放送が開始される前から(一番最初は、2008
年6月12日付け記事)、ずっと追いかけていた
作品なので、こういう結果に終わったのは、
とても残念です。
2008年12月13日より、北米のCWテレビジョ
ンネットワークで放送の始まった、「仮面ライダー
龍騎」の海外向けリメイク、「Kamen Rider
Dragon Knight」(公式サイト)ですが、12月
26日放送の第38話限りでの放送打ち切りが、
決定したようですね。
各所で伝えられていますが(僕が知ったのは
ANNから)、公式な信頼出来る情報ソースをた
どっていくと、まず「KRDK」の主役キャラである
Kit Taylor(Kamen Rider Dragon Knight)
役の俳優Stephen Lunsford氏の、12月12日
午後2時31分付けのTwitterでの発言、
「作品の制作者であるスティーブ・ワンと話した
ところなんだけど、全40話のうちの38話までで、
CWはKRDKを打ち切るそうだ。くそっ、最低だよ」
が始まりになるようです。
これを受けて、そのスティーブ・ワン氏がFacebook
において公式に、「KRDK」の製作会社である
Adness Entertainmentに確認をとった話と
して、かねてより伝えられてきた低視聴率を理由
としての、12月26日付けでの放送打ち切りを認
めました。
「KRDK」は全40話が制作されているのですが、
最後の2エピソードについては、少なくともテレビ
放送されることはない、ということです。
ただし、その後さらにワン氏から寄せられたメッ
セージによると、CWでの放送枠を保有していた、
4Kids ENTERTAINMENTの公式サイト上に
おいて、ラスト2話のネット配信が行われることは
確認出来た、とのことですね。
ワン氏からのコメントからの要旨を引用すると、
・最後の2話を放送しないのは、1月からは、
新番組の放送が予定されているから
・いつか将来に、他の局で放送される可能性が
ないわけではない
・Kamen Riderの新作、つまり平成ライダーシ
リーズの海外向けリメイク新作についての話は
なにもないが、「KRDK」の結果を考えると、
「KRDK」を制作した自分達が引き続き関われ
る可能性はなさそう
・北米でのDVDリリースについての情報もなし。
リリースのためには、それなりの視聴率が必要
だが、「KRDK」の場合は難しいかも。
ただし、Adnessによれば、視聴率の最終的な
結果を待っている、リリースをしてくれるかもしれ
ない配給会社はある。
という辺りの話が出ています。
あとたった2話だけなのだから、最後まで放送して
くれてもいいのに、とは思うんですけど、失敗と判
断した作品に対して放送局は冷淡である、というこ
となんでしょうね。
もしこれで、DVDのリリースが始まっていたりしたら、
未放送のラスト2エピソードというのが、売りになっ
たかもしれませんが、そういう可能性も薄そうです。
既に北米のファンによる、最後までの放送を嘆願
するネット署名も始まっていますが、この種のネット
署名が、なんらかの結果を得たという記憶は、僕の
思い出せる限りでは、ほとんどありません。
むしろ今からでも、「KRDK」トイを買い集めた方が、
効果があるのかもと想像します。
ずっと視聴率データメインで、この作品についての
北米での反応をチェックし続けてきた身としては、
来るべき時が来た、という感想になってしまうで
しょうか……。
ホリデイ・シーズンにおけるトイやゲームの売り上
げ如何では……という希望もあったのですが、どう
やらそこまでたどり着けない時点で、判断が下され
たようですね。
商業的に成功すれば、第二シーズンや映画版も、
という期待がずっとスタッフやキャストの方から伝
えられていたのですけど、少なくとも北米発で、そ
ういう動きが生まれることはなさそうです。
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