれませんが、とりあえず。
日本のオタク文化の最先端として、ロイター通信やCNN
から報道されたメイド喫茶と共に、アメリカの大手通信
社AP通信(Associated Press)からは、等身大フィギュ
アを愛するオタクを紹介する記事が発信されていました。
アメリカを始め、中国・ロシアなどのニュース・サイトに
掲載されていたようですが、記事内容から、メイド喫茶
の時の数ほどは、紹介されなかったみたいです。
各サイトによって記事のタイトルは異なりますが、
Chicago Sun-Timesだと、

「Japan's 'Nerd Culture' inches toward mainstream」
(日本のオタク文化は、メインストリームまであとわずか)

同じシカゴのChicago Tribune だと、
「In Japan's `nerd culture,' dream girls are real dolls」
(日本のオタク文化では、理想の女の子は本物の人形)

MSNBCではマサさんとドールの写真入りで、
「Japan's 'nerd culture' almost mainstream」
(日本のオタク文化は、まもなく本流に)

といった扱いになっていました。
「このは」と「アイリス」というのが、マサさん自身で人形
につけた名前なのか、それとも何かの作品のキャラク
ターなのかは、ちょっと僕にはわかりません。


short_g.gif


記事は、高価な等身大フィギュアを代表として(二体で
6030ドル・大体70万円)、日本におけるオタク文化の経
済効果の大きさを伝えるものですが、そういう文脈だと、
日本の成年男子オタクさんが、みんな等身大フィギュア
と共に暮らしていると誤解されるのではと、ちょっと心
配だったりします。
生身の女の子と接するのはメイド喫茶だけで、1人暮ら
しの自宅に帰ってからは、可愛らしい衣装で着飾らせた
人形を愛でて過ごし、結婚する気も恋人を探す気もない、
という、記事中のマサさんのようなライフスタイルを貫い
ている人はいるにしても、マジョリティではないでしょう。


あ、マジョリティじゃないからダメだとか言うつもりは全
然ないんですよ、もちろん。趣味は人それぞれで構わな
いし、なにより人に迷惑をかけるようなものでも全然な
いのだから、大いに楽しんでよいのです。
各地掲示板での反応も、当然カキコむのがotakuさんだ
からでしょうけど、極端に否定的なものはなかったです。
むしろ、お薦めのドール・ショップを紹介したりとか、
盛り上がってました。これもいずれは、輸出されたりす
るのかな? でもDVDみたいに安くは出来ないでしょう
から、価格的に難しそうですね。
posted by mikikazu at 09:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/13963845
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
eXTReMe Tracker