アニメ・マンガ関連の話題ではありませんが、
特別に少しだけ。
日本ではCS/ケーブル局のJ SPORTS(公
式サイト)で視聴可能な、アメリカのスポーツ
エンターテインメント団体WWEの番組のひと
つである「ECW」の、1月9日放送回(現地で
は2009年12月29日放送)では、WWEに
吸収される前のオリジナルECW時代から、
唯一残っていた選手であるトミー・ドリーマ
ーが、団体からの引退を賭けた、ザック・ラ
イダー選手との試合に敗れ、WWEから去る
ことになりました。
とはいえ選手としての完全引退ではなく、他
の団体に移って活動は続けていくようです。
番組の最後には特別に、ドリーマー選手に、
ファンにお別れを告げるスピーチの時間が与
えられました。
感動的だったので、採録と日本語訳を掲載し
ておきたいと思います。
まだ再放送あるので、未見の方はぜひ。
"My first time in this building,I sat on section
231,row 22,seat12,13,and 14.I was with my
best friend and my father.And that was my
second ever time seeing a WWE match.
I saw "Rowdy" Roddy Piper do a live Piper's
Pit.And he called in a woman from Yonkers.
I remember, 'I'm from Yonkers!'"
(初めてこの会場に来た時、俺は、231セクショ
ンの22列、12・13・14番の席に座っていた。
親友と父親が一緒で、それがWWEの試合を見
た二度目の経験だった。
ロディー・"ラウディ"・パイパーがパイパーズ・
ピットを生でやるのを見れたんだ。
パイパーが会場から、(ニューヨーク州)ヨンカー
ズから来たっていう女性を招いたんで、『僕も
(出身地の)ヨンカーズから来たんだ!』って
叫んだのを思い出すよ)
"Man,there're so many people I wanna thank.And
I don't wanna leave out anybody.I know my time
is short.Thank you to everyone from the original
ECW,to the new ECW.
This is hard.This has been my dream since I was
9 years old.And I think it totally proves that
if you have passion for what you do,you can make
it anywhere.I made it in ECW,and I made it in WWE.
There're so many great people at this organization
that I'm gonna miss so much.I promised myself I
won't cry.Because this is so hard."
(感謝したい人はホントにたくさんいるし、誰かを
言い忘れたりもしたくない。時間は限られている
のはわかっているんだ。
オリジナルのECWの仲間達全員にありがとう
を言いたい。それから新しいECWの連中にも。
辛いな……。これは俺が9才の頃からの夢だっ
たんだ。だからも俺はこれではっきり証明出来
たと思うよ。
もしやろうとすることに情熱を抱いて取り組めば、
どこでも成功出来るって。俺はECWで成功し、
WWEでも上手くやれた。
この団体には別れるのが辛い、いい連中がたく
さんいるんだよ。
泣かないって自分に約束したんだけどな……。
ホントに辛いよ)
"You know,hang on a second.You know,what
these three letters mean to be.In WWE,
we suppose to address you all as the WWE
universe.But for my entire career I always
considered you as my family."
(ああ、ちょっと待ってくれ。"WWE"の三文字が
何を意味しているかというと、みんなのことを
"WWEユニバース"と呼びかけることになっている。
でも、俺の全キャリアを通じて、俺はずっとみんな
を家族だと思ってきたんだ)
"My daughters go to kindergarten.And they had
a where they're said, "What does your father and
mother do for a living?" And my daughter Kimberly
said,"My daddy falls down a lot."And my daughter
Briana said,"But my daddy always gets up."
I thought about that,Tommy Dreamer fell down
a lot. But because each everyone of you,and
millions at home watching,you made me get up."
(うちの娘達は幼稚園に通っていて、そこで訊か
れたんだ。「お父さんとお母さんは、どんな仕事を
しているの?」って。
娘のキンブリーは、「うちのパパはいつも倒れてば
かりいるの」って答えたんだ。
そうしたらもう一人の娘のプリアナが、「でも、パパ
はいつでも絶対に立ち上がるの」と答えてくれた。
確かに、トミー・ドリーマーはたくさん倒れてば
かりだった。けれど、会場にいる一人一人みん
な、そしてテレビで見ている何百万の人達がい
てくれたからこそ、俺は立ち上がり続けること
が出来たんだ)
"And I thought about life.Life is hard.
Man,we try it so hard.But we gotta keep
trying,and fighting.Because that's life
is all about.
Be good to others.
I'll miss each everyone of you.
Thank you so much.I love you all so much."
(人生についても考えた。確かに人生は辛い。
辛いことばかりだが、でも、ずっと挑戦を続けて、
戦い続けなくちゃいけないんだ。人生はそう
いうものだから。
だから他人にも良くしてあげよう。
みんなと別れるのは寂しいよ。
本当にありがとう。みんな本当に愛しているよ)