今日はちょっと久々に、イタリアにおけるア
ニメ視聴者数の話題です。
まず最初にまとめ的なところなんですが、
Kidscreenが、Eurodata TV調べのデ
ータとして、イタリアで2009年12月14日〜
2010年1月10日間に放送された、アニメ
・カートゥーン番組で、4〜14歳層で最も視
聴率・視聴者数の高かったTOP5を伝えて
いました。その結果は(全てItalia 1放送)、
1.「The Penguins of Madagascar」
1月4日放送
視聴率・9.5% 視聴者数・58万人
占拠率・41.0%
2.「ONE PIECE」
1月4日放送
視聴率・8.5% 視聴者数・51万9000人
占拠率・30.1%
3.「ザ・シンプソンズ」
12月22日放送
視聴率・8.3% 視聴者数・50万5000人
占拠率・26.7%
4.「メリー・メロディーズ」
12月16日放送
視聴率・6/0% 視聴者数・36万9600人
占拠率・35.3%
5.「名探偵コナン」
12月23日
視聴率・6.0% 視聴者数・36万8000人
占拠率・23.8%
ということになっていて、イタリアで強い人気の
「ONE PIECE」は、「ザ・シンプソンズ」と並ぶ
数字なのがわかります。
これだけ勢いがあれば、映画版を一般劇場
公開しても、かなり頑張れそうな気もしますね。
続くのが「名探偵コナン」ということで、どちらも
北米では今ひとつですが、ヨーロッパでは強い
アニメの代表格になっていると思います。
TOP2は「ONE PIECE」「名探偵コナン」とし
て、では他の作品はどんな感じなんでしょう。
イタリアのテレビ・ラジオ・メディア情報サイト
Live Televisionが時々掲載している視聴者
数・占拠率データから、地上波民放局Italia 1
が放送している、日本アニメの数字だけをいく
つか抜き出してみますね。
上のデータより数字が大きいのは、こちらが全
年齢対象の視聴者数だからだと思います。
2009年11月23日(月)
「あらいぐまラスカル」
AM6:33 5.03% 9万7000人
「小公子セディ」
AM7:16 11.58% 57万人
「レディジョージィ」
AM7:42 9.46% 55万3000人
「名探偵コナン」
PM01:43 8.21% 134万5000人
2009年12月3日(木)
「あらいぐまラスカル」
AM6:30 3.683% 7万5000人
「アルプス物語 わたしのアンネット」
AM7:14 9.281% 45万6000人
「レディジョージィ」
AM7:42 11.92% 74万人
「NARUTO-疾風伝-」
PM03:43 7.47% 117万8000人
「ブルードラゴン」
PM01:41 8.64% 128万4000人
2009年12月9日(水)
「あらいぐまラスカル」
AM6:30 5.03% 8万9000人
「アルプス物語 わたしのアンネット」
AM7:14 9.91% 44万7000人
「レディジョージィ」
AM7:42 12.05% 69万3000人
「名探偵コナン」
PM01:41 8.71% 140万2000人
2009年12月22日(火)
「アルプス物語 わたしのアンネット」
AM7:46 7.93% 47万2000人
「ハロー!サンディベル」
AM8:12 7.75% 49万3000人
「ブルードラゴン」
PM01:41 7.42% 133万8000人
2010年1月3日(日)
映画「メトロポリス」(監督・りんたろう)
AM2:43〜4:25 8.94% 13万3000人
映画「スチームボーイ」(監督・大友克洋)
AM4:25〜6:21 9.84% 9万1000人
「とっとこハム太郎」
AM8:30 4.73% 22万3000人
「ふしぎ星の☆ふたご姫」
AM8:44〜 7.12% 38万1000人
「爆丸バトルブローラーズ」
AM10:09 8.07% 59万人
あと、1月11日から午後5時40分台で放送
の始まった「きらりん☆レボリューション」は、
こちらのフォーラムでの報告によると(ソース
はここ?)、
1月11日
PM05:48 4.91% 61万6000人
1月12日
PM05:47 4.43% 54万9000人
1月13日
PM05:41 4.33% 52万4000人
1月14日
PM05:42 5.66% 67万1000人
というスタートになっているようです。
「ONE PIECE」が入っていないのは、この時
期お休みしていて、今年に入って放送再開した
から(未確認)でしょうか。
Italia1では他に、「遊戯王5D's」も土曜の午
前10時頃に放送しているんですが、何故か最
近の土曜日のデータだけ、見つけられませんで
した、すみません。
去年の8月くらいまでは、データも手に入ったん
ですけど……。その頃は大体、8月4日の数字
が、11.43% 148万6000人くらいで、けっして
悪いものではありませんでした。
ともあれ、
「あらいぐまラスカル」
「小公子セディ」
「レディジョージィ」
「アルプス物語 わたしのアンネット」
「ハロー!サンディベル」
といった、欧米を舞台にした旧作の人気が根
強いことがわかります。この辺の作品はもう、
日本製アニメということは関係なく、イタリアの
大衆文化に根付いているのかもしれませんね。
つまり、今でもヨーロッパでの放送に耐えうる
だけ、ちゃんと作ってあったということだと思い
ます。