ちょっと興味深く情報が出るのを待っていた
のが、10月28日からアメリカ・Disney XD局
で放送の始まった、英語吹替版「NARUTO
-疾風伝」(北米公式サイト)の反応なんですね。
ご存知のようにこの作品、動画配信サイト
「クランチロール」(「疾風伝」ページ)などで、
日本での放送直後に英語字幕版が配信さ
れています。
それが、テレビ放送やDVDのセールスにど
んな影響を与えるのかは、業界の多くの人
が注目していると思います(もう一方の目玉
は、日本での連載・放送と同時に北米で配信
されている、高橋留美子さんの「境界のRINNE」
とアニメ版「犬夜叉 完結編」でしょうね。
「RINNE」単行本第1巻も、日米ほぼ同時発
売です)。
主に男の子向けチャンネルとされるDisney
XD(残念ながらCartoon Networkと同様に、
日本からはアメリカのサイトにアクセス出来
ません)では、10月28日の午後8時半から
10時半にかけて、
第1話「帰郷」
"Homecoming"
第2話「暁、始動」
"The Akatsuki Makes Its Move"
第3話「修業の成果」
"The Results of Training"
第4話「砂の人柱力」
"The Jinchuriki of the Sand"
の四エピソードが一挙に放送されたとのこと
ですね。
以降は水曜日の午後8時半を本放送のプラ
ットホームとしながら、木・土曜日などにもリ
ピート放送を挟んでいくようです。

この、初回放送がされた10月28日を含む時
期の視聴率データは、もう出ているんですが
(Cynopsis: Kids! 11月6日付け記事)、
残念ながらどの年齢層のTOP10ランキング
にも、「疾風伝」は含まれていません。
ちょうどMLBのワールド・シリーズと重なった
ので、上位の場所が奪われてしまった、という
こともありますけど。
Cartoon Networkで放送されていた前シリーズ
「NARUTO」の好調時には、12〜17歳のティー
ン層ランキングで、視聴者数68万2000人(2006
年7月8日)、視聴者数69万1000人(2006年7月
15日)を記録し、TOP10入りしたこともありました。
今回のティーン層ランキングで、第10位の「The
OT」(FOX)の視聴者数は71万9000人ですから、
「疾風伝」の数字は、「NARUTO」の好調時には
届いていないのかも、という想像は出来ます。
まあ、日本での放送から2年と半年遅れですし、
字幕版ならいつでもネット配信で見られる状態
だし、DVDも既に第8話まで収録の第1&2巻
が発売されているしで、テレビ放送での視聴者
数の比較が、いまどれだけ意味があるのかは、
難しいところですけど。Disney XDという局自体
の、視聴者数の問題もあるかもですし。
今回のテレビ放送が、どれだけまた「NARUTO」
人気を押し上げるのか、それともそうはならな
いのか、注目してはいます。