2010年01月02日

調査・アメリカのアニメコンベンション参加者は増えたのか減ったのか?(2009年7月〜11月期)


今日はもうひとつ、アメリカのアニメコンベン
ション関連の記事です。
2009年08月22日付け記事では、2009
年度前半期における、アメリカで開催された
アニメコンベンションの参加者数の増減傾
向を調べてみました。
結果としては、ほとんどのイベントで前年比
増あるいは微増だったわけですが、後半に
移って、その傾向は変化しているでしょうか。
アメリカの景気後退は底を打ったともいいま
すけれど、壊滅したとされるアニメDVDビジ
ネスの一方で、その盛り上がりに大きな陰り
を見せていなかったアメリカのアニメコンベ
ンションは、変わらず盛況なんでしょうか。


引き続いて、AnimeCons.com掲載のデ
ータから、今年7月から11月にかけてアメリ
カで開催されたアニメコンベンションの参加
者数を調査してみました。
AnimeExpoやOtakonなど、前回調査時
に判明していた7月開催イベントは、除いて
あります。
わかりやすいように、参加者数が2008年よ
り増えているコンベンションは黒字、減ってい
るコンベンションは、赤字での記載にしておき
ます。一部データは、各コンベンション公式サ
イトでの発表、及び英語Wikipediaも参考
にしました。


short_g.gif


・PersaCon
 (アリゾナ州ジケーター 7月月24〜26日)
 2008年・1230人
 →2009年・913人


・ConnectiCon
 (コネチカット州ハートフォード 7月31〜8月2日)
 2008年・5850人(有料入場者)
 →6401人

・San Japan
 (テキサス州サン・アントニオ 8月14〜16日)
 2008年・3253人
 →2009年・4003人

・MatsuriCon
 (オハイオ州ワージントン 8月28〜30日)
 2008年・648人
 →2009年・850人+

・Kumoricon
 (オレゴン州ポートランド 9月5〜7日)
 2008年・4400人(推定)
 →2009年・微増(詳細不明)

・Nan Desu Kan
 (コロラド州デンバー 9月11〜13日)
 2008年・6125人
 →2009年・過去最高(詳細不明)

・Anime Weekend Atlanta
 (ジョージア州アトランタ 9月18〜20日)
 2008年・11101人
 →2009年・11717人

・MikomiCon
 (カリフォルニア州ノースリッジ 9月19〜20日)
 2008年・904人
 →2009年・883人


・New York Anime Festival
 (ニューヨーク州ニューヨーク 9月25〜27日)
 2008年・18399人
 →2009年・21388人

・Tsubasacon
 (ウェストヴァージニア州ハーティントン
  10月9〜11日)
 2008年・750人
 →2009年・900人(推定)

・Bakuretsu Con
 (バーモント州コルチェスター
  10月29日〜11月1日)
 2007年・581人
 →2009年・544人


・Youmacon
 (ミシガン州ディアボーン 10月29日〜11月1日)
 2008年・4494人
 →2009年・6000人以上

・Oni-Con
 (テキサス州ヒューストン 10月30日〜11月1日)
 2008年・5000人
 →2009年・6000人

・Anime NebrasKon
 (ネブラスカ州オマハ 11月6〜8日)
 2004年・300人
 →2009年・1470人

・Nekocon
 (バージニア州ハンプトン 11月6〜8日)
 2008年・3249人
 →2009年・3429人

・Zenkaikon
 (ペンシルバニア州キング・オブ・プロシア
  11月7〜8日)
 2008年・1352人
 →2009年・1988人

・Another Anime Convention
 (ニューハンプシャー州ナシュア 11月20〜22日)
 2008年・982人
 →2009年・1446

・Daisho Con
 (ウィスコンシン州スティーブンス・ポイント
 11月20〜22日)
 2008年・575人
 →2009年・1076人


short_g.gif


データが判明しているイベントからだけです
けど、こういう結果になっています。
伸びは緩やかになっているかもしれませんが、
全米で増加の傾向は、さらに続いていると判
断していいでしょう。
減っているところ三ヶ所は、1000人未満の
小さなイベントですし、減少数もわずかです。
外部から参加者がもう流入してこない、その
地域の上限に達したのかもしれません。
逆にまだ小規模でも、去年から倍増している
Daisho Conなどは、いきなり倍になって、
スタッフさん達は大変だったろうとも思います。
ご苦労さまでした。


2009年はアメリカのコンベンションのレポー
トを見て、2007年頃の「涼宮ハルヒの憂鬱」
のような、誰もがこの作品のコスプレをして
いるというほどの、大ヒット作はなかったと
思うんですけれど、そういった作品個々の人
気とは関係なく、ファンダム全体の成長が続
いているようには思います。
もちろん、ディーラーズ・ルームでの売り上げ
が落ちたり、企業ブースの数が減ったりとい
う話も多く目にしましたし、コンベンションの
参加者数がいくら増えても、日本側の作り手
さんに返ってくるものは何もない、という構造
も変わらないままです。
先ほどアップした記事で伝えたように、同じ
アニメファンとの交流の場として、メインにコ
ンベンションが機能しているのなら、それはそ
れでファン主導の、本来の役目に戻りつつあ
るとも言えるんでしょうけど。
このテーマは、今後も調査を続けます。


posted by mikikazu at 18:56 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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