2009年11月19日

第47回ヒホン国際映画祭(スペイン)で、「コスプレ」をテーマにしたドキュメンタリー映画「Bajo el Disfraz」が上映


えっと、もう少しスペイン発の話題が続きます。
ちょうど今日の2009年11月19日から、28日
にかけて、スペイン北部アストゥリアス州の街ヒ
ホンで、第47回ヒホン国際映画祭(公式サイト)
が開催されています。
で、スペインのアニメファンの間で注目されて
いるのが、そこで23日に上映される予定の、
「Bajo el Disfraz」(Under the Disguise
〜に変身しての意)と題した、「コスプレ」をテー
マにした20分ほどの長さの、ドキュメンタリー作
品なんですね。

「Bajo el Disfraz」公式ブログ
http://bajodisfraz.blogspot.com/

メイキング動画




short_g.gif


制作したのは、Haluro Films Producciones
という会社で、監督・脚本はCristian Farpón氏。
作品の主な目的は、アストゥリアス州地域の
コスプレイヤー達を紹介しながら、コスプレに
ついての正しい知識を伝え、誤解や偏見を取
り除くことだそうです。


日本アニメの人気は、古くからスペインでも
あったとはいえ、急増するコンベンションや、
そこに参加するコスプレイヤーさん達の存在
は、スペインの一般の人達には、まだまだ新
奇で理解しがたいものらしく、それ故の偏見
や攻撃も、やはりあったりするそうなんですね。
テレビ番組などでも、コスプレ行為を面白おか
しく、不当に伝えられたりすることがあって、
アニメ・マンガ関連サイト・ブログが、それに
対して抗議活動を行ったりもしています。


参考・情報サイトRamen Para Dosによる、
メディアへの公開質問状(2009年8月24日)
"Carta abierta a los medios"


そういった現状をふまえて、コスプレという
行為についての、正しい認知を一般にも広め
なくては、という意図により、このドキュメンタ
リー映画が制作されることになったようです。
ファンのコミュニティの中からだけ見ている
と、コンベンションにしてもコスプレにしても、
ただ楽しい場所であり行為ですが、そもアニ
メやマンガというジャンルに対して知識と理
解の無い層からすれば、奇異がられたり、
あるいはからかい、批判の対象になったりす
る現実はあるわけです。
でも、国際映画祭という、それなりに一般的
認知度があって(ヨーロッパでは、特に強いと
思います)、そこでの評価が一般にも伝わる
筈の場所で公開し、話題になって、もし賞で
も取れれば、扱っているテーマであるコスプ
レについての、正しい認知も広まるだろう、と
いう戦略ですね。


世界で日本のマンガ・アニメが人気とかいう
話題はよく伝えられますけれど、基本は外国
の文化であり、それゆえの偏見や無理解とい
うものも、発生して当然だと思います。
自分の部屋にこもって、ただダウンロードして
アニメを見ているだけならともかく、コスプレと
いう、コミュニティの外の世界に露出してしま
うし、その姿ゆえに、一般メディアにも好奇心
優先で取り上げられてしまうことの多い活動
の場合は、攻撃の対象とされやすいでしょう。
新しい文化がその国・地域に定着し、受け入
れられるまでには当然通過しなくてはならな
い段階なのでしょうけど、このドキュメンタリ
ー作品が、スペインのコスプレイヤーさん達
にとって有益な結果を生むことを期待したい
ですね。
日本でも、山形国際ドキュメンタリー映画祭
(公式サイト)辺りで上映してみませんか?




posted by mikikazu at 16:37 | TrackBack(0) | 海外情報(スペイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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