2009年11月02日

スペイン語版「涼宮ハルヒの憂鬱」原作小説&マンガ版出版決定/北米では英語版「溜息」原作小説発売開始


まず先に、同じスペインからの情報ですが、
長くなったので別記事で。
Twitterの方で既報の、スペイン語版「涼宮
ハルヒの憂鬱」原作小説&マンガ版の出版で
すが、スペインでの出版元のIvrea最新ニュ
ース欄
でも、正式に告知されています。


(アニメ版については、まだスペインでの正規
リリースの確定情報はなく、今回の原作&マ
ンガ版出版が、アニメ版の放送なりDVDリリー
スを後押しする力になって欲しい、という現地
のファンの声が読めました)


2010年(既報ではその第一四半期)という以外
の、出版時期やフォーマットの詳細は不明なん
ですが、興味深いのは、「オリジナルの装丁と
可能な限り同じように」出版すると伝えられてい
る「憂鬱」の小説版の表紙画像が、まず最初に
出された角川スニーカー文庫版ではなく、大判
の角川つばさ文庫版のものであることですね。
小説の内容的に違いはないそうですけれど、
装丁的にマンガ版と大きな違いを示すために、
つばさ文庫版の表紙で出す、という戦略はあり
なのかもしれません。
「ハルヒ」のファンの方なら、どう思うでしょうか?


short_g.gif


さらに北米では、小説第2作の「涼宮ハルヒの
溜息」の英語版が10月7日に、「憂鬱」の時と
同じく、ペーパーバックとハードカバー、それ
ぞれのバージョンで出版されています(小説&
マンガ北米公式サイト
)。


・ペーパーバック版「溜息」表紙
 (定価8.99ドル)

sighhcimage.gif


・ハードカバー版「溜息」表紙
 (定価14.99ドル)

sighhimage.gif



「憂鬱」の時は、原作小説が6万部(ペーパー
バック・5万 ハードカバー・1万)、マンガ版第
1巻が7万5000冊という出版部数だと伝えられ
ていましたけど(ソース・Publisher's Weekly
2008年10月21日付け記事
)、そのセールス結
果を受けて判断されている筈の、英語版「溜息」
の出版部数についての情報は、今のところ見つ
かりません。


「溜息」セールスに関しては、アメリカAmazon
のmanga部門
でハードカバー版が第34位、
Bordersのmanga部門で同じくハードカバー版
が36位に入ってるのが確認出来て、それなりに
売れてはいるようです。
ただ、小説作品である「溜息」を、マンガ作品の
ランキングの中に置かれても、ではヤングアダ
ルト向けの小説として、どれだけの売り上げ位
置にあるのか、ということはわからなくて困ります
よね。
ペーパーバック&ハードカバーという出版体制が
確定していたのは、この「溜息」までなので、次の
英語版第3作「退屈」の扱いがどうなるかで、その
辺の状況も見えてくるでしょうか。


posted by mikikazu at 09:06 | TrackBack(1) | 「涼宮ハルヒ」情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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