今日はスペインからの話題を二つです。
まず、現地の作品のファンにとっては残念な
お知らせなんですが、スペインにおける「家庭
教師ヒットマンREBORN!」(天野明)の出版
が、第19巻以降、長期休止する見込みです。
ソース・Ramen Para Dos
2009年12月16日付け記事
"Tutor Hitman Reborn! en pausa hasta
finales del 2010"
日本では集英社から、現在第27巻まで単行
本が出版されている、この「REBORN!」ですが、
スペインでは、大手出版社のPlaneta DeAgostini
より、2007年11月から、第18巻まで、現在出
版されています。
2009年8月のその第18巻出版後に行われた、
11月のイベント第15回サロン・デ・マンガ・バ
ルセロナにおいて、Planeta DeAgostini側
から、スペイン語版「REBORN!」の出版が、
なんらかのトラブルを抱えていることが伝えら
れていました。
今回あらためて、公式ページでのQ&Aコーナ
ーにおいて、12月13日付けで明らかにされた
のは、Planeta DeAgostiniはスペイン語版
「REBORN!」の、第19巻以降の翻訳出版権を
まだ得ていないこと、そして以降の巻のスペイ
ン語版出版については、2010年終わり頃にな
ってみないとわからない、ということでした。
つまり、第19巻以降は、かなりの長期間、スペ
インでの「REBORN!」単行本出版がお休みに
なってしまう、とみられているようですね。
他の出版社に移ったりする可能性も、そんなに
高くなさそうですけど……。
その、スペイン語版「REBORN!」の翻訳権更
新交渉が上手くいっていないことの詳細につい
ては、なにもわかりません。
翻訳権の金額の問題なのか、それに見合う
だけの売り上げがスペインで得られていない
のか、あるいは出版ペースの問題なのか、色
々と想像だけは出来ますけれど、実際のところ
は不明です。
残念ながら、スペインのマンガ売り上げランキ
ングなどで、「REBORN!」の姿を目にした記
憶は全く無いので、他の少年ジャンプ作品ベス
トセラーの、「NARUTO」「Bleach」「ONE
PIECE」のような、圧倒的な売り上げを、スペ
インで記録している作品ではないと思います。
こういう契約交渉の中身が、外部に出ること
はほとんどないと思いますけれど、スペインの
「REBORN!」ファンにとっては、しばらく我慢の
時間が続きそうですね。