2009年10月31日

米国図書館協会部会のヤングアダルト図書館サービス協会による、10代向け推薦グラフィックノベル・ノミネートに含まれた日本マンガ


毎年この時期の、恒例の話題ですね。
フォローし始めて4年目になりますけど、
米国図書館協会(ALA-American Library
Association
)の、青少年部門である、ヤング
アダルト図書館サービス協会(YALSA-Young
Adult Library Services Association

が毎年選出している、「アメリカのティーンに
ふさわしいグラフィックノベルの推薦リスト」
の、
本年度のノミネート作品が発表され始めてい
ます(via MangaBlog)。


ここでいうYoung Adultというのは、12〜18歳
が対象であり、そのフィクション部門では、年を
経るごとに日本のマンガ作品が多く選ばれるよ
うになってきていて、アメリカの図書館における
マンガの人気と、このマンガは図書館に置くの
にふさわしいという、当地の人達の判断の傾向
を知るのに役立つものとなっています。
近年TOP10リストにまで選ばれている日本マン
ガは、


2006年
「DEATH NOTE」第1〜3巻
 (作・大場つぐみ/画・小畑健 VIZ Media)

2007年
「いばらの王」第1〜2巻
 (岩原祐二 TOKYOPOP)
「放課後保健室」第1〜5巻
 (水城せとな Go Comi!)
「エマ」第1〜5巻
 (森薫 DC Comics / CMX)

2008年
「砂時計」第1〜3巻
 (芦原妃名子 VIZ Media)
「リアル」第1〜2巻
 (井上雄彦 VIZ Media)
「うずまき」第1巻
 (伊藤潤二 VIZ Media)


ですね。
選出されたことを受けて、実際に全米各地の図
書館がこぞって購入したかどうかは、また別の
調査が必要ですけど、それなりの影響力はある
ものだと想像します。
現時点でノミネートされている、日本人作家によ
る翻訳出版されたマンガ作品は――。


short_g.gif


「テガミバチ」第1巻
 (浅田弘幸 VIZ Media)

「桜蘭高校ホスト部」第11巻
 (葉鳥ビスコ VIZ Media)

「逆転裁判」
 (CAPCOM Del Rey)

「CLOVER」
 (CLAMP Dark Horse)
  ――既刊4巻を1巻にまとめた、オムニバス・
 エディション

「トレイン☆トレイン」第1巻
 (影木栄貴 Doki Doki/DMP)

「はこぶね白書」第1&2巻
 (藤野もやむ TOKYOPOP)

「焼きたて!!ジャぱん」第15巻
 (橋口たかし VIZ Media)

「海獣の子供」第1巻
 (五十嵐大介 VIZ Media)

「ソラニン」
 (浅野いにお VIZ Media)

「もやしもん」第1巻
 (石川雅之 Del Rey)

「隠の王」第1巻
 (鎌谷悠希 Yen Press)

「オトメン(乙男)」第1巻
 (菅野文 VIZ Media)

「高校デビュー」第8巻
 (河原和音 VIZ Media)

「ラピスラズリの王冠」
 (川瀬夏菜 DC Comics/CMX)

「ミックスベジタブル」第1巻
 (小村あゆみ VIZ Media)

「さよなら絶望先生」第1巻
 (久米田康治 Del Rey)

「takeru-〜SUSANOH〜魔性の剣より」第1&2巻
 (唐々煙/中島かずき TOKYOPOP)

「僕等がいた」第1〜4巻
 (小畑友紀 VIZ Media)

「ひぐらしのなく頃に」第1&2巻
 (竜騎士07/鈴羅木かりん Yen Press)

「花の名前」
 (斎藤けん CMX/DC Comics)

「君に届け」第1巻
 (椎名軽穂 VIZ Media)

「カラクリオデット」第1巻
 (鈴木ジュリエッタ TOKYOPOP)

「PLUTO」第1〜3巻
 (手塚治虫/浦沢直樹/長崎尚志 VIZ Media)

「Go West!」第1巻
 (矢上裕 CMX/DC Comics)

「大奥」第1巻
 (よしながふみ VIZ Media)


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になりますね。
全ての作品を知っているわけではありませんが、
なかなかバラエティに富んでいると思います。
あ、途中の巻がノミネートされているのは、出版
時期条件が、この16ヶ月間、つまり昨年の9月1
日から、今年2009年の12月31日の間に指定さ
れているからですね。
マンガが単巻構成でなく、続き物だと知っている
図書館サイドなら、当然最初の巻から購入すると
思います。
これらの提出されたノミネート作品から、議長を
含め11人で構成される選定委員会がTOP10
リストを選ぶわけです。
発表は、年明けの2010年1月になってからですね。


個人的な注目はやはり、「PLUTO」ですね。
僕は正直、「20世紀少年」よりも「MONSTER」
よりも、「PLUTO」派だったりしますし。
昨年のリストでは、手塚治虫さんの「どろろ」
「ブラックジャック」が、「Great Graphic Novels」
には選ばれたものの、TOP10からは外れたので、
今年は浦沢版アトムに頑張ってほしいです。




posted by mikikazu at 08:30 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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